2007年12月29日

民間院長

新たに「雑感」というカテゴリーを作りました。その名のとおり、管理人の個人的な思いを綴っていくコーナーです。今日はその第一弾。

*****

こんな記事がありました。

「病院、冬の時代 金融機関が経営支援強化」
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200712290002a.nwc

以前、この記事の中にも登場する金融機関の病院担当者がこんなことを言っていました。

『資金はあるし、融資対象の病院もたくさんあるが、融資先の経営を任せられる人材が絶対的に不足している』

「医師不足」・「看護師不足」が叫ばれて久しいですが、「経営者不足」という側面もあるようです。

日本には約9000の病院があります。ということは約9000人の「病院経営者」がいるということです。そして現在(原則的には)この9000人全員が医師です。

日本の病院の「経営者不足」を解消するためには、まずはこの制度を改正するべきではないでしょうか。【実際には、理事長という立場で非医師でも経営者にはなれますが、一般的ではありません】

学校でも民間から校長先生(=経営者)を迎え入れるようになりました。いくつかの学校は成果を出しています。「民間校長」という呼び名も作られました。 http://www.amazon.co.jp/dp/4532164362

病院でも「民間院長」を導入してはどうでしょうか。

うまくいくかどうかはやってみなければ分かりませんが、まずはやってみなければ事態は何も変わりません。やってみてダメだったら、その原因を分析して、次の策を打てば良いだけのことです。

念のために断っておきますが、医師の院長ではダメで非医師こそ経営者になるべきだ!とは言っているわけでは決してありません。

医師であろうとなかろうと、経営者としての資質と経験を持っている人が経営者になるべきだということです。

厚生労働省には是非とも検討を進めていただきたい課題の1つです。


mha_forum at 15:57コメント(0)トラックバック(0)雑感  

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
Profile

mha_forum

訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Recent Comments
  • ライブドアブログ