2020年06月

2020年06月23日

200623 コロナとの攻防 

我家には庭があり大木も茂っている。まだ若かった頃は土日の庭仕事が楽しかったが、傘寿過ぎると体力も弱り、庭仕事が苦労で最低限になってきた。それでも7月になるとセミが鳴き始める。セミは土の中で長い年数かけて成長し盛夏になると地表に小さな穴を空けて日暮れを待ち、夜中に穴から出て木を登り脱皮する。2〜3週間ほど鳴き交わして交配し、木の根近くに卵を産みつけて一生を終える。長い地下生活に比べると地上の生活はごく短いが子孫を残そうと一生懸命だ。セミは仲間の鳴き声を聞き分けるのか、初めにあぶら蝉が鳴き始め、暫くするとみんみんセミ…..と少しずつ種類が変わってゆく。冬を越した卵は翌春には幼虫となって地中に入り、再び長い年月をかけてゆっくり成長する。私は庭を殺虫する時は、彼らを殺さないように注意深く配慮しながらから消毒する。  
                                            
先日 庭に敷いていた人工芝を剥がすとセミの幼虫が動いていた。厚い人工芝の下で必死に出口を探していたらしい。私は直ぐに幼虫を取り出して近くの柔らかい土に戻してやった。無神経に私が敷いた人工芝という壁に阻まれて セミの幼虫は地表への出口を失い 必死にもがいていたのだ。セミに酷いことをしていたと私は悔いた。   
                                           
しかし我々人間もコロナという狂暴なウイルスに襲われて世界的な大不況に陥り、仕事を失った人々は出口を求めてもがき苦しんでいる。ウイルスだけでなく、学歴とか会社倒産とか親の介護とか、打破しようのない人間社会の厚い壁に出口を塞がれて 若者達は苦悩している。セミは命を繋ごうと懸命にもがくが、人間は必死の抵抗はせず、すぐに諦めて社会を恨み 無気力になって家に閉じこもり 多くは生活保護に頼ってしまう。   
                                             
しかし時代は代わって今日はIT社会になったのだ。誰でも僅か10万円で天才的な能力をもつPC/スマホを入手できる時代になった。問題は我々がゲームやメールに明け暮れてその強力な力を有効に使う意欲に欠けていることだ。PC/スマホの強力な能力を使えば 誰でも何か大きな仕事ができる時代になったが その意思がないのだ。セミのように絶対に生き抜こうとする意欲に欠けていると思う。  
                                           
近年は大企業より自由に生きる個人事業者が多い。彼(彼女)らは起業意欲はあるが 全国的な販売網を持っていない。私は彼らにHPで格安に全国営業ができるユニークなIT手法を提供している。例えば格安で高級分析機器の中古品を入手して転売する分析機器業者Kさんには 払下げ情報を素早く入手できる方法を、中学受験をめざす小学生に大学生講師を格安で紹介する手法をBさんに、新築戸建ての断熱省エネ計算を代行するCさんには 新築情報が集まるネット営業法を、都会の片隅で占い業を営むDさんは安く客集めできる手段を…...千差万別な業界でも 的確な情報をITで安く入手する手法だ。  
                                            
コロナという自然災害を恨むだけでなく スマホ/PCを効果的に使って乗り越えないと 暗くて長過ぎる一生になってしまう。




mh3944 at 09:04|PermalinkComments(0) ビジネス 

2020年06月14日

200614 スポーツと人格

傘寿過ぎ高齢にも拘わらず、私は柴犬を飼っている。雨の日も風の日も、暑くても寒くても、朝夕の散歩は欠かせないが、愛情深く大事に育てた結果 素直な成犬になり、今では我が老夫婦には欠かせない一員となっている。  
                                            
実は先日早朝 近くの遊歩道を愛犬と散歩していた私は事故に遭った。コロナ騒動で手賀沼遊歩道は連日早朝から夕方まで通行者が激増し、散歩人、ランナー、ジョギング、自転車、子供達などで混雑して、特に土曜日曜はペット連れは歩けない程で、何か事故が起きるのではなかと不安に思っていた私が 後ろからランナーに激突されて突き飛ばされてしまった。 
                                           
