2020年11月
2020年11月27日
201127 カイロプラクティック
コロナ騒動で社会は不安に揺れている。住宅ローンや子供を抱える現役世代は、先行き見えない暗い時代に苦悩している。子供や孫が独立して荷が軽い我々高齢者は 今度は健康問題に悩まされる。元気だった私も、近年 股関節に鈍痛を覚えて嫌な日々が続いていた。テレビでは 長年酷使した関節の軟骨が擦り減ったのが原因で 完治は困難ですと説明するが、下手に近くの整体院に通い始めると、今度は解放されずに永引く心配もある。
どころが先日 すぐ近くのスーパーの片隅に、カイロプラクティック店が開業した。名称は前々から知っていたが、研修資格制度も不完全で、通信教育を受ければ誰でも開業できる怪しい業種? かと斜めに見ていたが、開店サービスが8割引き@2,000円 とチラシを配っていたので、モノは試しに勇気を出して入ってみた。
小柄の中年女性から10分ほど説明を受けて、木製ベッドに案内された。最初はうつぶせで 体に毛布を被せて、私の腰回りを中心に大きく回転し揉み始めた、ソバ打ち職人が生地を練り上げるように 体を力一杯 回転しながら30分間ほど揉まれた。女性整体師にもかなりの重労働だ。続いてサイドを変えて同じく腰部を力いっぱい回転揉みする。次に仰向けになり 足を持ち上げる、痛い!と私が叫ぶと緩めるが 随分体が固まっていますね!と言いながら再び持ち上げる。そして最後は 首を中心に右左に回転し揉む。10分ほど揉まれて 合計1時間以上の強力な回転マッサージを受けた。こんなに力一杯の強力な治療を医院で受けたのは初体験で 整体師も汗をかいている。ご苦労様でした、これで終わりですと言われた。
ゆっくり起き上がって歩いて様子をみて下さい。体の回転が違う筈ですという。確かに今までは直角程度だったが、今度は真後ろ近くまで 体を回転できるのには驚いた。高齢者は体が固まり易く 元に戻るので、その時は再び治療しますが、次回から1時間@6,000円になりますと。 はい了解です と靴を履き外に出たが 少しフラフラする。
少々よろけながら小通りに出たが、意外に体が軽いのに気付いた。そして大通りを自宅に向かった。いつも午後になると 股関節の鈍痛が始まり、痛む足を庇うように歩いていたが その鈍痛が魔法のように消えた。本当にマジックのよう軽く歩いて帰宅した。家内に話し 初回2,000円だから、是非試してみるよう勧めたがなかなか信用しない。 関節の軟骨が摩耗するのは頭髪が薄くなるのと同じで 回復は難しいと私も信じていたが、強力なマッサージで関節痛が殆ど消滅したのは本当に驚きだった。
私は 毎朝食事を済ませると 待っている柴犬に引っ張られて散歩に30分ほど出掛ける。早朝はいつも 足腰の調子は良いが 散歩を終える頃から鈍痛を感じ始めるが、治療を受けて一週間が過ぎた今も、関節痛は全く感じず、駅まで15分歩いて出社しても調子も変わらない。近くには足腰が痛くて 犬の散歩も出来ず困っている顔見知りが居り 私も不安だったが、これならまだまだ元気な芝犬をリードできそうだ安心し始めた。
現代医学に比べると 太極拳など東洋医学はインチキ臭く効果も曖昧だが、米国で開発されたと言われるカイロプラクティックは、私の股関節痛を劇的に解消した。高齢者の体力老化など慢性病には 現代医学ではなく 東洋医学の方が大きな効果を示すことがあると改めて実感した次第。
どころが先日 すぐ近くのスーパーの片隅に、カイロプラクティック店が開業した。名称は前々から知っていたが、研修資格制度も不完全で、通信教育を受ければ誰でも開業できる怪しい業種? かと斜めに見ていたが、開店サービスが8割引き@2,000円 とチラシを配っていたので、モノは試しに勇気を出して入ってみた。
小柄の中年女性から10分ほど説明を受けて、木製ベッドに案内された。最初はうつぶせで 体に毛布を被せて、私の腰回りを中心に大きく回転し揉み始めた、ソバ打ち職人が生地を練り上げるように 体を力一杯 回転しながら30分間ほど揉まれた。女性整体師にもかなりの重労働だ。続いてサイドを変えて同じく腰部を力いっぱい回転揉みする。次に仰向けになり 足を持ち上げる、痛い!と私が叫ぶと緩めるが 随分体が固まっていますね!と言いながら再び持ち上げる。そして最後は 首を中心に右左に回転し揉む。10分ほど揉まれて 合計1時間以上の強力な回転マッサージを受けた。こんなに力一杯の強力な治療を医院で受けたのは初体験で 整体師も汗をかいている。ご苦労様でした、これで終わりですと言われた。
