2011年08月13日

京都御苑のこと−3

5fc0e362.jpg 御苑には神社・祠がたくさんあります。

 見学には許可が必要な御苑内の仙洞
 御所の中にも小さな祠がたくさんありま
 した。これらはみな綺麗に整備が行き
 届いていて、良く見ると後ろ側に必ず
 大木が立っていました。

 他の庭園、例えば大覚寺の庭の祠の
 後にも大きな木がありました。してみると
 この場合、祠の神様は木なんですね。


 まずは木があり、それに神性を感じて
 祠を建てたってことです。祠を拝むのでは
 なくて、木を拝むための祠だったんです
(気付くのが遅過ぎ)。大木の前に鳥居だけ
 建っているというのも見かけますが、その
 鳥居が丁寧になったのが祠なんでしょう。


 古い大きな神社で拝殿の後ろに神殿が
 あり、建物が重なっていることがある。
 この場合は神殿に「神たる物」が祀って
 ある訳です。拝殿しかない事があるのは、
 御神体が後ろの山だったり瀧だったり
 するんですな。 なるほど。 


古来、私達日本人は手を合わせて拝むものに囲まれて生きていたという
ことですね。そもそも仏教のお寺の中に神社が同居していたりするのも、
明治の神仏分離令以前は当たり前のことだったそうで、神社でも寺でも
ともかくも手を合わせて拝みたくなるのは、自然の力に神を感じていた
先人の記憶が今も血の中に流れているのでしょう。宗教心はあまりないが
信仰心はある(私はそう)、というのはとても普通のことなんだと思います。