ゆめたまご@KUMON沢口南教室

公文式学習教室の指導者のブログです。 教室情報や、公文式学習法などについてお伝えするとともに 日々の子育てなども綴ります。        

2015年01月

こんにちは!埼玉県東松山市の公文教室、指導者・庭野です
地域の子供達のために一生懸命指導にあたらせていただきます
『ゆめたまご』のタイトルは、子供達はいっぱい『夢』をもった『たまご』という意味です
お預かりした生徒さんは、一人一人大事に育てたいと思います

地域の子供達の学力UPを目指して・・・その一助となることを使命として
出会った子供達全員、学年を越えて学習していくことを目標に頑張ります!

入会随時受付中です!
(お問い合わせ)niwano55@hctv.ne.jp 庭野まで

先生を信じてもいいですか?

「先生を信じてもいいですか?」

そう、言われたことがある。

昨年の夏休み、私の教室を訪ねて来てくれたS君(小5)のお母さんにそう言われたのだ。
お話によると、分数が苦手で担任の先生に指摘されたという
焦って、自宅でお父様も一緒になって数時間教えたがうまくいかなかった
なので・・・公文で分数を教えて欲しいというご相談だった。

お話を伺った後、さっそく診断テストを実施させてもらった。
どんな状態なのかを知るため。
結果は・・・
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う~~~~ん・・・・・( ̄へ ̄|||) ウーム
たし算、ひき算はかろうじてできた
かろうじてというのは、瞬時に答えが出ないから
何か口の中で数えてからでないと答えが書けない
九九は中途半端に暗記していて、かけ算もわり算もひっ算では手が付けられない状態
当然、分数は全く理解できていなかった
これでは、いきなり分数を教えたくても教えようもない
基本的なところからやり直すしかないと判断
公文教材でいえば、出発点は2A(小1)からという結果だった
私はこういう状態の子には何度となく会ってきているのでさほど驚きもしないが
お母様にしたら、衝撃的な結果だったようだ
この状態では、分数は教えられない

「分数を教えてくれないんですか?」
と言われたが、私は魔法使いでも何でもない
できないものはできない
そして、学問に王道なし!
しっかりと土台を作らなければ、何も積み上がっていかないと
教材の流れから説明し、私がS君にしてあげられる学習計画を提示した

今まで中途半端だったところをしっかりと定着させていけば必ず分数は習得できる
ただ、少し土台作りの時間が欲しい
そんなに長くなくてもいいから、夏休みと2学期の時間をしっかりやれば
3学期には分数に入れるだけの力をつけられるはず
急がば回れです!
と、話してみた
それでも、5か月で小学校4年間分を習得させようとするtomoko先生の計画は
かなりハードなものであった
S君がどこまでついてきてくれるか分からない

しばらく考え込んでいたお母さん
私の学習計画表を見ながら
「この通りいけばいいんですけどね・・・先生を信じてもいいですか?」
と、この時言われ、私の教室で学習を開始することを決意された

この期待は絶対に裏切れない
お母さんの切実な気持ちも十分に理解できる
小5なのに小1からやるなんて、本当に間に合うのだろうか?
本当はすぐにでも分数を教えて欲しいのに・・・という焦りもヒシヒシと伝わってきた
しかし、物事には順番というものがある

「絶対にできるようになりますから!大丈夫!」
その代わり条件が一つ!
tomoko先生が出した課題は必ずやること!


