雑感

2025年01月01日

仕事がない生活の苦しみ  

業務多忙を楽しんできた私も、自営会社を解消して完全隠居になると、朝目覚めても、柴犬の散歩が唯一のルーチンになり、駅に急ぐ若いサラリーマン達を横目にみながら、寂寥感に包まれ続けていた。しかし近隣の友人達の多くが逝去し始め、自分だけが不満を繰り返すのは余りにも罰当たりで、老いた日々を無事に過ごせるのは感謝すべきだと思い直した。無断で永年休み、ご心配をおかけしていたブログも、新年を迎えて再び投稿する気分になりました。永年の無礼をお許し頂きたくお願いする次第です。 

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2024年08月19日

人間関係の効用 

87才の高齢になり,朝夕の柴犬散歩が唯一のルーチンになった私は、何だか社会から置き去りされる寂寥感もある。市から高齢者集団検診の通知があり、大腸がん検査もあるとのことで 指定病院に向かった。猛暑の大通りは人影も疎らだったが、院内は大勢の患者で賑やかだった。受付で趣旨を伝え、集検担当技師と面談して 高齢者健診手続きを終えた。外は焼けつくような猛暑でも 病院内は相変わらず忙しく少々安心もした。
                                             
卒寿ちかい高齢の私が健康を維持できていることを神様に感謝しているが、貧乏性の私は現役時代の多忙な快感も懐かしい。米国ではキャンピングカーで 広い国内を小旅行し続ける引退者も結構多いそうだが、私は余生の上手な生き方になかなか慣れない。会社の先輩に猛烈な仕事士で、社長候補No.1とも言われていたSI氏が 全社の業務部門を牛耳っていたが、私は何故か彼に嫌らわれていた。想像するに多分、我社のビジョン と銘打った私の社内公募論文が 一等賞に表彰されたことが 経営企画室長としてのSI氏のプライドを傷つけたのかも知れない。余りに酷い嫌がらせに困惑した私が、彼と摩擦を避ける為 社外に出ることを考え、米国診断薬メ-カーと合弁会社を設立して本社から離脱して、彼の影響力を完全に遮断することにした。
                                             
会社本流を驀進して社長就任も直近かと思っていた彼が、突然 前立腺ガンで急逝したとの広報を受けて私は驚愕した。私の合弁会社の主力商品は 前立腺ガン早期発見の検診薬PSAがあり 私は友人知人に逢うと必ず商品紹介をしていた。もしSI氏との関係が続いていたら 間違いなく私は彼にPSAを紹介した筈て 簡単にガンを早期発見できたと思うと 運命の悪戯を思わずにはいられなかった。前立腺ガンは殆どの年配男性に発病する宿命のガンだが 早期発見してホルモン治療すれば 完全にコントロールできるガンでもある。しかしもし早期発見を見逃すと 全身に骨転移して治療不可能になる恐怖のガンでもある。人間社会は複雑極まりなく、嫌いで無益な相手だと思えても、関係を断絶すると 自分の人生にも影響して 将来の全ての可能性を失うこともある実例を知った出来事だった。 

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2024年08月13日

引退生活

卒寿近い高齢になった私は、会社出勤はゼロで、柴犬の朝夕散歩が唯一のルーチンとなった。西日本の山奥で育った私は 学業よりも農繁期の手伝いが最優先の学生時代で 自分の将来を家族で話し合ったことは殆どなく 将来は絶対に都会に住もうと思っていた。
                                                           
幸運にも60年の現役時代では 脳外科手術を乗り切った以外は、大事件に遭うこともなく通過し、20年間の自営会社も無事終了、子供や孫達も自分の意思で活躍をしているが、90才近くなると自分の体の不自由が目立ち始め、遂に本格的な隠居生活となった。囲碁将棋など趣味を楽しむ生活には無縁な私は、ルーティン仕事が消えた今は、朝夕の柴犬散歩がルーティンとなり、多忙だった現役社会から離れる寂しさはある。しかしIT時代になり 閑があれば PCを開いて社会変化に接し、地元のNPOクラブにも入会して 定期的に講演する緊張感もあって 結構楽しい。 
                                                                       
近隣の友人知人の大半は既に鬼籍に入った今、まだ健康で居られる幸運はに深く感謝しており、若者達の邪魔をしないことと、朝夕の柴犬散歩で転倒しないように注意している次第。

