2007年11月
2007年11月30日
こわーい女
私は我孫子市に住んでいる。市内でも比較的に高級な住宅街で、手賀沼湖畔の30ヘクタールに開発された湖畔の分譲地であり、約1000所帯だ。 どの家も外観は素敵で、日本ではまあ中流以上の住宅街だと思っており、住民も常識的で、ご主人が大企業の役員である場合も結構多い高級な街だ。
と信じていたが、実はかなり怪しいということが最近わかり始めた。即ち、家庭では極めてだらしない所帯が何割かありそうなのだ
実は、直ぐ隣さんのSさんは70過ぎの未亡人である。船長さんのご主人は10年前に腎臓病で亡くなり、いまはひとり身だ。愛想もよく社交的でお華の先生だが、先週ヒザの不具合で突然入院した。茨城県に住む弟さんが慌てて空家の管理のため飛んで来て、冷蔵庫を開けてさあ驚いた。 中には腐りかけた食料品が一杯詰まっていたという。そういえばご当人は外食が多く、家では余り料理はしていなかった様子だが、腐った食品で冷蔵庫が一杯とまでは知らなかった。
几帳面なご主人が亡くなって、庭には菊やランなどの鉢植えが乱雑に散乱し、殆どが水切れで息耐え寸前なのは知っていたが、家の内に立ち入ったことはなく、整理整頓は好きでないらしいとうすうす感じていた程度だったが。
そういえば、更に2軒先のYさん宅では10年前に都庁勤務のご主人が
出勤前に突然の心臓麻痺で無くなった。葬儀の準備で我が家を含め、隣近所の女性たちが台所に入っておどろいた。流し台には、なべ釜や食器、箸、茶碗、プラスティック容器などが山盛りに積まれていたという。同家の奥さんは、自治会活動にも積極的で、極く平均的な住民であり、付き合っている感触からはそのようなだらしなさは、殆ど感じられなかったのだが。
実は似たような家庭が少ないないらしいのだ。 反対側の銀行員Kさん宅もそうだ。少し離れた大手化学会社勤務のOさんもそうだ。いずれも歩いて数分の極く近い家庭で、新築の住宅に住んでおり、外観的には立派な中流家族だが、家のなかは全く整理整頓されておらず、メチャクチャらしい。いずれの奥さんもきれいに化粧して立派な見識を披露する方だけに、その大きな格差は本当に驚きなのだ。
今どきの若い女性は、外出するときは、美しく化粧して、流行の着こなしに身を包んで行くが、実は、そのうち何割かはとんでのない食わせ物で、だらしない習性の持ち主らしいのだ。 教養が足りない分はその後の努力でなんとかカバーもできても、生まれ育った性格はその矯正がなかなか難かしく、つい生地が現れてしまう。
そんなことはツユ知らず、容貌の美しさに惹かれた若者どもが、引っ掛けたつもりで付き合い始め、妊娠して結婚し、同居して初めて相手のだらしなさに気付いても、もう手遅れだ。引き返すことはとても出来ない。
勿論だらしない男性もいるから女性ばかりを責める訳にもいかないが、それにしても、家内の不作は一生の不作、とはよく言ったものだ。
若い男性諸君! 結婚とは容貌ではなく、女性の全人格が相手なのだ!
血気にはやって、できちゃった結婚は、とんでもない結果を招く危険があることを充分ご自覚あれ! くわばら! くわばら
2007年11月29日
うれしいニュース
うれしい記事に出会った。11/23の読売夕刊だった。
海外から見た日本の印象は? という特集だが、米国メリ-ランド大学と、英国BBC放送の共同世論調査の結果だという。
{世界で最も良い影響を与えている国は日本とカナダ}が同率1位という結果であった。 第3位が欧州連合(EU), 第4位がフランス、第5位が英国だという。尊敬すべき欧米の有力機関が調査した結果には、驚き桃の木で、本当にうれしいニュースであった。
同じく米国のネット企業エクスペディアが欧州のホテル関係者1万5千人を対象に調査した結果だそうだが、世界で最良の観光客は 1位は日本人、2位アメリカ人、3位スイス人、4位スエーデン人、5位がドイツ人という結果だそうだ。 何せ15,000人のホテル関係者から聴取したデータだそうだから、かなりの信頼度だといえる。昔の悪評高かった農協さんはすっかり影を消して、日本人は行儀が良く、オシャレで、金離れも悪くないそうだ。少々面映い感じもするが、そう言えば近年農協さんやお登りさんを殆ど見かけなくたったのは、10余年前のバルブ崩壊の唯一最大の教育成果であろう。日本も成熟した国になるために大きな授業料を払ったものだ。
一般に、我々日本人は諸外国に対して異常に気を使う。お隣さんの中国には、数兆円に登るODA援助をしたにも関らず、国連常任理事国への任命は徹底的に妨害され、尖閣諸島や 南京虐殺問題など、国家的プロジェクトで半日運動が続けている。 韓国もあらゆる手段で日本の先進技術を盗み続ながら、竹島問題、慰安婦問題などイチャモンをつけ続け、我々日本人はいささか自信喪失になっている今日である。
しかし世界の見る目は違うのだ。 環境保全技術とかハイブリッドエンジン、京大の新型万能細胞の開発など先見性に富む技術開発力や、マンガなどのポップカルチャー界など文化面においてものすばらしい文化的な貢献を果たしている日本を、世界中の人たちは認めているということだ。勿論、世界で質量ともにトップグループの核技術と大量のプルトニュムを持ちながら、核兵器を開発しない日本の超平和主義は、諸外国からは尊敬されて然るべきものだが。
