2015年03月

2015年03月27日

150327 変化する大相撲

大阪場所が終り、また白鵬の優勝となった。連勝を続ける白鵬は本当に強い。未踏破の記録は殆ど無くなってしまった。しかし少々言いたいこともある。                                  
まず14日目の白鵬:稀勢の里戦で横綱が変化して注文相撲で勝った件、熱戦を期待していた観客は仰天して、バカ野郎!という罵声まで会場に飛び交ったという。殆どのお客は今場所最高の熱戦を期待していたが、馬力ある稀勢の里との真っ向勝負を避けた白鵬は右に変化して一瞬で勝負をつけた。満員の相撲会場は溜息で静まり返り、続いて大ブーイングが響き渡ったという。何故横綱は正面勝負を避けたのだろうか。多分苦手な稀勢の里に苦戦して破れると2敗同率で照の富士と並び、優勝決定戦に持ち込まれる可能性が高まるので、その危険を避けたのだろう。白鵬側にも言い分があり、変化は四十八手の一つでルール違反でもなく、頭から突っ込む稀勢の里のチエの無さを責めるべきというだろう。                                                                                                                                                           
白鵬の頭には先場所の勝った筈の相撲が取直しになった恨みもあり、馬力しかない稀勢の里は今回も猪突猛進で来るに決まっているから避けたので、これも立派な取組みだというだろう。しかし非力な力士が変化するのは納得できても横綱が看板取組で出す技ではないだろう。大阪場所で最も多数掛かった懸賞も激戦を期待した反映であり、一瞬の変化は誰も予想せず、誠に残念であっ た。
                                    
実は私も稀勢の里のチエの無さは感じている。中学卒で相撲界に入門した覚悟は立派だが、稀勢の里には根性だけでなく、最近の取組内容は変化している傾向も感じて、力技だけに頼らず逃げる横綱も考慮すべきだった。これは同じ日本人力士の琴奨菊にも言えることで、大きなお腹をテコにガブリ寄り以外に能がない相撲は如何にも寂しい限りだ。                                                                                                                
白鵬の心中には、4年前に白鵬を63連勝で止めた稀勢の里への恨みもあったかも知れない。当時の両国会場は大興奮で座布団が飛び交い、怒涛の連勝を稀勢の里が止めると、観客席は万歳三唱を叫んだという。それを聞いた白鵬は自分が63連勝してもまだ日本人として認められないと民族差別まで気にしていたという。万歳三唱が沸き起こった件はなかなかデリケートで白鵬の不安も分かる。
                                      
しかしスポーツのファン意識は非常に愛国的で、民族意識、郷土愛などが複雑に絡んだ微妙な気持ちの発露であり、必ずしもモンゴル憎ではない。大昔 双葉山が3年半に渡って勝ち続けた69連勝を安芸乃島が止め時も、恐らく広島県民は万歳を叫んだに違いない。 郷土出身の安芸乃島の大殊勲に感激した感情の発露であり、必ずしも双葉山憎しとは言えないだろう。 身近な選手を応援するのはオリンピックなど国際試合でも、野球やサッカーの国内試合でも全く自然なことであり、あらゆるスポーツは熱烈なフアン無しでは経営が成り立たないのが社会の現実だから。                                                   

