2011年12月05日

京都一泊二日

朝8時20分の新幹線に乗れば10時40分には京都に着いてしまう。
もう、横浜へ行くくらいの気持ちで行けるようになりました。 今回は
京都での初ライヴと、おばんざい教室のための一泊二日でした。

まずは2日(金)11時半からおばんざい教室。杉本節子先生の日々を
追ったドキュメンタリー番組のTV取材が入ったために、今回は特別に
重要文化財の指定を受けている杉本家住宅の立派な台所を使って
行われました。

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竈土が4口もあり、黒光りした太い梁の渡った高〜い天井の台所は
脇の入口から続く土間で、「走り庭」と呼ばれるそうです。節子先生が
きびきびと動き回ると下駄の音がカラカラと良い音を立てる。
なんとも懐かしい、子供の頃に聞いた音です。


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 この日撮影していた番組は
 今月17日(土)朝9:30から
 「夢のカタチ」というタイトルで
 ABC朝日放送で放映されるそう。
 東京でも見られるのかしら。

 今回のお料理はお正月編。
 数の子・黒豆・たたき牛蒡・
 白味噌のお雑煮などでした。

 黒豆を松葉に刺している先生。
 着物にたすきがけ姿、きりり。


出来上がったお料理は、TV撮影用にお正月三ヶ日と同じにしつらえた
座敷でいただきました。白味噌・丸餅の京都のお雑煮が美味しかった。
節子先生が家に伝わる「歳中覚(さいちゅうおぼえ)」の元日の項を説明
して下さいました。

元日朝はまず、小梅2つと昆布2切を入れて玄米茶を注いだ大福茶を
頂いた後に、丸餅・頭芋・小芋・大根の入った白味噌雑煮と、雑煮椀の
蓋(かさ)に載せた牛蒡二切れ、数の子五切れ、ごまめ三匹 (ごまめの
あの鰯の小さいのが三匹だけ? ならば、数の子五切れの一切れという
のはきっと小さいに違いないですね) 昼はいつも通り一汁二菜。そして
夕飯はもう、お茶漬けに香の物だけ。「元旦から夜はお茶漬だけですか」
と参加者全員がびっくり笑いをしました。

京都の商家は一年中、主人から丁稚さんに至るまで等しく朝晩の飯は
お茶漬だったそうです。元日の晩からもう、普段通りの質素な暮らしを
自覚するという事なのでしょう、と先生はおっしゃっていました。

おばんざいは、「こんな風にしたらちょっとだけ余計美味しい」と工夫は
するけれど、普段の旬の食材で質素に、美味しすぎないように、無駄を
せず作るのが身上なのだそうです。普通のお料理教室と違い、今風に
言うならば、この「エコと節約」を教われるのがおばんざい教室の魅力
です。




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