2022年10月
2022年10月27日
221027 悩みは尽きない
毎年のことだが 今年も庭の柿が熟したので近隣に配った。柿が色づくと直ぐに小鳥が来襲し、その見張り番がなかなか面倒で、今年も早めに収穫して親しい10余軒に配ったが、各家各様に色々な悩みを抱えているようだ。
まず毎日近くを通学する小学生の数軒に配った。子供達は単純明快に喜びで 挨拶も軽くなる. やはり子供がいる家庭は夢に溢れて楽しい。
南隣りA家は、適齢期を過ぎた息子と娘がおり、定年退職の父親は娘さんには優しいが、息子にはかなり厳しい。男同士の話は ぎこちなく難儀な場合がある。
遠く離れたB家は 年増の独身娘が居り、将来の生計を案じて 針灸マッサージ業を自宅で開業した。 客はごく少ないが、自宅開業に猛反対していた父親は 大ケンカして遂に家を出てしまったらしい。年をとって家出すると 大変なことになるのだが。
別のC家は、数年前に私大を出た長女が英語通訳を目指していると聞いていた。私は賛成ではなかったが反対もしなかった。日本人の英語レベルは近年上達して、生半可な英語では通訳業は至難で 何年か米国に居住して日常生活などの経験無しでは 通訳業など不可能だと 私は内心思っていたが 言えなかった。やはり就職探しは大苦労で、方針転換して中堅IT企業に決まったようだ。
D家は 医学部受験で2浪中の長男がいる。確かに理系学生には 医学部は憧れの的だが、医者は厳しい職業でもある。開業医を目指しても 収支が合う都会近郊での開業には多額の資金を要し、病院勤務医は 年配になると地方の過疎地に追いやられて 単身赴任になることが多いとも聞く。
銀行マンOBのE家は、息子がプログラミングを選んだと喜んでいたが、直ぐ大手コンビニに転職した。将来性の点からはプログラミングが正解だが、緻密な仕事に耐えられなかったようだ。コンビニは既にピークを過ぎた産業で 今後は厳しくなるばかりだが、息子は元気に働いている。
遠く離れたF家は両親が高齢で、長男は私大を出てプラ成型品会社の営業マンになったが、仕事が厳しく直ぐ辞めて、今はアルバイト仕事で生計を繋いでいる。普通の大卒看板は 殆ど通用しない社会になったことを実感しているだろう。
G家は、母親が子供達の就職を采配し、長男を市役所に押し込み、長女と次女を看護師に仕上げた。市役所に内定した長男は 早々と在学中に子供もでき、今は身分安定の市役所に通っている、辛くて厳しい社会経験なしの楽な人生を過ごすと、生意気だが使い物にならないボケ成人になってしまうのが心配だ。大仕事を終えて これからゆっくり老後を楽しもうと思っていた母親は、休む間もなく息子夫婦と孫に家を占領されて 何だか浮かない顔になっている。
都銀OBのH家は、薬剤師の長男を薬局自営の恋人家に取られて、家継ぎの次男がトラック運送業を自営している、50才近くでやっと結婚したが、運転運業は高齢になると 儲かる長距離業務が激減して、 近場回りの雑用ばかりの赤字仕事になるという。
J家は大商社OBで、長男は大手広告会社に就職したが 結婚式には会社上司を誰も招待しなかった。派閥抗争が激しい会社で 親分が倒れると関係者も一掃されるのが恐ろしくて 無派閥を通すと聞いた。 隆盛を誇ったこの大手広告代理店も、近年はネット広告の成長で テレビ広告が激減し 本社ビルを売却し 大リストラを実施となり、更に元専務も五輪汚職で逮捕され 連日マスコミを賑わしている。泣きっ面にハチの気分かもしれない。
少し離れたK家は 小さな地銀の支店長OBだが、今春 私大を卒業したお孫さんが 大手都銀に入社したと大喜びだ。しかしゼロ金利時代の都銀に昔の勢いは影もなく、全国に網羅した支店網を殆ど撤収し ATM網も次々と縮小する大リストラを実行中で 夢の職場ではなくなっているのだ。孫は大苦労するだろうが 親は昔の恋人を忘れられないようだ。
兎も角 長年 平和国家の日本も、個々の家庭には 多種多様な苦悩があり 悩みの尽きることはない。
まず毎日近くを通学する小学生の数軒に配った。子供達は単純明快に喜びで 挨拶も軽くなる. やはり子供がいる家庭は夢に溢れて楽しい。
南隣りA家は、適齢期を過ぎた息子と娘がおり、定年退職の父親は娘さんには優しいが、息子にはかなり厳しい。男同士の話は ぎこちなく難儀な場合がある。
