2019年07月
2019年07月24日
190724 技術情報の盗み出し
日本からの輸出ルール変更を韓国が怒っている。フッ化水素、フッ化ポリイミド、レジストの韓国向け輸出をホワイト国扱いにしてきた結果、韓国から北朝鮮に再輸出されて軍事転用されていたことが判明した為、急遽 ヨーロッパ諸国の韓国向けルールと同じ事前審査扱いにしたことに韓国が怒った。従来から日本は韓国を優遇扱いし過ぎる傾向があるが、今回の措置に韓国政府は激怒して国際社会に日本の不当性を訴え、特別予算260億円を投入してこれら輸入化学品を自主開発すると文大統領が声明した。
この特殊化学品を製造している日本メーカーは、JSR, 東京応化、ステラケミファ、昭和電工、関東電化、太陽インキなどであり、特にレジストは不安定、フッ化水素も大量貯蔵が難しく、電子機器の高い世界シェアを持つ韓国は大慌で、早急にそれらを国内生産に切替えるという。 しかし簡単に国内生産できるなら既に行っている筈であり、高度な技術Know-Howがなければ韓国でも簡単には製造できない。
しかし韓国には秘策がある。それは高額報酬で日本人ブローカーを勧誘してKnow-Howを盗み出す方法で、韓国が長年得意としてきた技術盗用だ。韓国はあらゆる技術を日本から盗み出して経済成長してきた歴史があり、例えば電磁鋼板の生産技術を新日本製鉄から盗み出す為、韓国ポスコ製鉄は東京に事務所を設置して 長年かけて遂に技術盗み出しに成功した。しかし今度はポスコ製鉄社員がその電磁鋼板技術を中国に持ち出したことが露呈して逮捕されて、裁判となった時、ポスコ技術者は、持ち出したのは日本から盗んだ日本製鉄の技術だと白状して、国際的な騒動に発展し、終にポスコは大金の賠償金を新日本製鉄に支払って和解した例が知られている。
最近では、栃木県が長年かけて開発した とちおとめ(イチゴ) を韓国人が盗んで、今では韓国の代表的イチゴとして輸出農産物になっている例もある。韓国は とちおとめを日本のスーパーで購入して持ち帰りバイオ手法で培養し再生したのだ。日本が国際特許を出していなかったのも悪いが、韓国窃盗団の動きは早かった。似た例は中国にもあり、和牛の卵子精子を中国に持ち出した日本人酪農家が摘発されたが、日本人の裏切り行為は同胞として誠に情けない限りだ。
フッ化水素、フッ化ポリイミド、レジストも韓国政府は日本から技術を盗み出して韓国で国内生産するだろうが、問題は韓国からの高額報酬に乗せられて極秘技術の持出しに協力する日本人ブローカーが結構いるのだ。今回も 数千万円の成功報酬が提示され、着手金数百万円を受け取ったブローカーが、国内メーカー技術者を探し出してKnow-HowをUSBで持ち出すのだろう。
実は20余年前に 我社にも技術盗用のブローカーAさんがいた。Aは在京の電気系大学卒の有能な技術者だったが、働いても働いても会社では報われず、何回も転職を重ねた末、忸怩たる思いまま定年を迎えて我社にやって来た。彼は広範な現場知識を持ち、我社の機械修理業にも大いに貢献してくれ深く感謝していたが、ある時突然 我が社を辞めて 韓国の仕事に専念すると言い出した。韓国政府の巨大プロジェクトで、関係業界の技術調査だと漏らしていた彼は、友人知人達を動員して資料やサンプルを収集して、頻繁に韓国出張を繰り返した。
そして2〜3年が経過したある日突然、彼は韓国側から厳しい叱責を受けて、約束の成功報酬を貰えないまま解約されてしまった。スパイ行為だから裁判所に訴えることも出来す 泣き寝入りする以外に無かったが、大変な屈辱とショックを受けた彼は放心状態になり、実業界から完全に身を引いて 今では横浜の自宅の狭い庭で 不似合いな盆栽造りに余生を過ごしている。
今回のレジスト、フッ化水素も、韓国は目も眩むような成功報酬を日本人ブローカーに示して、僅かな着手金で当該技術の盗み出しを勧誘するのだろう。会社で報われない日本の技術者達は,良心の呵責と、高額報酬に眩んで悩ましい夜を過ごすことになる。日本では、決定的な証拠がない限り、技術Know-Howを持ち出した社員を厳罰に処することは稀だが、自己の名誉を賭けた危険な仕事になる。
