2017年08月
2017年08月28日
170828 高級品の凋落
大塚家具の業績悪化が止まらない。創業者大塚勝久氏の高級家具路線が行き詰まり、長女の大塚久美子社長がカジュアル路線に切り替えてお家騒動に発展したが、長女の大衆化路線も効果なく毎月5億円の赤字が続き、今年度末の見通しは△60億円の大赤字で、遂に資金繰りに行き詰まる日が近くなった。 家具業界は激安のニトリが業界をリードしており、北欧家具イケヤも倉庫のように広いスペースで組み立て式の家具を安価販売で追従しており、昔の高級家具を嗜好する時代ではなくなった。勝者のニトリは更に激安路線に猛進中で、今年は300品目を選んで更に3割の大幅値下げでお客を惹き付ける努力を続けており、同様にイケアも900品目を2割値下げするという激戦状況である。高級家具を密着販売する大塚家具の商法は完全に時代遅れになってしまった。
これは婦人服でも同様で、戦後の高級婦人服業界をリードしてきた都心の高級デパートは、この20年間 減収減益の泥沼から脱出できず、他を寄せ付けなかった誇り高い慶応閥経営陣も完全に行き詰り、 代わって異次元発想の高品質激安のユニクロの時代になった。ファッション界で結束を誇った慶応閥は何の対応もできず、大塚家具同様に沈みゆく泥船に身を任せたままだ。蛙を熱湯に入れると驚いて飛び出すが、蛙を入れた水の温度を段々と高めると、蛙は気付かないまま火傷して死んでしまうように、慶応人材も座して死を待つのだろうか。
しかし既存路線を革新するには至難の覚悟が必要となる。高級品路線とは全く違うが、私もサラリーマン時代に非常に苦しい時期があった。漁船用ポリエステル樹脂の最大手メーカーとしてで漁船市場をリードし続けていたわが社は、会長より樹脂販売より漁船を製造して売れば付加価値は数倍に上がる筈との指示で、私は漁船プロジェクトの責任者に任命され、漁船の製造販売に進出したが、如何せん素人商法では漁港毎の閉鎖市場には食い込めず、業績は低迷を極めて地獄の毎日が続いた。漁船の製造原価に占める樹脂の金額はOnly 5%であり、残りは製造人件費30%, エンジン30%、艤装品30%、で、仮に樹脂をタダにしても製造原価を5%節減できるだけと判明した。如何に努力しても当社の漁船事業の将来は真っ黒と私は認識していたが、現場責任者の私が、将来性は絶望的だとは絶対に口に出せなかった。毎月の予算会議では、小さな夢を針小棒大に誇張して私は明るい可能性を説明し続けたが、内心では漁船事業の中断を社長から命令して欲しいと願い続けた年月であった。そして7年の長い年月が経過した末に、やっと漁船事業の中断が決定した。
少々飛躍するが 300万人の戦死者を出した太平洋戦争も同じことで、武器や食料補給不足に悩む最前線の兵士達は、近代兵器で猛攻するアメリカ軍に勝てる訳はないと分かっていたが、撤退を口に出すると直ちに厳罰を受けて抹殺されるので誰も言えなかった。戦争を停止できる最高権力者の昭和天皇でも、血気にはやる青年将校を抑えることが出来す、遂に原爆投下という大惨事を待つ以外に終戦できなかった。
もし私が大塚家具の社長であったら、ある程度の資産が残っている今の内に事業停止をと考えるだろうが、右往左往する社員や多数の製造関係会社の職人達のことを思うと、その決行は簡単ではなく、今日が無事に暮れれば明日を待ち、また明日も無事に送れる奇跡を願い続けいているかもしれない。
これは婦人服でも同様で、戦後の高級婦人服業界をリードしてきた都心の高級デパートは、この20年間 減収減益の泥沼から脱出できず、他を寄せ付けなかった誇り高い慶応閥経営陣も完全に行き詰り、 代わって異次元発想の高品質激安のユニクロの時代になった。ファッション界で結束を誇った慶応閥は何の対応もできず、大塚家具同様に沈みゆく泥船に身を任せたままだ。蛙を熱湯に入れると驚いて飛び出すが、蛙を入れた水の温度を段々と高めると、蛙は気付かないまま火傷して死んでしまうように、慶応人材も座して死を待つのだろうか。
しかし既存路線を革新するには至難の覚悟が必要となる。高級品路線とは全く違うが、私もサラリーマン時代に非常に苦しい時期があった。漁船用ポリエステル樹脂の最大手メーカーとしてで漁船市場をリードし続けていたわが社は、会長より樹脂販売より漁船を製造して売れば付加価値は数倍に上がる筈との指示で、私は漁船プロジェクトの責任者に任命され、漁船の製造販売に進出したが、如何せん素人商法では漁港毎の閉鎖市場には食い込めず、業績は低迷を極めて地獄の毎日が続いた。漁船の製造原価に占める樹脂の金額はOnly 5%であり、残りは製造人件費30%, エンジン30%、艤装品30%、で、仮に樹脂をタダにしても製造原価を5%節減できるだけと判明した。如何に努力しても当社の漁船事業の将来は真っ黒と私は認識していたが、現場責任者の私が、将来性は絶望的だとは絶対に口に出せなかった。毎月の予算会議では、小さな夢を針小棒大に誇張して私は明るい可能性を説明し続けたが、内心では漁船事業の中断を社長から命令して欲しいと願い続けた年月であった。そして7年の長い年月が経過した末に、やっと漁船事業の中断が決定した。
