2020年11月13日

201113 実力評価の時代 

外出禁止で日中でもテレビを見ることが多くなったが、どのチャンネルも情けない馬鹿騒ぎばかりで、仕方なくプロ野球を見る。 オフシーズンになるとスポーツ番組が無くなり困ってしまいそうだ。 巨人/横浜戦を見ながら思うのは サラリーマン社会に比べて プロ野球の世界は 分かり易く本当に羨ましいと思った。試合に勝つことが唯一の目標であり、優秀な選手には最高のチャンスを与えて能力を全開させる。例えば 巨人の坂本勇人は高卒2年目で内野の中心の遊撃手に定着、20才台後半の若さで 名門巨人軍の主将に抜擢された。スポーツ界では当然かも知れないが、サラリーマン社会では絶対にあり得ない処遇だ。企業社会での評価は 学歴、年功, 人間関係など諸事情が勘案され,サラリーマン社会特有の曖昧で分かり難い評価になる。

私のサラリーマン時代も 屈辱の連続であり、反発した私は蛮勇を奮い起こす日々だった。入社早々の私が意気に燃えて5年かけて完成した塩素系可塑剤の新製造プラントの竣工式に 社長以下お歴々が多数参列したが 最大の実務者である私は(新人である為に)席が無く、悔し涙で式典を見守ったが、その屈辱は半世紀が経過した今でも なかなか忘れられない。
                                             
技術部の上司も暴力的で、私が無断で神戸大学の夜間経済学部に通学したのに激怒して 即時退学を命じられた。定時退社後の自由時間にまで干渉する上司に 私が猛反発すると 石川の美川工場に転勤すると脅かされた。仕方なく夜間大学を休学した私は 研究所は脱出しようと決意した。タイミング良く社内で懸賞論文の募集があり、私は無意味な空論を排して 統計データを駆使した実証的論文を1年かけて書き上げて、見事に一等賞を獲得し 賞金3万円を獲得した。これは幹部連中を驚愕させた痛快な出来事であった。それを契機に私は牢屋のような研究所から脱出して 活動自由な本社企画部に転勤することに成功した。更にその後 私は固苦しい本社組織から離脱して、ロスの診断薬D社と合弁会社を設立してその日本社長として独立した。厳しい年月だったが 思い残すことのないサラリーマン後半人生になった。 

多くの会社には学閥、上司部下、飲み友仲間,趣味仲間など色々な集団があり、その仲間を通じて情報を交換する。特に大企業は必然的に学閥ができ 昇進にも影響して 自己の業績がストレートに評価さることは少ない。これがサラリーマン世界の致命的な欠陥であり 社員の意欲を妨げる要因になっている。スポーツのように、個人の成果がストレートに評価されれば、企業の雰囲気は一変して社内は活性化して 業績向上に結びつく筈だが ストレートな業績評価はごく少なく、優秀な社員が外部に流出する原因になっている。社内の活性化は民間企業TOPの唯一最大の義務である。 

IT社会では 多くのアイデアが実行可能になり、失敗すれば簡単に中止できる時代でもある。世界は分秒を争う競争社会で、先制してアイデアを実現して成果を出せば、世界マーケットを独占できる。社員の活性化がなければ 業界に生き残れない時代になった。社員を活性化できるのは社長の決断ひとつであり それは誰もが納得する人事評価である。口先ばかりの茶坊主社員は企業には無用となった。 早々と身を引いて テレビ等バカ騒ぎ専門の世界でも探すことをお勧めする。 


mh3944 at 09:34│Comments(0) ビジネス 

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