2018年10月21日

181021 日本サッカーの変身

10/16埼玉スタジアムのワールドカップ(W杯)ロシア大会は、日本チーム(世界54位)が25年間勝てなかった強豪ウルグアイ(世界5位)を4-3で下し、TV観戦の我々を興奮させた。                         日本チームの監督は新任のサンフレッチェ広島前監督 森保一氏で、選手も総入れ替えした陣容で、特に中島、南野、堂安、大迫などの新人の選手達が大暴れして世代交代を印象づけた。日本チームは初戦のコスタリカ(32位)に3:0で勝利、第2戦のパナマ戦にも3:0で勝利し,そして最強のウルグアイ戦も接戦を制して4:3の大金星だったが、色々と教えられたゲームだった。                                                           
まず旧来の外国人監督から日本人監督に代わり、作戦指示や戦術が的確に伝わり始めたことだ。総入れ替えした選手も想定以上に動いた。従来は鈍重な本田を軸に、左右に香川、長谷部、遠藤などを経験豊かな大物選手を配した布陣で、遠慮した若手選手は思い切った動きが出来なかったが、今回は中島、大迫、堂安、南野など新顔が自由奔放に走り回り、得点されると直ぐに取り返えす大胆果敢な行動力を生んだ。企業でいえば、重厚な大企業から、ホンダの如く若手が自由軽快に動いて結果を出す雰囲気に変わった。                                                                                 サッカー素人の私でも、従来の日本チームは余りにも慎重過ぎる横パス主体で攻撃に時間がかかり、相手が態勢を整えた頃にゴールを狙う戦法では、守備陣が固く得点は殆んど困難だったが、変わりした今回は、ボールを奪うと直ぐにロングパスを前線に打ち込んで敵陣に切り込み、相手が態勢を整える前にシュートする作戦が見事に的中した。邪魔なボス選手達が一掃されて若手選手が自信をもって走ることができた。                                                                                 
企業経営も全く同じで、学歴と年功序列を軸とする重厚な体制では、若手は委縮して自由に動けず時代の変化に乗り遅れてしまう。例えば、技術力を世界に誇ったシャープでも、意思決定の遅れから倒産して台湾企業に買収されたが、ワンマン社長になった途端 中堅幹部が排除されて動きが迅速になり、2年で再び優良会社に戻った。意思決定に時間がかかり過ぎた日本時代から、ワンマン社長の台湾企業に代わって即断即決で、優秀な若手が自由に働ける体制になったからである。日本型経営は茶坊主のスタッフ陣に囲まれた経営者が、重要情報から遮断されて、意思決定が遅れるのだ。                                                                 
私が入社した親会社のK会長は、経験豊かで誠実な人柄だったが、自己の経験に頼り過ぎて技術革新への判断が遅れた。娘婿の社長も抜群の英語力を生かして一時は企業買収の寵児と囃されたが、茶坊主スタッフに囲まれて現場から遮断され、優秀な社員は流出し始め、企業買収に社運を賭けたが、ドル300円が →ドル100円に高騰した為替の大変動に沈んでしまった。                                                            
日米合弁会社(社員50人)の社長業を10年勤めた私は、大旗を振ってリードする性格ではなく、若手が自由に働ける職場環境とした為、旧来の医薬品会社が頑強に固めた病院マーケットに切り込むことに成功したと自負している。変化の激しい現代は、自分の知識経験に過大な自信をもつ指導者よりも、変化に柔軟に対応する若手を起用する以外には生き残れない時代になった。                                                       


mh3944 at 07:55│Comments(0) 雑感 

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