日本企業では、口達者な事務系社員が早く出世して、口下手な技術系社員は働いても報われない傾向が強い。不遇に耐えかねた技術屋が大金に目が眩んで悪事に手をだす誘惑を止めるのは難しい。しかし今回は、国益を左右する超極秘の技術情報であり、技術者の不正行為は日本の国益に大きな損害を与えることを知って欲しい。もし技術者諸氏の行動が暴露した時は、当人は家族を含めて社会から厳しい非難を浴びることを覚悟する必要がある。
2019年07月19日
190719 参議院選挙
駅前の参院選挙の応援演説を見た。国会で袋叩きにあった桜田(前)オリンピック担当大臣と河野外務大臣が壇上にいた。国会で立憲の辻本清美に侮辱された桜田さんも、地元では生き返ったように立派な演説をしていた。河野外務大臣は相変わらず苦虫を咬み潰したように口をヘの字に曲げているが話は面白い。米国のポンペオ国務長官や、ヨーロッパ諸国首脳との裏話を面白く聞かせてくれた。安倍首相は世界で最も安定した政権で、ロウハニ大統領に要請されてイランを訪問したが、野党政権ではあり得なかったと説く。各党の主張は:
a) 自民党→ 早期の憲法改正
b) 公明党→ 国会議員歳費1割カット
c) 日本維新→ 国会議員報酬3割カット、公務員数2割カット
d) 幸福実現の党→自衛隊の核武装推進
e) 立憲民主党→ 消費税Up凍結
f) 国民民主党→ 児童手当充実
g) 共産党 → 皇位継承の見直し
a)自民党の主張は憲法改正が中心だ。中國の空母や駆逐艦が沖縄周辺に回遊して東シナ海から太平洋への出口確保を狙い、満州の瀋陽基地には350発の核ミサイルが日本や沖縄を狙っている。北朝鮮も核と毒ガスで日本を標的にし、韓国は核保有の意欲を隠さない。米トランプ大統領は、ホルムズ海峡の日本タンカーは海上自衛隊が守れと要求するが、平和慣れした野党は相変わらず憲法維持を叫ぶ。日本を守るのは自衛隊以外にはあり得ず、早急に憲法改正して防衛態勢の整備が必要なのは当然だろう。
b) 公明党は婦人部会が強く旗色をはっきりさせないが、議員歳費10%削減を主張する。再選しなければ参議院議員は6年間で2億円は貯まるともウワサされ、若手議員の不祥事が頻発している。国会議員の歳費削減は立派な提案だ。
c) 日本維新の会は、大阪府議会,市議会で経費節減を実行済みで、その延長で国会議員の報酬3割カット、国家公務員の2割カットを主張する。年金問題は 歳入庁を設置して自分の年金は自分が積立てるよう提案し, 老後資金は自分で準備するよう説く。全くその通りであり、口を開けて待ち続ける卑しい余生は止めるべきだ。
d) 最右翼の幸福実現党は、自衛隊の核武装を主張する。日本人は安全確保には余りに鈍感過ぎる。京都アニメーションの大惨事も、世界の頭脳集団のオフィスに ガードマンを1名も置いていなかったとは呆れてしまう。日本は中國、ロシア、北朝鮮の核で包囲されており、世界では 米国、ロシア、英国、フランス、中国、インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮が核武装済みで、イランの核武装も時間の問題だ。核兵器は攻撃ではなく防衛に不可欠な軍備であり 素手では強盗に対抗できず、日本も検討する必要がある。
e) 立憲民主党は大衆に媚びる消費税UP凍結を叫ぶ。財源を凍結しながら社会保障充実を要求、原発ゼロを叫びながら自前電力100%実現を叫ぶが 具体的裏付けが無く小学生のスローガンだ。日本が守る意思がなければ尖閣は直ぐに中国に占拠され、対馬には多数の韓国人が移住して韓国領になるだろう。野党第一党の名誉にかけても 怠惰な退職者に不足年金を自分で稼ぐよう主張すべきだろう。