そんな話し合いがあり、S君の学習が夏休みからスタート
実は、一緒に来ていた妹のEちゃん(小2)も同時に算数入会
学校ではひっ算に入っていたのに、一桁のたし算をまだ指を使わないとできない状態だった
Eちゃんも、3学期には学年を越えていく!そんな学習計画を立てた

tomoko先生の課題は多かった
一日に20枚はこなさなければならず、当然毎回九九から覚え直しさせ
肝心なたし算はプリントの他にも、うろ覚えのものはすべてノートに書きださせた
成果はメキメキと出てきて、見極めの終了テストも次々と合格してくれたS君
わり算の辺りで、苦しかったのかもしれない
「宿題なくした・・・」と初めて言って来た

無くしたのではないと直感的に思った

そっか・・・ちょっと苦しいのかもしれないね
少し枚数を減らしましょう
5枚ペースに変更した
普段は無表情のS君だが、この時は喜んだ

後でお母さんからの連絡で分かったのだが、宿題は本の間に隠していたらしい
お母さんも私も、そこは見過ごしてあげることにした
責めても仕方ない、調子良く頑張り始めていたので、その件はそのままにした

S君は努力を続け、お母さんも一緒に見守る日々
間違えを次の日に持ち越さない工夫(自宅にて答え合わせ)に
お母さんも協力してくれて順調に学習が進んだ

そして、今月年明け
小1~小4までの教材を駆け足で修了し、見極めの終了テストを一発で合格した
夏休みにお母さんと約束した「3学期には分数」という期待に応えられた
今、S君は何の問題もなく分数計算に入った
しっかりとした土台を作ったので、指導を入れるとすぐに再現できる力をつけた

あまりによくできるようになったので、一番最初に会った夏休みに実施した診断テストを先日やってもらった
それが、次のような感じに・・・
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この前の夏休みには、ほとんど手をつけられないほど空欄だらけだったテスト
この約半年で、ほぼ100点
すべてできるようになった
わあい\(^▽^\)(/^▽^)/わあいっ

tomoko先生は涙が出るほど嬉しかった
「やった~~~!やったじゃん!こんなにできるようになったじゃん!」
興奮して、S君本人に比べるようにして見せた
「この前の夏休みはこうだったのにね~凄い!凄い!頑張ったね!」

いつもクールで表情を見せないS君だけど、この時はちょっとニンマリ
『俺っていつの間にか、できるようになってる』って思ったみたい

我々公文の指導者は、子供達が成長していく時間の中でも
とっても貴重な時間をかかわる
だからこそ、お預かりしたら、その貴重な時間は無駄にはできない
必ず成果を出してあげなければならないという使命

夏休みにお母さんから『先生を信じていいですか?』と言われたことは
ずっと私の心に響いていた
まずは、一つ期待に応えられたかな・・・とホッと胸をなで下ろしたが
これからが公文の力のみせどころ
期待以上の成果を出したい!力をつけさせたい!とメラメラとしております
一気に小学校の課程を修了させて、どんどん進んで公文で中学校課程
早めに終わらせちゃいましょう!

ちなみに、妹のEちゃん(小2)もメキメキと力をつけて
すでに学年を越えている
C教材後半(小3の教材)に進み、わり算を学習中
春休みにはD教材(小4レベル)でしょう

ちょっと公文って凄いんじゃない?(= ̄▽ ̄=)V

『米百俵』の精神

公文の冊子「生きる力」に
とても考えさせられる話が掲載されていたのでご紹介します
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教育に対する人々の意識改革が「まちづくり、国づくり」に直結したことを示す
こんな故事があります

明治維新から3年。
戊辰戦争に敗れた越後長岡藩では、まちは焼け、食料は底をつき、
人々は苦しみにあえでいました。
そんな中、支藩である三根山藩から百俵が救援米として送られました。
藩士達は、これで当座がしのげると胸をなで下ろしましたが
その時の大参事・小林虎三郎は、
救援米を換金し、学校設立に投じると告げるのです。
藩士達は怒り狂い、虎三郎に斬りかからんばかりの勢いで殺到していきました。
その時、虎三郎はいささかもひるまず、藩士達にこう説きます。

