2023年03月16日

人気番組の低落 

TBSの人気番組 サンデ-モーニングの視聴率が低下しているという。私も従来は面白く見ていたが 最近は殆ど見なくなった。特に本番番組が無味乾燥な批判の繰り返しばかりで 完全に飽きてまい、後半のスポーツコーナーだけは時々見る程度になった。理由は簡単で、中身の無い評論家意見の繰り返しで マンネリに過ぎることである。
                                     
先週は、我国政府の原子力政策見直しを厳しく批判する内容だった。田中優子女史が、危険な原子力路線から離れて再生可能エネルギーに転換すると声明した政府は 余りにも簡単な原発回帰であり、原子炉の使用期間も60年間に延長、新規原発の開発も進めるとの方針への大転換を激しく非難した。非難するのは勝手だが 非難の念仏だけなら子供でも出来ることであり、対策 or 提案が全く無いのは情けない。
                                   
例えば太陽光発電の増設がひき起こしている国土荒廃に如何に対処するか、一言ぐらい触れてもよさそうだと思うが何も意見が無い、晴天昼間だけの太陽光電力の、夜間電力はどう調達するのか、アイデアだけでも触れてよさそうだが、子供のワメキ同様で提案は無かった。或いは風力発電は 三菱商事がコスト激減の計画を発表して立派だが 我国には風力発電の適地が非常に少ないことだ。昨年の欧州は無風気味で発電量が激減し困った事実もあるが、日本でも風が吹かなかった場合の対策をどうするか、アイデア程度でも言ってほしかった。
                                         
更に原発の放射性廃棄物処理は未解決であるが、生残り策の無い地方自治体は本気で検討を進めている例もあると聞く。原子力に頼る以外に対策の無い我国は如何にエネルギーを調達するか触れないのは、全く無駄吠えであり、オピニオンリーダーとして恥ずかしい限りだ。
                                                                
私個人の意見を言えば、天然ガスといえども資源枯渇問題に必ず繋がる為、我国は原子力に頼る以外に生きる道がないと確信している。事故発生の可能性が理論的には殆どゼロと言われる大洗町の次世代高圧ガス発電は、我国の子孫繁栄の為にも精力的に進めるべきだと思っている。
                                                        
放射性廃棄物の最終処理は世界的な問題であり、例えば英仏豪日が相談して、広大な未開拓荒野をもつ豪州大陸に 共同で廃棄物埋設場を設置して、豪州に使用料を支払うことも、あり得るかも知れない。我々は福島原発事故で大きな被害を被ったが その学んだ事故対策を糧として、より安全な原発活用アイデアを具体化する以外に生きる道は無いと私は思っている。              




mh3944 at 14:18│Comments(0) 政治 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