                                                                   
昔から場所後半には、必ず好取組があり、大鵬vs柏戸、栃錦vs若乃花など、毎回熱戦を繰り広げて大相撲人気を維持してきた歴史があるが、近年モンゴル勢が上位を独占すると、真っ向からの取り組みは少なくなり、立合の変化や、のど輪など、礼儀よりも勝つことを最優先するプロレス流の内容に変わってきたのは事実である。強過ぎる白鵬の登場で更に激戦が減ったのはみんな実感しており、相撲人気に陰りを落としているのだ。                                                                                                                                  
私の独断だが、今年の年末or来年初め頃には、白鵬、日馬富士、照の富士、逸の城、鶴竜とモンゴル4〜5人が横綱を独占し、日本人はやっと大関に、稀勢の里、琴奨菊、豪栄道、琴の心(グルジア)が並ぶ程度で、圧倒的にモンゴル優位となり、日本人横綱は出来ないだろうと思う。まあ万事が国際化時代で、大相撲はモンゴル国民に夢と希望を与えているともいう事情もあり、致し方ないと思うが、少々寂しい気もある。                                                                                                                       
何故モンゴル勢がこのように大活躍するのだろうか? 日本と違いスポーツが少ないモンゴルでは、優秀な体育系若者は子供時代から大相撲を目指すが、根性の差も大きい, と元横綱の北の富士はいう。それは女子ゴルフの韓国勢も同じで、彼女達はゴルフに全身全霊を捧げ、家族も巻き込んだプロ意識で練習し国際試合を意識して日本語も英語も流暢に話す。日本人女子で英語を流暢に話すゴルフ選手は多くなく、ここにも根性の差が現れている。外国人力士は勝つ為には何でもやり、有り得ない筈の大横綱の立合い変化まで起きる。しかし情緒的な日本人はそこまでは割り切れない。その点、安美錦(青森)の予想できない多彩な技は他の日本人力士も見習うべきだ。                          
                                     
日本の作法を知らない朝青竜は乱暴者だったが、温厚な白鵬には安心していた。しかし連勝が続くと白鵬も気が緩み、乱暴な態度が見え始めた。その例が先場所の稀勢の里との取直し事件で、子供でも勝敗は分かっていた筈と言う白鵬の出過ぎたクレイムとなり、今場所14日目の稀勢の里戦の変化でもあろう。大相撲の検査役5人は極めて厳正中立に判断していると私は日頃から感心しているが、勢い余って飛び出す勇み足の判定はどちらを勝者とするか曖昧な点もあると思う。                                                                                                      
その点13日目の白鵬vs照ノ富士戦は見応えがあり会場も湧き、四つ相撲の面白さを実感した。激戦の末に白鵬が力負けしたが、稀勢の里戦でも白鵬は真っ向勝負して欲しかった。やはり白鵬の全盛時代は終焉が見え始めて、横綱の自信にも揺らぎ始めているのだろうか。                                                                     
 

mh3944 at 09:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 雑感 

2015年03月23日

150323 中国経済が危ない

     
中国の全人代が終わり、新年度の経済成長率は約7%程度と発表された。北京オリンピック時代の超高度成長14.2%は激変して、社会は新常態に移行するそうだが、軍事費だけは米国をも抜く17兆円と拡大を続けている。                                                             
                                     
しかし中国の経済成長率は極めて政治的なインチキ数字であり、実情は殆どゼロ成長に陥っている筈と識者はいう。地方政府から上がってくる数値を集計して国の成長率を算出するが、中央から高い評価を得る為、地方はこぞってインチキ数字を上申するので、その集計は信用できないという。中国では毎年700万人の新卒者が生まれ、1%の成長率は100万人の新雇用を吸収するので、700万人の新雇用には7%成長が必要だという意味もあるらしい。李克強首相もこの7%の達成が容易ではないと説明するが、経済が成長している証拠として失業率の低さを挙げる。しかし中国の失業率は都市住民のみが対象で、膨大な出稼ぎ農民は計算に入れていないカラクリがあるという。
                                   
共産党主導の経済は色々な問題があり、その代表が官僚組織による中間搾取だと言われる。例えば1,000億円の予算も各段階の役人が各々搾取するので、末端現場の金額は300億円以下になるという恐ろしい現実がある。更に官僚社会の特長として、社会の不景気とは無関係に予算を実行するので大きな悪影響を起こす。具体例として不動産不況があり、実需とは無関係に建築されるマンション群は、殆どが投資目的であり、転売に転売を重ねる。確かにテレビにみる 闇夜に気味悪く浮かび上がる真っ暗の新築マンション群は住民不在を象徴している。民間経済ではあり得ないが、政府主導の経済では、予算を使い切る迄マンション建築が止まらない。                                                                                                                               

