2024年02月01日

大相撲が面白い

典型的にスリルが乏しい退屈スポーだと思っていた大相撲だが、最近私は見直し始めている。昔は 白鵬、日馬富士、鶴竜、朝青龍など モンゴル力士が交互に優勝を繰返していたが、近年 日本の若手力士が活躍し始めて 俄然面白くなっている。今年初場所も誰が優勝するか分からない混戦状態でスタートしたが 最終的には照ノ富士と琴ノ若の決勝戦となり 体力に勝る横綱が 関脇を寄り切って優勝した。
                                                                                                         
若手の日本人力士の大活躍に比べて年配の 遠藤、正代、御嶽海など大関経験者は 大関から陥落して下降真っ最中だ。テレビ中継をよくみると、中年力士が若手に負けるのは 体力が弱るからではなく 意欲を失っているからだと 私は理解するようになった。
                                             
大相撲は体格が大きい力士が当然有利だが、近年は 宇良、翔猿, 翠富士など軽量力士が 素早く動いて逆転するケースも目立つ。その典型が、13日目に宇良/竜電戦で、伝え返り という滅多に見られない特技で 宇良が竜電を放り投げた、それはスローモーションを見るように美しい逆転劇であり、観客も興奮して 大喝采だった。
                                                        
相撲社会は番付が違うと、道で出会っても下位力士が一歩下がって通りを空けるほど上下関係に厳しい社会だと聞くが、年上の大関経験者が陥落して、若手力士に道を譲るのは、耐えがたい屈辱だろうと私は想像している。
                                            
多くのモンゴル力士は際どい技を連発して白星を重ねるが、同じモンゴル力士でも 玉鷲だけは異色で素晴らしい力士である。39才になった今も休場ナシで皆勤を続け、白鵬のように 張手 ぶちかまし、目潰し など際どい技とは無縁で 常に正々堂々と取り組む礼儀正しい力士であり 尊敬に値する。
                                                                      
玄人筋に人気の高い朝乃山は、ケガで3日ほど休場したが、途中で再出場して遂に勝越した。当人は 協会とのトラブルで休場を命じられて 序二段?まで陥落したが その屈辱に耐え抜いて,再び這い上がってきた根性力士で誠に立派だと思う、 実力派なので、再び大関に返り咲いて、モンゴル勢にかき回される土俵で 日本人力士の根性を見せて欲しいと願っている次第。


mh3944 at 13:42│Comments(0) 雑感 

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