2021年04月23日

210423 リモートワーク

世界で500万人近い犠牲者を出した新型コロナウイルスも ワクチンの登場でやっと収束の見通しが出始めたが 社会に大変革をもたらした。突然強いられた自宅ワークでは 報告することが何も無いという現実を知り、サラリーマンの低生産性を証明することになった。毎朝の出勤無用は 本人に大ショックだが、企業には大きなプラスで、経営効率を改革する必要があると分かった。

この現実に気付いた大企業は改革に乗り出した。例えばコマーシャルの最大手 電通は 汐留の48階新鋭本社ビルを3,000億円で売却して 本社機能を半分以下に縮小、NECは社内の反対を押し切って港区三田の本社ビルを900億円で売却、タレント,モデル,ア-ティスト業の最大手エイベックスは青山本社を700億円で売却、ソニーは北品川御殿山のビルを161億円で売却して 業務をリモートワークに移し始めた。極端な例では、東京の人材サービス大手 パソナは 大手町の本社1,800人の大部分1,200人を関西の淡路島に移すと発表した。本当に恐ろしい時代になった。
               
IBMなど外資系企業は 以前より本社に固定デスクが無くFree-Deskで業務する方式だった。日本では事務部門は機械化省力化されても、一般業務は本社に固定デスクを持ち、毎日出勤することが基本スタイルで、月曜出勤すると固定デスクで報告書を作成し 週間業務を立て、午後は打ち合せなど、火曜以降は営業活動に従事し、時間があれば事務所に帰社するシステムだった。しかし業務の大半がリモートワークで済むと分かり、費用の掛かる事務所出勤は無用と判断されたのだ。 

私の企画部門も 従来より朝出勤して固定デスクで業務するのが鉄則で、大半の部員は、本部長の指示待ち態勢で、業務多忙と見せることに苦労していた。悪知恵の部員は本部長の茶坊主に専念し、自発的に企画活動する社員は限られていた。

しかしコロナ騒動で、リモートワークを強要されることになった社員は、自宅で業務した成果を毎週報告し、内容が無ければ実績ナシと判定される恐ろしい時代になり、サラリーマン社会に恐怖をもたらし始めた。毎日出勤することを生き甲斐とした年功型社員は行動の基盤を失い、逆に気力満々の若手社員を勇気付ける時代に変わり始めたのだ。

従来から日本企業は、学歴と年功に耐えた社員が会社の中枢に残り、自己アイデアで何かを成し遂げる社員は疎外された。何とも不思議な現実だが 平穏無事に過ごす社員は高評価され、異形で目立つ社員は敬遠されたのだ。しかし新型コロナの大嵐に襲われた結果、世渡り上手な社員は無用となり、刻苦勉励,滅私奉公の二宮金次郎スタイルも非効率で、熱意と先見性があり 情報収集力と幸運の女神に恵まれた社員だけが生き残れる時代になったのである。本社幹部はリモート社員と十分なコミュニケーションを保ち、リモート社員を効果的に働かせて結果を出すことが仕事になったのである。 快哉!  





mh3944 at 08:25│Comments(0) ビジネス 

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