2024年04月

2024年04月12日

政府と野党の怠慢 

イスラエル-ガザ戦争、能登半島地震、台湾地震、など深刻な事件が相次いでいるが、日本の国会だけは別世界で 相変わらず些細な裏金問題で騒ぎ続けている。国民には確定申告を強制しながら 国会議員は不正会計では確かに問題だが 明けても暮れても衆参両院がお祭り騒ぎでは 閑潰しと思われても仕方ない。二階元幹事長が3500万円を自己出版本の支払いに使ったのは確かに悪質で 本人も今期で引退すると言明したが 会計責任者として離党勧告をうけた塩谷議員は反発、100万円不正で1年間の党員資格停止の西村議員などは 、多くの野党議員でも誤魔化している不正金額のレベルだろう。
                                                                               
世界では桁違いに深刻な内容で苦しんでいる事件が多発している。例えば正月に起きた能登地震では多数の被災者が農業テントに数ケ月間も寝泊りして苦闘したが 台湾地震では 現地政府が見事に対応し 2日後には一次避難所を整えた。 我が国は、南海トラフ大地震や東京直下大地震など 国家を破滅に導くほどの巨大地震が目前に迫っているが、その具体的な被害低減策を 政府や官僚が本気で検討しているとはとても思えない。多分 緊急対策だけで 本格的な犠牲者低減策や 火災防止策は 何も検討していないのだろうと思う。      
                                                               
 東京直下型大地震の被災者予想は900万人レベルと計算され、多くはビル倒壊で圧迫死とか 大火災で焼死する危険性が大きいが、これら犠牲者を如何に減らすか、一次避難場所をどう準備するか、食事対策は誰が対応するか、大混雑が必至のトイレ不足に大型トイレが必須だが 誰が検討しているのだろうか? 直接責任の東京都と政府は、これらの対策を本気で検討しているとは とても思えない。多分自然災害だから不可避であり 責任問題にはならないと思っているのだろう。或いは 災害地帯の大半は関東の東部地帯であり、土地と建物が堅牢な中央,港区周辺は心配無用とでも思っているのか。しかし天皇陛下さえ既に能登を訪問し、本日2回目の訪問されたとのテレビ報道だが、政府や都庁の担当部門は 殆ど現地で検分しておらず、犠牲者減少の具体的対策を検討しているとは聞かれない。
                                                                           
首都直下地震や南海トラフ大地震は 確実に30年以内に来襲すると言われており、その犠牲者を如何に少なく抑えるかの具体的対策は 政府と国会の責任であり、怠慢は絶対に許されない。会計不正より次元が違う最優先課題であり、国会が声を上げて、関連官庁と都庁を動員して現地出張して 問題を把握し、具体的な対策を早急に対応する必要がある。
                                                                     
裏金問題はテレビが派手に取り上げるので宣伝になり 一緒に踊っていれば済むでは 困るのだ。トイレの無い能登より 東京で派手に裏金追及する方が、楽で余程見栄えがする では許せない。金沢は東京から片道2時間半の近さなのに、地元議員以外は 誰も殆ど知らん顔だ。国会でテレビに映るときだけ真剣な顔付きで忙しそうにする では、国会議員の資格は皆無だ。東京直下地震は 会計不正より桁違いに重大で 日本の命運を左右する深刻なテーマだと知るべきである。


mh3944 at 13:45|PermalinkComments(0) 政治 

2024年04月01日

中流社会の生き方

世界の大スター 大谷翔平の通訳 水原一平が 大谷口座から大金を盗み、スポーツ賭博屋に6.8億円を支払っていた事件が発覚し、水原はドジャースから解雇された。水原がギャンブルの負金を清算しようとした事件だが、桁外れの大金窃盗事件に世界は仰天した。ひと昔前、房総の国会議員 浜田幸一がラスベガス賭博で4.6億円を失った事件とも酷似するが、ギャンブル狂の水原は、野球に詳しい特殊才能の通訳としての貴重な将来を失ってしまった。
                               
私の高校時代にも 将来性を嘱望されたT君がいた。彼は文武両道の秀才で、先生は頻繁に彼を見習うよう話題にした。T君は一ツ橋大学を経て、三井物産に入社し、組合活動に専念して退社、米国に渡って日本車中古のデイーラーを業としていたが、資金に困窮して同期のS君から500万円を借金したが返済できず、遂に同期会にも出席できず、米国の荒波に消えてしまった。
                               
私の友人にも有能なスポーツクラブ会長K氏がいる。彼は関東の名門東葛高校で生徒会長を務め、私大を卒業して自営会社を設立し、住宅リホーム業を自営している。しかしリフォーム業はクレイム産業と言われて、大手が受注して各地元の下請会社に請負させる薄利業務でK君は苦境から抜け出せない。才能ある若者が独立してスタートアップ起業することは社会を活性化させ、政府も奨励するが、事業成功はなかなか難しい。
                                            
T君やK君のような才能がない私は、大学進学は必死のガリ勉で有名大学に合格した。4年後の就職時には 級友達は 教授推薦の超大手会社に次々と就職したが、秀才ばかりの大企業では自信がない私は、中型の日米合弁会社JRCに就職して親兄弟は落胆した。しかしJRCは人材不足で私は思う存分に活躍でき、企画課長を経て、後半は関係医薬品会社の社長として世界を股にかけ回り、痛快な会社人生となった。退職後も私は 財産を家族に生前譲渡して、半導体製造機器の輸入販売を20年間自営し、結構な剰余金も残して引退し、今は某クラブでPCを楽しんでいる。
ギャンブルは論外だが、人の生き方はそれぞれ自由だが、一流会社の喜びは瞬時であり 直ぐに地獄の競争が待っている。 一流会社のブランドさえ気にしなければ、自由に思う存分に働くこともできる。


mh3944 at 16:42|PermalinkComments(0) 雑感