木曜朝早く6時頃 まだ人影も少なく私は愛犬をゆっくり散歩させていた時、後方から猛スピードで走ってきた中年ランナーに突き飛ばされて遊歩道に転倒した。遊歩道はアスファルト舗装の幅2mだが、跳ね飛ばされて転倒した私は腕に出血し左肩を強打した。1週間近く経った今も左肩に鈍痛があり動きが不自由だ。  
                        
突き飛ばされた瞬間 私は意識を失ったが、直ぐ正気に戻り、走り去るランラーを見て、オーイ 待て!こら逃げるな! と大声で3回叫んだが、セミプロらしい中年ランナーは、振り向きもせず猛スピードで柏方向に走り去った。近くにいた何組かの散歩人も私の叫び声を聞いていたが、何ごとが起こったか分からずランナーを止めなかった。
                                       
逃げたランナーは多分悪意はなかっただろうが、突き飛ばして転倒した私を見て普通は走るのを止めて介護するだろうが 彼は止まらず猛スピードで逃り去った。多分彼は瞬間的に 事故トラブルになるかと恐れて走り去ったのだろうと思う。自宅に帰った私は9時過ぎに近くのクリニックで状況を説明し手当したが、気分が治まらず市役所にハガキを出した。昨今の自宅待機組で遊歩道は朝から夕方まで散歩者、ランナー、ジョギング、自転車、子供達で混雑して危険です、特に後方から早いスピードで静かに近づく自転車とランナーは 歩行者に大変な恐怖で 私も今朝追突された。早急に事故予防策をお願いしますとハガキで訴えた。
                                           
想像だが今回のランナーは 早朝に手賀沼を半周して柏市に帰り、朝食して出勤する普通のサラリーマンだろうが、激しく衝突して倒れた相手を見ると 普通は立ち止まって介護するのが当然だろう。しかし瞬間的に彼は 負傷した老人の治療費トラブルに巻き込まれるのが怖くて走り去ったのだろう。それはクルマ事故と同様で、事件を起こした運転手は停車して介護するべきだが、高額な補償事件になるのが怖く、人影が少ない夜間は殆んどが逃走してしまう。今回の如く体力の自信があるランナーは、早朝でまだ人影も少なく,咄嗟に逃げようと判断したのだろう。   
                                            
翌金曜午後 市役所秘書課から電話がきた。ハガキを市長も見た。遊歩道の安全には更に対策を考えるが、今回の事故は直ぐに警察に連絡して被害届を出して欲しいと。私は逃走したランナーに対して大いに立腹したが、軽傷だったので、刑事事件までは考えていなかった。しかし市役所の立場を考えて 110番で事情を説明した。流石交通事故には手慣れた警察は 直ぐにミニパトカーで2人やってきた。 私はまだ生々しい腕の傷跡と 自由には動かない肩の打撲を見せ、事故現場の遊歩道に案内して 逃げたランナーの赤鉢巻きの大柄な人物像を説明した。警察の意見は、本件は故意や計画性は少なく 偶然性が強いので、被害届ではなく相談受理、として扱いましょうとの回答だった。   
                                            

毎年初秋には、有名な手賀沼ハーフマラソンがあり、多数のランナーが半年前から猛訓練を開始する。苦痛に歪んだ表情で頑張る彼らの姿を 私は前々から大いに尊敬の目で見ていた。今回のランナーも多分その仲間だろうと思うが、 事故発生後 猛スピードで逃走する彼の後姿を見て、私は気持ちが変わってしまった。スポーツは闘争心とか我慢強さを鍛錬するだろうが、人格養成には全く無縁なのだと思い始めた。                                
                 

mh3944 at 10:31|PermalinkComments(0) 雑感 

2020年06月11日

200611 どうした安倍首相

第二次コロナ対策補正予算は234兆円と超巨額だが、更に10兆円という20年分の予備費にも相当する使途未定予算が計上されており 余りにも雑過ぎると野党が噛みついた。世紀の大不況で 予算執行の評価が困難な点に目をつけ、騒動に紛れて役人共が自由に使える巨額予備費を計上していたのだ。                            
                                             
