2020年09月13日
新しい方法を教わって試してみた

更紗模様を描いてみようと思いまし
た。長年着ている印度の服の柄です。
濃い地の色、白抜き部分、薄い青色、
どんな方法と順番で色付けするのが
正解? 先生 (姉です)に相談した結果
撥水剤を使ってみたらどうだろうと
いうことになりました。
小丼ぶり、或いはお茶漬け茶碗くらいの大きさです。模様を避けて地の部分に色を
差す「だみ筆」の技法は味が出るけれど私には難し過ぎ。白く抜く部分に撥水剤を
塗っておけば、地の部分をぐるりと平筆で塗ることが出来るので簡単という訳です。
紫色が撥水剤を塗った部分。轆轤を廻しながら大き目の平筆で上下2周。呉須絵の
具は水性なので、撥水剤ではじかれています。

既に素焼きが終わった器ですが、これでもう一度素焼きすると撥水剤は燃えて、鉛筆
描きの模様も (鉛筆の芯は炭素だからね) 燃えて、白く抜けてしまいます。それなので
細かく描く必要はなかったんだよね (笑) 次の窯は素焼きの予定だそうでタイミングも
バッチリ、完成がその分早くなります。素焼きを二度するなんて思いつかなかった。
素焼きして地の呉須色だけが残ったところで、薄い青を差し、線描き模様を描き加え、
釉薬を掛けて本焼きします。

秋めいて来たけれど陽射しは強かった。庭の木の葉の影が障子に映ってキレイでした。
michikovocal at 20:53│clip!│過去の日記(2020年 7-9月)