少々飛躍するが 300万人の戦死者を出した太平洋戦争も同じことで、武器や食料補給不足に悩む最前線の兵士達は、近代兵器で猛攻するアメリカ軍に勝てる訳はないと分かっていたが、撤退を口に出すると直ちに厳罰を受けて抹殺されるので誰も言えなかった。戦争を停止できる最高権力者の昭和天皇でも、血気にはやる青年将校を抑えることが出来す、遂に原爆投下という大惨事を待つ以外に終戦できなかった。
もし私が大塚家具の社長であったら、ある程度の資産が残っている今の内に事業停止をと考えるだろうが、右往左往する社員や多数の製造関係会社の職人達のことを思うと、その決行は簡単ではなく、今日が無事に暮れれば明日を待ち、また明日も無事に送れる奇跡を願い続けいているかもしれない。
2017年08月21日
170821 激動の自動車業界
1年前にドイツVolkswagenがデーゼル車の排ガス規制をクリアする為、不正ソフトを組み込んで、排ガス試験時にのみ、高度に浄化するソフトを使っていたことが暴露されて、超大企業VWを窮地に追い込んだ。これには私も驚愕した。理系の人間にとってはドイツ人は不器用だが真っ正直に技術を追求する民族と信じ込んでおり、ソフトの不正工作などあり得ない、と信じていたからだ。
しかし事件は更に展開して、VWだけではなく、ダイムラー、アウディー、BMW,ポルシェなど独の自動車大手5社がカルテまで組んで、不正なソフト工作を行っていたと判明した。あの実直なドイツ人技術者がそこまでやるとは驚愕の大展開だった。我々日本では、トヨタと日産、ホンダ、三菱、マツダ、スズキなどが不正ソフトを談合するなど考えられないが、ドイツはそれをやっていたのだ。この事件は改めてドイツ人の底知れない凄さを思い知らされた。
トヨタ等の日本は当初Hybridで対応し、更にトヨタは究極の燃料自動車まで完成させてしまった。 しかし最近の動きを見ると、日本では本命とは思われなかった電気自動車EV車が、近未来の自動車の主流になる気配が表面化した。EV車は、原理的にはモーターと電池さえあれば、誰でも簡単に製造出来るクルマであり、慶応大学や千葉工業大学他の素人学生たちが、研究目的で試作車を作り上げている。トヨタ以下の日本勢は意識的にEV車を避けていた理由は、EV車の実現で傘下の多数の部品会社の殆どは仕事を失い倒産する危険を避けたかったからでもある。EV車といえども 電気エネルギーの源泉は化石燃料であるが、その熱効率は50%近い素晴らしい高効率である。特に西欧では、風力、太陽電池など自然エネルギーが普及していることもEV車を受け入れる素地があった。
EV戦略は国により事情が違うが、先ず世界最大の自動車市場の中国は、設計や製造が複雑なHVや燃料エンジン車では技術的に日米に追いつけないと諦め、一挙にEV車に進んで、世界のエンジン業界を一挙に葬り去る作戦があると思われる。米国ではテスラ社等が中国市場を狙って格安400万円のEV車を発売する。電力源が殆ど原子力のフランスも中国の動きに同調し、英国も都市の大気汚染問題でフランスに追従、風力発電が発達しているドイツも脱石炭時代の流れに従ったのであろう。
日本ではニッサンがEV車で先行し、既に市販しているが、トヨタ以下の多くの企業はEV車を重視せず 欧米の盛り上がりをみて慌てて大転換を計りつつある。しかしEV車には隠された大問題がある。それは充電放電を繰り返すと電池が3〜4年で劣化して、新電池と交換する必要があり、結構な費用がかかることだ。この問題は何故か殆んど語られていないが現実には大きなカベであり、世界の電池メーカーの永遠の課題でもある。今春も多数の優秀な大学生たちが自動車メーカーや関連会社に入社したことだろうが、自動車業界は波乱万丈の時代を迎えており、安泰な一生を送ることはあり得ないと肝に銘じておくべきだろう。
しかし事件は更に展開して、VWだけではなく、ダイムラー、アウディー、BMW,ポルシェなど独の自動車大手5社がカルテまで組んで、不正なソフト工作を行っていたと判明した。あの実直なドイツ人技術者がそこまでやるとは驚愕の大展開だった。我々日本では、トヨタと日産、ホンダ、三菱、マツダ、スズキなどが不正ソフトを談合するなど考えられないが、ドイツはそれをやっていたのだ。この事件は改めてドイツ人の底知れない凄さを思い知らされた。