中国の経済動向で信頼できる指標に国内の貨物輸送量がある。5年前迄は毎年10%以上の伸びを示していたが、2014年には3%以下に落ち込んだ。これは実体経済が大きく減速していることを示している。同じく10%以上伸びていた電力消費量も、近年は3%〜4%に落ち込み、貨物輸送量の低い成長率と同様に深刻な不況を反映している。中国の中央銀行は全力で景気浮揚を試みるが、政府が抑えられない巨大なShadow-Banking (頼母子講)があり、その動向は不気味である。                                                                                                                                           
更に経済成長を圧迫する原因に、元高に推移した為替レートがある。5年前の元=13.5円が、現在は元=19円と40%の元高になり、中国の輸出競争力を著しく阻害して経済成長にボディ-ブローを与えている。直近の卸売物価は前年比△4.8%と完全なデフレ状態にある。                                                                                                                                                                     

お隣り韓国も5年前の円=12.5Wから現在は円=9.5Wと25%ウオン高になり、輸出産業が打撃を受けているが、輸出先を失った中国製品が韓国に流れ込み、同じ輸出体質の韓国経済を圧迫している。世界を制覇したサムスン電子のテレビ、スマホ等は、安くて品質が向上した中国製品に追いあげられて韓国経済を低迷に押し込んでいる。 表現を変えると中国習主席も韓国朴大統領も 安部首相との首脳会談を拒否し続けてきた結果、日本との政策調整ができず、結局アベノミクスに対応できず大きなダメージを受けてしまった。
                                                                                                                                    
更に外国からの投資減少も中国経済に大きな悪影響を与えている。中国を生産基地として第三国への輸出を想定した日本企業は殆どが戦略を中止し、周辺の東南アジア各国に投資し始めた。中国の面倒な労働争議と人件費の高騰で、輸出基地としての中国の価値は殆ど無くなり、 単に国内マーケット向けの生産基地に変わった。外資には中国資本もあるが、彼らは利殖だけが目的の官僚や特権階級の資本であり、自国に対する愛国心が全く無く、不況の自国から真っ先に逃げ去る為、中国の経済低迷に拍車をかけているという。                                                                                                                  

世界をリードしてきた中国経済を救世主と頼んで参拝を繰り返してきた諸外国首脳は、失速に陥った中国を知って態度を改め、始め再び日本を見直し始めた。メルケル独首相の来訪、イギリスチャールズ皇太子、モディ-インド首相、米国オバマ大統領夫人、ジョコ-インドネシア大統領, ニュージランド-キー首相など外国首脳の相次ぐ来日の理由も納得できる。                                                                                                                    
中国は{13億の国民が豊かになるまでは高度成長を続ける}と宣言していた。日本は大半の国民が中流意識になった段階で低成長に移行したが、中国は1〜2%の国民は大金持ちになったが、大多数の国民は貧困のまま取り残されて低成長時代に突入したことになり、深刻な貧富拡大の問題が残った。                                                                                                                                                  
経済の高成長を武器に乱暴極りない振舞いを続けてきた中国外交も修正を余儀なくされて、国内対策に一層の配慮と、諸外国との誠実な付き合わざるを得ない時代になりそうだ。                      
                                                  


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2015年03月17日

150317 谷亮子議員と谷選手

参院の谷亮子議員とオリックス谷佳知選手が離婚の危機だという。谷佳知は既に42才の下り坂で選手生命は風前の灯、逆に谷亮子は毎年数千万円の予算のお偉い国会議員で5〜6名の秘書もつく身分だから、この不釣り合いは続く筈がなく離別は自然の成り行きだろう。夫婦のバランスが崩れると色々問題が生じ、男が稼ぎ過ぎると浮気に、女性が稼ぎ過ぎると夫が邪魔になる。                                                                                                      
               
私は谷亮子のファンではないが柔道選手の彼女は本当に良く頑張った。確かシドニーオリンピックか、英国代表のブロンド選手を開始早々の一瞬の早業で投げ飛ばし、宙に舞った相手は何が起こったのか分からず呆然と座り込んで宙をみあげる映像は何年経っても忘れられない。しかし柔道を引退して小沢ガールズになった途端に彼女は変わった。テレビに映る小沢党首の前でガッツポーズする彼女を見ると私は悪寒が走った。                                                                         