遠く離れたB家は 年増の独身娘が居り、将来の生計を案じて 針灸マッサージ業を自宅で開業した。 客はごく少ないが、自宅開業に猛反対していた父親は 大ケンカして遂に家を出てしまったらしい。年をとって家出すると 大変なことになるのだが。
別のC家は、数年前に私大を出た長女が英語通訳を目指していると聞いていた。私は賛成ではなかったが反対もしなかった。日本人の英語レベルは近年上達して、生半可な英語では通訳業は至難で 何年か米国に居住して日常生活などの経験無しでは 通訳業など不可能だと 私は内心思っていたが 言えなかった。やはり就職探しは大苦労で、方針転換して中堅IT企業に決まったようだ。
D家は 医学部受験で2浪中の長男がいる。確かに理系学生には 医学部は憧れの的だが、医者は厳しい職業でもある。開業医を目指しても 収支が合う都会近郊での開業には多額の資金を要し、病院勤務医は 年配になると地方の過疎地に追いやられて 単身赴任になることが多いとも聞く。
銀行マンOBのE家は、息子がプログラミングを選んだと喜んでいたが、直ぐ大手コンビニに転職した。将来性の点からはプログラミングが正解だが、緻密な仕事に耐えられなかったようだ。コンビニは既にピークを過ぎた産業で 今後は厳しくなるばかりだが、息子は元気に働いている。
遠く離れたF家は両親が高齢で、長男は私大を出てプラ成型品会社の営業マンになったが、仕事が厳しく直ぐ辞めて、今はアルバイト仕事で生計を繋いでいる。普通の大卒看板は 殆ど通用しない社会になったことを実感しているだろう。
G家は、母親が子供達の就職を采配し、長男を市役所に押し込み、長女と次女を看護師に仕上げた。市役所に内定した長男は 早々と在学中に子供もでき、今は身分安定の市役所に通っている、辛くて厳しい社会経験なしの楽な人生を過ごすと、生意気だが使い物にならないボケ成人になってしまうのが心配だ。大仕事を終えて これからゆっくり老後を楽しもうと思っていた母親は、休む間もなく息子夫婦と孫に家を占領されて 何だか浮かない顔になっている。
都銀OBのH家は、薬剤師の長男を薬局自営の恋人家に取られて、家継ぎの次男がトラック運送業を自営している、50才近くでやっと結婚したが、運転運業は高齢になると 儲かる長距離業務が激減して、 近場回りの雑用ばかりの赤字仕事になるという。
J家は大商社OBで、長男は大手広告会社に就職したが 結婚式には会社上司を誰も招待しなかった。派閥抗争が激しい会社で 親分が倒れると関係者も一掃されるのが恐ろしくて 無派閥を通すと聞いた。 隆盛を誇ったこの大手広告代理店も、近年はネット広告の成長で テレビ広告が激減し 本社ビルを売却し 大リストラを実施となり、更に元専務も五輪汚職で逮捕され 連日マスコミを賑わしている。泣きっ面にハチの気分かもしれない。
少し離れたK家は 小さな地銀の支店長OBだが、今春 私大を卒業したお孫さんが 大手都銀に入社したと大喜びだ。しかしゼロ金利時代の都銀に昔の勢いは影もなく、全国に網羅した支店網を殆ど撤収し ATM網も次々と縮小する大リストラを実行中で 夢の職場ではなくなっているのだ。孫は大苦労するだろうが 親は昔の恋人を忘れられないようだ。
兎も角 長年 平和国家の日本も、個々の家庭には 多種多様な苦悩があり 悩みの尽きることはない。
2022年10月21日
221021 医薬品の営業
前立腺の定期検診の為、午後早めに病院に行くと、待合室には背広姿の若者が多数いた。医薬セールスの MR(Marketing-Representative)だった。ここの先生は有名で、午前中の外来診察が終る休憩時間を狙って、自社商品をPRしようとMRが頻繁に来訪する。昔はルノアール-セールスとも呼ばれ、近くの喫茶店で待機して、診察を終えた医師に 自社商品を直接PRできる貴重な時間である。
女性看護師が、XXXさん と社名抜きで氏名を呼ぶと、はい!と立ち上がったひとりが部屋に入った。ドアの隙間から見えるMRは直立不動で、名刺と資料を渡し何かお願いしている。後ろ向きの先生の姿は見えないが、何か言葉を交わしたらしく 2~3分過ぎるとMRは再び最敬礼して部屋を出る。そして次のMRが呼び込まれる。半時間で女性を含む10余名全員が面談を終えると、待合室は空になり、午後診察待ちちの患者だけになる。MR諸兄はこの短時間に全てを賭けている。
