過去の日記(2010年7-9月)
2010年09月29日
ビビディ・バビディ・ブ〜
久しぶりに良い天気。気持ちも上向き。
昼休み、会社の外へ行くのが嬉しかったなあ、今日は。
今、歌っている高さの音をピアノの鍵盤上で見つけようとして
見つからない事があると、こないだ書いた。そんなのは以前から
よくあることで、「私ってナンて音感悪いン!」って、その度に情け
ないやら可笑しいやらするのだけれど、音程ってそもそも何だろう。
考えていて、(今日はちょっと楽観的な気持ちだったのかな)、
「そんなの当り前じゃん」という結論に到りました。
そもそも人が歌う時の声は、例えば低い方から高い方へ移行する
として、連続的に高くなって行ける。バイオリンとかの弦楽器もそう
だよ。でもピアノは非連続的なんだわ。鍵盤の音階にピタリと
乗せて声に出すというのは、連続的な一本の帯のようなものを
非連続的に区分した箱に入れるためにハサミで切って便宜的に
整理するってことなんだ。
ドレミファソラシドという音階を小さい時から聴いて、慣れ・訓練して
その便宜的な整理ができるようになる。自然の音にはドレミという
ような音階の名前は付いていないもんね。
日本の楽器で音階のある笛とか琴とかにしても、音程はそれぞれ
の人により楽器により浮遊しているのが当たり前だったんだろう。
(西洋楽器と一緒に演奏する現在は、それではまずいかもしれない
けれど)
鍵盤上にない音が口元で鳴ったりする私でも、アレコレやっている
うちにドレミの範疇に収まる音程で音を感じて歌えるようになる。
それはドの箱・レの箱・ミの箱、というふうに音程を整理する作業を
頭がした結果なんだろう。 一旦整理がついて箱に入ると、鍵盤に
なかった口元の音はどこかへ行ってしまう。それは端数を切捨てて
その部分を失ったってことなのかもしれない。 人の声はアナログ、
ピアノの鍵盤はデジタルだから。
だから、いいの・いいの。 ごく自然な耳を持った私がいて、それを
ド・レ・ミで訓練してる私もいるってことで、練習すれば、歌えるよう
になるし、 それから、歌は音程だけじゃないということも知っている
のだから。 楽観的な時は、いつも最後はバカボン・パパになる。
「それでいいのだ!」 これ、魔法の言葉です。
昼休み、会社の外へ行くのが嬉しかったなあ、今日は。
今、歌っている高さの音をピアノの鍵盤上で見つけようとして
見つからない事があると、こないだ書いた。そんなのは以前から
よくあることで、「私ってナンて音感悪いン!」って、その度に情け
ないやら可笑しいやらするのだけれど、音程ってそもそも何だろう。
考えていて、(今日はちょっと楽観的な気持ちだったのかな)、
「そんなの当り前じゃん」という結論に到りました。
そもそも人が歌う時の声は、例えば低い方から高い方へ移行する
として、連続的に高くなって行ける。バイオリンとかの弦楽器もそう
だよ。でもピアノは非連続的なんだわ。鍵盤の音階にピタリと
乗せて声に出すというのは、連続的な一本の帯のようなものを
非連続的に区分した箱に入れるためにハサミで切って便宜的に
整理するってことなんだ。
ドレミファソラシドという音階を小さい時から聴いて、慣れ・訓練して
その便宜的な整理ができるようになる。自然の音にはドレミという
ような音階の名前は付いていないもんね。
日本の楽器で音階のある笛とか琴とかにしても、音程はそれぞれ
の人により楽器により浮遊しているのが当たり前だったんだろう。
(西洋楽器と一緒に演奏する現在は、それではまずいかもしれない
けれど)
鍵盤上にない音が口元で鳴ったりする私でも、アレコレやっている
うちにドレミの範疇に収まる音程で音を感じて歌えるようになる。
それはドの箱・レの箱・ミの箱、というふうに音程を整理する作業を
頭がした結果なんだろう。 一旦整理がついて箱に入ると、鍵盤に
なかった口元の音はどこかへ行ってしまう。それは端数を切捨てて
その部分を失ったってことなのかもしれない。 人の声はアナログ、
ピアノの鍵盤はデジタルだから。
だから、いいの・いいの。 ごく自然な耳を持った私がいて、それを
ド・レ・ミで訓練してる私もいるってことで、練習すれば、歌えるよう
になるし、 それから、歌は音程だけじゃないということも知っている
