2018年05月13日

180514 北朝鮮の将来

平昌オリンピックを契機に、北朝鮮問題が大きく動き始めた。強硬策一辺倒で、核ミサイル路線を強行してきた金正恩が突然に急旋回して、和平路線に向かうとは誰も予想しなかった。我国も核ミサイルと毒ガスの恐怖からは何とか避けられそうになった。                                                                         
オバマ前大統領が、戦略的忍耐とかの口実で静観し、北に核ミサイル開発を黙認した。国土が広大なロシアと中国は、北の核脅威を殆ど感じず米国を苦境に落とすことを望んだ。韓国は北朝鮮と連邦して人口8,000万人の核大国に変身することも夢見ながら複雑な心境だった。米国と日本は、北の核ミサイルを絶対に容認できない立場である。                                                                                                                    
トランンプ大統領は、強硬な北朝鮮の封込め政策を実行し、北の核基地の部分的攻撃計画も密かに進めていたが、核戦争による人類危機の歴史上の汚名は負いたくなかった。幸い平昌オリンピックで韓国大統領と金正恩が直接面談して、米国と北の会談が実現することになり、経済封鎖に苦しむ金正恩は、金正恩体制の保障と経済封鎖が解除されれば、核とミサイルを放棄すると大胆に提案した。 北の核問題が解決すれば、世界を核戦争の危機から救う画期的な成果であり、マスコミはノーベル平和賞だと騒ぎ始めた。                                                                                                                             
北が核の一括廃棄を受け入れれば確かにノーベル賞は当然で、その成果を引き出したトランプ大統領と韓国文大統領は受賞するだろうが、金正恩は多分 段階的廃棄という騙しの手法を主張するだろう。 金正恩が多数の自国民を殺害し、バンコック空港で金正男を暗殺した残虐事件の犯人がノーベル賞では誰も納得しない。仮に金正恩が核ミサイルの一括廃棄を受け入れれば、それは受賞に相当する勇気ある決断だが。                                                                                                         
                                             
問題は米国に北の体制保障を求めている金正恩の本心である。金正恩は核廃棄を先行して殺害されたリビアのカダフィ大佐の例を知っている。カダフィ大佐が欧米の要請に応じて核廃棄を断行したが、彼を殺したのはアラブの春で自由を満喫したリビア国民である。北朝鮮が民主化すると、強権政治に苦しんでいる北朝鮮国民が目覚めて、怒りの矛先を金独裁政権に向けるのは確実であり、金体制が危機に陥る可能性は極めて大きい。                                                                                                                       
                                            
しかし米国は北朝鮮の内政に関与できず 増して北国民の自由化運動を抑圧することはあり得ない。 可能なのは、北の国内が混乱した時、金正恩家族を含む北の指導部一族の米国亡命を受入れる程度であろう。金正恩が突然 習金平を訪問して後継を頼んでいることを考えると、まだ34才と若い金は現体制が半永続的に永続することを思案しているに違いない。もし北が金一族の強権独裁政権の継続を夢想しているのであれば、彼の将来は極めて暗く悲惨だと教えてやる必要があろう。






mh3944 at 08:34│Comments(0) 政治 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