実は私も40年前の苦いMR時代を思い出した。資料を細心に準備して出かけ、病院前の喫茶店で2〜3時間待機し、運が良ければ4〜5分、悪ければ資料を手渡すだけの営業活動に全てを賭けたが 先方からの反応は殆ど無い無駄な活動だった。喫茶店で待機中に知り合った 競合他社に転職する者とか、他の仕事に代わるなど 人生を思い悩む時間でもある。苦しい仕事としては 一字のミスも許されない活版植字工があったが、パソコンの登場でデスク仕事に代わり 植字工は絶滅した。住宅,車など高額商品の営業も、ご主人が帰宅する夜に 個人宅を訪問する苦しい仕事だったが、時代は代わって 今は殆ど営業所で来客を待つ方式になった。
新規医薬品の研究開発も 更に苦しい仕事だ。まず文献調査から始まり、薬効ありそうな多数の候補化合物を想定して合成する。そして毒性試験、動物試験、一次臨床試験、最終臨床試験など、10年近くかけて 膨大な費用を投じて 化合物を絞り込む。殆どの担当者は会社人生で 報われることが全くない厳しい職場だ。コロナワクチンも 世界中の大手医薬品会社が開発を競ったが、最後に残ったのは 米国ファイザー社だけで 数兆円の売上げを獲得し、日本メーカーは全滅だった。欧米も多数の大手会社が全力で競合したが 成果は無く、可能性があった J & J も ごく稀れに現れる副反応で脱落した。
コロナ治療薬(飲薬)に絞った塩野義製薬も 成功を確信して、大量生産し、錠剤化して、説明資料添付、箱詰も終えて 出荷指示を待ったが、治療効果が明確ではないと 厚生省医薬品審議会からクレイムがつき、全業務が水の泡と消えた。大昔の丸山ワクチン事件や、キノコから抽出した効果不明なガン治療薬例の如く、薬効不鮮明な治療薬でも 一旦市販が開始されると 百億円単位の保険が浪費されて 財政を圧迫するので 厚生省が慎重になるのも理解できる。エーザイのアルツハイマー治療薬も同様で アミロイド-βの沈着を防ぐことは確認できたが、治療効果が明確でないとの結論で、エーザイは数百億円の売上が幻になった。大ホームランを狙って三振に終わった会社は株価が急落し、大出世を夢見た開発担当者も 苦渋の内に 会社人生を終えて引退することになる。
女性看護師が、XXXさん と社名抜きで氏名を呼ぶと、はい!と立ち上がったひとりが部屋に入った。ドアの隙間から見えるMRは直立不動で、名刺と資料を渡し何かお願いしている。後ろ向きの先生の姿は見えないが、何か言葉を交わしたらしく 2~3分過ぎるとMRは再び最敬礼して部屋を出る。そして次のMRが呼び込まれる。半時間で女性を含む10余名全員が面談を終えると、待合室は空になり、午後診察待ちちの患者だけになる。MR諸兄はこの短時間に全てを賭けている。
実は私も40年前の苦いMR時代を思い出した。資料を細心に準備して出かけ、病院前の喫茶店で2〜3時間待機し、運が良ければ4〜5分、悪ければ資料を手渡すだけの営業活動に全てを賭けたが 先方からの反応は殆ど無い無駄な活動だった。喫茶店で待機中に知り合った 競合他社に転職する者とか、他の仕事に代わるなど 人生を思い悩む時間でもある。苦しい仕事としては 一字のミスも許されない活版植字工があったが、パソコンの登場でデスク仕事に代わり 植字工は絶滅した。住宅,車など高額商品の営業も、ご主人が帰宅する夜に 個人宅を訪問する苦しい仕事だったが、時代は代わって 今は殆ど営業所で来客を待つ方式になった。
新規医薬品の研究開発も 更に苦しい仕事だ。まず文献調査から始まり、薬効ありそうな多数の候補化合物を想定して合成する。そして毒性試験、動物試験、一次臨床試験、最終臨床試験など、10年近くかけて 膨大な費用を投じて 化合物を絞り込む。殆どの担当者は会社人生で 報われることが全くない厳しい職場だ。コロナワクチンも 世界中の大手医薬品会社が開発を競ったが、最後に残ったのは 米国ファイザー社だけで 数兆円の売上げを獲得し、日本メーカーは全滅だった。欧米も多数の大手会社が全力で競合したが 成果は無く、可能性があった J & J も ごく稀れに現れる副反応で脱落した。
