2023年05月09日
英会話の習熟法
韓国の伊大統領が米国ハーバード大学で英語講演した。これを聞いて私は思った。ハーバード大学で講演できる日本人政治家は誰か居るだろうかと。岸田首相、安倍元首相、菅前首相、誰を考えても米国最高の大学で自分の政治信条を英語で訴えることはできないだろうと思った。では小泉さん、河野さん等若手政治家ならどうだろう。林芳正外相はできるだろうが、英語演説に自信ある政治家はごく少数だろう。
米国の俊英若者に語る内容にも苦労するだろうが、それを英語で語ることは更に困難だ。激変する国際関係のなかで、通訳を通して話すのは、隔靴掻痒で効果が半減する。日本の英語教育が不十分なことはない筈だが、その内容は受験一辺倒で、実用英語ではないからだ。受験英語には長い年月と資金を投じるが、実用会話力は殆ど身につかず、受験が終わると多くの学生は英会話を止めてしまう。日本は高額な国連拠出金を負担しているにも拘わらず、国連機関で働く日本人職員はごく少数と言われているが、日常生活で英会話力を維持し国際性を磨くのは、大変な苦労である。
私は国際会議で議演説したことはないが、日米合弁会社の社長を12年間担当した間、10人程度の米国人との会議は 何回も英語で説明し議論した。例えば、40年ほと大昔の話になるが私は DNA発見ノーベル賞受賞者の J.ワトソン夫妻と ビバリーヒルズの高級レストランで数回食事した。ある時彼は 日本政府のヒトDNA解析基金への出資額が少ないことを、私に激しくクレイムした。それは日本政府の政策で、私は何の権限も責任もないと反論したが、彼は非難を止めなかった。超有名人の彼の偏執的性格を始めて知った時でもあった。多分彼は 国連のヒトDNA解析団体のTOPに祭り上げられていたが、実質的貢献は何もできず、何らか実績を求められて苦しんでいたのだろうと思ったが、世界的に有名な彼を私は大嫌いになってしまった。
私は日本語も弁舌爽やかではなく、口下手で訥弁だが、少なくとも米国での会議での英会話には余り不自由を感じなかった、しかし食事などの雑談にはやはり苦労があった。日常生活の慣習が全く違うため、欧米の社会的知識がないことを痛感させられた。外国語は日常的に使わないと簡単に会話力を失ってしまう。私は日本語雑談も流暢ではないが、不思議なことに英語には少々自信があった。
流暢ではない会話力をカバ―するため、私は若い頃から 英会話読本を音読し始めた。吃音気味の話力を矯正する為、いろいろトライしたが、大型で高価な当時の録音機で 英会話をテープで流しながら大声で音読することが最も効果的だと分かった。結局私は 研究社のSpoken-American-English (Advanced-Course)を 毎朝1-Chapter(7~8分)ほど、大声で音読し始めた。それから半世紀以上の長い年月 この英会話読本は何回も校正出版を重ねて内容がかなり変わってしまったが 基本形は維持しており、私は擦り切れそうになった古いテープをそのまま今も使い続けている。
長続きした理由は英会話力よりも、訥弁矯正が目的で、年間365日 音読を欠かしたことは殆どない。国内旅行でも朝早く起き出して、誰も居ない屋上に上がって 大声で英会話を発声訓練した。これを怠ると 舌の回転が悪く会話に自信がなくなってしまうのだ。昔は 家族や子供達から 煩いと嫌がられたが 構わずに音読し続けた。妻と2人になった今は何の遠慮もなく毎日 大声音読を日課としている。私はこの方法で現代アメリカン英会話4時間分を完全に身につけ、日米合弁会社プロジェクトが持ち上がった時 TOP就任を打診されても躊躇なく受諾し 12年間も社長を担当してしまった。
米国の俊英若者に語る内容にも苦労するだろうが、それを英語で語ることは更に困難だ。激変する国際関係のなかで、通訳を通して話すのは、隔靴掻痒で効果が半減する。日本の英語教育が不十分なことはない筈だが、その内容は受験一辺倒で、実用英語ではないからだ。受験英語には長い年月と資金を投じるが、実用会話力は殆ど身につかず、受験が終わると多くの学生は英会話を止めてしまう。日本は高額な国連拠出金を負担しているにも拘わらず、国連機関で働く日本人職員はごく少数と言われているが、日常生活で英会話力を維持し国際性を磨くのは、大変な苦労である。
私は国際会議で議演説したことはないが、日米合弁会社の社長を12年間担当した間、10人程度の米国人との会議は 何回も英語で説明し議論した。例えば、40年ほと大昔の話になるが私は DNA発見ノーベル賞受賞者の J.ワトソン夫妻と ビバリーヒルズの高級レストランで数回食事した。ある時彼は 日本政府のヒトDNA解析基金への出資額が少ないことを、私に激しくクレイムした。それは日本政府の政策で、私は何の権限も責任もないと反論したが、彼は非難を止めなかった。超有名人の彼の偏執的性格を始めて知った時でもあった。多分彼は 国連のヒトDNA解析団体のTOPに祭り上げられていたが、実質的貢献は何もできず、何らか実績を求められて苦しんでいたのだろうと思ったが、世界的に有名な彼を私は大嫌いになってしまった。
私は日本語も弁舌爽やかではなく、口下手で訥弁だが、少なくとも米国での会議での英会話には余り不自由を感じなかった、しかし食事などの雑談にはやはり苦労があった。日常生活の慣習が全く違うため、欧米の社会的知識がないことを痛感させられた。外国語は日常的に使わないと簡単に会話力を失ってしまう。私は日本語雑談も流暢ではないが、不思議なことに英語には少々自信があった。
流暢ではない会話力をカバ―するため、私は若い頃から 英会話読本を音読し始めた。吃音気味の話力を矯正する為、いろいろトライしたが、大型で高価な当時の録音機で 英会話をテープで流しながら大声で音読することが最も効果的だと分かった。結局私は 研究社のSpoken-American-English (Advanced-Course)を 毎朝1-Chapter(7~8分)ほど、大声で音読し始めた。それから半世紀以上の長い年月 この英会話読本は何回も校正出版を重ねて内容がかなり変わってしまったが 基本形は維持しており、私は擦り切れそうになった古いテープをそのまま今も使い続けている。
長続きした理由は英会話力よりも、訥弁矯正が目的で、年間365日 音読を欠かしたことは殆どない。国内旅行でも朝早く起き出して、誰も居ない屋上に上がって 大声で英会話を発声訓練した。これを怠ると 舌の回転が悪く会話に自信がなくなってしまうのだ。昔は 家族や子供達から 煩いと嫌がられたが 構わずに音読し続けた。妻と2人になった今は何の遠慮もなく毎日 大声音読を日課としている。私はこの方法で現代アメリカン英会話4時間分を完全に身につけ、日米合弁会社プロジェクトが持ち上がった時 TOP就任を打診されても躊躇なく受諾し 12年間も社長を担当してしまった。
mh3944 at 13:00│Comments(0)│
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