2008年04月14日

老人医療費

今年から施行された75才以上の後期高齢者新医療制度に対して、おじいさん、おばあさん連中が大騒ぎしている。老人も自分の医療費の一部を負担し、保険料は天引き、もし保険料を支払わないと保険証を取り上げられることを知った高齢者たちが猛反発しているのだ。年金から平均5千円前後が毎月天引で徴収されることに怒っているのだ。確かのこの法律は事前にPRが少なかったのは事実であろう。厚労省のやることは依然として冷淡で事務的、機械的で、全く救いようが無い。

しかし、短期間で病気が治癒する多くの若者とは違って、75才以上の高齢者は治療が長期化し、その費用も膨らんでしまう。その50%を税金から、40%は現役世代の保険料から徴収するので、10%を高齢者自身が負担するという新制度に老人達は怒っているのだ。 何も仕事もせず、年金で暮らしながら、自分達の医療費の僅かな負担に、何故ここまで怒るのだろうか? テレビで高齢者が醜い姿を曝して口唾を飛ばしながら、老人は死ねというのか!と文句を言う姿はまったく頂けない。

実は私も70才となり、高齢者グループの仲間で彼らの立場はある程度理解できる。しかし、高齢者の多くは何らかの慢性病に罹っており、毎日病院に通ってもなかなか治癒せず、結果として待合室が社交のサロン場と化し、結果的に医療費の増大に拍車をかけている現状はよく知られている。

大昔の高齢者には命がけの謙虚さがあった。70才になると子供や孫たちの足手まといになるのを避けるため姥捨山に向かった。自分から申し出て2度と帰らぬ旅にでかけたのである。体力が無くなり食料を費やすだけの迷惑を子供たちにかけたくなかったのだ。 今日では年金を受け取るだけでは不満足で、更にご自分の医療費の僅かな分担にさえ文句を言う。誰も死ねとは言っていないが、少しは謙虚になって欲しいものだ。

彼らと同世代の私でも、彼らの極端な言い分には賛成できない。人間は次代、次々代…..と永遠に続くのだが、それを忘れ、自分達の代だけで終わるかのように錯覚している。動物は自分の寿命の終末を悟ると、仲間に迷惑をかけないように、グループから姿を消してしまうという。
良識と経験を積んだ筈の高齢者は、もっと謙虚になって子々孫々まで繁栄することに配慮すべきである。遠慮すべきである。高齢者達の傲慢な態度には、同世代の者として、たいへん不快感を感じている。 


mh3944 at 16:02│Comments(0)TrackBack(0) 雑感 

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