調子に乗り過ぎた小沢一郎も人気を失うと、子分達は次々と離反し始め遂に4人になって、バカな山本太郎議員に哀願して 生活の党と山本太郎となかまたち、という屈辱の新党を期限ギリギリ2014年12月末に誕生させ、やっと政党助成金5億円にありついた。機会を狙っていた谷亮子は態度を豹変して縁切り宣言した。柔道で鍛えた変わり身の早さは身についている。                                                                                                            

体力が落ちても昔気質が抜けない谷桂知は、オリックス本拠地神戸に谷亮子を呼んだが応じる訳も無く、女盛りの彼女はイケメン秘書にも恵まれ心身ともに充足した環境で怖いものナシ、来年の任期満了の後は民主党に鞍替えして?更に次の6年間も狙う。真面目で下り坂一方の谷桂知には打つ手がない。                                                                                                 

若い時は誰も同じだが、新鋭の田村亮子も 野球の谷桂知選手もキラキラ輝く新鮮さがあったが、アバタもエクボの新婚時代が過ぎると、次第に熱が冷めるのはヒトの定めで、それからが人生の本番だ。日本政界を牛耳り、時の首相を選別し140名の国会議員を引き連れて、中国胡錦濤に拝謁した民主党小沢元党首も、落ちぶれると周囲は全て離散して奥さんまで逃げ孤独に苦しんでいる。                                                                                             

私の近隣にも、超有名大卒で都市銀行の常務とか専務、或いは大学教授まで上り詰めたエリート達がごろごろいるが、定年退職して肩書きを失った彼等は立場が激変して、多くが奥さんに主導権を握られ、ご主人は惨めな立場に追い込まれている。更に健康でも害すると男は悲惨な状況に追い込まれる。浮気がばれて自宅から追い出されたご主人もおり、寒空のホームレスと空腹は老体の路上生活には正に地獄だろう。                                                                                 

親子関係や会社の上下関係も年月の経過と共に変化する。上司は新人社員をこき使い無理な命令にも部下は我慢するが、一旦ボスが力を失い始めると途端に昔の上司を見向かなくなる。ボスが弱ると上下関係が激変するのはサル山だけではなく、生き物の世界の厳然たるルールで、老いた親が元気を失って弱くなると、子供との関係も変わる。幼い子供を叱り飛ばしていた親も、成人した子供から完全に見放されて悲嘆に暮れる友人知人を私は何人も知っている。あれほど心血を注いで育てた筈の子供が何故自分から去ってゆくのか、親には全く理解できないようだが、やはり何か間違っていたのだろう。 如何に子供を育て、夫婦関係を平和裏に乗り切るかの決め手が分からないが、やはり常識通りお互いに相手の立場を尊重し、感謝の気持ちと意思疎通は欠かせない。                                                         
                                                                     
話は変わって、次々と美女を喰い散らし猛勇ぶりを発揮して世の男達をやきもきさせたダルビッシュは、シーズン開始直前に右腕の靭帯損傷を発見して手術した。治癒するまで1年から1年半の最盛期を棒に振ることになる。 田中将太や松坂大輔の身近な例も省みず、言い寄る美女達に有頂天になって目が眩んだのか、貴重なシーズンオフに腕肘の故障を見逃し、春の練習試合で10球投げて初めて不具合を発見した。そして手術となり、今シーズンと来年シーズン前半を棒に振り、1年半後に再び賭けることになった。その時には余程の好成績を達成しないと、超高額待遇の年俸は一挙に激減し、競って追いかけた美女連中も態度を豹変し始めて、ダルビッシュには不安な人生となる。 長い一生の間には登り坂も下り坂もあり、金運や健康に恵まれている年月は長く無い。幸運の最中の人は目が霞んで目前のリスクも見えなくなり、注意する者も居ない。禍福(幸,不幸)はあざなえる縄の如し とはやはり本当だろう。                    





