2017年09月21日

170921 早朝の電車  

ユーザー訪問の為、早朝3時半に起床、食事を済ませて犬の散歩を終えて、4時半に我孫子の自宅を出て、早朝2番電車で八王子に向かった。2時間ほど電車を乗り継いで、6時半に駅に着きバスに乗り換えて 7時に工場に到着、夜勤明けで退社するS君と面談した。当社は殆ど年配社員で頻繁に接触する必要は少ないのだが、高齢故に健康の心配もあるので。                                     
                                      
早朝電車の乗客は殆どスマホだが、私はガラケー専門だ。料金の安さが主な理由だがスマホのNews-DigestとLINE交信に空け暮れる日常は体質的に好きになれない。頻発する事件も時代変化の反映であり次々と読むのは荷が重い。家ではY紙とS紙を購読しているが、やはりS紙のほうが深くて面白い。日本のOpinion-LeaderだったA紙は、極端な左翼思想で慰安婦記事など国際的な批判を巻き起こして信用失墜し、代わってY紙がマスコミ界のリーダーになったが、そのY紙も内容は深くはない。私が好きなS紙は右翼的なマイナー紙だが、分析が深く記事には結構説得力もある。電車に持ち込んだS紙を隅から隅まで面白く読んだ。                                                                                  
電車乗客の殆どはスマホをいじっている。世界の出来事を短時間で知るにはやはりNews-Digestが最適なのだろう。事務所ではPCで、連絡はLINEかも知れないが、作文に弱い私はPC専門で粗稿を繰り返し推敲する。重要なメールは翌日見直してから発信する。 私はLINEを使ったことは無いが 時間を置かずに返信することが原則だと聞くと益々気後れする。LINEのように瞬間的な判断で人間関係が進むと誤解の多い社会にならないかと不安に思う。多分LINEは日常会話のみで、業務は殆んどPCメールだろうが、それにしても若い女性はLINEから離れられないと聞くと恐ろしい社会になったものだと思う。                                         
                                           
わが社の社員3名は年配の高卒でメカと電気とPCが出来る。仕事は現場のROBOT群の管理で、全く縁の下の力持ち的業務である。工場の自動化が進むと、機械の保守管理は極めて重要になるが、3K仕事なので若者達は絶対にやらない。夜勤明けに面談したS君は高卒だが仕事が出来る有能な技術者であり、しかも常識豊かで礼節を弁えた素敵な人物だ。大卒者は往々にして学歴に拘って成熟できない人物が多いが、高卒は捨てる学歴が無いから素晴らしい人物がいる。              
                                              
S君と別れた後、昼食を一緒にする日勤のM君を待つ間、私は長い時間があったので、事務所の屋上の長椅子に座りぼんやりしていると、忙しそうに走るアリに気づいた。こんな高い所にエサなどある筈もないと思うが、日陰を選んで懸命に走り回っている。暫く眺めていると何だか我々もアリと大差ない人生を送っているのではないかと思い始めた。                           
                                             
私も一層懸命に働いてきたつもりだが、80年を振りかえると、誇れる成果は少なく恥さらしばかりが多くて、アリと大きくは変わらないかもしれないと思い始めた。大昔、中学校で読んだ志賀直哉の城崎にて、を思い出した。内容は忘れたが、何だか傷ついた生き物を眺めながら人生を振り返った随筆だったように思う。                            
                        


mh3944 at 11:16│Comments(0) 雑感 

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