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2024年07月22日

高齢者の健康維持

早朝く寝ぼけながら イヤホーンを聞くと 浄瑠璃のXさんは78才になったがまだ現役で...とか聞こえたので私も同感したが、はっきり目覚めると自分は更に10才も年上だった。 隣り近所の友人達は次々と居なくなってきた。例えば 大学教授のAさんは20年前に肝臓ガンで死去、大会社の営業部長だったOさんは結核の長患いで死去、都庁のBさんは現役時の出勤前に突然死、大手商社OBのMさんは脳に水が溜まる難病とかで痴呆症、ヨット仲間のМさんは泥酔して入浴中に溺死、ごく先日すぐ隣りの金融業Kさん宅の雨戸が閉まったままで旅行中かと思っていたら 警察が駆けつけて 風呂で死亡していた分かり驚愕させられた。全て私と同年輩の親しい友人ばかりだが 殆ど消えてしまった。
                                   
日本人の平均寿命が男81才、女87才だが、老齢の私は 前立腺ガン初期と軽い高血圧を治療中程度の 重病とは無縁で 健康体は栄養士の家内に感謝している次第。数年前にホームセンターで可愛い柴の幼犬に魅入られて連れて帰った時、隣り近所は呆れ顔で 犬は15年以上長生きするがご自分は大丈夫なの?と忠告されたが、更に7年が経過し 今朝も元気な愛犬を連れて散歩したばかりだ。
                                      
しかし流石に卒寿近くなると 私は体力の衰えを確実に感じ始めた。先般は遊歩道の凸凹に躓いて倒れて顔面強打し自慢の歯並びを失い、沼の土手から滑り落ちて泥まみれになったり、確実に老化し始めている。米国では、78才のトランプが 僅か3才だけ年長のバイデン大統領をクソ爺!呼ばわりして次期大統領選から引き下ろしたが、トランプ自身も自分の老化は確実に実感している筈だ。私も周辺に迷惑を掛けないよう 更に行動に慎重にして 事故に遭わない後半人生を過ごそうと思い直した次第。

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2024年06月17日

大学より専門学校

日本の合計特殊出生率が遂に1.20を切り、東京都に限ると0.99になったという、誠に恐ろしい時代となった。先日の 将来消滅する可能性の市町村一覧表が新聞に載り、私の故郷T町も含まれていた。
                                
技術屋の私は、親が希望していた 近郊の工場就職ではなく 上京して米国系新進化学会社に入社して 親兄弟から恨まれた。しかし40才過ぎた頃、脚に小さな痺れを感じて、私は在京の大学病院の脳神経内科を受診すると 脳腫瘍と判明して驚愕したが、脳外科で摘出手術を受けで何とか帰還できた。もし地方在住を続けていたら、多分 脳腫瘍の発見が遅れて 確実に半身不随になっていただろと思うと 医学の進歩には本当に感謝している。

人口減少の原因の一つに 若い女性が仕事の無い田舎を捨て都会で自立する為、 スキル習得を目指して 結婚を急がなくなったことがあると私は思う。私は難関国立大学の工学部と経済学部の2学部を卒業したが 講義と実験に追いまくられる工学部に対して、実技無しの経済学部は余裕たっぷりの日々だった。文系学生の多くは講義には出席せず アルバイトで4年間を過ごして卒業するが この貴重な4年間をアルバイトで過ごすのは大きな損失だと思う。大学よりも専門学校で5〜6年間 ITをみっちり学習すれば、立派なIT技術者として自立できるが、難しいITを嫌う学生達は 名目だけでも大学卒の看板取得に執心する。
                                                                           
自営会社を長年経営した経験から 私は下手な文系学卒よりも、専門学校卒のほうが 余程有能な社員だと知っている。特に近年はリモートワークが盛んで自宅業務も多いが、看板だけの文系学卒は全く役立たずで、高専で実務を身につけた高卒は立派な成果を発揮できることを知っている。
                                                  
これから日本は 極端な人材不足時代になり 高給時代に突入するだろう。私から若者達への伝言はIT時代には 単なる学卒看板は全く無用なことを自覚すべきだということだ。頭脳が柔軟な若い間にIT技術を習得して、不安の無い一生を送れる自己防衛態勢を本気で準備すべきだと思う。


