2023年12月01日

地方選挙

先月 私の市(13万人)の市議会議員の選挙があった。ゲルヒンの地方過疎地では 立候補者も足りないようだが、我が町は定員24名に29名が立候補した、多くは地元に固定地盤をもつ候補者であり   新人が立候補しても当選するのは厳しく、私の投票した新人候補も最下位に近い得票で落選だった。
                                 
選挙は クルマを徐行しながらウグイス嬢が名前を連呼するのが殆どで、せめて本人の声ぐらい聞きたいと思ったが、生の声は全く聞けなかった。 選挙公報の候補者主張も殆ど同じで、介護の充実、子育て支援、物価高騰の抑制、少子化対策、高齢者介護、災害対策の充実、市内産業の活性化などなど テーマは壮大だが、ご自分の手に負えない政策ばかりで 本気度は感じられず 2〜3の候補は議員定数削減を主張していた程度だ。 私は、市内産業の活性化政策について 数人の立候補者に直接聞いてみたが、全て 起業セミナーや講演会を頻繁に開催していると誇らしげに答えた。しかしその結果を聞くと、誰も 手元にデータは無いのでわからないとの返事だ。
                                         
市役所には職員4名の企業誘致推進課があり、確かに毎年 起業セミナーを開催している。しかし私がこの町に転入して以来30年間、大型住民団地には成功したが、それ以外の企業誘致の実績は全くゼロだ。お隣り印西市は、道路網も整備されて、大型配送センターも続々と建設ラッシュになっているにも拘わらず 我が市だけは企業誘致実例が何もない。確かに空き地が少なく道路事情も悪く、地価も高い我が市には、企業は関心がないようだ。
                                     
しかるに市役所は 堂々と企業誘致推進の看板を掲げ続け 常勤4名が30年以上の長期に渡って 講習会とセミナ―開催を年中行事として繰り返し続けている、担当課の経費を概算すると、@1,000万円x 4名 x 30年=12億円の膨大な予算を消費し, 活性化しているのは講師先生達だけだ。民間企業では絶対に許されない怠慢だが、結果に無関心な地方自治体では立派に通用しているのだ。
                                        
IT時代の今日、広い土地や道路網は不要で、オフィスだけで仕事ができるIT事業が山ほどあるが  市役所は関心無く 理解しようとする意欲もない。予算消化だけのマンネリ市役所なのだ。IT事業とは何者か分からなければ、出掛けて実情を勉強する気もないのだ。多分 新しいことを主張して失敗するのが怖いのだろう。選挙運動でも この無策を突く候補者は誰一人無く 異口同音に、介護、少子化、高齢者、災害対策, 企業誘致の念仏をウグイス嬢が繰り返えすばかりだった。
                                      
確かに我々住民側にも無関心で、地元の顔見知り候補者に投票して安心している市民が殆どだ。これでは岸田首相がスタートアップ企業の増出を声高に叫んでも、地方自治体はその予算消化だけが目標になり、現実のベンチャー続出は夢物語りになっている。 このマンネリ市行政を叩き直す真剣な若者が誰か立候補して ご自分の声で訴えれば 地方選挙なら簡単に当選できるだろうにと私は思った。






mh3944 at 11:54│Comments(0) 政治 

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