世界的な大不況で何が起こるか想定できず、迅速に対策を実行する為に 巨額な予備費になったと安倍首相は説明する。しかし予算は一旦成立すると その目的の良否に拘らず 必ず消化される金額である。
瀕死の日本経済を救うという美名の陰で、これほど巨額な公的資金が、役人達の勝手な談合で使われにしまう構図になっていたとは呆れてしまう。東北復興予算でも零細な我社も必死で復興税を納税したが、その用途はかなり適当で 東北の土木関係業者が夜な夜なドンチャン騒ぎしていると噂に聞いていた。同じ構図で 今度は桁違いに巨額な予備費が堂々と国会に上程されたのだ。アフリカの酋長でも仰天するような大胆な使途不明金だ。                        
                                      
更にその一環として、中小零細企業を救済する企業持続給付金769億円があり、中小企業各社に各200万円を支給する法案だが、その業務委託ルートが不透明で、中小企業庁→ サービスデザイン推進協議会→ 電通→ 再々下請電通支店 のルートだが, 第一委託先は常駐社員ゼロのサービスデザイン協議会が、手数料20億円を中抜きする構図になっていたことが発覚して 騒ぎになった。手数料の中抜き事件は民間企業にもあるが、常駐社員ゼロのペーパーカンパニーが20億円という巨額な手数料を中抜きするとは余りに大胆過ぎる。その社員らしき某氏は、名前だけ貸して欲しいと言われたと説明して 野党はカンカンに怒っている。誰もが激怒する巨額資金の中抜き予算であり、生きるか死ぬかの瀬戸際に喘ぐ中小企業を救出する給付金が、役人達のフトコロを潤すサギ予算だと判明したのだ。我が国の官僚達もここまで堕落したかと本当に泣けてしまう。   
                                          
私は自民党支持だが、歴代最長の首相在任を誇る安倍首相に、近年色々な疑問を感じている。例えば森友学園の土地取引で10億円の違法値引きは 昭恵夫人のバカ騒ぎの結果で 首相の管理責任がある。愛媛大学の獣医学部新設問題は、文科省が既存ペット業者の利益を守る為 20年以上も獣医学部新設を禁止した為、獣医不足で困っている北海道酪農業者の事情を、加計理事長が安倍首相にゴルフ中に話した訳で、隠す必要は全くない。同じく各業界の功労者を招待する筈の新宿御苑の桜を見る会に 昭恵夫人の友人連中が多数招待されて予算を使ったのも明確な選挙違反事件であり、黒川東京地検検事長の定年退職を無視して検事総長に昇格させようしたのも無理筋な話である。昨今の安倍首相周辺には非常識な事件が次々と続出しており、今回の10兆円の使途未定の予備費はその極め付けといえる。    
                                             
保守派の私も、これほど情けない事件が続出すると宗派替えして 主張が明快な日本維新の党に衣替えしたい気持ちになった。安倍政権は長期過ぎて神経が麻痺してしまったのだろうか? 或いは首相周辺の関係者が驕り気分なのだろうか? いずれにせよ安倍首相は身内を守るのではなく、厳正に対処するよう命令することが必要で、その決断ができなければ、政権交代する以外に解決策はない。   
                        
                   
話を予算に戻すと、国と企業の予算執行には天と地ほどの違いがある。企業は予算を残して目標を達成すれば美徳だが、国の場合は正反対で、予算未消化は執行者の能力不足と判定される。使途未定でも一旦承認された予備費は必ず使い切る義務があり、もし予備費が未消化で残ってしまうと 予算執行者の能力不足となる為、関係者は無駄な使途であっても 年度内に予算を100%消化する。そこを狙った小役人と悪徳業者が へ理屈をつけて 巨額な予備費を設けて、私利私欲的に取り込もうとした訳だ。従って予備費は少額であることが大原則であり、予備費不足となった場合は、再々補正予算を提出すればよいだけだ。今回の企業給付金は 無数の中小零細企業を救出し、再生することが目的の支給金であり、成果は多様で複雑な内容になることに着目した小役人共が、国民の血と汗の結晶を大胆に盗み取ろうとした 火事場泥棒であり、私はカンカンに怒っている次第。