「分配しても一人当たりいくらにもならないこの百俵の米・・・
それを元にして学校を建てることこそが、焦土化した長岡を立て直す一番確かな道だ!」

虎三郎は、人々の暮らしが豊かになるのも、国が富むのも
教育が左右するという強い信念を持っていたのです。

こうして、虎三郎が命懸けで設立した学校は
誰でもが入学できる日本で最初の学校としてスタートし
長岡を復興させ、多くの偉人(山本五十六など)を輩出しました。

『子供達への教育こそが最重要課題である』

70年後、空襲で長岡は再び焼け野原となりましたが
不屈の精神と自立心で復興に取り組みました。
この時の長岡の人々が行動の指針としたものこそ
『人づくりはまちづくり』として受け継がれてきた『米百俵』の精神であったといいます

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目先の利益にとらわれることなく
ずっと先を見据えていた小林虎三郎の姿勢が
米百俵を何万倍もの価値にしたのです

これは実話です

現在の日本も国難に見舞われ、将来に希望が見えない状況を感じさせられます
そんな中だからこそ、確かな教育(子育て)に力を注ぎ
良い人材を将来に送りたい
名の知れた学校に入るだけが目的の勉強・教育ではなく
有為な人材の育成

子供達は大事な日本の宝です
将来を担っていく、大切な人材です
親として、また教室の指導者として子供達へよりより教育をしていきたいと
考えさせられた故事でした

(参照)米百俵で未来を創った男・・・小林虎三郎







漢検・英検

12月も忙しいですが、1月もなんとも気忙しいものです。
お正月明けの提出された宿題の山の採点を片づけて・・・
またすぐに成人式という祝日のため教室が1回お休み
また山のように宿題を出したから、山のような宿題が提出され・・・
その採点を片づけて・・
アタヾ(・・;)ノヾ(;・・)ノフタ


一息ついたら、確定申告のための書類作りに追われ・・・
アタヾ(・・;)ノヾ(;・・)ノフタ
会計ソフトをカチャカチャ打ち込んでいましたが
何度も『計算が合いません!!!』というようなパソコンからのメッセージ
『あ~いやだ、いやだ・・・』と、ブツブツ文句を言いながら(# ̄З ̄) ブツブツ
50円だかなんだか、打ち込み間違いの問題を解消するのに2日間を要し
お金の勘定は本当に面倒で苦手な私です
なんとかそれも終了させ一件落着
いつでも税務署に行けますぞ!!・・・と、やっとひと段落しました

しかし・・・税理士だけは向いていない仕事だなぁ~ってつくづく思います

さて、今月は『英検『漢検』を実施する予定となっています。
今週末(1/24)は英検、来週末(1/31)は漢検と2週連続

英検に関して、うちの教室の場合、ある程度のレベルになると
tomoko先生から『そろそろ、5級受験してみようか?』と肩をたたかれます
今回、肩をたたいたのは小2と小6の男の子たち
中学1年レベルを終了しました(G教材のⅠ&Ⅱ)
やっぱり日頃の学習の成果を、形にしてみないとね!何事もチャレンジです。
英検受験者は、事前にtomoko先生が用意した模擬テストを受けます。
先週末はその模擬テストを実施しました。
形式などにも慣れておいてもらいたいと思って、約1時間のテストを実施
その後、答え合わせと解説
リスニングの正答率が思った以上に良かったので、ちょっと安心
日頃よりEペンシルでのリスニングをちゃんと練習している成果が出ていました
あとは、文法問題でとちらないで欲しいかなぁ・・・といったところでしょうか

検定試験というのは、学齢など関係ありませんから
公文式のような学習をしている生徒さん達にとっては、実力を発揮できるチャンスです
昨年の漢検&英検の当教室受験者は、今のところ100%合格しております
今回も、みんな合格できるといいですね!
日頃の力をおおいに発揮してください
く( ̄Д ̄)ノガンバレーーー♪