f) 国民民主党は地味だが真面目である。 18才まで児童手当を延長する提案は良いが 消費税Up反対では財源が説明できない。最低時給1,000円は人手不足で主張しなくても自然に実現する筈。農家の個別所得補償は必ず予算浪費に終わる。高付加価値産品を生産する農業に変えて 週休2日制採用の具体的な農業転換方法を提案すべきだ。
g) 世界の共産党は全て独裁政権であり、中国の独裁政治に怯える香港人200万人が街頭デモを敢行し、学生は自殺者が続出して中国政権の恐怖を訴えているのがその証拠だ。共産党の提案は論じるに値しない。
a) 自民党→ 早期の憲法改正
b) 公明党→ 国会議員歳費1割カット
c) 日本維新→ 国会議員報酬3割カット、公務員数2割カット
d) 幸福実現の党→自衛隊の核武装推進
e) 立憲民主党→ 消費税Up凍結
f) 国民民主党→ 児童手当充実
g) 共産党 → 皇位継承の見直し
a)自民党の主張は憲法改正が中心だ。中國の空母や駆逐艦が沖縄周辺に回遊して東シナ海から太平洋への出口確保を狙い、満州の瀋陽基地には350発の核ミサイルが日本や沖縄を狙っている。北朝鮮も核と毒ガスで日本を標的にし、韓国は核保有の意欲を隠さない。米トランプ大統領は、ホルムズ海峡の日本タンカーは海上自衛隊が守れと要求するが、平和慣れした野党は相変わらず憲法維持を叫ぶ。日本を守るのは自衛隊以外にはあり得ず、早急に憲法改正して防衛態勢の整備が必要なのは当然だろう。
b) 公明党は婦人部会が強く旗色をはっきりさせないが、議員歳費10%削減を主張する。再選しなければ参議院議員は6年間で2億円は貯まるともウワサされ、若手議員の不祥事が頻発している。国会議員の歳費削減は立派な提案だ。
c) 日本維新の会は、大阪府議会,市議会で経費節減を実行済みで、その延長で国会議員の報酬3割カット、国家公務員の2割カットを主張する。年金問題は 歳入庁を設置して自分の年金は自分が積立てるよう提案し, 老後資金は自分で準備するよう説く。全くその通りであり、口を開けて待ち続ける卑しい余生は止めるべきだ。
d) 最右翼の幸福実現党は、自衛隊の核武装を主張する。日本人は安全確保には余りに鈍感過ぎる。京都アニメーションの大惨事も、世界の頭脳集団のオフィスに ガードマンを1名も置いていなかったとは呆れてしまう。日本は中國、ロシア、北朝鮮の核で包囲されており、世界では 米国、ロシア、英国、フランス、中国、インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮が核武装済みで、イランの核武装も時間の問題だ。核兵器は攻撃ではなく防衛に不可欠な軍備であり 素手では強盗に対抗できず、日本も検討する必要がある。
e) 立憲民主党は大衆に媚びる消費税UP凍結を叫ぶ。財源を凍結しながら社会保障充実を要求、原発ゼロを叫びながら自前電力100%実現を叫ぶが 具体的裏付けが無く小学生のスローガンだ。日本が守る意思がなければ尖閣は直ぐに中国に占拠され、対馬には多数の韓国人が移住して韓国領になるだろう。野党第一党の名誉にかけても 怠惰な退職者に不足年金を自分で稼ぐよう主張すべきだろう。
f) 国民民主党は地味だが真面目である。 18才まで児童手当を延長する提案は良いが 消費税Up反対では財源が説明できない。最低時給1,000円は人手不足で主張しなくても自然に実現する筈。農家の個別所得補償は必ず予算浪費に終わる。高付加価値産品を生産する農業に変えて 週休2日制採用の具体的な農業転換方法を提案すべきだ。
g) 世界の共産党は全て独裁政権であり、中国の独裁政治に怯える香港人200万人が街頭デモを敢行し、学生は自殺者が続出して中国政権の恐怖を訴えているのがその証拠だ。共産党の提案は論じるに値しない。
2019年07月11日
190712 吃音の苦しみ
先週7/6のラジオ深夜便でルポルタージュ作家の近藤雄生氏が吃音の苦しみを話していた。大阪生れの近藤氏は子供時代に吃音を発症して、東大工学部を卒業したが電話一本も掛けられず、就職を諦めてオーストラリア旅行で出かけ、東南アジア、中国などを旅行しながら、理系ドキュメンターリー作家として活動している由 大変興味深く聞いた。
