2019年02月
2019年02月22日
100222 拉致より核廃絶
トランプ大統領と北朝鮮金正恩は2/27〜2/28にハノイで2回目の首脳会談をする。核兵器を絶対に手放さない北朝鮮を説得して、テポドン(長距離ミサイル)だけは中断させようとトランプ大統領は必死になっている。日本はノドン(中距離ミサイル)の放棄を金正恩に迫る必要がある。先日、拉致被害者家族連絡会が安倍首相に面談して、何より先に拉致被害者20人の開放を急ぐよう申し入れ、安倍首相はトランプ大統領に電話で連絡したそうだが、私は大きな違和感がある。北の核攻撃から米国本土を守ろうと必死の米国に、核廃絶より拉致被害者の解放が先決だと叫ぶ日本に、トランプ大統領も違和感を感じているに違いない。誰が考えても拉致被害者20人の救出よりも、日本国民125,000,000人の安全確保の方が決定的に重要であり、それは核ミサイル全廃なのである
拉致被害者は確かに悲惨であり私も大いに同情する。しかし同程度に悲惨な環境に苦しんでいる国民は100倍も1000倍もいる。核廃棄より拉致被害者解放が先決だと叫び続ける日本を金正恩は嘲笑しているに違いない。これでは金正恩は拉致問題を最後まで切札として手放さず、逆に交換条件として莫大な戦争補償を日本に要求するに違いないと私は思う。韓国も数十万人の拉致被害者を抱えているというが、何故日本は拉致解決だけをここまで騒ぎ続けるのかと世界は笑っているに違いない。これは韓国が少数の戦争慰安婦の補償を日本に求めて騒ぎ続けるのと同じことではない。外交は条件交渉であり、拉致問題は解決されたがノドンは残った、では我々は困るのだ。日本のマスコミは何故、拉致被害者家族会の騒ぎ過ぎを指摘しないのだろうか。
2019年02月18日
190218 子供虐待事件2
小学4年生の栗原心愛ちゃんが冷水を浴びせられて死亡した事件を親がVIDEO撮影していたと聞き、本当に驚いた。これはネコが小鳥を弄んで殺すのと同じではないか。父親(41)は沖縄観光協会の東京営業所に勤めるごく普通の会社員だというが、全く考えられない残虐さだ。
子供を守る児童相談所は少ない人数で業務が多く混乱しているといわれ、一人平均40件もの事案を抱えているという。児童相談所の職員は学校の教員も異動して勤務することもあると聞くが、柏市の頼りない二瓶所長の顔をみると、あれでは百戦錬磨のモンスター父兄にはとても敵わないだろうと思った。事件を契機に政府は全国で1,000人ほど職員を増員するというが、若い教諭をいくら集めても、社会の荒波にもまれたモンスター父兄と対抗することはできないだろうと思う。
モンスター父兄を説得するには、経験豊かな高齢者が案外使えるのではないかと私は思う。例えば市町村のシルバー人材センターには多くの高齢者がおり、口達者で人間関係に習熟した人材が多い。彼らが公園や道路の整備、草取り、学童通学の見守り、家庭の庭手入れなど閑潰し業務にだけ使うのは誠に勿体ない。彼らを児童相談所の補助職員に採用すれば、モンスター父兄と対等に話しあえるのではないかと思うのだ。
ヤクザな父兄と相対して議論し説得するには、児童福祉士、教員免許取得者の如に知識ばかりの高級人材ではなく、世間慣れした年配者の方が有効ではないだろうか。彼らは精神的にも強く、粘り強いので少々荒っぽい相手とも対等に対話できるだろう。 年金暮らしで遊び呆けているシルバー人材から選抜して児童相談所の外回りの補助要員として使ってみるべきだ。彼等の豊かな人生経験が若い先生方の補助役として大いに生かせるだろうと私は思う。
子供を守る児童相談所は少ない人数で業務が多く混乱しているといわれ、一人平均40件もの事案を抱えているという。児童相談所の職員は学校の教員も異動して勤務することもあると聞くが、柏市の頼りない二瓶所長の顔をみると、あれでは百戦錬磨のモンスター父兄にはとても敵わないだろうと思った。事件を契機に政府は全国で1,000人ほど職員を増員するというが、若い教諭をいくら集めても、社会の荒波にもまれたモンスター父兄と対抗することはできないだろうと思う。
モンスター父兄を説得するには、経験豊かな高齢者が案外使えるのではないかと私は思う。例えば市町村のシルバー人材センターには多くの高齢者がおり、口達者で人間関係に習熟した人材が多い。彼らが公園や道路の整備、草取り、学童通学の見守り、家庭の庭手入れなど閑潰し業務にだけ使うのは誠に勿体ない。彼らを児童相談所の補助職員に採用すれば、モンスター父兄と対等に話しあえるのではないかと思うのだ。
