2021年02月08日

210208 NHK大河ドラマ

NHKの麒麟がくる が終わった。見応えのある番組だった。逆賊と言われ続けていた明智光秀のイメージを一新させ、狂信的な織田信長に悩み苦しんだ光秀が 本能寺に逆襲したと解説する。これで光秀ファンも憂いが大いに晴れることだろう。 
                                         
本能寺の変は日本史最大の謎といわれ、原因について専門家が色々と解釈してきた。光秀の親戚筋の四国 長宗我部元親を成敗する命令を受けて メンツを潰された光秀が逆襲したとする四国説、出雲石見への国替えに怒ったという説、御所で目立ち過ぎる光秀を嫌う信長に逆襲した説など色々だが、身分の卑しい豊臣秀吉を重用し過ぎる信長に、知識人の光秀が反乱したとの説もある。毛利征伐で苦戦する秀吉の援護に向かう予定の明智部隊13,000人が 転戦して取り囲んだ本能寺は 信長部隊が僅か100人足らずで 千載一遇のチャンスが光秀を動かしたことは誰もが納得する。
                                           
信長を殺した明智光秀の天下もごく短期間で 豊臣秀吉の逆襲に倒れた。しかし秀吉も20年で老衰逝去した。そして後を継いだ西軍の石田三成勢と 東軍の徳川家康勢が、関ケ原で最期の決戦になった。双方7〜8万人の部隊が激突して、決着は長引くものと予想されたが、小早川秀秋の裏切りで、僅か半日で西軍の総崩れになった。哀れなのは石田三成、大谷吉継らの大将だけでなく西軍の敗走兵で、彼らは落ち武者狩りに遭って一人残らず全員殺害された。戦いに敗れた武士が皆殺しに遭うのは戦国時代の通例であり 運よく戦場から離脱しても、鎧や刀を狙う執拗な百姓勢に襲撃されて生き残れず 惨殺されてしまう。主戦場から脱走に成功した例はごく稀で、源平合戦で壇ノ浦に沈んだ平家の一味が、宮崎県山奥の椎葉山に逃れて 落人として住んだという伝説は多分事実だろう。
                                           
先年私は、ハワイに観光旅行して、真珠湾の米軍基地を見学したが、現代の戦争は全く様変わりして いた。兵士は戦場ではなく、冷暖房完備のデスクに居座り、テレビモニターを見ながら、ミサイルや巡航ロケットを発射して敵基地を攻撃する様変わりである。兵士はオフイスワーカーと同じで、戦線から遠く離れた地球の裏側の事務室に座って パソコンを操作しながら戦う時代になっているのだ。
                                              
米国とロシアは従来から世界の2大軍事大国であったが、プーチン独裁でワイロ社会に転落したロシア経済は成長が止まって停滞し続け、GDPも米国の2割足らずにまで落ち込んだ、しかし軍備だけはまだ最強だとみられていたロシア兵器も 昨年のアゼルバイジャン/アルメニアの代理戦争で、ドローンを駆使したトルコ兵器に殆んど破壊されて ロシア兵器は大敗したという。今日は米国と巨大化した中国が 地球の裏側から お互いに一撃で相手を抹殺する恐怖のビジネス戦争に変わっている。文明が発展しても 罪深い人間の残酷さは相変わらず続くようだ。 

                    



mh3944 at 10:45│Comments(0) 雑感 

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