吃音は精神的原因か肉体的理由で発症するかは不明で、治療法もなく、国内には約100万人が一生を苦しみ続けているという。しかし近藤さんは30才頃に突然吃音が治り、自分が苦しみ抜いた経験を深夜便でごく淡々と話されていた。実は私も吃音に悩みながら 傘寿を越えて人生終盤を迎えている者だが、私は独特な方法で吃音をコントロールしていることをここに披露したい。吃音で苦しんでおられる方には 多分Big-Presentになるだろうと思っている。
多くの吃音者は、カ行、タ行、パ行などの破裂音を正常に発声できず、切符、天気、パーティーなど誰でも普通に言える言葉が 簡単には発声できずに苦しむ。小中高校の国語は本当に苦悩の時間で、指名されないように願っているが 無事に終わることはあり得ず、いつも友人達の前で大恥をかく残酷な時間だった。小学6年時の運動会で私は、赤組白組の得点係りを指名され、台上に上がって結果を発表したが、緊張して赤組白組の得点を明瞭に宣言できす、生徒や父兄達から爆笑された恥ずかしい思い出は 70年経った今でも忘れられない屈辱の記憶だ。
中学に入ると、Jack & Bettyの英語が始まった。英語は誰も しどろもどろだが、私だけは平気ですらすら発音できた。英語は誰も詰まって当然だと思うと、緊張から解放された私は テキストを流暢に読んで 先生や友人達を驚かせた。しかし他の殆どの時間は私には煉獄の青春だった。近藤氏と同様に工学部を卒業した私も 大学卒業までは電話一本も掛けられなかったが、誰にも言えなかった。
吃音の近藤氏は就職せず 海外で周遊生活を始めたそうだが、お金のない私は研究所に入り、吃音と共生せざるを得なかった。何とか発声を和らげようと、私は日本文や英語を音読して 少しでも吃音を和らげようと試みた。毎朝私は会社に早出して 誰も居ない部屋で大声で発声練習したが、英論文が最も効果があるように思った。更に英論文から英会話に移行して、何年か後には研究社の英会話読本Spoken-American-English を音読し始めた。そして遂に最上級の Advanced-Courseにまで進んだ。
私はテキストの録音テープを聞きながら 大声で真似る発声練習を繰り替えした。この研究社テキストは Lesson-1から Lesson-24まで各8分、合計190分の3時間版で 毎日2 Lesson 約15分間ほど音読し, テキストは月2周するので、年間25回も音読を繰り返す練習が レベル的に最適と感じて10年も20年も繰り返した。
長年使うとテキストの背中が破れたので、何回か買い替えたが、改定本は少しづつ内容が変更され、Lesson-1 The Big-Topのサーカスの話題は 文章が大幅に変更されたが、私は初めに記憶した古い文章を繰り返した。またSection-3 Pattern-Usage-Drill は例文の順序入換えが頻繁に行われて少々困惑したが、私は初版の文章で練習を続けた。出張や親睦会などで旅に出掛けた時も 練習を欠かさずコピーを持参して、早朝起き出して屋上等で発声練習をした。
休日は自宅練習なので 家族に嫌われたが構わず続行し、テープから大声で聞こえる Ouch(痛い!)は 10年前に亡くなった義母さえ熟知していた。10年も続けると文章は自然に暗記して、30〜40年後には分厚いテキストの隅から隅まで完全に丸暗記して テキスト無しでテープを聞きながら発声練習し始めた。この勉強法は傘寿を過ぎた今でも 毎朝続けており 家内も完全に諦めて、時折休むと逆に どうしたの?と訝るほどだが、確実にCost-freeで外国語を習得できる方法であり、関係するエピソードは山ほどあるがそれは別の機会に譲る。
更に後日談がある。45才でDIC企画部長になった私は、米国のDiagnostics社に単独出張して 先方会長と臨床検査薬の合弁会社設立を交渉した。アメリカン英語に慣れた私に先方会長は驚いたが 殆ど苦労もなく自然に話して 先方経営陣を口説いた。高付加価値の医薬品は世界中の化学メーカーが狙う羨望の事業だが、私が単独に出張して纏め上げた合弁会社設立の合意書を 帰国して報告すると 英語が堪能なDIC社長も仰天してしまった。
