2012年01月05日
120105,フラメンコ
正月3日、友人と食事した帰路、駅前イトーヨーカドーのロビーでフラメンコショーを見た。目出度い新年の客寄せでヨーカドーの企画だが、本当に興味深かった。男性4人+女性4人の8人組グループだ。正月休みも営業するヨーカドーが奮発したのだろうが、フラメンコの実演を見る機会は殆ど無く、休憩を挟んだ1時間x2回の実演に魅せられてしまった。
フラメンコとはかなり違うが、私の住む小さな町は最近フラダンスが盛んで、殆どがアマチュアーグルプだが、何か適当な口実さえあればすぐに何組かのグループが集まって踊る。フラダンスは動きが遅いので、初めは閑な女性の時間潰しぐらいかと私は思っていたが、じっくりみるとなかなか美しい。 踊り手にとってもフラダンスはスタイルに余り関係ないマタニティー型ウエアなので、特に中年太りの女性には最適のスポーツらしいが、やはり若い子が踊るフラダンスは本当に素晴らしい。常磐沿線いわき市に全国的に有名なスパリゾートハワイアンがある影響かも知れないが、この人口15万足らずの常磐沿線の我が町にも20を超えるフラダンス同好会があるようだ。少々太り気味の女性でも、フラダンスは趣味と健康管理とダイエット目的で、大変な人気のダンスとなっている。
それに比べるとフラメンコはかなり厳しい。何しろ動きが激しくシャープだから、暇つぶしの生半可な気持ちではとても続かないだろう。 調べてみるとフラメンコは本来スペインのジプシーの踊りだとあった。日銭を稼ぐ為に始まった踊りがフラメンコに発展したという。踊り手(バイレ)と歌い手(カンテ)が主体で、トケ(ギター)の伴奏で激しく踊るが、素人が短期間に習ったのではとても見られたものではなさそうだ。非常にセクシーで下手に踊ると嘲笑されてしまう。踊りには出演の順序があり、まず最初は男性バイレが踊り、次に女性バイレが踊る、そして最後に主役の若い女性バイレが踊る。熟練を必要とするフラメンコでもプリマ役は若い女性で、やはり一番美しく、魅力的だった。
運動神経の鈍い私だが、フラメンコに近いタンゴは踊ることができる。苦しい屈辱に耐えて3年間猛練習したので、人前でも踊ることができるようになってしまった。ものの本によるとタンゴの起源は南米で売春婦が客を勧誘する踊りだと書いてあった。 確かにフラメンコと似てタンゴも非常にセクシーで、下手に踊ると完全に笑いものになってしまう。
それに比べるとワルツは優雅さだ。ワルツは南ドイツとかウイーン地方で起った踊りらしいが、これも男女が組みあって踊るので、初期には領主が禁止したらしい。国際的にワルツが有名になって登場したのは、会議は踊る,されど進まず、で有名なウィーン会議らしく、これを契機にウィンナーワルツとして世界中に広まったと書かれていた。確かに正装した男女が手を組み合って集団で踊るのは美しいが、動きの激しさからいえばかなり緩やかで、フラダンスとタンゴの中間あたりだ。
門外漢の私は言える立場ではないが、日本舞踊はかなり違うのではないだろうか。日本舞踊も女性の美しさを見せるもので、独断だが義経の愛人の静御前が白拍子のころに踊っていた辺りに起源があるのかもしれない。しかし日本舞踊はフラメンコやタンゴ、ワルツに比べると動きが緩やかでセクシーさを抑えた踊りであり、強いて言えばフラダンスに近い。このあたりがフラダンスや日本舞踊等の東洋系ゆるやかダンスと、フラメンコやタンゴなど欧米系の激しいダンスとの国民性の違いだろう。
いずれにしても、フラメンコはとうてい踊る自信はないが、タンゴやワルツは本気になれば誰でもマスターでき、舞台で踊ると本当に気分が晴れやかになる。年配の素人がフラメンコを踊ると腕を脱臼するか、足首を骨折することもあり得そうだが、タンゴやワルツにはその心配はない。還暦でも更に古希になっても、恥ずかしい屈辱さえ我慢して1―2年練習すれば、踊れるようになるので、関心ある方には是非お勧めする次第だ。
色々想いを巡らせながらイトーヨーカドーのフラメンコを見終わったが、8人組で1時間を2回踊ると、ヨーカドーはいくら払うのだろうか? ヨーカドーも厳しいので、大金を出す筈がないだろう。全くの想像だが、精々1回8人で10万円、2回なら20万円以内だろうか、一人当たり2万円余の稼ぎにしかならない。年間彼らに何回お声がかかるだろうか?