ゆっくり起き上がって歩いて様子をみて下さい。体の回転が違う筈ですという。確かに今までは直角程度だったが、今度は真後ろ近くまで 体を回転できるのには驚いた。高齢者は体が固まり易く 元に戻るので、その時は再び治療しますが、次回から1時間@6,000円になりますと。 はい了解です と靴を履き外に出たが 少しフラフラする。
少々よろけながら小通りに出たが、意外に体が軽いのに気付いた。そして大通りを自宅に向かった。いつも午後になると 股関節の鈍痛が始まり、痛む足を庇うように歩いていたが その鈍痛が魔法のように消えた。本当にマジックのよう軽く歩いて帰宅した。家内に話し 初回2,000円だから、是非試してみるよう勧めたがなかなか信用しない。 関節の軟骨が摩耗するのは頭髪が薄くなるのと同じで 回復は難しいと私も信じていたが、強力なマッサージで関節痛が殆ど消滅したのは本当に驚きだった。
私は 毎朝食事を済ませると 待っている柴犬に引っ張られて散歩に30分ほど出掛ける。早朝はいつも 足腰の調子は良いが 散歩を終える頃から鈍痛を感じ始めるが、治療を受けて一週間が過ぎた今も、関節痛は全く感じず、駅まで15分歩いて出社しても調子も変わらない。近くには足腰が痛くて 犬の散歩も出来ず困っている顔見知りが居り 私も不安だったが、これならまだまだ元気な芝犬をリードできそうだ安心し始めた。
現代医学に比べると 太極拳など東洋医学はインチキ臭く効果も曖昧だが、米国で開発されたと言われるカイロプラクティックは、私の股関節痛を劇的に解消した。高齢者の体力老化など慢性病には 現代医学ではなく 東洋医学の方が大きな効果を示すことがあると改めて実感した次第。
2020年11月19日
201119 大学受験
年末年初は受験シーズンで 親も受験生も悩み苦しむ時期である。関東の受験生は まず最高峰の東大を夢見ることだろう。地方育ちの私も地方で最高峰の旧帝大を目指した。自信は無かったが入学できた。入ってみると流石に同期生は秀才ばかりで 田舎者の私は 殆んど中位以下が定席だった。卒業すると同期生は全員、三菱化学、住友化学、三井化学、東レ、旭化成、帝人、宇部興産、徳ソ、ブリジストンなど超有名企業に入社したが、定年まで過ごして出世した者はごく少数、大多数は恰好ばかり幹部社員で終わり、定年で引退している。
最高峰を夢見ても、本番が近づくと受験生は段々とレベルを下げて より確実な大学へと目標を下げる。運よく東大に合格できてもそこは極楽ではあり得ない。天才は1割、脱落ニート組2割、残り7割は要領組と言われており、親兄弟が夢みるエリート世界など何処にもないことを知らされる。私の大学も確かに天才組は少数いたが 多くは適当な連中ばかりだった。
要領が悪いことを自覚していた私は大企業でなく やり甲斐のある新進の中堅合弁会社JRC(尼崎)に入社して、東京企画部に転勤して、 色々な部署を経て 48才で日米合弁会社NDPC(50名)を設立して社長に就任し、世界を飛び回り交友を深め、波乱の12年間を送って退職した。そして今度は自営で(株)クレス(500万円)を起業して20年間 精密機械の保守点検業に従事した。そして今は傘寿を超える高齢になり、株式会社を清算して 個人でIT事業を楽しんでいる。大企業の歯車生活より、異次元の波乱と満足のサラリーマン人生だった。
私が経験で悟ったことは、受験生は無理して難関大学に入学して 苦悩の青春を過ごす選択をしないようお勧めする。自分のレベルに合った大学のほうが 余程有意義な人生になる。親の夢を実現する為 浪人までして東大に入学しても、優秀な同期生との点取り競争に4年間を費やし 疲労困憊して卒業しても 深刻なトラウマが残り、後半人生に大きなダメ-ジとなる。公官公庁以外の一般社会では殆ど無益な東大ブランドを背負って 見せかけの人生を送ると、暗くて悔悟の一生になってしまう。
今日は激動のIT時代であり、見掛けブランドで生きられる時代ではなくなった。繰り返し襲う人生の荒波を生き抜くには、身軽な精神と強固な意思が不可欠である。青春に疲れ果てて 意気消沈して社会に船出すると、簡単な荒波で難破してしまう。東大ブランドの重荷を背負って一般企業で苦しみ、辛い人生を送る者が多いことはよく知られている。人生は自分のものであり 親の見栄に従う必要は毛頭無いと悟るべきだ。