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2024年06月10日

定年退職後の環境

90才近くの高齢になり、家内の強い希望もあって 私は遂に自営会社を解消した。自営は全て自己責任なので緊迫続きだったが、30年近い緊張生活から解放されて 本当の引退生活になり、朝夕の柴犬の散歩で何とか気分を維持している。
                                            
家内の使いで 私は近くのスーパーに頻繁に出掛けるが 店内には 同じ高齢者がウロウロしている。目的の商品を探し出すのは本当に大苦労で, 店員さんに相談することも多く 彼女達は瞬時に案内してくれるので いつも驚いている。テレビに放じる万引き高齢者と間違われないように、私は目的の商品をゲットすると 素早く引き上げるよう務めているが、先日は買ったバナナが腐りかけていたと家内からクレイムされてしまった。
                                            
万引者には高齢女性が多いらしいが、彼女達は捕まると必ず、在宅の主人には絶対に知らせないで欲しいと泣いて哀願するという。日本は世界でも長寿先進国だと誇っているが 退職者家庭の冷たい雰囲気も想像され ご主人側にも責任があると私は思っている。テレビでは ウクライナや中東ガザの惨状を連日報じており、静かな余生を過せる我々が 不満を口にするのは贅沢過ぎるとも言える。 
                                            
プーチン、習近平、金正恩らの如き全体主義国は 必ず独裁政権に変質して厳しい社会に移行する。彼らは権力を手放すと 仲間から訴追されることを極度に恐れているのが理由だが、それを思うとテレビに映る日本政治のモタつき振りは、民主主義政治の特徴でもあり、ある程度は仕方ない気もする。

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2024年05月04日

北拉致被害者の件

北朝鮮に拉致された被害者家族会が積極的に動いている。今度は 北朝鮮が拉致被害者を即刻一括解放することを条件に、日本は対北独自制裁を解除することに反対しない と表明した。拉致被害者の親世代が存命中に是非とも帰国させたいという。北朝鮮は、拉致問題は既に解決済み、と繰り返し宣言するなかで、独自制裁解除を条件に 残っている拉致被害者の即時解放を求める要求だ。日本政府だけでは動かないので、米国にも働きかける為に訪米した。

北朝鮮制裁は 国連の関係各国の合意であり。 日本だけが制裁解除することは制裁効果が激減するのを承知の声明であり 米国は内心では困惑しているだろう。制裁は多数の国が一致協力してこそ効果を発揮する仕組みであり、日本だけが勝手に脱落することは効果を半減させ、核ミサイル配置に執念の金正恩も内心では喜んでいるだろう。

確かに問答無用で拉致された被害者の怒りと苦しみは理解でき、留守家族が元気な間に逢いたいことも分かるが、関係国の困惑も考慮しない行動は国際的な信用を失墜する危険がある。特に国際的信頼ゼロの金正恩が相手だけに、不用意に交渉するのは非常に危険であり、桁違いに多数の拉致被害者がいる韓国も、被害者解放の動きは殆ど見せていない。

北朝鮮に対する世界の懸念は、80億人の人類を破滅させる危険性のある核ミサイルを入手した金正恩の暴走を如何に防ぐかでにある。核入手に成功した北朝鮮は 韓国,米国及び日本を核ミサイルで恐喝し始めるのは確実であり、我国の独自制裁解除を提案しても簡単に解決する可能性はないだろう。

誰の人生でも、色々な悲惨な出来事から逃れることは避けられない。我国は太平洋戦争で300万人の犠牲者を出したが その留守家族達も同様に苦しみ耐えてきたのである。私の義父は20代の若さでインドネシアで戦死し、残された家族は悲嘆の生活を送ってきた。私の母方親戚も 一人息子が戦死して名誉ある家系が断絶してしまった。拉致被害者5人は既に帰国済みで 問題は既に解決済みという北朝鮮を動かすことは殆ど不可能だと思う。独自制裁の内容も問題であり、北の商船来航とか 要人の北朝鮮訪問などかもしれないが 北朝鮮の本心は食糧支援にあり それは絶対に応じてはならない。

日本は北の核ミサイル恐喝に如何に対抗するかを急ぐべきであり、僅かな拉致被害者解放より 最優先の課題である。裏金問題追及で大ハシャギの野党議員の誰か 拉致被害者家族会の騒ぎ過ぎを忠告する勇気ある猛者は居ないだろうか? 故石原慎太郎は、曽我ひとみさんの母親は既に日本海に沈んでいるいるだろうに話していた。


