2012年06月23日

なんと鮮やかな色とかたち

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沖縄復帰40周年記念、「紅型、琉球王朝のいろとかたち」展を
サントリー美術館に見に行ってきました。(7月22日まで)

世界広しと言えどもこんなに豊かな染色文化が他にあるかしら。
紅型系の型染物は例えば芹沢げ陲覆匹眤膵イで知っている
つもりでいたけれど、見たこともない色彩と文様がたくさんあり
その多様さには吃驚しました。 仕立てられた表は藍染の絣で、
裏地には色をさした紅型を使ったものなどは初めて見ました。
沖縄特有の幅広く折り返す襟に裏地が出るため、細かい絣の
藍に紅型が映えて愛らしく美しかったです。

黄色は王族だけに許された色だそうですが、上の展覧会チラシ
の衣装(国宝)は女性用ではなく、青年王子のものだそうです。
高貴な美しい青年が着た姿は何とも艶やかだったことでしょう。
子供用の一つ身や一つ身半の着物もいくつか展示されていま
した。子供用の方が却って地味な色合いだったりするのですが
小ささも手伝ってどれもみな可愛らしい。

琉球王朝崩壊後は紅型制作は衰え、第二次世界大戦で更に
壊滅的打撃を受けたため、展示されたものはほとんど戦前に
本土に渡っていたものだそうです。 復帰40周年と言いながら、
戦災のこと基地のことなど考えると、紅型の鮮やかな色彩は
あまりに美しく、同時に痛ましくも感じられました。




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