それにしては、国内政治はくだらない政争に明け暮れ、外交面でも日本の弱腰は明白な事実である。EUの合計額にも相当する国連分担金を負担し続けている日本の貢献にもかかわらず、具体的な見返りは少なく、国連組織での有力ポストもなく、事務局長のイスも韓国に取られてしまった。
明治以来、潜在的に日本人は西洋に対する劣等感と自虐的性格を持っており、依然として心底にはギリシャ、ローマ以来の西洋文明に大きな憧れを抱く。私も外資系企業に勤務したとき、背が高くてハンサムな欧米の紳士淑女から流暢な英語で話しかけられると、もう内容を理解するのに一生懸命で、余裕をもってコミュニケーションすることはなかなか出来なかった苦い思い出がある。
我々日本人がわずかな数の鯨を捕らえると、世界の動物愛護団体から徹底的に非難され、やはり我々は残忍なのだろうかと不安にもなるが 膨大な数の牛を飼育して食べる欧米人から言われると、なんだか不思議な気分にもなってしまう。 自然界に生きている動物と、飼育された動物の命の尊厳さに差はないと思うのだが。 このあたりの深遠な議論は是非やってみたいが、通訳を通してはとても出来ないだろう。
兎に角、世界は日本を名実ともに認めているのだ。我々はもっと自信を持とうではありませんか。 そのためにも、我々が不得意なコミュニケーション力を向上するため、英語力を磨き、巨大人口の中国語はぜひともマスターしたいものだ。
海外から見た日本の印象は? という特集だが、米国メリ-ランド大学と、英国BBC放送の共同世論調査の結果だという。
{世界で最も良い影響を与えている国は日本とカナダ}が同率1位という結果であった。 第3位が欧州連合(EU), 第4位がフランス、第5位が英国だという。尊敬すべき欧米の有力機関が調査した結果には、驚き桃の木で、本当にうれしいニュースであった。
同じく米国のネット企業エクスペディアが欧州のホテル関係者1万5千人を対象に調査した結果だそうだが、世界で最良の観光客は 1位は日本人、2位アメリカ人、3位スイス人、4位スエーデン人、5位がドイツ人という結果だそうだ。 何せ15,000人のホテル関係者から聴取したデータだそうだから、かなりの信頼度だといえる。昔の悪評高かった農協さんはすっかり影を消して、日本人は行儀が良く、オシャレで、金離れも悪くないそうだ。少々面映い感じもするが、そう言えば近年農協さんやお登りさんを殆ど見かけなくたったのは、10余年前のバルブ崩壊の唯一最大の教育成果であろう。日本も成熟した国になるために大きな授業料を払ったものだ。
一般に、我々日本人は諸外国に対して異常に気を使う。お隣さんの中国には、数兆円に登るODA援助をしたにも関らず、国連常任理事国への任命は徹底的に妨害され、尖閣諸島や 南京虐殺問題など、国家的プロジェクトで半日運動が続けている。 韓国もあらゆる手段で日本の先進技術を盗み続ながら、竹島問題、慰安婦問題などイチャモンをつけ続け、我々日本人はいささか自信喪失になっている今日である。
しかし世界の見る目は違うのだ。 環境保全技術とかハイブリッドエンジン、京大の新型万能細胞の開発など先見性に富む技術開発力や、マンガなどのポップカルチャー界など文化面においてものすばらしい文化的な貢献を果たしている日本を、世界中の人たちは認めているということだ。勿論、世界で質量ともにトップグループの核技術と大量のプルトニュムを持ちながら、核兵器を開発しない日本の超平和主義は、諸外国からは尊敬されて然るべきものだが。
それにしては、国内政治はくだらない政争に明け暮れ、外交面でも日本の弱腰は明白な事実である。EUの合計額にも相当する国連分担金を負担し続けている日本の貢献にもかかわらず、具体的な見返りは少なく、国連組織での有力ポストもなく、事務局長のイスも韓国に取られてしまった。
明治以来、潜在的に日本人は西洋に対する劣等感と自虐的性格を持っており、依然として心底にはギリシャ、ローマ以来の西洋文明に大きな憧れを抱く。私も外資系企業に勤務したとき、背が高くてハンサムな欧米の紳士淑女から流暢な英語で話しかけられると、もう内容を理解するのに一生懸命で、余裕をもってコミュニケーションすることはなかなか出来なかった苦い思い出がある。
我々日本人がわずかな数の鯨を捕らえると、世界の動物愛護団体から徹底的に非難され、やはり我々は残忍なのだろうかと不安にもなるが 膨大な数の牛を飼育して食べる欧米人から言われると、なんだか不思議な気分にもなってしまう。 自然界に生きている動物と、飼育された動物の命の尊厳さに差はないと思うのだが。 このあたりの深遠な議論は是非やってみたいが、通訳を通してはとても出来ないだろう。
兎に角、世界は日本を名実ともに認めているのだ。我々はもっと自信を持とうではありませんか。 そのためにも、我々が不得意なコミュニケーション力を向上するため、英語力を磨き、巨大人口の中国語はぜひともマスターしたいものだ。
2007年11月22日
時代の趨勢
私は半導体製造機器をメシの種としている。 IT革命は留まるところを知らず、仕事はなかなか忙しい。嬉しい話だ。しかし昨年IBMはパソコンを中国企業に売り渡して小型機からは完全に撤退してしまった。そもそもコンピュターはロケットの弾道計算から出発し、IBMが中心になって大型コンピュターの高性能化を引っ張って来た。他の企業は殆ど手出し出来ず、計算機はIBMの独壇場であった。
