2021年04月
2021年04月26日
210426 日本学術会議
日本学術会議がまだ怒っている。政府に任命承認を申請した候補者の内、6人が具体的な説明もなく任命拒否されたままだという。不勉強な私には お偉い先生方が何故怒っているのか理解できず、素朴な疑問が山ほどある。
1)まず日本学術会議に似た組織が欧米にも色々あるが、その殆どは独立採算制で、自己事業と寄付金で運営されていると聞く。独立組織なら任命問題も無い筈であり 日本学術会議は何故独立採算を目指さないのか? 偉い先生ばかりなので本気になれば 自立も簡単だろう思うのだが。
2)日本学術会議は 日本の大学が軍事研究に関係することを拒否している。他方 中国の科学者千人計画には40〜50名の精鋭科学者の参加を認めているが、これは全く矛盾した行動だと思う。中国の千人科学者計画は最先端の科学技術研究で、中國の軍事研究に直結していることを知らない筈はないだろう。日本の軍事研究には反対だが、中國の軍事研究には賛成という意味だが、国の予算を食っている日本学術会議がすることではないだろう。最先端の科学千人計画と軍事研究は違うと子供の言い訳をするだろうが、どのよう基準で科学と応用研究を区別し、国内研究には反対、中国の研究には賛成なのか教えて欲しい。
3)米国などの学術会議は色々な報告書を出版して必要経費を稼いでいるが、日本学術会議はそのような実績が殆ど無いと聞く。偉い先生達ばかりだからご自分の経験を活かして、学会や世界に問う提言を色々できる筈だが、何故そのような活動をしないのか? 学術会議の提言が参考になったという話は 国内では殆んど聞こえない。
4)公的資金で運営しているにも拘わらず、会員構成が民主的ではなく、引退する時は自分の親しい関係者を後任に推薦する傾向が多いと聞くが、それは個人企業のやることで、公的組織にはそれなりの規律に従って交代するべきだと思う。多分形式公募で、実体は任意推薦になっているのだろうが何故か。
5)日本学術会議は年10億円を国から受けて常勤事務員が50名いると聞くが、彼等達は何をしているか? 提言書を出版する訳でもなく 仕事が無くて困っていると思う。邪推すれば、仕事は殆んど無い気楽な職場で、自分達の身内に雇用を提供しているだけなら 言語道断であり 直ちに民営化して外部から文句を言われない独立組織にすべきだ。IT時代だから常勤社員は激減の 1/10でも運営できるから 経費も大幅節減でき、新しく提言でもすれば 健全自立な組織に変身できると思うのだが。
6)コロナ騒動で社会は大混乱し、多数の市民が明日のメシ代まで失う困窮の時代に、一般市民の素朴な疑問には何も答えず、相変わらず日本学術会議の運営方針は正しくて 変更する必要は全くない と声明し、予算浪費を続けるつもりらしい。もし正気なら 上記質問に答えてからにして欲しいものだ。
1)まず日本学術会議に似た組織が欧米にも色々あるが、その殆どは独立採算制で、自己事業と寄付金で運営されていると聞く。独立組織なら任命問題も無い筈であり 日本学術会議は何故独立採算を目指さないのか? 偉い先生ばかりなので本気になれば 自立も簡単だろう思うのだが。
2)日本学術会議は 日本の大学が軍事研究に関係することを拒否している。他方 中国の科学者千人計画には40〜50名の精鋭科学者の参加を認めているが、これは全く矛盾した行動だと思う。中国の千人科学者計画は最先端の科学技術研究で、中國の軍事研究に直結していることを知らない筈はないだろう。日本の軍事研究には反対だが、中國の軍事研究には賛成という意味だが、国の予算を食っている日本学術会議がすることではないだろう。最先端の科学千人計画と軍事研究は違うと子供の言い訳をするだろうが、どのよう基準で科学と応用研究を区別し、国内研究には反対、中国の研究には賛成なのか教えて欲しい。
3)米国などの学術会議は色々な報告書を出版して必要経費を稼いでいるが、日本学術会議はそのような実績が殆ど無いと聞く。偉い先生達ばかりだからご自分の経験を活かして、学会や世界に問う提言を色々できる筈だが、何故そのような活動をしないのか? 学術会議の提言が参考になったという話は 国内では殆んど聞こえない。