そして私はこの合弁会社のTOPに任命されて12年間社長を務めたが、その間アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、アイルランド、ポルトガルなどの関係会社との往来や、毎年夏にハワイやカナリア諸島で10日間も開催するSummer-Vacationは必ず参加して 波乱万丈のサラリーマン生活になった。これも痛快なエピソードも沢山あるが省略。
私がここで言いたいことは、確かに吃音の完治は難かしいがコントロ−ルは可能であり、それはその外国語読本を毎日10分ほど発声練習することで 吃音を和らげることができるという、私が生涯を賭けて到達した結論であり、外国語をマスターする確実な方法でもある。今日の国際化時代は、英語、中国語、スペイ語などの外国語は必須であり、語学習得も兼ねて発声練習を続けば 吃音と共生できるという体験談をここに披露する次第である。
2019年07月05日
190705 G20 世界会議
大阪の咲州に、世界の主要国20ケ国のリーダーと、6,000人のマスコミが集まり、世紀の大会議が行われた。貿易摩擦、プラゴミ環境対策、IT課税対策などがテーマだが それは単なるお題目で、首脳達がお互いに顔を合わせて、相手の心を探りあうTOP会談が主目的だ。不便な埋立地が世界の脚光を集めて大阪も鼻高々だろう。
日本はお隣り中国と、6年間も相互訪問が無く冷たい関係だったが、昨年から米中貿易戦争勃発で窮地に陥った中国が慌てて日本に友好関係を持ち掛けて首脳会談が行われた。日本も中国の一帯一路戦略に前向きの方針を打ち出して上々の成果だった。しかし中国戦艦は相変わらず尖閣周辺を回遊して威嚇行為が続いており、中国は何を考えているのか安倍首相は習近平の本心を探ったのだ。
世界No.2に成長した中国は、貿易問題で米国と対立し、中国がITで世界制覇の野望を察知した欧米諸国は、中國ファウエイ排除に動き始めた。目玉戦略を阻止されて中国は、高成長経済にもブレーキがかかり、国内の治安維持予算は膨張を続けて軍事予算を凌駕する勢いで、財政的に深刻な問題を抱えて、活路を世界No.3の大国日本に経済協力を求めて接近したのだ。
米国は、貿易赤字の5割を占める中国商品輸入の阻止、技術盗用でIT制覇を狙う中国の野望の打破が大命題であり、トランプ氏は習近平と顔を合わせて、如何に今後の両国関係を進めるかに互いに胸中を探り合あった。
国土は広大だが人口は1.4億人のロシアは経済規模が日本の1/3の貧乏国だが、軍事力だけは突出して世界最強の地位を維持し続けるガキ大将である。内心ではお隣り中国を極度に恐れているが、当面は、中国と協力して米国に対抗し続ける苦しい立場にある。
ヨーロッパの盟主としてEUをリードし続けてきた大国ドイツは、メルケル首相が積極的に中東移民を受け入れた結果、移民が1600万人にも達して国内保守派から猛反発を招き、首相としての力を失い、G20でも精彩がなかった。
英国メイ首相も苦境で退陣寸前だ。国力は衰えても気位高い旧宗主国の英国は、ドイツやフランスなど大陸諸国が牛耳るEU中央政府に従う屈辱には耐えられず、EU脱退運動が強い。しかしEU脱退は孤立を招き経済不況に繋がると懸念する若者達と、国論を真っ二つに分裂して結論が出ず、メイ首相もサジを投げ出して、次期首相選出の真っ最中だが、英国も気位だけでは生きて行けないことを知らされた。
民主大国のインドはモディ首相が来日したが相変わらずカースト制度に苦しんでいる。カーストはヒンズー教に由来する人種差別意識だが、日本の士農工商とは比較にならないほど頑強で、インド人の精神を頑強に束縛し、社会発展を阻害し、同じ人口規模の中国に比べてGDPは1/4と大きく低迷している。ITを武器にカーストを廃絶しようと政府は懸命に努力しているが、宗教が関係する至難のテーマだ。