しかし、誰も見向きもしなかった個人用コンピュターの開発を狙ってビルゲ-ツ氏は当初はガーレジで仕事を始めた。そして小型パソコンの便利さと機能向上が相まって、遂にWindowsの総資産はIBMを完全に抜いたと聞く。恐ろしい話だ。このような、中期的な時代の趨勢は当事者にはなかなか分からない。
銀塩写真技術で世界を制覇していたコダックと富士フィルムは、銀塩結晶の微小ドットは半導体では絶対に実現できないと嘯いている間に、デジカメに完全に出遅れ、カメラでは中規模メーカーになり下がってしまった。技術の趨勢を読み誤るとは恐ろしい結果になる。
私も同様な経験に遭遇してしまった。日米合弁会社の主力製品であったラジオアイソトプ(RI)は正確無比で安価な診断方法であったが、複雑で高価なNon-RI診断法にあっさりと置き換えられてしまったのだ。運悪くラジオアイソトープ法の専門メーカーであった私は、高額なNon-RI装置への転換はそう簡単には起こらないだろうと思っていたが、10年で見事に転換されてしまったのだ。 液晶TVに駆逐されて、ブラウン管TVの息が絶えたのも同様だ。
欧米の自動車メーカーはハイブリッド車は中途半端すぎて実用化する訳がないと見向きせず、その巨大な技術開発力を全て水素自動車に投入して来たが、20年経過しても水素自動車の実用化の目処は立たたず、その間に日本メーカーがハイブリッドエンジンを軌道に乗せ、結局10年遅れてハイブリッド車の開発に取り組むざまとなってしまった。
あの有能と言われる日産ゴーン社長でさえ、技術陣の猛反対を押し切ってハイブリッド車開発部隊を解散してしたが、現在ではトヨタからハイブリッドエンジンを購入する羽目の陥り、取り返しのつかない遅れをとった。それでも責任をとって社長を辞めるとはなかなか言わない。
結局、如何に有能な経営者でも、人知では計り知れない時代の趨勢がある。
企業経営や技術開発の指導者の役割は、現業を叱咤激励するだけでなく、中長期に渡って、技術がどの方向に変わってゆくか、誰も的確な予想が出来ない場合、趨勢が転換し始めたら即座に対応できるように、技術のともし火を消さないことが必要だろう。
わが親会社のD社は、社長会長ともに人格高邁で尊敬に値する方であったが、如何せん経理専門であり、技術的思考も殆ど持ち合わせていなかったため、時代の大きな趨勢には完全に乗り遅れ、今では新聞紙上を賑わすこともない平凡な企業に成り下がってしまった。経営とは本当に難しいものである。
しかし、誰も見向きもしなかった個人用コンピュターの開発を狙ってビルゲ-ツ氏は当初はガーレジで仕事を始めた。そして小型パソコンの便利さと機能向上が相まって、遂にWindowsの総資産はIBMを完全に抜いたと聞く。恐ろしい話だ。このような、中期的な時代の趨勢は当事者にはなかなか分からない。
銀塩写真技術で世界を制覇していたコダックと富士フィルムは、銀塩結晶の微小ドットは半導体では絶対に実現できないと嘯いている間に、デジカメに完全に出遅れ、カメラでは中規模メーカーになり下がってしまった。技術の趨勢を読み誤るとは恐ろしい結果になる。
私も同様な経験に遭遇してしまった。日米合弁会社の主力製品であったラジオアイソトプ(RI)は正確無比で安価な診断方法であったが、複雑で高価なNon-RI診断法にあっさりと置き換えられてしまったのだ。運悪くラジオアイソトープ法の専門メーカーであった私は、高額なNon-RI装置への転換はそう簡単には起こらないだろうと思っていたが、10年で見事に転換されてしまったのだ。 液晶TVに駆逐されて、ブラウン管TVの息が絶えたのも同様だ。
欧米の自動車メーカーはハイブリッド車は中途半端すぎて実用化する訳がないと見向きせず、その巨大な技術開発力を全て水素自動車に投入して来たが、20年経過しても水素自動車の実用化の目処は立たたず、その間に日本メーカーがハイブリッドエンジンを軌道に乗せ、結局10年遅れてハイブリッド車の開発に取り組むざまとなってしまった。
あの有能と言われる日産ゴーン社長でさえ、技術陣の猛反対を押し切ってハイブリッド車開発部隊を解散してしたが、現在ではトヨタからハイブリッドエンジンを購入する羽目の陥り、取り返しのつかない遅れをとった。それでも責任をとって社長を辞めるとはなかなか言わない。
結局、如何に有能な経営者でも、人知では計り知れない時代の趨勢がある。
企業経営や技術開発の指導者の役割は、現業を叱咤激励するだけでなく、中長期に渡って、技術がどの方向に変わってゆくか、誰も的確な予想が出来ない場合、趨勢が転換し始めたら即座に対応できるように、技術のともし火を消さないことが必要だろう。
わが親会社のD社は、社長会長ともに人格高邁で尊敬に値する方であったが、如何せん経理専門であり、技術的思考も殆ど持ち合わせていなかったため、時代の大きな趨勢には完全に乗り遅れ、今では新聞紙上を賑わすこともない平凡な企業に成り下がってしまった。経営とは本当に難しいものである。
2007年11月09日
お坊さんを見直した
お坊さんを見直した!