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2015年03月11日

150311 南の孤島の住民投票

 日本最西端の与那国島で住民投票があった。自衛隊レーダー基地に対して6名の町議員の賛否が3:3の同数に割れて実施された誠に滑稽な選挙だった。自衛隊の配置は国の専権事項であり、地元住民にその可否を決定する権利は無いが、劣勢の反対派は、中学生以上と永住外国人まで巻き込む異例の住民投票を強行した。有権者1,280名の86%が投票し、57%が受入賛成, 41%が反対となり 受入派の圧勝に終わった。人口減と財政難に喘ぐ町長は投票結果に安堵し、反対派は今後も反対運動を続けると声明した。反対派はレーダーの健康被害を煽り立てたが、崖上から遠方に向けて発射するレーダーが背後に住む住民に被害が生じることは全くない筈なのだ。

中国は東シナ海、南シナ海の両海域の占有化を進めている。先行する南シナ海ではベトナム沖のパラセル諸島に3,000M滑走路を建設済み、フィリピン沿岸の南沙諸島にスプラトリー岩礁を埋立て3,000M滑走路を建設 その南150Kmのジョンソン礁も埋立中と言われ、自由航海域であった南シナ海は中国が制海権を保有する海域に化けてしまった。ベトナム、フィリッピンは猛反発するが、領海内に救難用基地を設ける内政に口を挟むな!と中国は反論する。
 

次は東シナ海だが、沖縄列島、琉球列島から台湾にかけて中国の出入りを塞ぐように日本の島々がぎっしりと並んでおり、中国には目障りこの上ない海域だ。まず水深が深くて潜水艦に好適な尖閣列島を奪取する為、中国艦船の日本領海侵入を繰り返して常態化しつつある。 更に北西300Km離れた浙江省南鹿列島に最新鋭レーダーと滑走路を設置して、素早く尖閣上空に到達できる体制を整え、尖閣諸島上空に防空識別圏を宣言した。

尖閣と並んで中国と海域を接する与那国島に、自衛隊がレーダーを設置して隊員150名と家族を常駐させてその周辺の防衛を固める防空監視に当たる計画を進めているが、打撃を蒙る中国は地元住民を使って反対運動を起こし、滑稽極まりない住民選挙になった訳だ。自衛隊は近くの宮古島や石垣島への警備部隊の配置も検討中で、地対艦ミサイルの配置も当然検討される。


中国が島々を侵略する作戦は、まず漁民に扮した軍隊を漁船に乗せて上陸させる人海作戦が有力と言われていたが、先般の小笠原諸島のサンゴ乱獲事件ではその現実をまざまざと世界に見せつけた。200隻以上の漁船の大軍団が 遠く離れた太平洋ど真中の小笠原列島に押し寄せて、日本の経済水域内のサンゴを根こそぎ奪取する人海戦術に世界は驚きの目を見張った。
 
中国は猛烈な軍拡政策を進めており、新年度の軍事予算は17兆円に達し、日本の5兆円、米国の15兆円をも軽く超える莫大な金額だ。その中核は圧倒的な攻撃力を持つSLBM(潜水艦発射ミサイル)であり、米国の7,300発に対して、中国はまだ250発と劣勢にあり拡充を急いでいるが、占有海域の拡大にも注力しているのだ。
 
かように露骨な領海拡張策を続ける中国は、国内が汚職や暴力など矛盾に満ちて爆発寸前の13億の国民の目を国外に発散させる必要に迫られており、第二次世界大戦で戦った日本に対する敵意と屈辱を晴らすことを兼ねて国民のウップン晴らしの標的に効果的だと判断している訳だ。
今回来日した独メルケル首相は 新聞記者からの、ドイツは如何に周辺国と和解できたのか?との質問に対し、フランスをリーダーとする周辺国が寛容な態度を示し、独も誠実に応えることができた、と説明した。

小平時代まで中国と日本は極めて親密な関係にあったが、江沢民時代に入り、中国国内の矛盾が露呈し始めて 慌てた中国は日本を仮想敵国に仕立てて猛烈な反日政策を始め、日本は歴史を歪曲していると叫び始めた。その典型的例が南京虐殺事件であり、中国の白髭三千丈式の大誇張で世界に悪口を宣伝する。 教養と頭脳は子供のままで体力だけが成長しガキ大将に豹変した中国に対して、日本は如何に対応すべきか、悩ましい時代が続きそうだ。  






