2018年06月15日

180615 女児の虐待死

「もうパパとママにいわれなくても、じぶんから、しっかりできるようにするから もうおねがい ゆるしてください あそぶってあほみたいだから やめるから もうぜったいに やらないからね ゆるしてください おねがいします」                                             
これは、先日(3/2)目黒区のアパートで、男親から虐待と暴行を受けて死亡した5才の女児、船戸結愛ちゃんが絶命する前に必死で書いた詫び状だ。これほど悲惨極まりない訴え状に私は思わず落涙した。
                                                                                         
結愛ちゃんは香川県善通寺に住んでいた船戸優理(25)が 船戸雄大(33)と再婚した時の連れ子だった。善通寺に居住した当時から、育児放棄で善通寺児童相談所に2回ほど一時預りされたが、今年1月に男親の都合で東京目黒区に転居した時、品川児童相談所に移管されたが、その後の保護観察が不十分になった結愛ちゃんは3月2日に衰弱して哀れな一生を終えた。 実母の優理は義理の雄太が連れ子の結愛ちゃんに暴行するのを知りながらも, 恐ろしくて止められなかったと言う。野獣は自己以外の子を殺すというが、本当にけだものの残虐さだ。                                                                                                                   
                                            
アフリカでは今でも多数の子供や幼児が飢えと疫病で死亡しているが、息絶えそうな子を親はいつまでも抱き続けている。しかし結愛ちゃんは、親の冷酷な仕打ちに怯えながら必死にもがき孤独と飢えのなかで生き延びようとした。テレビにみる結愛ちゃんの笑顔は本当に可憐だが これほど真摯な詫び状を書く知恵もあった。事情を知っていたら養女に引き取りたいと申し出た人も何人かいたことだろう。結愛ちゃんを孤独な死に追い落としたのは、正しく品川区児童相談所の怠慢と無責任である。                                                                                          
昔は似たような暴行や虐待が結構あり、例えば私の小学時代の同級生に やせ衰えたK子ちゃんがいた。義理の母親は同じ小学校の太っちょY先生だったが、K子ちゃんは虐待を受けて衰弱し学校ではひと言も発しないまま2〜3年後に、太っちょ先生の転勤と共に転校して音信が途絶えた。                                                                                           
                                       
わが家から少し離れた隣家のS家もかなり異常で、4人の兄弟姉妹は極端な無口で、4人共はほぼ言葉を発しないまま学校生活を終えた。虐待の内容は分からないが低能ではなく性格も優しかった。寒い冬の登校時、我が家の庭で焚火すると彼らのズボンからは湯気が上がっていた。おねしょした寝間着のまま通学するのだ。中学校を卒業すると、長男は農家を継ぎ、次男は近くで理髪店、姉妹は何処かに嫁いでいった。                                                                         
           
恥ずかしながら私の父親(明治38年生)も無学で超短気、TVドラマの たけしの父親 そっくりだった。晩秋になると毎年、山陰の酒屋の杜氏に乞われて出稼ぎに行き 家族は平穏だが、早春に帰郷すると途端に家庭の雰囲気は一変する。 父の逆鱗にふれると我々子供は牛小屋の柱に括りつけられる。すると牛が近寄って大きな舌で舐めるが、それはオオカミに襲われるような恐怖で 私は泣き叫び、80年経った今でも忘れられない。ただ当時は子供が多く、我々兄弟は互いに助け合いながら過ごした。その恐ろしい父親も私が中学2年のとき結核で逝去。不謹慎だが我が家はこれからは平穏になると内心では嬉しかった。その後70年の長い人生で、父親は私の反面教師であった。                                                                    
                           
社会弱者の高齢者と幼児には手助けが必要だが、高齢者と違って幼児は声を上げることが出来ず、親に助けを求める以外に術がない。その意味で市役所の児童相談所の責務は極めて重要である。そこに勤める関係者は、多分厳しい競争社会を避けて、身分が安定する役所勤務を選んだ人達だろうが、その気楽さと無責任が結愛ちゃんを地獄に突き落としたのだ。役所勤務は決して天国ではないことを自ら反省するべきだ。  


mh3944 at 09:44│Comments(0) 政治 

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