NHKのためしてがってんをみた。面白かった。夫婦げんかを避ける方法というテーマだったが、その趣旨は良くは理解できず忘れたが、別の意味でユニークな番組であった。
ひとつは、猿のエサを横取りするときだ。怖そうな仮面をつけた人間がエサを横取りしようとすると、猿は猛烈に怒って、飛び掛ってくる。逆に笑った仮面をつけても同じだ。しかし悲しそうな顔の仮面をつけた人がエサを横取りしようとすると、猿は見逃してくれるのだ。何たることだ。 悲しそうな人間には少しはエサをくれてやってもいいということらしい! サルでも相手が困窮していると、慈愛の気持ちで助けてくれるとは大発見であった。
同じ番組で、今度が喫茶店に入って来たお客に、わざといじわるすると、そのお客がどう反応するかという場面があった。
例えば注文したコーヒーをわざと間違えてウーロン茶を出したり、注文のコーヒーをなかなか出さず、あとから来た客に先にコーヒーを出すとか、お客が苛立つとどう反応するかのテストであった。 殆どのお客さんは、頭にきて、脈拍が60から100以上にまで上がった。なかには、給仕に怒鳴り込む女性客もいた。(事前にNHKが、ある目的で脈拍を測らして欲しいと器具を装着していた)
しかし、ある坊さんは全く動じなかった。どんなに意地悪されてもにこにこして55の脈拍が全く変わらず、瞬間的に57に上がっただけで直ぐに55に戻った。 これには本当に驚いた。
残念ながら私は従来からお坊さんを冷ややかに見ていた。本当に修行を積んだのだろうか? 或いは単に世襲の職業として勤めている生臭坊主が多いのでないだろうかと内心では思っていた。ところがどっこい、注文のコーヒーをわざと間違えてウーロン茶を出されたり、後から来た客に先にコーヒーを給仕されても、全く平静なのだ。 本当に驚き仰天だった。何故? どうして? と思った。
仕掛け人がその若いお坊さんに種明かしをして詫びながら、どうして怒らないのですか? と聞いたところ、 自分はコーヒーを飲みに来たのではないのです。 単にNHKの番組制作の待ち時間をつぶすため、コーヒーを頼んだだけなのですと、そのお坊さんはのたまわった。凄い! 感動だった! 確かに高野山の千日修行とか、2週間断食修行とか、いろいろ聞いてはいる。 また全てのお坊さんがこの通りかどうかはまだ若干の疑問もあるが その精神の安定性には度肝を抜かれた次第であった。
私の現役時代、最後の15年間はアメリカ企業との合弁会社の社長を務め、欧米人と長らく付き合ったが、彼らの世界では自己主張のない人間は無視されバカにされる。日本の社会でも旧来の慎ましやかさは殆ど影を潜め、口八丁手八丁の人間が幅を利かせる時代に変わった。私自身はかなり温厚で損をする性格だが、内心では、気が弱く臆病者扱いされないかという不安が常につきまとった。 しかしその私でも、テレビと同じ場面に遭遇したら間違いなく怒ったであろう。
キリスト教や、ユダヤ教、イスラム教などは、全て一神教で、己れが信じる宗教以外が全て邪教扱いだ。彼らはお互いに異教徒は敵で憎むべき相手、殺戮してもかまわないのだ。 それに比較して仏教は他の神の存在も許す寛容さがあり、また自然のあらゆるものに神が宿るという思想にも違和感を示さない。
欧米人は、山や川にも神が宿るなんていうとアフリカの原始社会と同じだと嘲笑する。まして動物やむしけらも、尊い生命をもつ生き物だというと、アホかと言われる。従って、牛やぶたなどを食するのは全く平気だ。 それにしてはクジラだけは愛すべき哺乳類と思っているらしく捕鯨禁止運動には熱心なのは変な話だ。 日本のある漁港で、ハマチの養殖に害を与えるイルカの大群を殺したとき、欧米の新聞は野蛮な行為だと書きたてたが、本当に勝手なものだ。
人類の恒久的な平和を考えると、仏教的な思想の重要性はますます増大する。仏門に勤めるその若いお坊さんに改めて深い尊敬の念を感じさせたテレビ番組であった。 HNKにも喝采!
