2014年08月14日

140814 阿部と本田

読売巨人軍の成績が上がらない。高々プロ野球で、どこが勝っても構わないのだが、 半世紀以上の昔、私は西鉄ライオンズの熱狂的ファンで、西鉄が連勝に連勝を重ねた3年間は本当に爽快な年月で私の青春だった。国内で最多のファンをもつ巨人軍が勝てば、日本社会もより明るくなるだろうから巨人軍はやはり勝ってほしい。                                                      
巨人はエース級のピッチャーが殆ど不調で、沢村は脱落、内海はやっと3勝、菅野も遂に離脱、残った杉内と大竹が懸命に頑張っている。しかし超高額な年俸の打撃陣は湿りがちで 特に3割打者が殆ど居ないことは嘆かわしい次第。阿部、村田、長野、高橋、ロペス、アンダーソン、セペタなど名前だけは錚々たる強力打線だが、頑張っているのは坂本と亀井程度だ。 不振の最たるは4番打者阿部慎之助で、打率2割4分台、ホームランも11本程度では、既に30本超えた他球団4番打者の足元にも及ばない。35歳という年齢による体力低下も原因だが、 4番を打つためには、もっと真面目に練習するべきである。 阿部は鈍足なので出塁しても盗塁せず、相手投手は安心して投球できる。今年のドラフト会議で1位指名された小林捕手(25)も余り起用されていない。   小林の快足と強肩と打力を何故使わないのだろうか。 チームの中心に居座る怠惰な阿部が選手の自由な起用を妨げているのではないかと私は思う。                                                     
W杯サッカーでも日本チームは最悪だった。16強入りは当然で、目標は優勝だと勇んでブラジル入りしたが、結局1勝もできなかった。 素人の偏見だが本田がブレーキになっているのではないだろうか。 ネイマールとかクローゼとか、世界の強豪チームのエース選手は軽快に動き回るが、日本のエース本田は動きが鈍く、パスを受けても直ぐに敵方に奪われる。これではザッケローニ監督も勝てる訳がない。本田が俊敏でないことは素人の目にも明らかだが、チームの背骨だから交代出来なかったのかも。                                                                                              
外国チームのエースは殆どが明朗闊達だが、本田は傲慢でメンバーから遊離しており信頼されていないと思う。彼と自由に話せるのは、香川、長友、吉田、遠藤など限られており、無愛想な本田にボールが集まらないのも 
理解できる。直ぐ敵方に奪われる仲間には誰もパスしたくない。ザック監督も本田がガンだと気付いていた筈だが、中心選手の変更は、それほど簡単ではなかった。                                                                                                   
しかしスポーツに限ったことではなく、社会でも仲間との信頼関係と意思疎通が不可欠である。恥ずかしいことだが私が企画部長時代に上司のH本部長との信頼関係が全く無かった。部下の私の本社栄転を妨害し、泣かされたこともあるが、彼の最悪な評判は成果を取り上げて部下を抹殺すると言われていたことだ。私は有望な企画情報はなかなか本部長に知らせず、人畜無害な情報は積極的に報告した。部下の成果は当然に上司の業績にもなるが、本部長は目立ち過ぎる部下を抹殺する恐怖の性格で、イラクのフセイン大統領とか北朝鮮金日成のように陰湿だった。私は可能性を秘めた案件は可能な限り報告を延ばした。 企画案件は一旦上司に取り上げられるともうお手上げになる。私は本部長より先にまず社長に報告し、間髪を置かずに本部長に事後報告した。この辺りは絶妙なテクニックで、例えば昼食で偶然社長と出会い活動状況を聞かれたので説明しましたとか言訳する高度な技術が必要だった。俺は聞いていないと本部長を怒ると、また困った事態に発展するから。                                                                
逆のケースでも上下関係はなかなか簡単ではなかった。部下を信頼し過ぎると軽んじられ、信用しないと離反する。私が社長を務めた社員50名の医薬品合弁会社の設立初期、業務に忙殺されていた頃、親会社は私に相談無く、英会話が自慢のT君を私のNo.2として送り込んできた。 無言実行型の私と口先手八丁型のT君とは初めから肌合いが違い困惑した。 初めにT君を新任の営業部長として米国親会社会長に紹介する為、同伴渡米した。 T君は超高級ワインを手土産に持参していたことを私は知らなかったが、それが合弁子会社の交際費と知った米国会長は激怒してT君を罵倒した。会長は私以上に一徹者だった。 更にT君は米国流アカデミックなMarketingを全く学んでいなかったことも輪をかけて米国親会社から嫌われたが、T君は何とか居残ろうと懸命に頑張った。                                                            

昔の医薬営業は俗にルノアール営業とも呼ばれ、担当する病院近くの喫茶店ルノアールに陣取って待ち構え、ドクターが出勤する時、廊下で待ち構えてひとこと挨拶し、夕方業務を終えて帰宅する時に、ドクターに手短く説明し、資料を手渡すだけの異様な営業形態が多かったが、T君は配下の営業部員の行動を信用せず、訪問先病院に追跡調査を行っていたことが部下にばれて大反発を喰ってしまった。そして就任後1年も経たない内に営業部長の職責が果たせなくなり、遂に別の関係会社に去ってしまった。                                                                                             
代わって私が新しくスカウトしたY営業部長にも実は大きな問題が隠されていた。45才の彼の経歴書は既に5〜6社を渡り歩いた転職歴が記載してあった。Y君は自分を成長させる為の転職だと説明し、私もう飲みした判断ミスであり、実際には追い出されたJob-Hoppingだった。 当初私はY君を信用して大きな権限を与えたが、彼は英話が全く出来ず、合弁会社の営業部長としては不適格だったのだ。営業成績さえ挙げればと米国を説得できると私は後押ししたが、段々と彼は私から離反し始め、遂には若手営業員10余名の大半をオルグして、我が社から脱走して新規参入のフランス系V社に集団移籍してしまった。苦労して集めた若手営業マンの大半を失った私には大きな打撃だった。 スカウト組みと内部組との軋轢は私も知っており、何とか解消しようと努力したが口八丁手八丁の日本式営業しか知らないY部長は、マーケッティン戦略に従って動く米国流営業方式に馴染めなかったのだ。 先日大問題となったノバルティスファーマの血圧降下剤の大スキャンダルも、年配の一匹おおかみ営業マンが手練手管で年1兆円を売上げた悪質工作の賜物であり、下剋上の激しい医薬品業界の醜い現実の残滓なのだ。                                                                                                                           
逆に技術開発の責任者に据えたN部長は、懸命に働いてくれて感謝しているが、余り権限を与え過ぎて、今度は社長としての私を排除する動きを見せ始めた。 どこの社会でも起こり得ることで、特に政界では日常茶飯事の下剋上が繰り返えされ、党首や大派閥の首領が頻繁に交代する。 結局、我々人間の心の奥底には悪魔が住んでおり、本当に信頼し合うことは難しいのだ。サル山の必ず一匹のボスが君臨する。人間社会も本質的には猿と変わらず、心から信頼しあうボス2頭が並立することはありえず、下は上を蹴落とすことを狙い、上は下を威嚇して保身する。 多分現役のサラリーマンも, 醜い人間関係は仕事以上の大きな悩みであろう。        
                                                                  
兎に角、最大多数のフアンをもつ読売巨人軍にはやはり勝ってほしい。応援するチームが勝つと、体調もよくなり元気百倍になる。スポーツ選手には酷だが、力が衰えた選手は遠慮なく若手と交代させて、我々フアンを活気付けて欲しい。








mh3944 at 11:53│Comments(0)TrackBack(0) ビジネス 

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