2021年12月07日

211207 新資本主義とは?

岸田首相が盛んに 新資本主義で経済を成長させて成果を国民に分配すると言っているが、その実態は誰もわかっていない。多分偉い学者先生が言うコトバで、ご本人も十分には理解していないだろうが、兎に角デジタル化時代の到来で、社会や生活が激変し、成長産業も変わるということだろう。                                                         確かに、IT時代の到来で、銀行は次々と支店閉鎖を進めてATMに変えたが、そのATMも縮小廃止が始まり、本店集中のネット銀行に変身しつつある。新人銀行マンが夢みる支店長ポストは殆ど消滅してしまったのだ。                                      
化学技術系の私も、30代前半には課長職の辞令を受け、管理者の一員となって胸が踊った記憶がある。当時は毎年新卒社員が入社して組織が膨張して再分裂し、私は40才で部長に昇格、48歳で米国との合弁会社の社長になった。当時はキラキラ光り輝く石油化学の反応塔が最先端技術であり、多数の化学企業が参入したが、今日では、殆どの石油化学は産油国に移転して、国内では利益ゼロの代表的な産業になってしまった。
                                    
自動車も、技術の日産が派手に宣伝していた時代は過ぎ去り 地味な名古屋のトヨタの全盛時代になったが、そのトヨタもEV時代に突入して太過ぎる組織を持て余し始めた。日本を制覇した軽自動車も変化して、中国では50万円の二人乗り超小型EV車が街中に走り始め、トヨタや本田は自動車市場から駆逐されそうな危険な時期である。  
                                  
我々サラリーマンも、満員電車にもまれて会社にたどり着く毎日だったが、リモート時代が始まり、本社出勤は不要となり、世界の電通も自慢の49階建の豪華な本社ビルを売却して 半分以下に組織を縮小してしまった。小売り業界は更に深刻で、慶応閥が独占して覇を競った三越,伊勢丹,高島屋などの有名デパート群は縮小を続けて誰も見向かなくなり、コンビニと専門店の時代になったが、更にネット販売の隆盛で、コンビニ業界も変動を続けている。  
                                    
企画部門を歩いた私の現役時代は、大手商社と結んで、新製品の導入と国内起業化を進めてきたが、今日では殆どの情報がネット経由で入手できる為、PCさえあればベンチャー起業も、独自で小資本金で起業できる時代になり、失敗なら傷の浅い内に簡単に撤退できる時代に変わった。医療分野でも、経験と実績を積んだドクターが名医といわれてきたが、最近はAIの登場で、如何なる名医も叶わない正確無比な診断ができる時代になり、寿命が大いに伸び始めた。私も傘寿超え老体だが、 PC相手に仕事を継続できる時代に変わった。   
                             
新資本主義とは、言い換えればデジタル時代の到来であり、変化を止めないデジタル化社会を意味する。ITに乗り遅れた者は、引退して静かに成り行きを見守る以外に道はない厳しい時代になってしまった。




mh3944 at 14:21│Comments(0) 政治 

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