NHKのためしてがってんをみた。面白かった。夫婦げんかを避ける方法というテーマだったが、その趣旨は良くは理解できず忘れたが、別の意味でユニークな番組であった。
ひとつは、猿のエサを横取りするときだ。怖そうな仮面をつけた人間がエサを横取りしようとすると、猿は猛烈に怒って、飛び掛ってくる。逆に笑った仮面をつけても同じだ。しかし悲しそうな顔の仮面をつけた人がエサを横取りしようとすると、猿は見逃してくれるのだ。何たることだ。 悲しそうな人間には少しはエサをくれてやってもいいということらしい! サルでも相手が困窮していると、慈愛の気持ちで助けてくれるとは大発見であった。
同じ番組で、今度が喫茶店に入って来たお客に、わざといじわるすると、そのお客がどう反応するかという場面があった。
例えば注文したコーヒーをわざと間違えてウーロン茶を出したり、注文のコーヒーをなかなか出さず、あとから来た客に先にコーヒーを出すとか、お客が苛立つとどう反応するかのテストであった。 殆どのお客さんは、頭にきて、脈拍が60から100以上にまで上がった。なかには、給仕に怒鳴り込む女性客もいた。(事前にNHKが、ある目的で脈拍を測らして欲しいと器具を装着していた)
しかし、ある坊さんは全く動じなかった。どんなに意地悪されてもにこにこして55の脈拍が全く変わらず、瞬間的に57に上がっただけで直ぐに55に戻った。 これには本当に驚いた。
残念ながら私は従来からお坊さんを冷ややかに見ていた。本当に修行を積んだのだろうか? 或いは単に世襲の職業として勤めている生臭坊主が多いのでないだろうかと内心では思っていた。ところがどっこい、注文のコーヒーをわざと間違えてウーロン茶を出されたり、後から来た客に先にコーヒーを給仕されても、全く平静なのだ。 本当に驚き仰天だった。何故? どうして? と思った。
仕掛け人がその若いお坊さんに種明かしをして詫びながら、どうして怒らないのですか? と聞いたところ、 自分はコーヒーを飲みに来たのではないのです。 単にNHKの番組制作の待ち時間をつぶすため、コーヒーを頼んだだけなのですと、そのお坊さんはのたまわった。凄い! 感動だった! 確かに高野山の千日修行とか、2週間断食修行とか、いろいろ聞いてはいる。 また全てのお坊さんがこの通りかどうかはまだ若干の疑問もあるが その精神の安定性には度肝を抜かれた次第であった。
私の現役時代、最後の15年間はアメリカ企業との合弁会社の社長を務め、欧米人と長らく付き合ったが、彼らの世界では自己主張のない人間は無視されバカにされる。日本の社会でも旧来の慎ましやかさは殆ど影を潜め、口八丁手八丁の人間が幅を利かせる時代に変わった。私自身はかなり温厚で損をする性格だが、内心では、気が弱く臆病者扱いされないかという不安が常につきまとった。 しかしその私でも、テレビと同じ場面に遭遇したら間違いなく怒ったであろう。
キリスト教や、ユダヤ教、イスラム教などは、全て一神教で、己れが信じる宗教以外が全て邪教扱いだ。彼らはお互いに異教徒は敵で憎むべき相手、殺戮してもかまわないのだ。 それに比較して仏教は他の神の存在も許す寛容さがあり、また自然のあらゆるものに神が宿るという思想にも違和感を示さない。
欧米人は、山や川にも神が宿るなんていうとアフリカの原始社会と同じだと嘲笑する。まして動物やむしけらも、尊い生命をもつ生き物だというと、アホかと言われる。従って、牛やぶたなどを食するのは全く平気だ。 それにしてはクジラだけは愛すべき哺乳類と思っているらしく捕鯨禁止運動には熱心なのは変な話だ。 日本のある漁港で、ハマチの養殖に害を与えるイルカの大群を殺したとき、欧米の新聞は野蛮な行為だと書きたてたが、本当に勝手なものだ。
人類の恒久的な平和を考えると、仏教的な思想の重要性はますます増大する。仏門に勤めるその若いお坊さんに改めて深い尊敬の念を感じさせたテレビ番組であった。 HNKにも喝采!
2007年11月07日
小沢さんを好きになった
小沢さんを好きになった!
民主党党首小沢さんが辞意を表した。理由は自民党との政策協議に殆どの民主党幹部が反対したから不信任だと判断したという。結局は引っ込めたが、小沢さんの記者会見を聞くと真意が分かり始めた。 即ち、民主党は力量不足であり、党内で盛り上がっている時期総選挙の単独政権奪取は、現実には非常に厳しい状況だという。それよりも自民党との大連合で、政権入りする方がより確実だと言うのだ。全くその通りだろう。
民主党は年金改革、子育支援、農業政策など10本の法律を参議院に提出しているが、衆議院で否決されるため、単なるジェスチャーに終わり、小沢さんには耐えられない筈だ。
豊富な実績をもつオレが、誠実な福田首相と協議した乾坤一擲の突破策を、民主党員の若造どもは何故分かってくれないのかというフラストレ-ションだろう。
前回の参院選挙では、年金問題の不始末で、政権与党の自民党が嫌われ、たまたま反対側にいた民主党に票が回って来たが、決して民主党の政策が認められた訳ではない。 何を勘違いしたか民主党の若い連中は、自分たちの政策が公認されたと誤解し、さあ次の衆議院選挙でも大勝利だと浮かれ騒いでいるだけだ。しかし、地方行脚を重ねている小沢さんは、民主党フォローの風を維持し続ける困難さを知っている。
世論は気ままで、いつ風向きが変わるかも知れない。いや既に民主党に嫌気がさして風向きは変わり始めているかも知れない。小沢さんは衆議院総数480名のうち、200名はとれても、過半数の240名は殆ど不可能なことを気づいているのだろう。 参院優勢のいま政権に参加しないとその機会は再び失われてしまうと考えて、大連合を急いだのだろう。
