2021年11月09日

211109 菅首相の悲運

             
衆院選挙はマスコミの予想が見事に外れて、自民単独で半数(233)を軽くオーバーする261議席を獲得し、維新は4倍増の41議席に躍進して 野党第二党になった。政権交代を狙った立憲民主党は議席を大きく減らして、枝野代表は退場を強いられている。自民,公明,維新の保守勢力は合計すると、衆院2/3の310を大きく超える334議席に躍進し、特に維新は大躍進で 公明の立場は微妙になった。マスコミの予想が外れて 真逆な結果になった結果を 評論家連中が面白おかしく議論しているが、私は少々違った見解を披露する。
                                            
コロナ来襲で右往左往した菅首相では、衆院選挙で落選すると若手議員達が騒ぎ始めて 菅内閣が総辞職に追い込まれて 内閣の顔ぶれが一新した結果 自民に有利に働いたのは事実であろう。しかしワクチンが劇的な効果を発揮し始めて、東京都の感染者数もピーク時の日5,000人から 0.05%の 20人以下にまで激減した為  安心した国民は再び自民を信任したのがキーポイントである。言い換えれば ワクチン接種が2ケ月早ければ、菅内閣の大手柄となって 首相交代はなかったかと私は思う。 
                                           
逆に立憲民主党は、政権奪取も可能と勘違いして、桜花見の事件、モリカケ問題、財務局帳簿改ざん等のネガティブ-キャンペインを繰り返し続けて 再調査を求めて、具体的な政策提言が無く、国民は聞き飽きた。10万円の再支給も 維新は官公庁の無駄を省けば 財源は捻出できると強調したが、野党は財源を説明できなかった。 立民と共産の候補統一作戦は 効果を発揮して 地方区では自民は大苦戦を強いられた。もし野党が更に5%ほど得票を伸ばしたら、自民は地方区で59人が落選して、自民単独過半数は確保できなかったほど 小選挙区は激戦になった。
                                                          
誰も語らないが 自民勝利に貢献した要因は他にもあると私は思う。それは投票の1週間前、中國とロシアの海軍が大艦隊を組んで 日米を仮想敵国とした大デモンストレーションを実施した事件である。両国は、駆逐艦、巡洋艦、ミサイル艦隊、潜水艦、 ヘリコプターなどの大艦隊を組んで 日本沿岸を威嚇しながら周回した事件である。その写真はマスコミ等で報道されたが 日米政府は無言で見守るだけだった。これは宣戦予告ではないかと私も恐怖を感じたが、中國,ロシアの最新鋭艦隊が列をなして我国を示威周回する映像に 多くの国民は恐怖を感じて 現実にも起こり得ることだと実感した筈だ。この中ロ海軍の大デモンストレーションが、国民に与えた心理効果が選挙にも影響して、日本は防衛力を強化すべきと叫ぶ保守政党に プラス効果を与え、憲法改正を求める維新も得票を4倍に伸ばしたのだと私は思っている次第。 
                                         
          
ワクチン入手が遅れてコロナ騒動の責任を正面かた受けた菅首相は 辞任を強いられたが 大きな実績も残している。例えば、オリンピックを無観客で実施した件、携帯電話の大幅値下げ、福島原発汚染の大平洋放出、医療費個人負担率の引上げ、カーボンニュートラル計画の決定など、多くの難題を適切に処理した成果は立派だと思う。もしワクチン入手が2ケ月早ければ、コロナ制圧は菅首相の業績となって、菅内閣の功績が高く評価され 辞任はなかっただろうと思うが、運命の女神は微笑まなかった。 


mh3944 at 09:36│Comments(0) 政治 

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