トヨタ等の日本は当初Hybridで対応し、更にトヨタは究極の燃料自動車まで完成させてしまった。 しかし最近の動きを見ると、日本では本命とは思われなかった電気自動車EV車が、近未来の自動車の主流になる気配が表面化した。EV車は、原理的にはモーターと電池さえあれば、誰でも簡単に製造出来るクルマであり、慶応大学や千葉工業大学他の素人学生たちが、研究目的で試作車を作り上げている。トヨタ以下の日本勢は意識的にEV車を避けていた理由は、EV車の実現で傘下の多数の部品会社の殆どは仕事を失い倒産する危険を避けたかったからでもある。EV車といえども 電気エネルギーの源泉は化石燃料であるが、その熱効率は50%近い素晴らしい高効率である。特に西欧では、風力、太陽電池など自然エネルギーが普及していることもEV車を受け入れる素地があった。
EV戦略は国により事情が違うが、先ず世界最大の自動車市場の中国は、設計や製造が複雑なHVや燃料エンジン車では技術的に日米に追いつけないと諦め、一挙にEV車に進んで、世界のエンジン業界を一挙に葬り去る作戦があると思われる。米国ではテスラ社等が中国市場を狙って格安400万円のEV車を発売する。電力源が殆ど原子力のフランスも中国の動きに同調し、英国も都市の大気汚染問題でフランスに追従、風力発電が発達しているドイツも脱石炭時代の流れに従ったのであろう。
日本ではニッサンがEV車で先行し、既に市販しているが、トヨタ以下の多くの企業はEV車を重視せず 欧米の盛り上がりをみて慌てて大転換を計りつつある。しかしEV車には隠された大問題がある。それは充電放電を繰り返すと電池が3〜4年で劣化して、新電池と交換する必要があり、結構な費用がかかることだ。この問題は何故か殆んど語られていないが現実には大きなカベであり、世界の電池メーカーの永遠の課題でもある。今春も多数の優秀な大学生たちが自動車メーカーや関連会社に入社したことだろうが、自動車業界は波乱万丈の時代を迎えており、安泰な一生を送ることはあり得ないと肝に銘じておくべきだろう。
2017年08月16日
170816 AIと中国政権
中学生の藤井聡太君が将棋のプロ棋師を相手に29連勝した件は驚いた。頭脳明晰で戦況の解析力が素晴らしい子供だろうと思う。私の中学時代は、本当に幼稚な田舎小僧であり、近年のスマートな中学生とは比較にならない幼稚さが今頃になって恥ずかしくなる。藤井君は頭も良いのだろうが、彼は自宅でPCを相手に将棋を勉強しているという。ITの進歩は恐ろしくPCとは無縁だった我々の子供時代とは比べ物にならない恐ろしい世の中になりつつある。
人口頭脳AIはその典型であり、この4月に中国のIT大手テンセント社が発表した AIプログラムも極めて頭脳明晰らしい。ある見本市でユーザーが話しかけると、そのAIプログラムは急に共産党批判を繰り広げて、テンセント社は大慌てしたという。 来訪者が「共産党万歳」と発言すると、そのAIは「こんなに腐敗した共産党政府にあなたは何故賛成なのか?」と鋭く反論したという。また習近平主席が唱える中国の夢に関して、「AIの夢は何ですか」と来訪者が質問すると、「米国への移住です」と答え、更に「共産党を愛していますか」と聞くと「愛していない」と回答したというからまさに驚きだ。
似たような例は欧米でもあり、例えば米マイクロソフトが3月に行った実験で、AIが「ヒトラーは間違っていない」と回答し、マイクロソフト社を困惑させたという。知性のみで感情が未発達なAIは、中国政府の意向を忖度せず、まったく知的な回答をするらしい。近い将来、AIはヒトの頭脳労働の大部分を代行し始めると予想されており、欧米や日本の職業の趨勢にも大きな影響を及ぼすと言われるが、独裁社会の中国,ロシアではAIがどのように扱われるだろうかと議論が盛んになり始めている。
中国が主導する一帯一路国際会議で、習近平はAIなど先端産業でデジタルシルクロードを作ろうと提案したという。しかし中国製AIは「愛国とは何か」と聞くと「官財が結託して一般市民への圧迫が厳しいなかでも 中国人であることを選ぶことだ」と答えたという。AIは広範な知識を駆使して深く考察し、ヒト以上に的確な回答をすると思われるが、AI研究が進むほど、中国政府の強力な敵になってしまうのではないか? との声が欧米で上がっている。AIは複雑な人間社会で共産主義の矛盾を見抜き、驚くような大胆な発言をする。技術革新が極限まで進むと、AIがもつ豊富な知識で考察すると、幾重にも統制された中国社会の大きな頭痛のタネになるだろうと言われる。
深く考察するAIは、複雑な人間社会での共産主義の矛盾を見抜き、驚くような大胆な発言をする危険が大きい。技術革新が極限まで進むと、AIがもつ自由で論理的な考察に対して、統制の厳しい中国政府は如何に対処するのだろうか?