結局は、小沢さんが辞表を取り下げたが、民主党はこれから不穏な空気につつまれるだろう。 小沢さん一派に独立されるのが一番怖い。 しかし民主党は右から左までの寄合所帯だから、人畜無害の案件以外は、なかなか具体的な政策が纏められず、給油問題でも対案が作れなかった。 20万ガロンか80万ガロンかの枝葉末節の議論に固執するのも、結局は彼らが具体的対案を作成できないのをカモフラージュしているだけだ。 多くの国民は不安をもって民主党をみつめている。小沢さん辞任騒動はそれに輪をかけるだろう。
北朝鮮問題の解決を急ぐ米国は、日本の給油業務の中断で、今後は安心して、日本の拉致問題の解決なしでも安心して北朝鮮をテロ国家指定から解除するだろう。たかだか10名前後の拉致者よりも、北朝鮮の核廃絶のほうが段違いに重要なのは世界の常識だ。 お偉い民主党議員は、単なる政権狙いでなく、日本の国益を考えた見地に立って活動して頂きたいものだ。
民主党党首小沢さんが辞意を表した。理由は自民党との政策協議に殆どの民主党幹部が反対したから不信任だと判断したという。結局は引っ込めたが、小沢さんの記者会見を聞くと真意が分かり始めた。 即ち、民主党は力量不足であり、党内で盛り上がっている時期総選挙の単独政権奪取は、現実には非常に厳しい状況だという。それよりも自民党との大連合で、政権入りする方がより確実だと言うのだ。全くその通りだろう。
民主党は年金改革、子育支援、農業政策など10本の法律を参議院に提出しているが、衆議院で否決されるため、単なるジェスチャーに終わり、小沢さんには耐えられない筈だ。
豊富な実績をもつオレが、誠実な福田首相と協議した乾坤一擲の突破策を、民主党員の若造どもは何故分かってくれないのかというフラストレ-ションだろう。
前回の参院選挙では、年金問題の不始末で、政権与党の自民党が嫌われ、たまたま反対側にいた民主党に票が回って来たが、決して民主党の政策が認められた訳ではない。 何を勘違いしたか民主党の若い連中は、自分たちの政策が公認されたと誤解し、さあ次の衆議院選挙でも大勝利だと浮かれ騒いでいるだけだ。しかし、地方行脚を重ねている小沢さんは、民主党フォローの風を維持し続ける困難さを知っている。
世論は気ままで、いつ風向きが変わるかも知れない。いや既に民主党に嫌気がさして風向きは変わり始めているかも知れない。小沢さんは衆議院総数480名のうち、200名はとれても、過半数の240名は殆ど不可能なことを気づいているのだろう。 参院優勢のいま政権に参加しないとその機会は再び失われてしまうと考えて、大連合を急いだのだろう。
結局は、小沢さんが辞表を取り下げたが、民主党はこれから不穏な空気につつまれるだろう。 小沢さん一派に独立されるのが一番怖い。 しかし民主党は右から左までの寄合所帯だから、人畜無害の案件以外は、なかなか具体的な政策が纏められず、給油問題でも対案が作れなかった。 20万ガロンか80万ガロンかの枝葉末節の議論に固執するのも、結局は彼らが具体的対案を作成できないのをカモフラージュしているだけだ。 多くの国民は不安をもって民主党をみつめている。小沢さん辞任騒動はそれに輪をかけるだろう。
北朝鮮問題の解決を急ぐ米国は、日本の給油業務の中断で、今後は安心して、日本の拉致問題の解決なしでも安心して北朝鮮をテロ国家指定から解除するだろう。たかだか10名前後の拉致者よりも、北朝鮮の核廃絶のほうが段違いに重要なのは世界の常識だ。 お偉い民主党議員は、単なる政権狙いでなく、日本の国益を考えた見地に立って活動して頂きたいものだ。
2007年11月06日
ガソリンの高騰
ガソリンの高騰
石油の値段が益々高くなっている。ガソリン小売価格が150円になった。 昨日のテレビでは原油先物が100$に達するのはもう時間の問題だとか言っている。昭和48年の石油ショックは、原油が$2から$15になって世界中の経済が大混乱したが、今は更に1桁変上がろうとしている。
何しろ石油はあらゆる物価の基盤だから、経済全体への影響は強烈だ。
確かに運送業界や、電力業界など、死にもの狂いでその対策に追われ、経営に対する影響は甚大だろう。漁船も燃料高騰で船が出せないという。
しかし、考えようによっては石油の高騰は危機ではなく人類にとって千載一遇のチャンスではないだろうか? 即ちあの貴重な石油を熱効率10%以下のレシプロエンジンの燃料として燃し続けるのは余りも勿体無い使い方だ。 炭酸ガスの発生問題もあるが、クルマの燃料として燃やし続けるのは資源の無駄使いの極限で、愚の骨頂だと思うのだが。
我々は石油はまだ無尽蔵だという誤解から、完全には抜け切れていない。本当に有限の資源なのだ。それもあと20-30年で掘り尽してしまうという極めて限られた資源なのだ。この貴重な資源を浪費する習性から人類はまだ抜けていない。この浪費を止めさせるには大幅な値上げ以外にないだろう。何割程度の値上げではなく何倍にも値上げして、ショックを与えない限り、この便利な天然資源から人類は離れられないと思う。
発電所の熱効率は30-40%とかなり良いらしいが、それでも石油を燃料として使うのはまだ勿体無く、電力は早急に原子力に転換すべきである。クルマは更に熱効率が悪く、その殆どは無駄に捨てられているのだ。ハイブリッド車も精々、20-30%その効率を改善するだけで大したことではない。クルマは早急に効率のよい電気自動車に転換すべきである。