謹賀新年

明けましておめでとうございます!
今日から、沢口南教室も始まりました。

新年最初の教室日
待ち受けていると、次々に生徒さん達が入室
「あけましてあめでとうございます!今年もよろしくお願いします!」
と、元気にあいさつができた子達もいました
お母様方が、ちゃんと子供達にあいさつを教えてくれているんですね
こういうのって・・・ちょっと嬉しい♪

入室して元気にあいさつした小1のS君
「先生!200枚全部できました!」と誇らしげに宿題の束をドーーーンと渡してくれました
冬休みの宿題を一番たくさん出した生徒さんです
見事にやりきったね~
スゴイ!スゴイ!えらい!えらい!
こんなに勉強した経験なんてないよね~
物凄い自信になったと思います
S君は、休み中に国語教材を一つ終えたのでさっそくテスト実施
見事に、満点合格!(*^▽^)/★*☆オメデト♪
頑張った成果が出たね!

いつものことですが、
TOMOKO先生は、全員に「宿題はできた?どうだった?」と様子を聞き取りします
みんなそれぞれに頑張ったところ、簡単にできた所等々教えてくれます
休み中はたくさんの宿題を、全員に出していますので
こういう聞き取り調査は必要です
ちなみにさぼった生徒さんは、ほぼおりませんでした
みんなよく頑張りました

長い休み中に、頑張った人とそうでない人とでは差がつきます
公文のみんなは、自分の課題にしっかり向き合って
さらにさらに力をつけました

年中のY君
久しぶりの教室だったせいか、ママと離れたくなくて
泣いてママにしがみついていました
しばらくなだめていましたが・・・最終的にはTOMOKO先生にママからはがされてしまいました
TOMOKO先生の抱っこでしばらく泣いていたけど
椅子に座らせて、机に向かわせると・・・なんてことない
たし算10枚を「いっぱいできる~」とこなし
国語のテストまで受けて、見事に合格(*^▽^)/★*☆オメデト♪
お迎えに来たママをビックリさせました
(ママ・・・なんであんなに泣いていたの・・・さっきと全然違うじゃない・・・)

「たす7は、もう覚えたよ!」と言って来たのは、年中のT君
冬休みに入る前は「たす6は覚えたよ」と言っていたのに
冬休み中に、たす7をマスターした様子

年長のMちゃんは
ひっ算の繰り上がりをすぐに忘れちゃうからママに教えてもらったと報告
大丈夫!教室ではしっかり定着していました

「漢字って、文に書いてあるのを真似しながら書くの?」と聞いてきたのは年長のK君
「そうだよ!もうK君は、文の中に漢字が書いてあったら、それを真似して書くんだよ!そういうレベルにきたからね!」
「分かった!やってみる!」
すでに2年生レベルの文章を読んでいるので、相当苦労しながら漢字を書いていました
どうしてもうまく書けない時は、TOMOKO先生が薄く書いて、その上をなぞって書いてなんとか・・・
頑張って挑戦してみることに意味があると思うのです

連立方程式の演算指示の書き方を何度も注意されて
やっとスッキリ書けるようになってきた小6のS君

不等式では、つまらないミスをして惜しいことしていた小4のSちゃん

「帯分数」「仮分数」ってどう読むの?
と、今頃になって聞いてきた小2のFちゃん
すでにスイスイと問題を解いてきたのに・・・

一人一人、みんな違った課題と向き合っているけれど
それぞれに精いっぱい頑張っているのが公文の教室
今年は、どこまでいけるだろう?
一人一人のことを思って、一人一人の可能性を今年も追求していきます!






ギャラリー
  • イギリス旅行記・エピソード3
プロフィール

Niwano

公文式 沢口南教室
(算数・数学・英語・国語)
教室日 月・木
3時~7時
指導者 庭野朝子
東松山市沢口町5-22
090-7837-7925
niwano55@hctv.ne.jp
入会金なし
幼児・小学生
月謝6480円(1教科分)
中学生
月謝7560円(1教科分)
高校生
月謝8640円(1教科分)
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