ヤクザな父兄と相対して議論し説得するには、児童福祉士、教員免許取得者の如に知識ばかりの高級人材ではなく、世間慣れした年配者の方が有効ではないだろうか。彼らは精神的にも強く、粘り強いので少々荒っぽい相手とも対等に対話できるだろう。 年金暮らしで遊び呆けているシルバー人材から選抜して児童相談所の外回りの補助要員として使ってみるべきだ。彼等の豊かな人生経験が若い先生方の補助役として大いに生かせるだろうと私は思う。
2019年02月07日
190208 子供虐待事件
野田市の小学4年の栗原心愛ちゃん(10)がこの極寒のなかで父親の栗原勇一郎(41)から冷水を浴びせられて凍死した。お父さんからぼう力をうけています、先生どうにかできませんか、と学校に出したアンケートを教育委員会から見せられた父親が激怒して, 食事も殆ど与えず廊下で起立罰を与え続け1/24には風呂場で冷水を浴びせて凍死させたという。誠に痛ましい事件である。野田市教育委員会のフルメンバーがテレビの前で頭を下げ、柏児童相談所長はそのアホウ面でぼそぼそ説明して詫びたが、全て後の祭りだ。無神経な対応と学校は欠席し続ける児童に何の対応もしていなかった。
1年前の香川市から東京目黒区に転入した船戸結愛ちゃん(5)も同じだった。親の暴力に苦しむ結愛ちゃんは、ゆるして下さい もう2度と悪いことはしませんから、と大学ノートに幼い字で詫び状を書き続けたが、香川市―目黒区の児童相談所の対応不足で遂に衰弱死してしまった。この平和な日本で、小役人の無責任でかように残酷な事件が家庭で繰り返されているのは本当に言語道断であり、責任の役人共は厳罰に処して、児童相談所の仕事を続けさせてはならない。
子供の虐待は昔からあった。恥ずかしくて話したくないが、私も70年以上の大昔に、短気な父親に苦しめられた悲しい思い出がある。長男長女は大事にされたが、次男以下には、父親は家庭に同居する恐ろしい鬼だった。僅かな救いは冬季に酒造りで父が山陰に出稼ぎする冬の留守期間だけ安らかな日々だったが、2月終わりに帰ってくると途端に、家庭の雰囲気は一変して恐ろしい日々に変わった。その怒り方も尋常ではなく、棒をなげつけ、牛小屋に放り込まれるなど言うも恥ずかしい暴力だった。祖父母に早く死に別れた無学の父は若くして苦労し、大勢の子供達の生活が重荷だったらしく、暴力は苦しい生活のはけ口だった。
私の母は敢然と父に抵抗して我々子供を守ってくれた。私が中2の時、父親は肺結核で死去したが、その葬儀の日は、これで我が家はやっと平和になると内心では大喜びした。しかし子供時代の恐怖の経験は幼い性格を大きく傷つけた。特に次兄は激しい吃音になり一生苦しみ続けた。3男の私も性格が歪み、微笑は絶えて無口になり何事にも徹底的に耐え我慢する性格に変わってしまった。
この悪性遺伝を断ち切ろうと、私は家庭をもった後は、あらゆる面で父を反面教師として生きてきた。子供や孫達には絶対に怒らず、社会生活でも人と言い争う自己主張は抑えて、代わりに徹底的な自己努力で相手を見返してやる変わり者になり、傘寿を越えた人生終盤の今でも、その性格から脱皮できていない。
今回事件を起こした栗原勇一郎は、テレビでは一見明るい成人に見えるが、その歪んだ性格は多分祖父の影響であり、治療することは殆んど不可能で、牢獄に閉じ込めて社会に出してはならないと思う。本件事件を起こした柏児童相談所のアホな所長や、野田教育委員会の連中は、文部省やモンスター父兄に向けて自分だけを守る意識から180度転換し、閉ざされた家庭内で助けを求め続けている幼児や子供達を救い出す業務に全力投入すべきである。
1年前の香川市から東京目黒区に転入した船戸結愛ちゃん(5)も同じだった。親の暴力に苦しむ結愛ちゃんは、ゆるして下さい もう2度と悪いことはしませんから、と大学ノートに幼い字で詫び状を書き続けたが、香川市―目黒区の児童相談所の対応不足で遂に衰弱死してしまった。この平和な日本で、小役人の無責任でかように残酷な事件が家庭で繰り返されているのは本当に言語道断であり、責任の役人共は厳罰に処して、児童相談所の仕事を続けさせてはならない。
子供の虐待は昔からあった。恥ずかしくて話したくないが、私も70年以上の大昔に、短気な父親に苦しめられた悲しい思い出がある。長男長女は大事にされたが、次男以下には、父親は家庭に同居する恐ろしい鬼だった。僅かな救いは冬季に酒造りで父が山陰に出稼ぎする冬の留守期間だけ安らかな日々だったが、2月終わりに帰ってくると途端に、家庭の雰囲気は一変して恐ろしい日々に変わった。その怒り方も尋常ではなく、棒をなげつけ、牛小屋に放り込まれるなど言うも恥ずかしい暴力だった。祖父母に早く死に別れた無学の父は若くして苦労し、大勢の子供達の生活が重荷だったらしく、暴力は苦しい生活のはけ口だった。