近年流行のバイオエタノールなどは、全く本末転倒だと思う。世界では飢餓に苦しんでいる数億の人間がいるというのに、とうもろこしを発酵させてアルコールを作り、更に石油を燃やしてそれを濃縮して、ガソリンの代替のバイオアルコールをつくるなんて、全くばかげたやり方だ。 要はクルマの使用を業務用のみに限ればよいことだ。
私の住む住宅街でも、クルマの無駄な使われ方が著しい。有閑おばさんたちは時間さえあればクルマで出かける。スーパーへの食料品買出しもクルマだ。多くの場合自転車で済む筈だが格好をつけてクルマで出かける。 立派なクルマから貧相なおばさんが降りてくるのを見ると、本当に泣きたくなってしまう。
通勤時でも、徒歩15-20分で駅に着く距離なのに、ネコもシャクシも皆クルマで送り迎えする。少し早起きして歩けば、健康に良く、気分転換にもなり一石2鳥なのに、殆どのサラリ-マンは、朝の送迎にクルマを使っている。 最低限バスを使うべきだが、ラッシュ時を除いて多くのバスはガラガラだ。誠に変な話だ。
石油が高騰すれば、自然にプラスチックフィルムなどのゴミ同然の使い捨ても改まるだろう。昔の油紙などに比べて耐水性、耐腐食性、絶縁抵抗など格段に優れたプラスチックフィルムはもっともっと貴重品として、大切に有効に使われるべきものなのだ。
タバコの害を避ける為にその値段を1,000円に上げる提案があるが、ガソリンも同様に1,000円になれば、経済的に大打撃を与えて、無駄な自家用車の使用は止まるだろう。 そして世界経済全体において、石油の無駄な使い方も止むだろう。 石油が桁違いに高騰すれば、経済は新しい価格体系に収斂するであろう。そのような時代はもう目前に迫っている。
石油資源は本当に貴重な神様からの贈り物である。 これから数百年に渡って、チビチビと有効に使おうではありませんか?
石油の値段が益々高くなっている。ガソリン小売価格が150円になった。 昨日のテレビでは原油先物が100$に達するのはもう時間の問題だとか言っている。昭和48年の石油ショックは、原油が$2から$15になって世界中の経済が大混乱したが、今は更に1桁変上がろうとしている。
何しろ石油はあらゆる物価の基盤だから、経済全体への影響は強烈だ。
確かに運送業界や、電力業界など、死にもの狂いでその対策に追われ、経営に対する影響は甚大だろう。漁船も燃料高騰で船が出せないという。
しかし、考えようによっては石油の高騰は危機ではなく人類にとって千載一遇のチャンスではないだろうか? 即ちあの貴重な石油を熱効率10%以下のレシプロエンジンの燃料として燃し続けるのは余りも勿体無い使い方だ。 炭酸ガスの発生問題もあるが、クルマの燃料として燃やし続けるのは資源の無駄使いの極限で、愚の骨頂だと思うのだが。
我々は石油はまだ無尽蔵だという誤解から、完全には抜け切れていない。本当に有限の資源なのだ。それもあと20-30年で掘り尽してしまうという極めて限られた資源なのだ。この貴重な資源を浪費する習性から人類はまだ抜けていない。この浪費を止めさせるには大幅な値上げ以外にないだろう。何割程度の値上げではなく何倍にも値上げして、ショックを与えない限り、この便利な天然資源から人類は離れられないと思う。
発電所の熱効率は30-40%とかなり良いらしいが、それでも石油を燃料として使うのはまだ勿体無く、電力は早急に原子力に転換すべきである。クルマは更に熱効率が悪く、その殆どは無駄に捨てられているのだ。ハイブリッド車も精々、20-30%その効率を改善するだけで大したことではない。クルマは早急に効率のよい電気自動車に転換すべきである。
近年流行のバイオエタノールなどは、全く本末転倒だと思う。世界では飢餓に苦しんでいる数億の人間がいるというのに、とうもろこしを発酵させてアルコールを作り、更に石油を燃やしてそれを濃縮して、ガソリンの代替のバイオアルコールをつくるなんて、全くばかげたやり方だ。 要はクルマの使用を業務用のみに限ればよいことだ。
私の住む住宅街でも、クルマの無駄な使われ方が著しい。有閑おばさんたちは時間さえあればクルマで出かける。スーパーへの食料品買出しもクルマだ。多くの場合自転車で済む筈だが格好をつけてクルマで出かける。 立派なクルマから貧相なおばさんが降りてくるのを見ると、本当に泣きたくなってしまう。
通勤時でも、徒歩15-20分で駅に着く距離なのに、ネコもシャクシも皆クルマで送り迎えする。少し早起きして歩けば、健康に良く、気分転換にもなり一石2鳥なのに、殆どのサラリ-マンは、朝の送迎にクルマを使っている。 最低限バスを使うべきだが、ラッシュ時を除いて多くのバスはガラガラだ。誠に変な話だ。
石油が高騰すれば、自然にプラスチックフィルムなどのゴミ同然の使い捨ても改まるだろう。昔の油紙などに比べて耐水性、耐腐食性、絶縁抵抗など格段に優れたプラスチックフィルムはもっともっと貴重品として、大切に有効に使われるべきものなのだ。
タバコの害を避ける為にその値段を1,000円に上げる提案があるが、ガソリンも同様に1,000円になれば、経済的に大打撃を与えて、無駄な自家用車の使用は止まるだろう。 そして世界経済全体において、石油の無駄な使い方も止むだろう。 石油が桁違いに高騰すれば、経済は新しい価格体系に収斂するであろう。そのような時代はもう目前に迫っている。
石油資源は本当に貴重な神様からの贈り物である。 これから数百年に渡って、チビチビと有効に使おうではありませんか?