人口頭脳AIはその典型であり、この4月に中国のIT大手テンセント社が発表した AIプログラムも極めて頭脳明晰らしい。ある見本市でユーザーが話しかけると、そのAIプログラムは急に共産党批判を繰り広げて、テンセント社は大慌てしたという。 来訪者が「共産党万歳」と発言すると、そのAIは「こんなに腐敗した共産党政府にあなたは何故賛成なのか?」と鋭く反論したという。また習近平主席が唱える中国の夢に関して、「AIの夢は何ですか」と来訪者が質問すると、「米国への移住です」と答え、更に「共産党を愛していますか」と聞くと「愛していない」と回答したというからまさに驚きだ。
似たような例は欧米でもあり、例えば米マイクロソフトが3月に行った実験で、AIが「ヒトラーは間違っていない」と回答し、マイクロソフト社を困惑させたという。知性のみで感情が未発達なAIは、中国政府の意向を忖度せず、まったく知的な回答をするらしい。近い将来、AIはヒトの頭脳労働の大部分を代行し始めると予想されており、欧米や日本の職業の趨勢にも大きな影響を及ぼすと言われるが、独裁社会の中国,ロシアではAIがどのように扱われるだろうかと議論が盛んになり始めている。
中国が主導する一帯一路国際会議で、習近平はAIなど先端産業でデジタルシルクロードを作ろうと提案したという。しかし中国製AIは「愛国とは何か」と聞くと「官財が結託して一般市民への圧迫が厳しいなかでも 中国人であることを選ぶことだ」と答えたという。AIは広範な知識を駆使して深く考察し、ヒト以上に的確な回答をすると思われるが、AI研究が進むほど、中国政府の強力な敵になってしまうのではないか? との声が欧米で上がっている。AIは複雑な人間社会で共産主義の矛盾を見抜き、驚くような大胆な発言をする。技術革新が極限まで進むと、AIがもつ豊富な知識で考察すると、幾重にも統制された中国社会の大きな頭痛のタネになるだろうと言われる。
深く考察するAIは、複雑な人間社会での共産主義の矛盾を見抜き、驚くような大胆な発言をする危険が大きい。技術革新が極限まで進むと、AIがもつ自由で論理的な考察に対して、統制の厳しい中国政府は如何に対処するのだろうか?
2017年08月04日
170804 加計学園の何が悪い!
