2019年04月21日

190421 仕事が無い

高齢の私はまだ零細企業オヤジを続けている。ある分析工場の自動化ラインの機械群を3交代で保守管理する地味な仕事を請け負っている。既に傘寿を越えた高齢だが代わりが居ないので辞められない。電気+機械+PCの知識と経験が必要なハイレベル業務だが、暗い3K仕事なので誰も希望しない。昔は多数のパート女性が バーコードを読みながら手作業で分類選別していたが、ミスは許されない単純業務を朝から夜まで作業する気が狂いそうな苦行だった。                                                                                               

しかし数年前に機械化されて、自動的に分類と選別を行う方式になり、その自動ラインの保全を我々が行っている。本システムの開発者は有能だったが、自信過剰になり暴走して脱落してしまった。それは丁度日産のゴーン会長と同じ経過だった。往年の日産は日本を代表する最先端の自動車会社で、東大工学部OBの牙城であったが、激しい権力闘争で、遂に倒産寸前にまで陥った。そこに登場した白馬の騎士カルロス-ゴーン会長が、快刀を振るって腐敗した組織と関係子会社を断ち切り、見事に復旧させた。彼の業績は素晴らしかったが、自己陶酔して私腹を肥やす行為に陥り、世界から称賛された栄光の人生を台無しにしてしまった。                                   
我々の仕事は、昼夜休みなく動き続ける装置群の摩耗した部品交換などトラブルシューティングだが、3K仕事で若者は近寄らず、私が定年退職者を起用して対応してきた。 しかし寄る年波には勝てず、社員等は古希を越え、私も傘寿越えになったが、後継の技術者がなかなか見つからない。企業にも保安要員は居るが、保全業務の重要さにも拘らず、周囲から余り評価されないので自分の仕事に自信をもっていない。我々は仕事を終えても現場に残って仕事の手助けをし好評価されているが、保全要員は修復を終えると直ぐに自室に戻ってしまう。我々のウエットな作業態度はドライな保全要員には不向きないようだ。                                                                                                                               
自分に適した仕事が無いと嘆いている若者が多い。彼らは楽で恰好良い仕事を探しているのだが、質さえ問わなければ、産業界は人手不足で困り切っているのだ。街や公園には仕事のない定年退職者が溢れており、自分達の現役時代の実績が評価されないと嘆くが、彼らが誇る実績とは昔の管理職業務である。しかし近年の管理業務は人工知能AIに次々と代替されつつあるのだ。人工知能AIの発達は強烈で、病院のドクターさえ、近い将来には大部分の業務が人口知能に代替さると予想されている。 仕事を探して呻吟する若者達や、苔が生えた経験を武器に仕事を求める定年退職者達が、再登場できる出番が殆どなくなったのだ。しかし彼らが奮起して本気でやり直す意気込みさえあれば、自ら生き甲斐を感じる働き場所はいくらでもあるが、格好良いデスクワークを希望したり、無用なプライドが頼りの定年退職者達には出番は殆どなくなった。退職者も見苦しいプライドとは縁を切って、本気で自分達の活躍場所を探してみては如何だろうか。                                      




mh3944 at 08:07│Comments(0) 雑感 

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