2007年11月01日
再びエコマラソン
再びエコマラソン
先週 手賀沼エコマラソンが行われた。 昔は大会PRのため、高橋尚子とか有名選手を招待して、レースを盛り上げたものだが、近年は国内で有数のハーフマラソンになり、8000人以上の参加者もあって、実行委員会はなかなか強気だ。 事業収入の数千万円に達するらしい。
今回もレースの一部始終を見た。面白かった。 前日の台風一過で当日は快晴、気温が上がり過ぎて暑かったが、先頭を走ったのはやはり中央学院大の集団だ。彼らは断トツに早い。 一昔前のうらぶれたローカル大学ではなく自信にあふれた顔だ。 彼らが走り去ってしばらくは走者もパトカーも不在、かなり遅れて一般参加のランナーたちがやって来た。
年配者あり、若い男性あり、外国人あり、美しい女性あり、アタマが下がる思いだ。レース後半の15Km地点で見た先頭グループは本当に力強く、大きく後れて来た若い女性たちも素敵なフォームで走り続ける姿をみると、毎回だがジーンと来る。 更に遅れて走る男性ランナーたちは流石死にもの狂いの形相だ。この目的のため、彼らは1年をかけて練習を積み、精進したのだろう。 ただマラソン大会に参加するため、訓練を重ね、修練を積むのだ。人間とは本当にすばらしい生き物だとつくづく思った。
全ての走者が走り終わるまで2時間以上かかったが、その間手賀沼の両岸ではドラマー達が交代しながら太鼓を打ち鳴らし続けていた。 やはり太鼓は走者を勇気付けるのだろうか。昔のロシヤ映画、戦争と平和、では戦闘軍団の前面に、太鼓を中心とした音楽部隊が行進し、そのあと、鉄砲や刀で武装した戦闘集団が進んでいたのを思いだした。直接の戦闘が始まると音楽隊は木っ端微塵になったが、太鼓は大昔から戦士たちを鼓舞し勇気づけたのだろう。
ランナー8000人というと大変な数だ、こんなに苦しいマラソンにこれほど多数の人が参加者するということは、日本も捨てたものではないと思った。 見返りなど全く無く、逆に参加料3500円払って参加する。マラソンは人間を肉体的、精神的に極限まで鍛え上げるのだろう。
Honoluluマラソンとか、Londonマラソン、Berlinマラソン、New Yorkマラソンなど世界にはいろいろあるから、マラソンは日本に限ったことではないだろうが、市井ランナー主体のマラソン大会がこれほど毎週日曜には、全国各地で目白押しに開催されているのは恐らく日本以外には少ないのではないだろうか? 思わず嬉しくなった。 ガンバレ日本!
先週 手賀沼エコマラソンが行われた。 昔は大会PRのため、高橋尚子とか有名選手を招待して、レースを盛り上げたものだが、近年は国内で有数のハーフマラソンになり、8000人以上の参加者もあって、実行委員会はなかなか強気だ。 事業収入の数千万円に達するらしい。
今回もレースの一部始終を見た。面白かった。 前日の台風一過で当日は快晴、気温が上がり過ぎて暑かったが、先頭を走ったのはやはり中央学院大の集団だ。彼らは断トツに早い。 一昔前のうらぶれたローカル大学ではなく自信にあふれた顔だ。 彼らが走り去ってしばらくは走者もパトカーも不在、かなり遅れて一般参加のランナーたちがやって来た。
年配者あり、若い男性あり、外国人あり、美しい女性あり、アタマが下がる思いだ。レース後半の15Km地点で見た先頭グループは本当に力強く、大きく後れて来た若い女性たちも素敵なフォームで走り続ける姿をみると、毎回だがジーンと来る。 更に遅れて走る男性ランナーたちは流石死にもの狂いの形相だ。この目的のため、彼らは1年をかけて練習を積み、精進したのだろう。 ただマラソン大会に参加するため、訓練を重ね、修練を積むのだ。人間とは本当にすばらしい生き物だとつくづく思った。
全ての走者が走り終わるまで2時間以上かかったが、その間手賀沼の両岸ではドラマー達が交代しながら太鼓を打ち鳴らし続けていた。 やはり太鼓は走者を勇気付けるのだろうか。昔のロシヤ映画、戦争と平和、では戦闘軍団の前面に、太鼓を中心とした音楽部隊が行進し、そのあと、鉄砲や刀で武装した戦闘集団が進んでいたのを思いだした。直接の戦闘が始まると音楽隊は木っ端微塵になったが、太鼓は大昔から戦士たちを鼓舞し勇気づけたのだろう。
ランナー8000人というと大変な数だ、こんなに苦しいマラソンにこれほど多数の人が参加者するということは、日本も捨てたものではないと思った。 見返りなど全く無く、逆に参加料3500円払って参加する。マラソンは人間を肉体的、精神的に極限まで鍛え上げるのだろう。
Honoluluマラソンとか、Londonマラソン、Berlinマラソン、New Yorkマラソンなど世界にはいろいろあるから、マラソンは日本に限ったことではないだろうが、市井ランナー主体のマラソン大会がこれほど毎週日曜には、全国各地で目白押しに開催されているのは恐らく日本以外には少ないのではないだろうか? 思わず嬉しくなった。 ガンバレ日本!