4)公的資金で運営しているにも拘わらず、会員構成が民主的ではなく、引退する時は自分の親しい関係者を後任に推薦する傾向が多いと聞くが、それは個人企業のやることで、公的組織にはそれなりの規律に従って交代するべきだと思う。多分形式公募で、実体は任意推薦になっているのだろうが何故か。
5)日本学術会議は年10億円を国から受けて常勤事務員が50名いると聞くが、彼等達は何をしているか? 提言書を出版する訳でもなく 仕事が無くて困っていると思う。邪推すれば、仕事は殆んど無い気楽な職場で、自分達の身内に雇用を提供しているだけなら 言語道断であり 直ちに民営化して外部から文句を言われない独立組織にすべきだ。IT時代だから常勤社員は激減の 1/10でも運営できるから 経費も大幅節減でき、新しく提言でもすれば 健全自立な組織に変身できると思うのだが。
6)コロナ騒動で社会は大混乱し、多数の市民が明日のメシ代まで失う困窮の時代に、一般市民の素朴な疑問には何も答えず、相変わらず日本学術会議の運営方針は正しくて 変更する必要は全くない と声明し、予算浪費を続けるつもりらしい。もし正気なら 上記質問に答えてからにして欲しいものだ。
2021年04月23日
210423 リモートワーク
世界で500万人近い犠牲者を出した新型コロナウイルスも ワクチンの登場でやっと収束の見通しが出始めたが 社会に大変革をもたらした。突然強いられた自宅ワークでは 報告することが何も無いという現実を知り、サラリーマンの低生産性を証明することになった。毎朝の出勤無用は 本人に大ショックだが、企業には大きなプラスで、経営効率を改革する必要があると分かった。
この現実に気付いた大企業は改革に乗り出した。例えばコマーシャルの最大手 電通は 汐留の48階新鋭本社ビルを3,000億円で売却して 本社機能を半分以下に縮小、NECは社内の反対を押し切って港区三田の本社ビルを900億円で売却、タレント,モデル,ア-ティスト業の最大手エイベックスは青山本社を700億円で売却、ソニーは北品川御殿山のビルを161億円で売却して 業務をリモートワークに移し始めた。極端な例では、東京の人材サービス大手 パソナは 大手町の本社1,800人の大部分1,200人を関西の淡路島に移すと発表した。本当に恐ろしい時代になった。
IBMなど外資系企業は 以前より本社に固定デスクが無くFree-Deskで業務する方式だった。日本では事務部門は機械化省力化されても、一般業務は本社に固定デスクを持ち、毎日出勤することが基本スタイルで、月曜出勤すると固定デスクで報告書を作成し 週間業務を立て、午後は打ち合せなど、火曜以降は営業活動に従事し、時間があれば事務所に帰社するシステムだった。しかし業務の大半がリモートワークで済むと分かり、費用の掛かる事務所出勤は無用と判断されたのだ。
私の企画部門も 従来より朝出勤して固定デスクで業務するのが鉄則で、大半の部員は、本部長の指示待ち態勢で、業務多忙と見せることに苦労していた。悪知恵の部員は本部長の茶坊主に専念し、自発的に企画活動する社員は限られていた。
しかしコロナ騒動で、リモートワークを強要されることになった社員は、自宅で業務した成果を毎週報告し、内容が無ければ実績ナシと判定される恐ろしい時代になり、サラリーマン社会に恐怖をもたらし始めた。毎日出勤することを生き甲斐とした年功型社員は行動の基盤を失い、逆に気力満々の若手社員を勇気付ける時代に変わり始めたのだ。
従来から日本企業は、学歴と年功に耐えた社員が会社の中枢に残り、自己アイデアで何かを成し遂げる社員は疎外された。何とも不思議な現実だが 平穏無事に過ごす社員は高評価され、異形で目立つ社員は敬遠されたのだ。しかし新型コロナの大嵐に襲われた結果、世渡り上手な社員は無用となり、刻苦勉励,滅私奉公の二宮金次郎スタイルも非効率で、熱意と先見性があり 情報収集力と幸運の女神に恵まれた社員だけが生き残れる時代になったのである。本社幹部はリモート社員と十分なコミュニケーションを保ち、リモート社員を効果的に働かせて結果を出すことが仕事になったのである。 快哉!
