2012年01月16日

120116,気象庁の大誤報

東日本大震災で2万人近い犠牲者が出たのは本当に悔やまれる。同胞が大津波に流されていくテレビ映像を何回も見たが涙が止まらない。何故このように多数の犠牲者を出したのだろうか? 想定外のM9の大地震であったと関係者はいう。しかし阪神大地震は激震で建物が倒壊し、あっという間に多数の犠牲者を出したが、今回は激震があって大津波に襲われる迄、少なくとも30分程度は余裕があったのに、何故逃げられなかったのか。 多分関係者は自分の責任になるのを恐れて本当の理由を口外しないのではないだろうか。私は独断と偏見で、今回の悲劇の本当の原因を考えてみた。関係の意見も伺ってみたい。

1)まず第一に私は気象庁の無責任が最大の原因だと思う。 気象庁はひたすら黙り込んで嵐が去るのを待っているようだが、犠牲者が膨大な数に上った主因は気象庁のいい加減な第一報だったと私は思う。あれほどの激震にも拘わらず、気象庁が最初に発表したのは、高さ3m程度の津波の予報だった。これで殆どの住民はかなり安心してテレビやラジオのスイッチを切ってしまった。そのあと30分が経過して恐怖の大津波が東北沿岸に襲いかかり、住民が逃げ惑っている最中に、やっと気象庁は高さ6mに修正した。そして更に15分後、巨大津波が住宅を破壊し、住民が激流に飲み込まれて溺死している最中に、気象庁は高さ10m以上の巨大津波に変更した。全く無責任極まりない予報だった。この気象庁の大誤報により、犠牲者が増大したのだと私は思う。

更に日本のごく近海で発生した大地震にも拘わらず、気象庁はM7.9と誤発表もしたのもあってはならないミスだ。米国からM9だと訂正勧告を受けて、始めてM9の大地震だったと訂正した。日本気象庁のいい加減さには呆れてしまい、国民を愚弄するにも甚だしい。気象庁幹部の誰一人、自分たちに責任があったと誤り、辞表を出したと聞かないのは本当に不思議なことだ。
            
仮に津浪の高さが分からなかれば、巨大津波の来襲が予想されるので直ちに高台に避難するよう緊急警告していたら、住民の多くは驚き慌てて高地に避難したに違い。そして犠牲者も激減した筈だ。それを津波は精々3m程度だから(防波堤で持ち堪えられる程度だから、慌てて逃げなくても大丈夫でしょう)と言わんばかりの発表をしたから、殆どの住民はかなり安心してしまった。そして30分後に突然山のような大津波に襲われてしまったのだ。気象庁役人の無責任さがこのような多数の犠牲者を生んでしまった。確かに自然災害ではあるが、責任官庁の気象庁がいい加減な発表をした結果、住民をひと安心させて膨大な犠牲者になってしまった。これだけの犠牲者を出しながらも、彼らは誠実に自分の組織を総括することは避けて、ひたすらに嵐が過ぎ去るのを待っているのも情けない話だ。

2)次に見逃せないのは、我々住民側の野次馬根性も原因のひとつではなかったかと思わざるを得ないテレビ映像を何回かみた。 例えばあるテレビでは引き潮で河川の水が殆ど無くなってしまったのを何人もの男が河岸の土手にあがり、次に来襲するであろう津波を待っている若者達を写していた。そして直ぐに大津波が逆流し始めたが、それでも若者達は逃げないで見守っている。近くの建物の屋上からは直ちに避難するよう狂気のように叫びつづけるのを知らん顔で、逆流してくる高波を興味津々と見ていた。更に何処か田舎紳士の風情で道路をゆっくりと歩きながら避難している呑気者も何人かいた。そして巨大津波が一気に襲いかかり、河岸の若者達や路上の紳士連中を一気に飲み込んでしまった。このようなテレビ放映を私は繰り替えしみたが、多分東北の沿岸の各地でも同じような、野次馬根性の逃げ遅れが犠牲者を増やしたであろうと思う。 

3)次にクルマ信仰も大きな原因だと思う。激震で津波が来襲することは全員予感し、避難しようか家庭に帰ろうかと迷いながら急いでクルマに乗ってしまった。全く奇妙なことだがクルマに乗ると、何故か自分だけは安全地帯に避難した雰囲気になってしまう。雨風や嵐が来襲しても外部からは隔離されて、自分はいつでも逃げ出せる安全地帯にいるような気持ちになってしまう。確かに普通の状況ではクルマは非常に安全だが、クルマの致命的な欠陥は、一端渋滞に巻き込まれると、安全で逃げ足抜群な機能を一挙に失い、単なる棺桶になってしまうことだ。そのことまで頭は回らず車のすぐ後ろに巨大津波が迫っていても全く気づかず、渋滞解消を待ちながら、突然激流に押し流されてしまうクルマを何台も見た。余りにも身近になり過ぎたクルマ信仰に騙されて、今回も多数の住民が愛車もろともに濁流に乗ってあの世に行ってしまった。 

4)もうひとつの原因は緊急時に現場の責任者が右往左往し過ぎたことだ。例えば石巻市大川小学校の事件もそうだ。地震到来で全校学童110名を校庭に集めた迄はよかったが、すぐ隣の裏山に避難するにどのルートから登るか決まらず20分-30分の間、小田原評定を続けている最中に、突然大津波に襲われ、大半の90余名の幼い命を濁流に呑み込まれてしまった。災害発生時に、議論する余裕などないに決まっているに誰もリーダーシップを発揮せず、多数の貴重な命が一挙に失われた。まったく先生達の無能力にも呆れてしまう。介護施設などの院長や事務長にも同じリーダーシップが求められ、誰から救い出すか、難しい判断を迫られることになるので、事前の訓練が不可欠となる。    

確かに1000年に一度の大地震かも知れないが、それを言い訳の免罪符にしては、気象庁の第一報を信じて突然大津波に飲み込まれた地元住民は救われない。オオカミ少年では困るが、これほどの激震に襲われたら、津浪は3m程度でしょう、などの当てずっぽうな発表は厳禁であり、安全第一の緊急警報を出すことが非常時を担当する公務員の責任である。  





mh3944 at 09:03│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!雑感 

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