のだから。 楽観的な時は、いつも最後はバカボン・パパになる。
「それでいいのだ!」 これ、魔法の言葉です。
2010年09月28日
あちこちからもらってます
昨晩遅く、テレビのBS(NHKだったと思うが)でイチローの
今年の200本安打を編集して全部見せてくれる番組があった。
安打だけでなく、守備のファインプレーや見事な盗塁も織り込んで
それに観客の楽しげな様子も含めて、全部で40分にもなってた
けれど、すごく面白かった。自在な方向へ、守備のいない場所へ
球が抜けてゆく場面を次々と続けて見せられると、球場でテニスを
しているみたいに見えた。走るしねえ。すばらしい。
軽々とやっているように見える。イチローの表情も苦しげなところが
なくていいね。どこまでもベースボールであって、「野球道」になって
ないところがいい。実況しているのが英語(当たり前だけど)なのが
はなばなしく明るくていい。観客も、アメリカ人にとって野球は特別よ、
って感じで大人も子供もとても楽しんでいていい。 面白かった。
石川遼はホールインワンをするし、白鵬は連勝を伸ばして優勝するし、
カド番の魁皇は勝ち越して日本人たった一人の三役で踏ん張ったし、
今日は伊達(明日が40歳の誕生日だそうです)がシャラポアに
勝ったし。野球にも相撲にも興味のない私ですけど、頑張ってる人を
見ると元気になります。
::::::
先週金曜日、市川秀男さんをスウィートベイジルで聴いてきました。
伴侶と私は市川さんの追っかけでもあります。市川さんのピアノを
聴くと、これも元気がでます。明るい叙情を感じたり、自在に跳梁
跋扈する気持ちの良いいたずらっ子みたいだったり、キラキラした
エネルギーを感じます。斉藤ネコさんのヴァイオリンも、二本柳守
さんのドラムスも素晴らしかった。
明日は加藤真一さんのベースソロを聴きに行きます。伴侶と私は
加藤さんの追っかけもしております(笑)。
疲れてめげてしまう事もありますが、聴きたいものはなるべく聴く
ようにしています。好きだなと思う音楽の傍にいたい。
You Must Believe In Spring の譜面も綺麗に書き上がりました。
今夜はまだ目が冴えてますが、さて、もう寝なくては。
おやすみなさい。
今年の200本安打を編集して全部見せてくれる番組があった。
安打だけでなく、守備のファインプレーや見事な盗塁も織り込んで
それに観客の楽しげな様子も含めて、全部で40分にもなってた
けれど、すごく面白かった。自在な方向へ、守備のいない場所へ
球が抜けてゆく場面を次々と続けて見せられると、球場でテニスを
しているみたいに見えた。走るしねえ。すばらしい。
軽々とやっているように見える。イチローの表情も苦しげなところが
なくていいね。どこまでもベースボールであって、「野球道」になって
ないところがいい。実況しているのが英語(当たり前だけど)なのが
はなばなしく明るくていい。観客も、アメリカ人にとって野球は特別よ、
って感じで大人も子供もとても楽しんでいていい。 面白かった。
石川遼はホールインワンをするし、白鵬は連勝を伸ばして優勝するし、
カド番の魁皇は勝ち越して日本人たった一人の三役で踏ん張ったし、
今日は伊達(明日が40歳の誕生日だそうです)がシャラポアに
勝ったし。野球にも相撲にも興味のない私ですけど、頑張ってる人を
見ると元気になります。
::::::
先週金曜日、市川秀男さんをスウィートベイジルで聴いてきました。
伴侶と私は市川さんの追っかけでもあります。市川さんのピアノを
聴くと、これも元気がでます。明るい叙情を感じたり、自在に跳梁
跋扈する気持ちの良いいたずらっ子みたいだったり、キラキラした
エネルギーを感じます。斉藤ネコさんのヴァイオリンも、二本柳守
さんのドラムスも素晴らしかった。
明日は加藤真一さんのベースソロを聴きに行きます。伴侶と私は
加藤さんの追っかけもしております(笑)。
疲れてめげてしまう事もありますが、聴きたいものはなるべく聴く
ようにしています。好きだなと思う音楽の傍にいたい。
You Must Believe In Spring の譜面も綺麗に書き上がりました。
今夜はまだ目が冴えてますが、さて、もう寝なくては。
おやすみなさい。
2010年09月25日
You Must Believe In Spring 覚えました