お隣り韓国は人口5,000万人にも拘らず,日本の6割近いGDPに成長し、更に北朝鮮には2,000万人の安い労働力もある。核を絶対に手放さない金正恩と連合して準核保有国になる夢を描いているが、金正恩から拒否されて妄想は迷走中でG20でも登場場面が無かった。2.7億の人口をもつ大国インドネシアは南シナ海の中国占拠が現実化して事態の重大さに気づき、東南アジア諸国を結集しての中国に対抗しよう動き始めた。
今回のG-20を主導して大々的なPR効果を狙った安倍首相は、金融庁の年金2000万円不足問題で強烈なパンチを食らって支持率を下げた。しかし世界20ケ国の首脳を前に, 大会議をリードした実績を国民も見ており、参議院選挙の結果が待たれる。
日本はお隣り中国と、6年間も相互訪問が無く冷たい関係だったが、昨年から米中貿易戦争勃発で窮地に陥った中国が慌てて日本に友好関係を持ち掛けて首脳会談が行われた。日本も中国の一帯一路戦略に前向きの方針を打ち出して上々の成果だった。しかし中国戦艦は相変わらず尖閣周辺を回遊して威嚇行為が続いており、中国は何を考えているのか安倍首相は習近平の本心を探ったのだ。
世界No.2に成長した中国は、貿易問題で米国と対立し、中国がITで世界制覇の野望を察知した欧米諸国は、中國ファウエイ排除に動き始めた。目玉戦略を阻止されて中国は、高成長経済にもブレーキがかかり、国内の治安維持予算は膨張を続けて軍事予算を凌駕する勢いで、財政的に深刻な問題を抱えて、活路を世界No.3の大国日本に経済協力を求めて接近したのだ。
米国は、貿易赤字の5割を占める中国商品輸入の阻止、技術盗用でIT制覇を狙う中国の野望の打破が大命題であり、トランプ氏は習近平と顔を合わせて、如何に今後の両国関係を進めるかに互いに胸中を探り合あった。
国土は広大だが人口は1.4億人のロシアは経済規模が日本の1/3の貧乏国だが、軍事力だけは突出して世界最強の地位を維持し続けるガキ大将である。内心ではお隣り中国を極度に恐れているが、当面は、中国と協力して米国に対抗し続ける苦しい立場にある。
ヨーロッパの盟主としてEUをリードし続けてきた大国ドイツは、メルケル首相が積極的に中東移民を受け入れた結果、移民が1600万人にも達して国内保守派から猛反発を招き、首相としての力を失い、G20でも精彩がなかった。
英国メイ首相も苦境で退陣寸前だ。国力は衰えても気位高い旧宗主国の英国は、ドイツやフランスなど大陸諸国が牛耳るEU中央政府に従う屈辱には耐えられず、EU脱退運動が強い。しかしEU脱退は孤立を招き経済不況に繋がると懸念する若者達と、国論を真っ二つに分裂して結論が出ず、メイ首相もサジを投げ出して、次期首相選出の真っ最中だが、英国も気位だけでは生きて行けないことを知らされた。
民主大国のインドはモディ首相が来日したが相変わらずカースト制度に苦しんでいる。カーストはヒンズー教に由来する人種差別意識だが、日本の士農工商とは比較にならないほど頑強で、インド人の精神を頑強に束縛し、社会発展を阻害し、同じ人口規模の中国に比べてGDPは1/4と大きく低迷している。ITを武器にカーストを廃絶しようと政府は懸命に努力しているが、宗教が関係する至難のテーマだ。
お隣り韓国は人口5,000万人にも拘らず,日本の6割近いGDPに成長し、更に北朝鮮には2,000万人の安い労働力もある。核を絶対に手放さない金正恩と連合して準核保有国になる夢を描いているが、金正恩から拒否されて妄想は迷走中でG20でも登場場面が無かった。2.7億の人口をもつ大国インドネシアは南シナ海の中国占拠が現実化して事態の重大さに気づき、東南アジア諸国を結集しての中国に対抗しよう動き始めた。
今回のG-20を主導して大々的なPR効果を狙った安倍首相は、金融庁の年金2000万円不足問題で強烈なパンチを食らって支持率を下げた。しかし世界20ケ国の首脳を前に, 大会議をリードした実績を国民も見ており、参議院選挙の結果が待たれる。