2018年08月08日

180810 バブル寸前の中国

前回も触れたが 中國経済はバブル寸前の危険な状況にある。中国の多くの中国企業は過剰な債務を抱えており、対米貿易戦争で企業業績が悪化すれば、更に不良債権が積み重なって金融不安が一気に拡大する様相にある。その具体的な内容を整理してみた。
                                      
もともと中国政府の強引な経済促進策で多くの企業は過剰債務を抱えており、2015年のGDPに対する債務残高の比率は160%と異常に高く、日本が1994年のバブル破壊時の150%を既に越えており、危険極まりない水準にある。他国の直近の残高比率は日本が103.4%, 米国73.6%, ドイツ54.6% フランスは133.8%で中國の異常な状態が分かる。        
                                        
更に加えてトランプ大統領が進める中國の知的財産権侵害の阻止がある。中国政府は中国に進出する日欧米の先進企業に対して技術公開を強要する技術強奪を強行しているが、これに阻止しようとトランプ大統領は、中國に対して500億ドル相当の中国製品に25%の制裁関税を発表した。中国政府は直ちに反応して同額の米国製品に25%の対抗関税を発表した。これに怒った米国は更に追加して巨額な2000億ドルに10%の追加制裁関税を予定していたが、その税率を一挙に25%に大幅に引き上げて、中國政府の息の根を止めようとするものだ。                                  
                                       
米国に輸入する中国製品の2500億ドル(500+2000)という巨額な関税は、中國からの全輸入関税1500億ドルをも大きく上回り全中国製品が25%対象となり、中國経済は致命的な打撃を蒙る規模である。中国の無法な技術奪取に対しては米国だけでなく全世界の国々が怒っているが、技術立国を目指す中国の基本戦略が、地球規模の貿易戦争となっている訳だ。例えば日本の新幹線技術は同じ手法で中国に技術輸出され、特許出願まで抑えられている。                                    
                                          
国内に過剰債務を抱える中国は、今回の米中貿易戦争で、対米輸出が落ち込むと倒産企業が続出すると予想され、潜在するバブル問題が一挙に表面化して破裂すると、世界的な不況に突入することも予想される。それは中国政府だけでなく、米国、欧州、日本にも深刻な影響を与える危険を含んでいる。                        






mh3944 at 08:10│Comments(0) 政治 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