2020年11月19日

201119 大学受験

     
年末年初は受験シーズンで 親も受験生も悩み苦しむ時期である。関東の受験生は まず最高峰の東大を夢見ることだろう。地方育ちの私も地方で最高峰の旧帝大を目指した。自信は無かったが入学できた。入ってみると流石に同期生は秀才ばかりで 田舎者の私は 殆んど中位以下が定席だった。卒業すると同期生は全員、三菱化学、住友化学、三井化学、東レ、旭化成、帝人、宇部興産、徳ソ、ブリジストンなど超有名企業に入社したが、定年まで過ごして出世した者はごく少数、大多数は恰好ばかり幹部社員で終わり、定年で引退している。    
                                            
最高峰を夢見ても、本番が近づくと受験生は段々とレベルを下げて より確実な大学へと目標を下げる。運よく東大に合格できてもそこは極楽ではあり得ない。天才は1割、脱落ニート組2割、残り7割は要領組と言われており、親兄弟が夢みるエリート世界など何処にもないことを知らされる。私の大学も確かに天才組は少数いたが 多くは適当な連中ばかりだった。  
                                          
要領が悪いことを自覚していた私は大企業でなく やり甲斐のある新進の中堅合弁会社JRC(尼崎)に入社して、東京企画部に転勤して、 色々な部署を経て 48才で日米合弁会社NDPC(50名)を設立して社長に就任し、世界を飛び回り交友を深め、波乱の12年間を送って退職した。そして今度は自営で(株)クレス(500万円)を起業して20年間 精密機械の保守点検業に従事した。そして今は傘寿を超える高齢になり、株式会社を清算して 個人でIT事業を楽しんでいる。大企業の歯車生活より、異次元の波乱と満足のサラリーマン人生だった。  
                                             
私が経験で悟ったことは、受験生は無理して難関大学に入学して 苦悩の青春を過ごす選択をしないようお勧めする。自分のレベルに合った大学のほうが 余程有意義な人生になる。親の夢を実現する為 浪人までして東大に入学しても、優秀な同期生との点取り競争に4年間を費やし 疲労困憊して卒業しても 深刻なトラウマが残り、後半人生に大きなダメ-ジとなる。公官公庁以外の一般社会では殆ど無益な東大ブランドを背負って 見せかけの人生を送ると、暗くて悔悟の一生になってしまう。
                                            
今日は激動のIT時代であり、見掛けブランドで生きられる時代ではなくなった。繰り返し襲う人生の荒波を生き抜くには、身軽な精神と強固な意思が不可欠である。青春に疲れ果てて 意気消沈して社会に船出すると、簡単な荒波で難破してしまう。東大ブランドの重荷を背負って一般企業で苦しみ、辛い人生を送る者が多いことはよく知られている。人生は自分のものであり 親の見栄に従う必要は毛頭無いと悟るべきだ。  
                                          
東京がダメなら地方でと思っても、そこには地元大学の秀才が待ち構えて居り、落ち零れ東大生など軽蔑されるだけである。私の自宅周辺も 東大を初め 超有名大学のOBばかりだが、ご自分の経歴に周辺が無関心で こんな筈ではなかったと嘆き 孤独な老後を送っている退職者が大勢いる。 私の大学4年間も楽ではなかったが、意欲だけは燃やし続けていた。日本の何処かに、私を活かしてくれる会社がある筈だ と親友に繰り返し呟いていたが、彼は笑いながら黙って聞くだけだった。自分の人生は自分で創り出す以外に道はない。健康と意慾さえ失わなければ、公務員以外の一般社会では 大学格差などは 殆んど無意味であり、自分の意思次第で充実した人生を送ることができることをアドバイスしたい。    
                    

mh3944 at 12:54│Comments(0) 雑感 

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