コロナ治療薬(飲薬)に絞った塩野義製薬も 成功を確信して、大量生産し、錠剤化して、説明資料添付、箱詰も終えて 出荷指示を待ったが、治療効果が明確ではないと 厚生省医薬品審議会からクレイムがつき、全業務が水の泡と消えた。大昔の丸山ワクチン事件や、キノコから抽出した効果不明なガン治療薬例の如く、薬効不鮮明な治療薬でも 一旦市販が開始されると 百億円単位の保険が浪費されて 財政を圧迫するので 厚生省が慎重になるのも理解できる。エーザイのアルツハイマー治療薬も同様で アミロイド-βの沈着を防ぐことは確認できたが、治療効果が明確でないとの結論で、エーザイは数百億円の売上が幻になった。大ホームランを狙って三振に終わった会社は株価が急落し、大出世を夢見た開発担当者も 苦渋の内に 会社人生を終えて引退することになる。
2022年10月06日
221006 仕事はある
適当な仕事が無いと苦しんでいる若者が多い。リストラで仕事を失った年配者も再就職先が無いと嘆く。確かに私の回りにも全く働かない閑人がゴロゴロおり、これでは日本経済が弱体化するのは当然だと思う。 日本は確かに弱くなっている。弱体化した日本を再生する為、岸田首相は1) GX(グリーン革命)、 2) DXデジタル化推進、 3) スタ-トアップ(起業)推進 の3項目を掲げているが いずれも難題である、以下に私の勝手な解釈を披露する。
1) GXは従来の化石燃料から、非CO2型エネルギーへの転換だが、太陽光発電は自然破壊が激しく、夜間休業,雨天休業,曇天休業と、やる気ない社員と同じ信頼性の無いエネルギーである。やはり 24時間,不眠不休,大馬力で働く原子力が最も信頼できる。現在稼動可能な9基の原発を60年間に期限延長するのが基本だと思う。既にフランス、米国では試験的に実行され始めており、更に80年までの期限延期も検討され始めていると聞く。
2) 実は我国は新型原発を開発中だ、茨城県大洗町に超安全な ヘリューム高温ガス炉HTTRだ。これは全電源が喪失しても 自然停止する画期的な原発であり、砂漠の中でも運転できる超安全な新型だ。今年8月の実証実験で 全電源を断絶しても安全に停止することが確認された。早速 英国産業省から声がかかり、30万KWの実用HTTRを英国内に建設することになった。このHTTRは未来の有力なエネルギー源だが 実用化までまだ年月を要するので、現行9基の原子力発電の期間延長で繋ぐ必要がある。
3) DXデジタル革命は; 遅れている日本をデジタル社会にすることである。これは政府と末端組織を本気にさせることが不可欠で 河野デジタル大臣の豪腕に期待する以外にない。
4) スタートアップ起業推進は、ベンチャーを推進して 日本国内を活性化して付加価値を生みだすことで、政府は5年間に1兆円を投資するという。 問題は政府や地方自治体がその真意を曲解し、ベンチャー推進会議や講演会ばかり繰返して、巨額予算の自己消化に努め、仲介業者と講演屋が儲かる仕組みになっていることだ。これでは全く効果がない。講演会ではなく、現実の起業件数で評価する必要がある。
5) 歴史的には、米国は半導体、Computer、PC等を開発して巨大産業を創出したが その製造は殆ど中国,台湾,韓国に奪われてしまった。これを克服する為、米国は Google検索, Amazon配送, Facebok会話, i-Phoneという異次元のマーケットを開拓したのである、この4社の株価総合計は我国GDP 550兆円を軽く超える770兆円にも達し、日本の全企業の株価総額704兆円をも上回る巨大なマーケットを創り出した。日本もかようにITで新マーケットを開拓しようという計画である。
6) スタートアップ起業は、ITプログラミングが中心になる。既にプログラミングは活況だが、まだ100万人の人材不足だという。このプログラマーは実力の世界で、名前だけの大卒看板は全く無用の世界である。専門学校で4〜5年間プログラミング実技を学習すれば、立派なプログラマーとなり 4〜5人がチームを組んで独立して高給を期待でき、結婚もできる。仕事が無いと嘆く若者達は、仕事が無いのではなく 自分に技術がないのである。 人気の無かった工業高校は 名前を変えてIT高校に変身しつつある。年配者も抜け殻のプライドを捨てて ITをリスキリング(再勉強)すべきである。IT産業は非常に広範だが 自分が仕事する部分だけを勉強すれば仕事ができる。