mh3944 at 08:54|PermalinkComments(0) 政治 

2020年06月05日

200605 専制中国の犯罪行為 

新型コロナウイルスは世紀の大事件に発展した。世界の感染者は既に1000万人に近付き、犠牲者は50万人、アメリカはベトナム戦争戦死者の5万人を超えた。今はブラジルからアフリカにかけて猛威を振るい始めている。 
                                        
このウイルスは昨年11月に中国武漢で発生し、12月初めに眼科医李文亮がその危険性をネットに公表、12/16以降は多数の武漢市民が病院急診科に駆け込み始めて 原因不明の高熱と肺炎症状を訴え、担当医師達を混乱に巻き込んだ。しかし中国公安局はこの情報は国内を騒乱させるデマだと認定して文亮以下の医師達を厳しく叱責して処分した。そして旧正月(1/24〜1/30)を迎えた1ケ月の間、本件情報を徹底的に隠した為、瞬く間に拡散して正月休みで帰郷中の武漢市民に広く感染した。   

隠蔽の1ケ月間が過ぎた1/20になって、やっと本件の危険性を認識した中国公安は、1/23に武漢全域を強行封鎖したが、時既に遅くウイルスは中国全土に拡散していた。そして欧米に帰国した中国市民を通じて、コロナウイルスは一気に世界に拡散し、全世界を恐怖のドン底に突き落としてしまった。  
                                  
激怒した米国トランプ大統領は この菌を中国ウイルスと呼び 独裁国家 中国の仕業だと公言し 反発した中国は米国が持ち込んだと子供騙しの反駁する。ドイツ、フランスなどヨーロッパ諸国は巨大マーケット中国に接近し続けてきたが、本件事件を契機に、中国は信用できない国家だと認識を改めた。特に膨大な犠牲者を出したイタリアの前副首相サルビー氏は、コロナ騒動は中国の全人類に対する犯罪行為だと激しく非難している。
                                             
中国との貿易赤字解消を目指すと共に、軍事力強化にも猛進する中国に対抗する為、米国は軍拡拡充方針に転換した。特に高性能格安で世界市場に浸透する中国ファウエイ-スマホ、同半導体を世界市場から駆逐する為、米国政府用のファウエイ購入禁止を決定した。ファウエイ製品が浸透すると、世界は中国政府の監視下に組み込まれる危険性を恐れたのだ。中国製原発の発注を進めていた英国は、原子炉に組み込まれたファウエイ半導体のKill-Switchを作動して、中国が英国原子炉を簡単に停止できることを恐れて発注を中止した。  
                                           
将来は中国に飲み込まれる可能性がある香港市民は 独裁国家に反対してデモを継続し 多くの若者は近隣諸国や欧米への移住を検討している。中国が世界から嫌われたこの機会に台湾の蔡首相は、台湾独立を世界に向けて発表し 米国から高性能魚雷18基も購入した。             
                                             
四面楚歌に陥った中国習近平主席は、終身国家主席制を何とか維持してこの危機を乗り切ろうと懸命になっている。普通の民主国家なら これほど失政続きの政権は 大規模デモが発生して政権交代に追い込まれるのは必至だが、独裁国家中国では、デモを起こすと直ちに官憲に逮捕されて牢獄送りとなってしまうのだ。
                                       