 


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2015年03月04日

150304 苦悶する朴大統領

5年任期の折返し点の韓国朴大統領は、就任時の支持率60%から30%に激減し苦悩している。セオール号事件や度重なるスキャンダル、増税なき福祉の停滞....と内政の失策を重ね、支持率挽回の切札と期待する慰安婦問題は日本が譲歩する気配もない。

20万人の朝鮮人女性を性奴隷として強制連行したと日本を非難し続けるが、米国政府が50人の調査員と35億円を投じて調査した結果、韓国の主張を裏付ける証拠は一片も発見されず、小説を事実かのように扇動した朝日新聞も過去18件の新聞記事を全て撤回して社長が辞任した。

韓国が、野蛮な性奴隷の生証人として20余名の老婆を登場させて決定的な証拠だと日本に謝罪を求め、日本側もある程度譲歩すれば韓国は矛を納める筈と、河野元官房長官が事前に韓国と打ち合せた政府声明を公表したが、逆に韓国市民の反発は激化し、米国各地に慰安婦像を建て、国連人権委員会のクマラスワミ声明も発表された。

しかし情勢変化が見え始めた。韓国の世宗大学の朴裕河教授が独自に自国で元慰安婦に聞き取り調査した結果を「帝国の慰安婦」として出版し、日本が植民地主義を強要したのは事実だが、韓国側にも大きな誤解があり、慰安婦は殆ど売春婦であり日本軍が強制連行した事実は無かったと主張した。彼女達は朝鮮人ブローカーが高給をエサに斡旋したプロ女性であり、哀れな被害者として世界に発信するのは誤りだと言う。更に「20万人の朝鮮人少女」も事実誤認で、20万人は動員された日本人の女子挺身隊の人数で、朝鮮人ではなかったと断じた。身内の反乱の驚いた韓国は早速この「帝国の慰安婦」に販売停止を命じてしまった。

更に 韓国が頼みとする米国のシャーマン国務次官も、「慰安婦問題と尖閣諸島の問題は3国全てに責任があり、国家主義的な感情を煽って昔の敵を挑発しても得られるものは何もない」と暗に執拗な韓国中国を非難した。

20年前に韓国の総理を務めた金鐘泌(89)は中曽根元首相に相当する韓国政界の重鎮だが、日韓関係の悪化を懸念して次のような発言をしている。「日本は韓国をどこか一段下に見下す人々がおり、朴大統領も日本を過剰に刺激し過ぎる、なぜもっと空気を読まないのか?必死に生きている韓国人老婆を公開の場に引き出して恥を曝すのは胸が痛むと」

残念ながら全くその通りだ。私が親しい韓国実業家は何人もいるが、慰安婦問題が激化してから殆ど交信もしなくなった。朴大統領は執拗に反日扇動を煽り立て、それに呼応して韓国マスコミも過激に日本非難を繰り返し、退任直前の李明博前大統領が竹島に登って反日を叫ぶ韓国の姿に、多くの日本人は呆れ果てて、何段も下に見始めているのだ。


政治手腕が無い朴大統領は、反日扇動で国論を束ねることに頼り、事実無根の慰安婦を創り上げて執拗に日本非難を続けた結果、両国関係は冷え切った。ここまで韓国が執拗に扇動し続けると、安倍首相の70周年談話に、慰安婦への謝罪表明などあり得ない事態になっている。日本と韓国は価値観を共有する仲間同士という意識で日本は妥協点を見い出す努力を重ねてきたが、決して妥協しない朴大統領とは縁を切って、中国との和解に方針転換する道も探り始めてた。

想定外の情勢変化に朴大統領は慌て始めた。頼みとしている米国が韓国支持から離れ、不倶戴天の敵で融和はあり得ない筈の日中関係も、事態の展開によっては韓国が取り残される危険を知り、如何に状況打開を図るか苦悶している。 残り任期がまだ3年もあるのに支持率が最低に陥った朴大統領は力を失ってレイムダック化すると、日韓が大きな政策転換で和解することが殆ど不可能になる。本当に困ったことだ。  




mh3944 at 09:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 政治