日本ではマイナーなダンスなので回数も少なく、決して忙しくはないだろう。しかし彼ら彼女達が激しく踊るフラメンコを見ながら私は、彼女達の人生にかける意気込みを感じて思わず胸が熱くなった。彼らは少ない収入で決して生活は楽ではない筈で、サラリーマン生活の方が楽で安定しているに決まっているのに、敢えて不安定で、厳しいフラメンコの道を選んだことを思うと、その心意気に感じ入った次第だった。いくら好きとは言え、彼ら彼女達は退路を閉ざしてフラメンコ一本に絞り、激しい練習を重ね苦しい道を選んでいる、その人生に賭ける心意気に深い敬意を表わさざるを得なかった。
フラメンコとはかなり違うが、私の住む小さな町は最近フラダンスが盛んで、殆どがアマチュアーグルプだが、何か適当な口実さえあればすぐに何組かのグループが集まって踊る。フラダンスは動きが遅いので、初めは閑な女性の時間潰しぐらいかと私は思っていたが、じっくりみるとなかなか美しい。 踊り手にとってもフラダンスはスタイルに余り関係ないマタニティー型ウエアなので、特に中年太りの女性には最適のスポーツらしいが、やはり若い子が踊るフラダンスは本当に素晴らしい。常磐沿線いわき市に全国的に有名なスパリゾートハワイアンがある影響かも知れないが、この人口15万足らずの常磐沿線の我が町にも20を超えるフラダンス同好会があるようだ。少々太り気味の女性でも、フラダンスは趣味と健康管理とダイエット目的で、大変な人気のダンスとなっている。
それに比べるとフラメンコはかなり厳しい。何しろ動きが激しくシャープだから、暇つぶしの生半可な気持ちではとても続かないだろう。 調べてみるとフラメンコは本来スペインのジプシーの踊りだとあった。日銭を稼ぐ為に始まった踊りがフラメンコに発展したという。踊り手(バイレ)と歌い手(カンテ)が主体で、トケ(ギター)の伴奏で激しく踊るが、素人が短期間に習ったのではとても見られたものではなさそうだ。非常にセクシーで下手に踊ると嘲笑されてしまう。踊りには出演の順序があり、まず最初は男性バイレが踊り、次に女性バイレが踊る、そして最後に主役の若い女性バイレが踊る。熟練を必要とするフラメンコでもプリマ役は若い女性で、やはり一番美しく、魅力的だった。
運動神経の鈍い私だが、フラメンコに近いタンゴは踊ることができる。苦しい屈辱に耐えて3年間猛練習したので、人前でも踊ることができるようになってしまった。ものの本によるとタンゴの起源は南米で売春婦が客を勧誘する踊りだと書いてあった。 確かにフラメンコと似てタンゴも非常にセクシーで、下手に踊ると完全に笑いものになってしまう。
それに比べるとワルツは優雅さだ。ワルツは南ドイツとかウイーン地方で起った踊りらしいが、これも男女が組みあって踊るので、初期には領主が禁止したらしい。国際的にワルツが有名になって登場したのは、会議は踊る,されど進まず、で有名なウィーン会議らしく、これを契機にウィンナーワルツとして世界中に広まったと書かれていた。確かに正装した男女が手を組み合って集団で踊るのは美しいが、動きの激しさからいえばかなり緩やかで、フラダンスとタンゴの中間あたりだ。
門外漢の私は言える立場ではないが、日本舞踊はかなり違うのではないだろうか。日本舞踊も女性の美しさを見せるもので、独断だが義経の愛人の静御前が白拍子のころに踊っていた辺りに起源があるのかもしれない。しかし日本舞踊はフラメンコやタンゴ、ワルツに比べると動きが緩やかでセクシーさを抑えた踊りであり、強いて言えばフラダンスに近い。このあたりがフラダンスや日本舞踊等の東洋系ゆるやかダンスと、フラメンコやタンゴなど欧米系の激しいダンスとの国民性の違いだろう。
いずれにしても、フラメンコはとうてい踊る自信はないが、タンゴやワルツは本気になれば誰でもマスターでき、舞台で踊ると本当に気分が晴れやかになる。年配の素人がフラメンコを踊ると腕を脱臼するか、足首を骨折することもあり得そうだが、タンゴやワルツにはその心配はない。還暦でも更に古希になっても、恥ずかしい屈辱さえ我慢して1―2年練習すれば、踊れるようになるので、関心ある方には是非お勧めする次第だ。
色々想いを巡らせながらイトーヨーカドーのフラメンコを見終わったが、8人組で1時間を2回踊ると、ヨーカドーはいくら払うのだろうか? ヨーカドーも厳しいので、大金を出す筈がないだろう。全くの想像だが、精々1回8人で10万円、2回なら20万円以内だろうか、一人当たり2万円余の稼ぎにしかならない。年間彼らに何回お声がかかるだろうか?
日本ではマイナーなダンスなので回数も少なく、決して忙しくはないだろう。しかし彼ら彼女達が激しく踊るフラメンコを見ながら私は、彼女達の人生にかける意気込みを感じて思わず胸が熱くなった。彼らは少ない収入で決して生活は楽ではない筈で、サラリーマン生活の方が楽で安定しているに決まっているのに、敢えて不安定で、厳しいフラメンコの道を選んだことを思うと、その心意気に感じ入った次第だった。いくら好きとは言え、彼ら彼女達は退路を閉ざしてフラメンコ一本に絞り、激しい練習を重ね苦しい道を選んでいる、その人生に賭ける心意気に深い敬意を表わさざるを得なかった。