2022年07月25日

220725 安倍元首相の国葬

安部元首相の国葬が9/27に決まった。安部元首相がテロで暗殺された事件に対して、 米国連邦政府の全機関が半旗を掲げ、ロシア大統領、印度首相ほか、世界中の首脳達が直ちに哀悼に意を表明して丁重な弔電を発した。利害関係が深刻な中國 習近平も 弔電を日本政府に送り、翌日には外務次官が北京の日本大使館に弔問した。確かに日本は世界第三位のGDP大国で、国連拠出金も常に上位だが 国民の意識は西欧中堅大国と同レベルの感覚だと思う。
                                             
昨今は、ロシアがウクライナに不法侵攻して核兵器で世界を恫喝し、また急成長で自信過剰の中国は国際ルールを無視してウイグル虐殺、南シナ海軍事基地化、東シナ海の尖閣侵入強行など 国際政治を大混乱に陥しいれている。かような混乱時代は国際間の調整役が不可欠だが、米国は世界の警察官役を放棄して内政に専念、まとめ役不在で世界第三位日本の調整力が問われているが、日本の政治家は全く内弁慶で 国際政治の調整役を果たす意欲も能力も無かった。 
                                                                           
しかし安倍元首相は大胆にも国際政治に積極関与する姿勢をみせて、トランプ大統領、プーチン大統領の両氏と極めて親密な関係を作り上げて世界を驚かせた。中國習近平とは面談した時には、私の土地(尖閣)に手を出さないよう明言したが、 国賓招待では天皇陛下との面談を実現して中国の面子も尊重した。安倍元首相は日本人が最も不得意な国際関係で貴重な調整役を模索して、万年拠出金大国の汚名を晴らす行動を世界に示し続けた。
                                                                
特に習近平の戦浪外交に対しては、傍観的態度を続けるヨーロッパ諸国に 中國の野蛮を認識させて、英国艦隊、フランス艦隊、ドイツフリゲート艦を太平洋に送り込む大胆な作戦を実現させた。また眠れるインド大国では 国会に出席して、インド,米国,豪州,日本の4ケ国のクアッド連合を組織して世界を驚かせた。 これほどの大仕事は 従来の日本首相では 誰も手出し出来なかった国際的な大事件であった。
                                                                           
私も米国合弁会社の日本代表として 世界数十国の社長達と10余年間 共同して働き続けた経験があり、米国、イギリス、ドイツ、イタリア、フランスなど各社との付き合いには大苦労した。業務では、日本は立派な成果を挙げ続けていたが、言葉や慣習の問題もあり、頻繁な国際会議ではヨーロッパ勢が先輩格で 日本はいつも控え目な態度を続けた。例えば毎年恒例の夏季休暇世界会議には、各国は家族同伴でハワイに10日間集合する大会議だが、心労共に疲れ果てた経験があった。日本と韓国の2国だけは、家族同伴ナシの慣習で仕方ないが、欧米諸国との交歓には、欧米流の社交術が不可欠で 連夜のディナー懇親会や、長いダンス時間は身の置き場も無かった。    
                                                                                                   
しかしある年、イタリアの古城を一週間借切って行なわれた仮装パーティーは、世界各国の社長が、シーザーとかナポレオン等 歴史上の有名人に仮装して200人以上が集合した。ウィリアムテルに仮装した私は出番が殆ど無かったが、舞台上の楽団バンドがBesame Muchoを演奏し始めたので、私は舞台に飛び上がってスペイン語で歌唱すると、大喝采が巻き起こった出来事があった。誰も予想もしない私の飛び入り歌唱には、楽天的なラテン諸国の家族連中も興奮して狂喜し 大騒ぎになったことは忘れられない。この出来事以来、相互の硬苦しい雰囲気は霧散して 各国との業務交渉が一段と増えてきたのは大きな出来事だった。
                                        
英語が得意でない安倍元首相は、勇気を出して積極外交を展開し、トランプとの頻繁なゴルフコンペ,プーチン大統領との30回近い個人面談、頻繁な英仏訪問などで EU諸国首脳との信頼関係を築いた実績は、日本政治家の誰も達成できない偉大な業績である。外交は複雑で常に冷酷な騙し合いの戦場でもあり、お互いの国家利益の冷徹な損得計算の戦いだが、同時に相互の信頼関係も必須であり、間違えると自国を窮地に追い込む冷酷な交渉の場である。
                                                                            
陸続きの欧米諸国は常に八方配慮するが、極東の島国 日本人は社交経験が乏しいのが現実であるが、安倍元首相は世界中の首脳と緊密な信頼関係を構築し、多くの相手からも愛された政治家であった。信頼するパートナーを失った世界のリーダー達から 続々と哀悼の表明があったのは安倍氏が偉大な国際的政治家であったことの証明でもある。 9/27の国葬には、世界のリーダーが多数来日して、お互いに個人的な会議を計画するだろう。島国根性の日本共産党や立憲民主党, 小沢一郎など 国葬を批判する諸氏は クレイムする前に自分の未熟な田舎者教養を猛省すべきであるろう。                       

mh3944 at 09:58│Comments(0) 政治 

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