私の母は敢然と父に抵抗して我々子供を守ってくれた。私が中2の時、父親は肺結核で死去したが、その葬儀の日は、これで我が家はやっと平和になると内心では大喜びした。しかし子供時代の恐怖の経験は幼い性格を大きく傷つけた。特に次兄は激しい吃音になり一生苦しみ続けた。3男の私も性格が歪み、微笑は絶えて無口になり何事にも徹底的に耐え我慢する性格に変わってしまった。
この悪性遺伝を断ち切ろうと、私は家庭をもった後は、あらゆる面で父を反面教師として生きてきた。子供や孫達には絶対に怒らず、社会生活でも人と言い争う自己主張は抑えて、代わりに徹底的な自己努力で相手を見返してやる変わり者になり、傘寿を越えた人生終盤の今でも、その性格から脱皮できていない。
今回事件を起こした栗原勇一郎は、テレビでは一見明るい成人に見えるが、その歪んだ性格は多分祖父の影響であり、治療することは殆んど不可能で、牢獄に閉じ込めて社会に出してはならないと思う。本件事件を起こした柏児童相談所のアホな所長や、野田教育委員会の連中は、文部省やモンスター父兄に向けて自分だけを守る意識から180度転換し、閉ざされた家庭内で助けを求め続けている幼児や子供達を救い出す業務に全力投入すべきである。
2019年02月04日
190204 嵐の活動中断
アイドルグループ嵐が来年末をもって解散すると宣言して大騒ぎになっている(1/27)。東南アジアからも悲鳴が上がっていると聞くから驚いた。リーダーの松本は、今までとは違った人生の景色を見たいからと説明する。嵐は自分の青春だったとフアンは嘆き、中年以下の人々には強烈なニュースらしい。恥ずかしながら私は美空ひばり島倉千代子の時代で、精々ダークダックスがメンバー病欠で解散状態になった件や、SMAP5人組のメンバーが各自有名になり過ぎて仲間割れ解散した件などは知っているが、嵐とかEXILE辺りになると、印象が薄い。
しかし今回の解散宣言に至るまでの経緯を聞くと納得できた。20年前に松本智(38)がリーダーとなって嵐はスタートしたが、2年前の夏メンバーに活動を一旦中断して各自が各々の道を歩んではどうだろうかと切り出したそうだ。メンバーの桜井(37)、相葉(36)、二宮(35), 松本(35)と何回も話合いを重ねた末に2年先の大晦日をもって松本リーダーは引退、他のメンバーはソロ活動に入るとの結論に達したという。流石に大人の流儀だと感心した。
アイドルグループに限らないが、多忙さに悲鳴を上げるタレントは結構多い。普通のおばさんになりたいと引退宣言した都はるみは 暫く経つとやはりタレントの方がよかったと戻ってきた。リタイアしても閑過ぎる人生の退屈さに後悔する例が結構多い。何かを始める時は誰も不安と緊張で目標に向かって突進するが、事業が軌道にのると緊張感が緩み始める。
2兆円にも上る有利子負債を抱えて倒産寸前の日産に、ルノーから乗り込んできたゴーン会長は、従来の労組が経営する日産を徹底的に改革し、リストラを敢行して、見事に世界的な自動車会社に再生させた。しかし日産が軌道に乗ると、ゴーン会長の緊張感と熱意は薄れて、次第に自分の個人利益を追求する方向に関心が向き、終に昨年暮れに検察庁に逮捕されて、日産会長を解任され寒い牢獄に入っている。母国フランスの信用も失ってルノーCEOも解かれて全てを失ってしまった。かくして世界に鳴り響いた英雄カルロス-ゴーン氏の栄光は見事に崩れ去ってしまった。立身出世を果たしても平常心で生き続けるのは本当に難しいらしい。
小さな話で恐縮だが、私も大手メーカーの企画部長として、ド素人の医薬品合弁事業を企画した例も同じだった。医薬品は技術的に難しく、プライド高い病院ドクターに営業販売することは非常に難かしいと言われていたが、逆にその困難を突破することは魅力でもあり、自分の生涯を賭けて突入した時の恐怖は一種の醍醐味でもあった。しかし一旦軌道に乗ると企業は自分の意思を離れて組織力で動き始める。軌道にのった事業を12年も続けると、緊迫感は失われ感動は薄れて飽きが生じ、緊張を維持できなくなってしまった。そして定年が近づくと私はそろそろ社長を辞めたいという気持ちも生じた。同じ仕事を長年続けると飽きるのは多くの人間の宿命だとも思う。私は定年と同時に合弁会社を退社した。そして今度は個人出資の自営会社を設立して 再び緊張感が張り詰めた新しい仕事を始め既に20年が経過した。今度は高齢で傘寿を越えた自分の健康との勝負に悩んでいる処である。