2019年06月01日

190601 高層マンションの問題

近年は若者が都会に集中し、職住近接の都心マンションが増え続けている。東京には20階以上の超高層マンションが200棟以上あり、更に増えているという。確かに職住近接のマンションは、通勤の苦労が無く、買い物も便利で 羨ましい。                          
                                               
年老いて傘寿を越えた私には、7,000万円超の高層マンションには手が届かず、逆にオフィスを都心から離れた郊外に移して、自宅から徒歩15分の駅前に事務所を構えた。早朝は都心に急ぐ若者達を横目に、犬の散歩を終えてゆっくり徒歩で出勤する。                                                                                                         
しかし先日(5/30)のNHKクローズアップ現代には驚いた。若者達が羨望の都心マンションは、近年空室が増え始めて問題になっているという。外見は立派な都心マンションも、近年は居住人不在で空室が増え始めて、管理費、修繕積立金の集金が困難になり始めているという。 日常管理は何とか対応できても、高額な修繕費積立金を居住不在の住民からは徴収できず困っている。住民票を調べると、所有者は中国人が多く、香港,上海に国際電話しても、当人が捕まらず困っているらしい。                                                         
                         

マンションの修繕費は、年月の経過で老化と共に年々増えて高額になるが、積立金の増加を嫌う住民に配慮して、マンション販売会社は意識的に金額を抑えて一定金額を積み立てる方式に決めている。しかし40 〜50年が経過すると高級マンションの修繕費は高額になり、積立金程度では修繕出来ない深刻な問題をかかえているという。                                                                         

                 

聞き流しで正確では無いが、修理が必要な都心マンションは東京に800棟近くあり、殆どが修繕費不足の問題を抱えており、今後の修繕計画の見通しが困難だという。若者達が一生を賭けて購入した都心のタワーマンションも、将来引退した後の本格的な修繕は殆んど不可能だとは驚いた。                                                      

これは人口減少社会には避けられない問題で、私が住む郊外の住宅街でも空き屋が増えており、我家近くも居住者不在の住宅が何軒もあり、建物を撤去すると税金が高くなるので、そのまま放置されて荒れ放題になっている。                                                                                    

郊外では3,500万円前後で新築が可能な為、建て替えも頻繁に行われており、私の近隣にもスクラップ&ビルドで、ピカピカの新築戸建てが何軒も建設されている。しかし都心のマンションを建替えるには、住民の8割の同意を得る必要があり、殆ど困難で結局は部分修繕で長持ちさせる以外に対策はないが、その修繕費の積立てが大幅に不足して深刻な問題になっているのだ。                                                     

                                   
更に近年の実例では、大地震の発生時、高層マンションでは外国製エレベターが故障して、部品調達に日時を要し、高層階の住民が一週間以上孤立した悲惨な実例も報告されている。都心のタワーマンションを夢見る若者達も、年老いた時の対策を考えておく必要がありそうだ。





mh3944 at 08:53│Comments(0) 雑感 

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