この現実に気付いた大企業は改革に乗り出した。例えばコマーシャルの最大手 電通は 汐留の48階新鋭本社ビルを3,000億円で売却して 本社機能を半分以下に縮小、NECは社内の反対を押し切って港区三田の本社ビルを900億円で売却、タレント,モデル,ア-ティスト業の最大手エイベックスは青山本社を700億円で売却、ソニーは北品川御殿山のビルを161億円で売却して 業務をリモートワークに移し始めた。極端な例では、東京の人材サービス大手 パソナは 大手町の本社1,800人の大部分1,200人を関西の淡路島に移すと発表した。本当に恐ろしい時代になった。
IBMなど外資系企業は 以前より本社に固定デスクが無くFree-Deskで業務する方式だった。日本では事務部門は機械化省力化されても、一般業務は本社に固定デスクを持ち、毎日出勤することが基本スタイルで、月曜出勤すると固定デスクで報告書を作成し 週間業務を立て、午後は打ち合せなど、火曜以降は営業活動に従事し、時間があれば事務所に帰社するシステムだった。しかし業務の大半がリモートワークで済むと分かり、費用の掛かる事務所出勤は無用と判断されたのだ。
私の企画部門も 従来より朝出勤して固定デスクで業務するのが鉄則で、大半の部員は、本部長の指示待ち態勢で、業務多忙と見せることに苦労していた。悪知恵の部員は本部長の茶坊主に専念し、自発的に企画活動する社員は限られていた。
しかしコロナ騒動で、リモートワークを強要されることになった社員は、自宅で業務した成果を毎週報告し、内容が無ければ実績ナシと判定される恐ろしい時代になり、サラリーマン社会に恐怖をもたらし始めた。毎日出勤することを生き甲斐とした年功型社員は行動の基盤を失い、逆に気力満々の若手社員を勇気付ける時代に変わり始めたのだ。
従来から日本企業は、学歴と年功に耐えた社員が会社の中枢に残り、自己アイデアで何かを成し遂げる社員は疎外された。何とも不思議な現実だが 平穏無事に過ごす社員は高評価され、異形で目立つ社員は敬遠されたのだ。しかし新型コロナの大嵐に襲われた結果、世渡り上手な社員は無用となり、刻苦勉励,滅私奉公の二宮金次郎スタイルも非効率で、熱意と先見性があり 情報収集力と幸運の女神に恵まれた社員だけが生き残れる時代になったのである。本社幹部はリモート社員と十分なコミュニケーションを保ち、リモート社員を効果的に働かせて結果を出すことが仕事になったのである。 快哉!
2021年04月16日
210416 ワクチン開発に大敗
先進国を自認する日本は 今回の新型コロナのワクチン開発競争で大敗した。慌てた厚生省は急遽 医薬品,医療機器の許可申請制度を変更して、欧米の臨床データを認可申請に併用することを認める方針に転換した。何を今更という感じだ。 国内メーカーを長年虐め続けてきた従来の悪弊は 直ちに改正して当然である。多くの欧米諸国はコロナ検査を 日本製機器で行っており 感染拡大を抑えているのに対し、我国では この優秀な日本製機器は使用不許可で 検査体制が未整備のまま 感染拡大が続いているのだ。全く何をかいわんやである。
このコロナ検査機器メーカーPSSは松戸市内の中小企業で、国内で使用許可取得を何回も試みたが、厚生省が膨大な臨床データを要求して承認せず 終にPSSは国内市場を諦めて 海外市場にこの高性能機器を販売しているのだ。
医療機器認可には臨床データが必要だが、厚生省 独立行政法人 検査機器総合機構は 膨大な臨床データを国内患者で収集するよう要求して、外国の臨床データの使用を認めなかったのだ。欧米では内外の臨床データを併用することが認められており 申請も容易だが、日本国内で1万人以上の膨大な患者のデータを収集するには 巨額な費用と年月を要し、中小企業のPSSには全く不可能だったのだ。
第三次世界大戦にも相当する500万人近い犠牲者と混乱を生んでいる新型コロナ戦争は、検査データの戦いでもあるが、国内の旧式な検査態勢では 欧米諸国と競争できず 終に大敗を喫したのだ。慌てた厚生省は 急遽方針を180度転換して 欧米臨床データも認可申請に使用できる方式に変更すると発表した。 医療検査機器総合機構のノンキャリア職員の 時代遅れな業務態度は 効率優先のIT時代には全く適合せず 日本はコロナ騒動では手も足も出ず 3流国に陥落したのだ。