非効率で時間と手間のかかる民主国家と違って、共産主義独裁の中国は効率的に見えても非常に危険な国家であることを 今回のコロナ事件が世界に教えてくれた。







mh3944 at 09:00|PermalinkComments(0) 政治 

2020年06月01日

200601 テレワ-クの効用

 
今回の新型コロナ騒動は、世界で50万人近い犠牲者を出し、我々の生活様式を劇的に変え始めた。憧れの都心オフィスで働くことを期待していた若者達は 無残にも出勤を拒否されて自宅でテレワークを強いられている。ミュ-ジシャン、タレント、声楽家、など文化活動を目指す若者達は夢を打ち砕かれた。確かにテレワークが有効な業務もあり、例えば数十万人と言われるプログラマー達には、毎日の都心出勤は無用で 自宅でのテレワークの方が効率的だが、多数の社員はテレワークを命じられて大いに戸惑っていることだろう。             
                                           
技術系社員は地方の研究所や工場勤務が当然であり、営業部員は都心よりもユーザー直結の地方支店のほうが便利だが、問題はホワイトカラー族である。 従来から日本のホワイトカラーの生産効率は世界最低であると知られている。原因は意思決定が不透明な馴れ合いであり、自己主張より意見調整が主であり テレワークではお手上げだからである。わが国大企業は意思調整には時間がかかり、短時間で大胆な戦略決定が必要な現代社会からは取り残されてしまった。世界に覇を称えた東芝、シャープ
ソニーなど電子産業の名門企業も、中國、韓国、台湾の独断即決経営に敗れて世界マーケットから脱落した。管理部門の意思決定の非効率を直そうと 大企業は即断即決を目指して組織改革を行ったが、自分が育った馴れ合い経営からの脱皮は至難である。                            
                                                     
私も40年間のサラリーマン生活の殆どを東京本社の企画部門で過ごしたが、本社経営部門の非効率と合理性無さは身に染みて実感した。彼らの行動原理は企業の中長期的繁栄はなく、自分の立場を如何に維持強化するかにあった。幹部連中は仲間同士の談合と責任回避が主で、如何に社長や本部長の気に入られるかであった。従って大胆に直言する社員は自然に遠ざけられ、便利に動く茶坊主社員だけが生き残る仕組みであった。不言実行型の社員は煙たがられて社内での役割を失ない、元気のある社員は意欲を喪失して、社外に活躍の場を求め始めた。
                                           
社員6,000名の私の会社も 本社の経営管理は有名大学OBが経営本部長として牛耳り、田舎者の私には住み心地が悪く、段々と身動きできない環境に押しやられて、外部に活躍の場を求め始めた。幸か不幸か45才の時、私は致命的な脳腫瘍を患って入院し外科手術を受けた結果、昇進レールから外れた雰囲気的に自覚し始めた。すると逆に私は気分が非常に楽になり、本気でスピンオフを決断して別会社を作ろうと行動し始めた。そして米国ロサンジェルスの医薬品D社に単独訪問して、合弁会社設立を申し入れた。英会話が堪能な親会社社長は 直ちに本計画に乗り出し米国会長と直談判して合意に達した。しかし問題は6000人社員の内には 誰も医薬品業界の専門家が不在で本計画担当を望まず、結局私が自ら合弁会社社長として担当することになった。私は本社からの干渉を避ける為、敢えて事務所も郊外の千葉に移し、幕張新都市のWBG(World-Business-Garden)に合弁会社を構えた。  
                                             
それから10余年のサラリーマン後半の人生は、何も 思い残すこともなく存分に働くことができた。世界各地に分散する多数の関係会社幹部が 夏季休暇には家族ぐるみで有名避暑地に集合して真摯に議論し交流し、ハワイ、カナリア諸島、アイルランド、イタリア、米国ロッキー山脈、アラスカ周遊、等の大型バケーションを兼ねて世界各地で討論し交流して、世界規模の友好を温めることができたのは 私のサラリーマン人生の華であり大きな宝となった。 もし私が元の親会社の企画部門に定年まで在籍し続けていたら 平穏無事には過ごしただろうが、その日々は忸怩たる思いと屈辱の連続で辛く 諦めの後半生だったに違いない。しかし冒険して初体験のメディカル業界に転進した結果、世界を相手に問題と格闘する毎日で苦労は多かったが、痛快で忘れられない波乱万丈の年月となった。  
                                           


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