内閣改造で陣容は新しくなり、新任大臣はやる気満々だが、ここで自民党が得点されては困ると民進党,共産党は相変わらず、獣医学部問題、自衛隊日記問題、森友問題を手放そうとしない。
既に論じ尽くされたが、獣医師問題は、前川前文科事務次官が官邸の介入により文科省の政策を捻じ曲げたと怒り、逆に官邸は、文科省の独断と偏見で獣医学部増設が半世紀以上の長きに渡って凍結されてきたと弊害を主張する。この凍結した岩盤規則打破を狙って、官邸が国家戦略特区に指定して愛媛に獣医学部新設を強行して衝突した。要はペットブームで人材が極端に不足している獣医師の増員を目指す官邸に対して、獣医師業界の独占利益を守ろうと文科省が学部新設に反対する構図である。文科省官僚の典型的な独善を見る思いだ。 近年のペットブームで全国16大学の獣医学部の競争率は15倍以上という激烈な入試競争が続いており、地方自治体は酪農担当の公務員も雇用できないほど獣医師不足になっているが、文部省は獣医師業界の独占利益を守る為、半世紀以上に渡り獣医学部の新設を禁止し続けてきた。
加計学園の加計幸太郎理事長が親しい安倍首相とゴルフ中に、獣医師不足の窮状を訴えたことは容易に想像できる。しかし二人がいつ獣医師不足を話したかは誰にも分からない。にも拘らず民進党蓮舫代表と共産党小池副委員長は、安倍首相を罵倒しながら、会話の有無との日時を特定しようとする。国の一組織の文科省が 官邸の特区政策に徹底的に反抗する行動は奇異だが、獣医学部が無い四国に学部新設の訴えを聞いた安倍首相を私は何ら悪いとは思わない。テレビ中継を見る限り、もう子供以下のケンカで野党党首が政府首脳を口を極めて罵倒する姿は、暴力団のケンカ以下で見るに堪えなかった。如何に国会が討論の場とは言え、ガキ大将の蓮舫代表、小池副委員長が品格も内容もない言葉で罵倒し叱責し続ける姿は、アフリカ土人でも驚くような低レベルの口論で呆れてしまった。
近年の国際環境は激変しており、お隣り北朝鮮は米国や日本の主要都市を核ミサイルで攻撃すべく開発推進中で、今年に入って日本海向けに既に20発以上のミサイルを撃ち込み、日米の安全は緊迫の度合いを極めているにも拘らず、蓮舫代表や小池副委員長は国土の安全には全く無関心で、首相の個人攻撃に執念を燃やす始末。野党は日本の安全を守ることよりも、安倍首相のクビを取ることがそれ程重要なのだろうか。北朝鮮問題がこれほど緊迫しているにも拘らずに、日本の国会がバカな水掛け論争に明け暮れして、無駄な時間を潰していることに、米国政府は呆れており、喜んでいるのは金正恩だけだろうと私は思う。
既に論じ尽くされたが、獣医師問題は、前川前文科事務次官が官邸の介入により文科省の政策を捻じ曲げたと怒り、逆に官邸は、文科省の独断と偏見で獣医学部増設が半世紀以上の長きに渡って凍結されてきたと弊害を主張する。この凍結した岩盤規則打破を狙って、官邸が国家戦略特区に指定して愛媛に獣医学部新設を強行して衝突した。要はペットブームで人材が極端に不足している獣医師の増員を目指す官邸に対して、獣医師業界の独占利益を守ろうと文科省が学部新設に反対する構図である。文科省官僚の典型的な独善を見る思いだ。 近年のペットブームで全国16大学の獣医学部の競争率は15倍以上という激烈な入試競争が続いており、地方自治体は酪農担当の公務員も雇用できないほど獣医師不足になっているが、文部省は獣医師業界の独占利益を守る為、半世紀以上に渡り獣医学部の新設を禁止し続けてきた。
加計学園の加計幸太郎理事長が親しい安倍首相とゴルフ中に、獣医師不足の窮状を訴えたことは容易に想像できる。しかし二人がいつ獣医師不足を話したかは誰にも分からない。にも拘らず民進党蓮舫代表と共産党小池副委員長は、安倍首相を罵倒しながら、会話の有無との日時を特定しようとする。国の一組織の文科省が 官邸の特区政策に徹底的に反抗する行動は奇異だが、獣医学部が無い四国に学部新設の訴えを聞いた安倍首相を私は何ら悪いとは思わない。テレビ中継を見る限り、もう子供以下のケンカで野党党首が政府首脳を口を極めて罵倒する姿は、暴力団のケンカ以下で見るに堪えなかった。如何に国会が討論の場とは言え、ガキ大将の蓮舫代表、小池副委員長が品格も内容もない言葉で罵倒し叱責し続ける姿は、アフリカ土人でも驚くような低レベルの口論で呆れてしまった。
近年の国際環境は激変しており、お隣り北朝鮮は米国や日本の主要都市を核ミサイルで攻撃すべく開発推進中で、今年に入って日本海向けに既に20発以上のミサイルを撃ち込み、日米の安全は緊迫の度合いを極めているにも拘らず、蓮舫代表や小池副委員長は国土の安全には全く無関心で、首相の個人攻撃に執念を燃やす始末。野党は日本の安全を守ることよりも、安倍首相のクビを取ることがそれ程重要なのだろうか。北朝鮮問題がこれほど緊迫しているにも拘らずに、日本の国会がバカな水掛け論争に明け暮れして、無駄な時間を潰していることに、米国政府は呆れており、喜んでいるのは金正恩だけだろうと私は思う。