旧態依然の業務は厚生省だけではなく 日本の官僚組織全体に共通する悪弊でもある。平和憲法を人類の最高規範と盲信する関係部門は、自衛の為の軍備整備をも憲法違反と拒否するノンキャリア組が主導し、我が国は ロシア、中國、北朝鮮の核ミサイルの標的に囲まれているにも拘わらず 全く目覚なしだ。彼らを指導し正すべきキャリア組は 部下と争うことを避けて頻繁に転勤する。米国では政権交代する度に TOPから下部まで重要人材の殆どが交代すると聞くが、日本は政権交代しても 実務担当組は身分安泰で居座り、旧式な頑固な行政が続いて、国益を大きく害しているのだ。
このコロナ検査機器メーカーPSSは松戸市内の中小企業で、国内で使用許可取得を何回も試みたが、厚生省が膨大な臨床データを要求して承認せず 終にPSSは国内市場を諦めて 海外市場にこの高性能機器を販売しているのだ。
医療機器認可には臨床データが必要だが、厚生省 独立行政法人 検査機器総合機構は 膨大な臨床データを国内患者で収集するよう要求して、外国の臨床データの使用を認めなかったのだ。欧米では内外の臨床データを併用することが認められており 申請も容易だが、日本国内で1万人以上の膨大な患者のデータを収集するには 巨額な費用と年月を要し、中小企業のPSSには全く不可能だったのだ。
第三次世界大戦にも相当する500万人近い犠牲者と混乱を生んでいる新型コロナ戦争は、検査データの戦いでもあるが、国内の旧式な検査態勢では 欧米諸国と競争できず 終に大敗を喫したのだ。慌てた厚生省は 急遽方針を180度転換して 欧米臨床データも認可申請に使用できる方式に変更すると発表した。 医療検査機器総合機構のノンキャリア職員の 時代遅れな業務態度は 効率優先のIT時代には全く適合せず 日本はコロナ騒動では手も足も出ず 3流国に陥落したのだ。
旧態依然の業務は厚生省だけではなく 日本の官僚組織全体に共通する悪弊でもある。平和憲法を人類の最高規範と盲信する関係部門は、自衛の為の軍備整備をも憲法違反と拒否するノンキャリア組が主導し、我が国は ロシア、中國、北朝鮮の核ミサイルの標的に囲まれているにも拘わらず 全く目覚なしだ。彼らを指導し正すべきキャリア組は 部下と争うことを避けて頻繁に転勤する。米国では政権交代する度に TOPから下部まで重要人材の殆どが交代すると聞くが、日本は政権交代しても 実務担当組は身分安泰で居座り、旧式な頑固な行政が続いて、国益を大きく害しているのだ。
2021年04月09日
210409 逃げた犯人
昨年夏のある朝、私は近くの遊歩道で後から疾走してきたマラソンランナーに激突されて大ケガを負った。一瞬失神したが 直ぐ目覚めて 走り去るランナーに向かって、コラー待て!、オーイ と大声で叫んだが ランナーは逃走した。ドロボー!と叫べば、近くを散歩中の人も 彼を止めてくれただろうと思うと後悔している。首に衝撃を受け、腕もかなり出血した私は近くのクリニックに行き、市役所へも連絡した。市長から被害届を出しておくよう連絡があり、警察を呼んで実地検証もした。悪意はなかっただろうが マナーが悪い と警察は言った。
幸い頭部直撃は避けたので重い後遺症はなく、首を回すとギクギクと不具合を感じている程度だが、逃げたランナーを何とか捕まえようと私は監視を続けていた。暫くは姿を現さなかったが、半年程度が経過して安心したのか そのランナーが現れて 再びランニングを開始した。毎朝6時頃 スタートして、手賀沼を半周(10キロ)するセミプロ級のランナーだ。背丈180+の痩せ型でメガネ着用だが、私の印象に残っていた頭の赤白ハチマキは、青色、緑色など違う色のバンドを使っていた。
赤白のバンドなら かなり決定的だが 他に確たる証拠物件は何もない。当人は逃げ切ったと安心しているらしく、最近は私の横を平気で疾走しているが、猛スピードで カーブでは歩行者に接触しそうになるのは以前と変わらない。 もし私が彼を止めて言い出すと、 エー? 証拠はあるの? ヒト間違いでは? と素知らぬ顔をするに決まっている。もし赤白バンドでも、証拠写真がなく、私は精々 警察があなたを探していますよ という程度が限界だろうか。
理不尽に子供を殺された親が 犯人を執拗に捜し続ける事件をテレビで見るが 私の経験では 犯人に気付かれないように追跡すれば、安心した犯人は段々と大胆になり 馬脚を現ず可能性が大きいと思う。もし何か決定的な証拠でもあれば、隠し球として、まず犯人の言い分を十分聞いた後で 証拠として使えば更に有効だろう。私の場合 精々赤白バンド程度だが、先方の言い分を全て聞いた後に出すべきだと思う。クルマのひき逃げ犯は誰でも瞬間的に逃げようと思うらしいが、 逃げ切ったと安心して 普通人のように被害者の目前を堂々と走り続ける犯人をみると 私は悪意ではないだろう という警察のように簡単に許す気にはなれないのだ。