東京がダメなら地方でと思っても、そこには地元大学の秀才が待ち構えて居り、落ち零れ東大生など軽蔑されるだけである。私の自宅周辺も 東大を初め 超有名大学のOBばかりだが、ご自分の経歴に周辺が無関心で こんな筈ではなかったと嘆き 孤独な老後を送っている退職者が大勢いる。 私の大学4年間も楽ではなかったが、意欲だけは燃やし続けていた。日本の何処かに、私を活かしてくれる会社がある筈だ と親友に繰り返し呟いていたが、彼は笑いながら黙って聞くだけだった。自分の人生は自分で創り出す以外に道はない。健康と意慾さえ失わなければ、公務員以外の一般社会では 大学格差などは 殆んど無意味であり、自分の意思次第で充実した人生を送ることができることをアドバイスしたい。
2020年11月13日
201113 実力評価の時代
外出禁止で日中でもテレビを見ることが多くなったが、どのチャンネルも情けない馬鹿騒ぎばかりで、仕方なくプロ野球を見る。 オフシーズンになるとスポーツ番組が無くなり困ってしまいそうだ。 巨人/横浜戦を見ながら思うのは サラリーマン社会に比べて プロ野球の世界は 分かり易く本当に羨ましいと思った。試合に勝つことが唯一の目標であり、優秀な選手には最高のチャンスを与えて能力を全開させる。例えば 巨人の坂本勇人は高卒2年目で内野の中心の遊撃手に定着、20才台後半の若さで 名門巨人軍の主将に抜擢された。スポーツ界では当然かも知れないが、サラリーマン社会では絶対にあり得ない処遇だ。企業社会での評価は 学歴、年功, 人間関係など諸事情が勘案され,サラリーマン社会特有の曖昧で分かり難い評価になる。
私のサラリーマン時代も 屈辱の連続であり、反発した私は蛮勇を奮い起こす日々だった。入社早々の私が意気に燃えて5年かけて完成した塩素系可塑剤の新製造プラントの竣工式に 社長以下お歴々が多数参列したが 最大の実務者である私は(新人である為に)席が無く、悔し涙で式典を見守ったが、その屈辱は半世紀が経過した今でも なかなか忘れられない。
技術部の上司も暴力的で、私が無断で神戸大学の夜間経済学部に通学したのに激怒して 即時退学を命じられた。定時退社後の自由時間にまで干渉する上司に 私が猛反発すると 石川の美川工場に転勤すると脅かされた。仕方なく夜間大学を休学した私は 研究所は脱出しようと決意した。タイミング良く社内で懸賞論文の募集があり、私は無意味な空論を排して 統計データを駆使した実証的論文を1年かけて書き上げて、見事に一等賞を獲得し 賞金3万円を獲得した。これは幹部連中を驚愕させた痛快な出来事であった。それを契機に私は牢屋のような研究所から脱出して 活動自由な本社企画部に転勤することに成功した。更にその後 私は固苦しい本社組織から離脱して、ロスの診断薬D社と合弁会社を設立してその日本社長として独立した。厳しい年月だったが 思い残すことのないサラリーマン後半人生になった。
多くの会社には学閥、上司部下、飲み友仲間,趣味仲間など色々な集団があり、その仲間を通じて情報を交換する。特に大企業は必然的に学閥ができ 昇進にも影響して 自己の業績がストレートに評価さることは少ない。これがサラリーマン世界の致命的な欠陥であり 社員の意欲を妨げる要因になっている。スポーツのように、個人の成果がストレートに評価されれば、企業の雰囲気は一変して社内は活性化して 業績向上に結びつく筈だが ストレートな業績評価はごく少なく、優秀な社員が外部に流出する原因になっている。社内の活性化は民間企業TOPの唯一最大の義務である。
IT社会では 多くのアイデアが実行可能になり、失敗すれば簡単に中止できる時代でもある。世界は分秒を争う競争社会で、先制してアイデアを実現して成果を出せば、世界マーケットを独占できる。社員の活性化がなければ 業界に生き残れない時代になった。社員を活性化できるのは社長の決断ひとつであり それは誰もが納得する人事評価である。口先ばかりの茶坊主社員は企業には無用となった。 早々と身を引いて テレビ等バカ騒ぎ専門の世界でも探すことをお勧めする。
私のサラリーマン時代も 屈辱の連続であり、反発した私は蛮勇を奮い起こす日々だった。入社早々の私が意気に燃えて5年かけて完成した塩素系可塑剤の新製造プラントの竣工式に 社長以下お歴々が多数参列したが 最大の実務者である私は(新人である為に)席が無く、悔し涙で式典を見守ったが、その屈辱は半世紀が経過した今でも なかなか忘れられない。
