2019年06月21日

190621 退職者はプチ起業を 

   
老後生活には年金+2,000万円が必要との金融庁白書に野党が騒いでいる。老後は月26万円必要だが、年金は21万円で、その差額5万円が足らないので、30年間では約2,000万円が不足する。従って受給者は自助努力が必要だというレポートに野党が猛反発する。 野党は何か勘違いしているのではないだろうか。多くの退職者は閑過ぎて困っており、働ける環境を提供することが余程重要だと私は思うのだ。                               
                                              
そもそも年金は戦争で死亡した軍人の遺族の生活を補償する目的で始まった軍人恩給が起源だが、その後 国民が老後を安泰に過ごすプランとして 小泉首相の年金100年安泰生活プランとして拡大された。そして更に全国民の老後を保障する年金プランと解釈され始めた。年金の額も重要だろうが、現実には退職サラリーマンは、長過ぎる老後を如何に過ごすかに苦しんでいる人が多いと私は思う。                                                  
                                         
Aさんは某メーカーOBだが毎日起きして直ぐに自転車で出かける。行く先は大体決まっており、近くにある数軒のコンビニの何処かに立ち寄って週刊誌を暫く立ち読みする。それから食べ物を買って腹ごしらえして昼過ぎには自宅に帰ってくる毎日だ。元金融業Bさんは終日自宅の狭い庭の芝刈りでガラガラと機械を押して日々を過ごしており、伸びる間もなく刈られる芝も哀れだが、垣根を越えて道路にはみ出た生垣や芙蓉が通行人とクルマの邪魔になって困っているのに当人は全く知らん顔だ。金儲け以外は何も学習しなかったのだろうか。更に別の銀行OBのCさんも、庭木の手入れが日課だが、赤や青のプラテープで縛りつけられた庭木は見苦しくて侘び寂び風情はゼロ、しかし他にする事がない当人は飽きもせず年中庭いじりだ。同じく銀行OBのDさんは礼儀正しいご夫婦だが、毎日1時間近い散歩を済ませると、クルマで揃って近くに出かけて暫くすると帰ってくるのが日課だ。運転技術が退化しないように維持し続けているようだ。                                                                         
                                
70代のEさんは大手メーカーOBだが、朝から夕方まで自宅前の大通りに立って通行人をじろじろ眺めており、挨拶するのが面倒な私はいつも回り道して帰る。近くの公園には、朝暗い内から常連5〜6人が毎日集まりだべっている。釣りは恰好だけで昼過ぎには釣り竿を畳んで全員が居なくなる。                               
                                            
逆に 忙しそうに毎日動き回る人もいる。顔見知りの経理屋Fさんは健康志向で、仲間と早朝から湖畔を1時間以上散歩するのが日課だが、段々と仲間が抜けて遂に一人になった今も頑張っており、足腰を痛めないか心配もある。造船技師Gさんも健康重視で湖畔遊歩道を毎朝散歩して汗をかき、年中無休の健康ジムに戻って機械トレーニングで体力を補い、ひと風呂浴びて、午後は別の仲間のサークルへ駆けつける。後ろから迫ってくる寿命の神様から逃れようと懸命に走り回っている感じだ。大手メ−カー管理職さんは社交ダンスに熱中していたが、膝を痛めて最近は自宅ソファーでスマホゲームやテレビを見ながら過ごすのが日課だと聞く。                                                           
                  
しかし例外もあり、Jさんは友人が営む浅草のお店の夜勤を担当し、夕方に出かけて早朝帰宅して昼寝する毎日だが、逆ラッシュなので電車は楽だとテレ笑いしているが立派なものだ。都庁部長で退職したKさんも20年近く自治会の災害防止活動にボランティアで専念しており、お役所との交渉はツボを得たもので我々住民は大いに助かっている。 しかし総じて言えば、引退者の大半は何の目的も無く、ただ長過ぎる余生を如何にやり過ごすかに苦労している方々が大多数のように見えて仕方ない。                                                     
                                       
私のアイデアは、閑潰しに苦しむ退職者は、現役時代に習得したであろう知識と経験を活用してプチ起業すれば月5万円程度は軽く儲かると思うのだ。安易な株式投資などは危険だが、各々は長い現役時代に何かヒントやアイデアを会得している筈で、退職直後の勢いでそれをミニ起業すれば、閑な終生は一転して緊張感ある余生に変わることは間違いない。ひと昔前の起業は全財産を賭けた冒険だったが、IT時代の今日、多くのアイデアは安全に起業でき、手軽にテストマーケッティングも可能で、もし不採算なら撤退もできる時代に代わっている。年々近寄ってくる死神様を恐れながら生きるより、プチ起業のほうが緊張感が続き、スマホゲームより余程面白いと思う。野党の議員達は財源が無いのを承知ながら、無責任に万人受けする年金増額を叫ぶが、もっと現実を見つめて、世界一長生きする我々が、その余生を如何に充実させるかに論点を移すべきだろう。                                                                        




mh3944 at 09:39│Comments(1) 政治 

この記事へのコメント

1. Posted by 徳G   2019年06月22日 10:20
5 全く東社長の言う通りだと思います。
勉強不足のバカ議員にこのブログを送りつけたい程です。

※寿命の神様が後ろから追ってくる、近寄ってくる・・・の表現は
上手いなあ・・頂きます。

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