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2024年04月01日

中流社会の生き方

世界の大スター 大谷翔平の通訳 水原一平が 大谷口座から大金を盗み、スポーツ賭博屋に6.8億円を支払っていた事件が発覚し、水原はドジャースから解雇された。水原がギャンブルの負金を清算しようとした事件だが、桁外れの大金窃盗事件に世界は仰天した。ひと昔前、房総の国会議員 浜田幸一がラスベガス賭博で4.6億円を失った事件とも酷似するが、ギャンブル狂の水原は、野球に詳しい特殊才能の通訳としての貴重な将来を失ってしまった。
                               
私の高校時代にも 将来性を嘱望されたT君がいた。彼は文武両道の秀才で、先生は頻繁に彼を見習うよう話題にした。T君は一ツ橋大学を経て、三井物産に入社し、組合活動に専念して退社、米国に渡って日本車中古のデイーラーを業としていたが、資金に困窮して同期のS君から500万円を借金したが返済できず、遂に同期会にも出席できず、米国の荒波に消えてしまった。
                               
私の友人にも有能なスポーツクラブ会長K氏がいる。彼は関東の名門東葛高校で生徒会長を務め、私大を卒業して自営会社を設立し、住宅リホーム業を自営している。しかしリフォーム業はクレイム産業と言われて、大手が受注して各地元の下請会社に請負させる薄利業務でK君は苦境から抜け出せない。才能ある若者が独立してスタートアップ起業することは社会を活性化させ、政府も奨励するが、事業成功はなかなか難しい。
                                            
T君やK君のような才能がない私は、大学進学は必死のガリ勉で有名大学に合格した。4年後の就職時には 級友達は 教授推薦の超大手会社に次々と就職したが、秀才ばかりの大企業では自信がない私は、中型の日米合弁会社JRCに就職して親兄弟は落胆した。しかしJRCは人材不足で私は思う存分に活躍でき、企画課長を経て、後半は関係医薬品会社の社長として世界を股にかけ回り、痛快な会社人生となった。退職後も私は 財産を家族に生前譲渡して、半導体製造機器の輸入販売を20年間自営し、結構な剰余金も残して引退し、今は某クラブでPCを楽しんでいる。
ギャンブルは論外だが、人の生き方はそれぞれ自由だが、一流会社の喜びは瞬時であり 直ぐに地獄の競争が待っている。 一流会社のブランドさえ気にしなければ、自由に思う存分に働くこともできる。


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2024年02月01日

大相撲が面白い

典型的にスリルが乏しい退屈スポーだと思っていた大相撲だが、最近私は見直し始めている。昔は 白鵬、日馬富士、鶴竜、朝青龍など モンゴル力士が交互に優勝を繰返していたが、近年 日本の若手力士が活躍し始めて 俄然面白くなっている。今年初場所も誰が優勝するか分からない混戦状態でスタートしたが 最終的には照ノ富士と琴ノ若の決勝戦となり 体力に勝る横綱が 関脇を寄り切って優勝した。
                                                                                                         
若手の日本人力士の大活躍に比べて年配の 遠藤、正代、御嶽海など大関経験者は 大関から陥落して下降真っ最中だ。テレビ中継をよくみると、中年力士が若手に負けるのは 体力が弱るからではなく 意欲を失っているからだと 私は理解するようになった。
                                             
大相撲は体格が大きい力士が当然有利だが、近年は 宇良、翔猿, 翠富士など軽量力士が 素早く動いて逆転するケースも目立つ。その典型が、13日目に宇良/竜電戦で、伝え返り という滅多に見られない特技で 宇良が竜電を放り投げた、それはスローモーションを見るように美しい逆転劇であり、観客も興奮して 大喝采だった。
                                                        
相撲社会は番付が違うと、道で出会っても下位力士が一歩下がって通りを空けるほど上下関係に厳しい社会だと聞くが、年上の大関経験者が陥落して、若手力士に道を譲るのは、耐えがたい屈辱だろうと私は想像している。
                                            