技術部の上司も暴力的で、私が無断で神戸大学の夜間経済学部に通学したのに激怒して 即時退学を命じられた。定時退社後の自由時間にまで干渉する上司に 私が猛反発すると 石川の美川工場に転勤すると脅かされた。仕方なく夜間大学を休学した私は 研究所は脱出しようと決意した。タイミング良く社内で懸賞論文の募集があり、私は無意味な空論を排して 統計データを駆使した実証的論文を1年かけて書き上げて、見事に一等賞を獲得し 賞金3万円を獲得した。これは幹部連中を驚愕させた痛快な出来事であった。それを契機に私は牢屋のような研究所から脱出して 活動自由な本社企画部に転勤することに成功した。更にその後 私は固苦しい本社組織から離脱して、ロスの診断薬D社と合弁会社を設立してその日本社長として独立した。厳しい年月だったが 思い残すことのないサラリーマン後半人生になった。
多くの会社には学閥、上司部下、飲み友仲間,趣味仲間など色々な集団があり、その仲間を通じて情報を交換する。特に大企業は必然的に学閥ができ 昇進にも影響して 自己の業績がストレートに評価さることは少ない。これがサラリーマン世界の致命的な欠陥であり 社員の意欲を妨げる要因になっている。スポーツのように、個人の成果がストレートに評価されれば、企業の雰囲気は一変して社内は活性化して 業績向上に結びつく筈だが ストレートな業績評価はごく少なく、優秀な社員が外部に流出する原因になっている。社内の活性化は民間企業TOPの唯一最大の義務である。
IT社会では 多くのアイデアが実行可能になり、失敗すれば簡単に中止できる時代でもある。世界は分秒を争う競争社会で、先制してアイデアを実現して成果を出せば、世界マーケットを独占できる。社員の活性化がなければ 業界に生き残れない時代になった。社員を活性化できるのは社長の決断ひとつであり それは誰もが納得する人事評価である。口先ばかりの茶坊主社員は企業には無用となった。 早々と身を引いて テレビ等バカ騒ぎ専門の世界でも探すことをお勧めする。
2020年11月06日
201106 日本学術会議
学術会議が新会員任命拒否で大揺れしている。イデオロギー色の強い6名が任命を拒否されて猛反発したが、騒ぎが段々大きくなって 終に学術会議自体の存続問題にまで展開してしまった。総会員210名の半数105名を6年ごとに入れ替えるが、組織自体の硬直化と、仕事の無い事務局員を50名も抱える無駄な組織も明らかになった。更に国内大学の軍事研究反対を繰り替えし決議しながら、中国科学技術協会とは研究協力覚書を結んでいることも露呈し、学術会議自体の存在意義と、解体民営化論にまで議論が進んでしまった。今頃は騒がなければよかったと後悔していることだろう。
確かに中国科学技術協会と結んだ覚書には軍事研究とは明記されていない。しかし中国が日本の最先端技術を軍事転用する目的は十分承知しながら、目的を隠して覚書を結んだ訳であり 悪質度は高い。また常駐会員はごく少数で仕事もなく ごく少数の事務員で間に合うにも拘わらず 親戚縁者から50名をも雇用して 予算を無理やり消化しているのだ。
日本の大学研究室は予算不足に苦しみ続けており、防衛庁からの軍事関連研究予算をノドから手が出るほど欲しがっているが、学術会議が 軍事用途に転用できる研究開発は絶対禁止と繰り返して決議している。今回の新会員任命拒否は学問の自由を妨害する と野党は大声で叫ぶが、事実は真逆で、学術会議自身が学問の自由を妨げる存在になっているのだ。
例えば 北海道大学が、貨物船の両側面から小気泡を噴出して、大型貨物船の水進抵抗を弱め 燃料を節減する研究を提案したが、潜水艦や駆逐艦にも応用できる危険性があると学術会議が拒否した。民間貨物船や石油輸送船の重要課題になっている燃費節減研究を NOと拒否したのだ。技術開発には民生用 or 軍事用の区別など不可能にも拘わらず 拒否権を行使することは、全ゆる新規開発研究を否定することにもつながる。
このような左翼イデオロギーに染まった組織に国家資金を出す必要は毛頭なく、早急に組織を解体に追い込むべきである。欧米の科学アカデミーの殆どは民営組織であり、社会に役立つ提案をすることにより尊敬されて 民間から募金を稼いでいるが、我が国の学術会議は10年以上も 何の提言も出していない怠慢振りなのだ。
民営組織に変われば 経営は全く自由であり軍事研究拒否も勝手だ。しかしそのようなインチキ学術会議に募金を提供する民間企業は殆どないだろう。或いは中国の科学技術者千人計画に応募して資金を稼ぎ 存続する手があるかも知れないが、高齢で禿げ頭ばかりの学術会議に資金を出すことは 今度は中国が拒否するだろう。