2007年10月23日

隣人中国とどう付き合う?

先般、中国で日本とドイツの女子サッカー試合があったところ、中国人観客の殆どが、ドイツの応援に回り、日本チームのファインプレイに対しては大ブーイングが響き、ドイツ人選手が驚いていたと新聞に報じていた。試合は日本女子が惜敗したが、 事前に準備して行った、謝謝!
の横断幕をもってグランドを周回したところ、今度は中国人観客が息を呑んだという。 全く心痛むニュースである。

確かに、中国人の反日感情には根深いものがあり、中国政府、特に江沢民政権はそれを民意統一のテコに使って政権維持を図ったのは有名な話である。中国各地には、日本軍の残虐行為を示した歴史館が数多く設置されているそうである。私の義母も、軍属として一時満州国に住んでいたが、当時、中国人は人間扱いしなかったと時折漏らすことがある。確かに日本軍の厳しい扱いもあったのであろう。

しかし考えてみれば、それは60年前の話である。1世代以上は完全に経過した筈で、今日の中国若者が、今更のように、アンチ日本を騒ぎ立てるのは本当に心苦しい、これから中国とどうつきあうべきか悩ましい限りである。

しかし、関口知宏の中国列車横断旅行のテレビ番組をみると、彼を日本人と知って非常に友好的に話し掛ける中国人の多いことにまた驚いてしまう。 一体どちらが本当の中国人なのだろうかと?

勿論、中国には、世界に誇る文明の歴史があり、近年工業化も進み始めて、巨大な国民が益々自信をつけ始めたのは事実であろう。 翻って日本は中国の1/10にも満たない人口である。
一般的な感情から言っても、隣家とはなかなか親密な付き合いは難しく、スープの冷えない程度に離れたところに友人が多いのは現実であろう。

例の国際連合の常任理事国の改組案騒ぎでも、アルゼンチンはブラジルの常任理事国案に猛反対し、パキスタンはインドに、イタリアはドイツに対してと、およそ隣りの友人の出世を嫌う感情は万国共通であり、中国が日本を嫌う感情も分からない訳ではない。

仮に私自身も、中国とドイツのサッカー試合のとき、どちら側の応援席に座るか自信はない。
これは、人間として避けられない感情なのであろう。特に相手は経済成長に目覚めた一途の若い国であり、日本は還暦近い老人国なのだから。
悔しさは残るが、感情を抑えながらも、辛抱強く付き合う以外に対策がなさそうである。 



mh3944 at 13:58│Comments(0)TrackBack(0) 政治 

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