多くのモンゴル力士は際どい技を連発して白星を重ねるが、同じモンゴル力士でも 玉鷲だけは異色で素晴らしい力士である。39才になった今も休場ナシで皆勤を続け、白鵬のように 張手 ぶちかまし、目潰し など際どい技とは無縁で 常に正々堂々と取り組む礼儀正しい力士であり 尊敬に値する。
                                                                      
玄人筋に人気の高い朝乃山は、ケガで3日ほど休場したが、途中で再出場して遂に勝越した。当人は 協会とのトラブルで休場を命じられて 序二段?まで陥落したが その屈辱に耐え抜いて,再び這い上がってきた根性力士で誠に立派だと思う、 実力派なので、再び大関に返り咲いて、モンゴル勢にかき回される土俵で 日本人力士の根性を見せて欲しいと願っている次第。


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2024年01月01日

大学受験の学生に 

新年を迎え、大学受験生は大いに緊張していることだろう。70年前, 私の受験時も同様で 殆ど何も覚えていない苦しい時だった。高校の先生は、お前が旧帝大に合格する訳がないだろう!と怒鳴られて意気消沈していた私は サクラサク の合格電報も手配しなかった。合格者発表の翌日、実家隣りのおばさんが、名前が! 名前!が出ています! と新聞をもって我が家に走り込み 初めて希望大学に合格したことを知った。
                                       
入学して苦労しながら 4年の就職決定時期を迎えた時 再び問題が起きた。同級生は成績順に教授室に呼び込まれて、 東レ、帝人, 三菱化成、三菱重工、旭化成、三井化学,三井石油化学、宇部興産、徳山ソーダ、東ソー、旭ガラス、クラレ、カネカ、ブリジストン、東芝....と、次々と有名会社に推薦入社を決めたが、就職教授とトラブルがあった私は、就職会社を紹介してもらえなかった。大学は恐ろしいパワハラ社会なのだ。                                        
これでは報告を待っている実家に帰れないと悩みながら 私は夏休み中も卒論実験を続けていた処、日米合弁の日本ライヒホールド常務が大学に来訪して、もし誰か残っていたら、回してほしいとの話があった。 大会社で埋もれるより、新進の小規模会社で自由に働くことが希望の私は 即座にOKしたが 親兄弟は落胆した。そして尼崎駅前のJRCに私は入社したが 早速, 塩素系可塑剤の開発と製造プラント建設を命じられて仰天した。しか3年かけて遂に新製品の出荷に漕ぎつけた。
                                                                    
それから20余年の紆余曲折を経て、私は本社企画課長を拝命して上京し、米国臨床検査薬メーカーD社と合弁会社を設立して その社長として出向し、欧米企業を相手に波乱の10余年を過ごした。巨大企業の小歯車で諦め人生の同級生達とは違って, 私は世界を相手に存分に働くことができ、思い残すことは何も無い会社人生だった。その後 私は自己出資で自営会社を設立して20年 IT関連の仕事を続けている。
                                                                             
私は受験生達に言いたい。優秀な友人がいる一流大学は確かに素晴らしいが、2流大学でも やる気次第で十分活躍できるということだ。より重要なことは、どんな企業に入社して どう働くかで人生は決まる。医師は給料は高いが 非常に厳しい社会であり、医学部教授に嫌われると 過疎医院に追いやらる。世界一の大企業トヨタも EV出遅れで10年後は3流企業転落の危険性もある時代なのだ。三菱銀行, 住友銀行ど一流銀行の優雅な支店長として定年退職する時代は終り ネット銀行に変身、貸付先に無能行員を押し付ける悪弊も金利ゼロ時代で消滅した。往年の高級銀行マンを夢見て入社すると 地獄の生活が待ち構えているのだ。
                                                 
もし私が大学生なら、飼い殺しの一流会社には入社せず、新進のIT関連分野を選ぶだろう。もし大学受験に失敗したら 4年間大学で遊ぶ代わりに IT専門学校で勉強して、新鋭のIT関連企業に入社して腕を磨いて独立するだろう。大企業に入社しても、TOPになれる確率は10億円宝籤レベルだ。やる気の無い者は 田舎の公務員にでも潜リ込み、静かな人生を選ぶことを勧める。昔物語の高学歴で優雅な大企業生活は消え去ったのだ。今日は気力で生き抜く時代であり、やる気のある学生のみが活躍できる時代になったのだ。                     


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