2021年03月07日

英国の春を象徴する花、黄水仙 Daffodils

 
花を買う度に、もう少し安いといいんだけどなぁと思う。ひと枝一輪でも上手
に活ける伝統が日本にはあるからそれはそれで楽しめるけれど、同じ花を同じ
色で一度に50本とかゴージャズに活けてみたい。

時々スーパーで、小さ目ながら程度の良いチューリップが3本350円なんて
のを見つけると奮発して3束買ったりする。それでも既に、千円越えだものね。
花屋でそれなりに買えば、それはもう凄く高い。余程血迷った時に限られる。

若い時に憧れたヨールッパの街角の花屋。。。 色とりどりに溢れんばかりの花を
並べた、写真で見ていたそんな花屋を、今では東京でも普通に見掛けるように
なりました。パリジェンヌは食事を抜いても花を買うとか読んだことがあるが
日本と比べて値段はどうなの?と思ったりして(笑)自分ながら情けない。

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今のこの時期、英国では春の始まりを象徴する水仙が大量に出回るという記事
を読んだ。日本の楚々とした水仙ではなくて、Daffodil と呼ばれる 花の大きな
水仙です。スーパーでひと束15本程が1ポンド (約150円)くらいで買える
そうです。買い物ついでに皆さん気軽に1束2束とカゴに入れてゆくのだとか。
なんとも(涎が出そうなほど)羨ましい。

  20170216_Daffodil2
蕾で売られるのは、開くとかさ張るからでしょうね。咲くとこんなですって。
  20170216_Daffodil31
花のラッパ部分を数えてみると多分30本くらい。これで2束みたいですね。

※お写真を拝借したのは以下のブログです。ステキなので読んでみて下さい。
イギリス・春を待ちわびる花、春を告げる花 2017年に書かれた記事ですが、
今年他の方が書いた記事でも1束1ポンドほどと書かれていたので、お値段は
変っていないよう。つまるところ、花の値段ばかりが気になっている私です。

大量に出回るダファディルは英国産で (写真の束にもユニオンジャックの札が
ついている) 栽培しているコーンウォール地方には毎年刈り取りのために外国
から大勢の季節労働者が入るのだそう。今年はEU離脱の問題に更にコロナが
追い打ちをかけて雇い入れがかなわず、蕾の状態で刈り取る作業が追い付いて
いないとのこと。そのせいで満開の水仙の黄色が拡がる畑があちこちに出現し
て、えも言えず美しいとか。。。

景色は美しいに違いないけれど、刈り取られず飾られないままに、やがて畑で
朽ちてゆく水仙たち。切ないです。


michikovocal at 22:24│clip!日記:My Favorite Things