7) 私が開発中の実例を紹介する。それは 営業マン不在で苦しむ中小零細企業に、HPを使って営業を代行させる SEO営業法である。 換言すれば、ネット検索で、自社HPをTOP頁に表示させるホームページ営業 である。美しさだけに拘る無能なHP屋は全く役に立たない。 検索でTOP頁表示する手法を開発すれば 巨大なマーケットが期待できる。私の契約者はまだ20社足らずだが 超特殊な技術ではない。検索→(HP+営業販売) 中高年者は 無意味なプライドを捨てて、ITに本気で取り組み、ユニークなアイデアを考えては如何だろうか。
1) GXは従来の化石燃料から、非CO2型エネルギーへの転換だが、太陽光発電は自然破壊が激しく、夜間休業,雨天休業,曇天休業と、やる気ない社員と同じ信頼性の無いエネルギーである。やはり 24時間,不眠不休,大馬力で働く原子力が最も信頼できる。現在稼動可能な9基の原発を60年間に期限延長するのが基本だと思う。既にフランス、米国では試験的に実行され始めており、更に80年までの期限延期も検討され始めていると聞く。
2) 実は我国は新型原発を開発中だ、茨城県大洗町に超安全な ヘリューム高温ガス炉HTTRだ。これは全電源が喪失しても 自然停止する画期的な原発であり、砂漠の中でも運転できる超安全な新型だ。今年8月の実証実験で 全電源を断絶しても安全に停止することが確認された。早速 英国産業省から声がかかり、30万KWの実用HTTRを英国内に建設することになった。このHTTRは未来の有力なエネルギー源だが 実用化までまだ年月を要するので、現行9基の原子力発電の期間延長で繋ぐ必要がある。
3) DXデジタル革命は; 遅れている日本をデジタル社会にすることである。これは政府と末端組織を本気にさせることが不可欠で 河野デジタル大臣の豪腕に期待する以外にない。
4) スタートアップ起業推進は、ベンチャーを推進して 日本国内を活性化して付加価値を生みだすことで、政府は5年間に1兆円を投資するという。 問題は政府や地方自治体がその真意を曲解し、ベンチャー推進会議や講演会ばかり繰返して、巨額予算の自己消化に努め、仲介業者と講演屋が儲かる仕組みになっていることだ。これでは全く効果がない。講演会ではなく、現実の起業件数で評価する必要がある。
5) 歴史的には、米国は半導体、Computer、PC等を開発して巨大産業を創出したが その製造は殆ど中国,台湾,韓国に奪われてしまった。これを克服する為、米国は Google検索, Amazon配送, Facebok会話, i-Phoneという異次元のマーケットを開拓したのである、この4社の株価総合計は我国GDP 550兆円を軽く超える770兆円にも達し、日本の全企業の株価総額704兆円をも上回る巨大なマーケットを創り出した。日本もかようにITで新マーケットを開拓しようという計画である。
6) スタートアップ起業は、ITプログラミングが中心になる。既にプログラミングは活況だが、まだ100万人の人材不足だという。このプログラマーは実力の世界で、名前だけの大卒看板は全く無用の世界である。専門学校で4〜5年間プログラミング実技を学習すれば、立派なプログラマーとなり 4〜5人がチームを組んで独立して高給を期待でき、結婚もできる。仕事が無いと嘆く若者達は、仕事が無いのではなく 自分に技術がないのである。 人気の無かった工業高校は 名前を変えてIT高校に変身しつつある。年配者も抜け殻のプライドを捨てて ITをリスキリング(再勉強)すべきである。IT産業は非常に広範だが 自分が仕事する部分だけを勉強すれば仕事ができる。
7) 私が開発中の実例を紹介する。それは 営業マン不在で苦しむ中小零細企業に、HPを使って営業を代行させる SEO営業法である。 換言すれば、ネット検索で、自社HPをTOP頁に表示させるホームページ営業 である。美しさだけに拘る無能なHP屋は全く役に立たない。 検索でTOP頁表示する手法を開発すれば 巨大なマーケットが期待できる。私の契約者はまだ20社足らずだが 超特殊な技術ではない。検索→(HP+営業販売) 中高年者は 無意味なプライドを捨てて、ITに本気で取り組み、ユニークなアイデアを考えては如何だろうか。