2022年06月06日

220606 私の会釈習慣

私は高齢だが 毎日柴犬(オス)をつれて散歩している。 雨風に拘わらず休めない愛犬の散歩は苦労で 見知らぬ犬同志が出会うと 必ず威嚇し合って強弱を競うが、飼主にベタベタする西洋犬と違って 柴犬など和犬は自立心が強く、忠誠心もあり 生活に大きな潤いを与えてくれる。朝の散歩では近隣の人に何人も出会うが、私は他人と出会った時は 必ず自分から先に会釈することにしている。          
                                                  
先日も玄関を出ると 直ぐに2軒先の電気工事屋K君が 車で出勤する場面に出くわし 軽く会釈し、彼も車内から頭を下げた。自称エリートが多い我が町は、若い技術屋の彼には息苦しく 付き合いも狭いが、彼の息子に枝付きの柿をプレゼントしてから 私は急に親しくなった。 その隣りは針灸マッサージの看板を出している中年の未婚女性だが、不愛想なので私は黙って通り過ぎる。職業選択は自由だが、針灸マッサージは盲目者に残された数少ない職業であり、健常者が参入することに私は余り賛成できない。
                                 
その次は 2年前に豪邸を建て入居してきた大家族で、開業したばかりのベンチャーにクルマで出勤する準備をしていた奥さんで軽く会釈した。ここも小1のお孫さんに柿をプレゼントして以来、近親関係だが、近年はどこも近所付き合いが薄いと嘆く古風な一家だ。 次に出会ったのは 古い顔見知りだが名前を知らない年金生活者だ。長寿の日本は年金生活者ばかりで、我が国の財政は本当に大丈夫かと心配になるが 彼は我が愛犬と大の仲良しで、いつもDogfoodを一粒取り出して与えてくれる。 
                                     
そして上り坂道にかかると、かなり遠方に犬らしき影がみえた。何故か私に特別な愛情を示す柴犬Kちゃんだった。Kちゃんも立ち止まって当方を凝視し確認した途端、奇声を上げて走り寄って来た。私も小さなDogfood一粒を与えた。他の犬にエサを与えるのはタブーで 殆どの飼主は嫌がるが Kちゃんだけは特別だ。更に行くと、通路に面した車庫で物音がする 。振り向くと顔見知りの奥さんが車で出かける準備をしていた。まだ寝起らしく軽く会釈して私は通り過ぎたが返事が聞こえた。コンビニに朝食でも買いに行くのかもしれない。ご主人は近所付き合いが皆無のゴルフ狂で、外資系PC会社を早期退職した退職金で買った近くのゴルフ場に365日通っている。20年近くも同じゴルフ場に飽きずに通う忍耐力には妙に感心している。
                                       
結局 事務所に着くまでの短時間に10人以上と出会ったが、私は殆ど自分から先に会釈する。コストもゼロで 慣れると案外気軽に挨拶できる。確かに現代社会は人間関係がギスギスし どちらが上下か、どちらが先に頭を下げるかも気掛りだが、先に会釈することで 高い壁は軽く乗り越えられる。米国の様に見知らぬ通行人から突然暴力を受ける心配も無い 我が国の治安の良さに感謝している次第。 

mh3944 at 10:13│Comments(0) 雑感 

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