ミシェル・ルグランの曲はどれも美しいけれど、この曲は難しくて
音程もとれない、と敬遠していました。誰かの歌に合わせてなら
何とか歌えても、一人でアカペラで歌うと音程がレロレロ状態に
なっちゃうんですよね。
その気になれば必ず歌えるようになるなるはず。そういう時、私の
味方は言葉です。言葉のイントネーションのようにすると覚えられる
ということがこれまでもありました。しかしながら、今回はそれでも
上手くゆかない箇所あり。
譜面が見つからないので、頭と口で覚えているメロディをピアノで
弾いてみたら、半音だらけなのと、微妙に違う同じようなメロディが
繰り返されて混乱する。歌っている音が鍵盤上に見つからなかった
りする(笑) それってどうして?(音程が悪いだけに決まってるけど)
四苦八苦しながら音を拾ってゆくと巧妙な仕掛けがあったのを発見。
演奏する方には周知のことでしょうけれど、どうりで途中で迷子に
なったはずです。なんとも中途半端な箇所で半音上るという転調が
されていましたぁぁ。。 スゴイ! 歌でも演奏でも、聴いている時は
この転調には全く気が付きませんでした。 あまりに滑べらかな、
巧妙な転調なので、スルリと通り過ぎてしまいます。
ヴォーカルがワンコーラス終わった後のピアノソロが、なんか奇妙な
音程で入って来るなあとは思っていたし、曲が進むうちに少しだけ
希望が見えるような明るさを感じたのはそのせいなのね。なるほど、
それを隠し玉に、ミシェル・ルグランは同じテーマだけを繰り返すに
留めてサビの部分は作らないという、一見単純な構成にしたのね。
これで、歌えなかった箇所もスッキリ歌えるようになりました。
やった〜! しかしながら、譜面を書くのはちょっと大変。
それにしても、美しい曲です。
Just think if winter comes, can spring be far behind?
音程もとれない、と敬遠していました。誰かの歌に合わせてなら
何とか歌えても、一人でアカペラで歌うと音程がレロレロ状態に
なっちゃうんですよね。
その気になれば必ず歌えるようになるなるはず。そういう時、私の
味方は言葉です。言葉のイントネーションのようにすると覚えられる
ということがこれまでもありました。しかしながら、今回はそれでも
上手くゆかない箇所あり。
譜面が見つからないので、頭と口で覚えているメロディをピアノで
弾いてみたら、半音だらけなのと、微妙に違う同じようなメロディが
繰り返されて混乱する。歌っている音が鍵盤上に見つからなかった
りする(笑) それってどうして?(音程が悪いだけに決まってるけど)
四苦八苦しながら音を拾ってゆくと巧妙な仕掛けがあったのを発見。
演奏する方には周知のことでしょうけれど、どうりで途中で迷子に
なったはずです。なんとも中途半端な箇所で半音上るという転調が
されていましたぁぁ。。 スゴイ! 歌でも演奏でも、聴いている時は
この転調には全く気が付きませんでした。 あまりに滑べらかな、
巧妙な転調なので、スルリと通り過ぎてしまいます。
ヴォーカルがワンコーラス終わった後のピアノソロが、なんか奇妙な
音程で入って来るなあとは思っていたし、曲が進むうちに少しだけ
希望が見えるような明るさを感じたのはそのせいなのね。なるほど、
それを隠し玉に、ミシェル・ルグランは同じテーマだけを繰り返すに
留めてサビの部分は作らないという、一見単純な構成にしたのね。
これで、歌えなかった箇所もスッキリ歌えるようになりました。
やった〜! しかしながら、譜面を書くのはちょっと大変。
それにしても、美しい曲です。
Just think if winter comes, can spring be far behind?
2010年09月24日
何となくカウントダウンな秋

でした。 今日も涼しいですね。
サンダル靴で出勤するのは、もう
季節にそぐわない感じがします。
ランチの時間から すでに
夕暮れに近いような空の色。
不穏な空模様、ちょっと好き。
週末は秋晴れになるらしいですが。。。。 家のこと、歌のこと、
ピアノのこと、宿題が溜まりに溜まっています。 何からやろうかな、
と逡巡しているだけで、何もせずに一日が終わることが多いこの頃。
気力・体力が落ちて来たのをひしひしと感じます。
昨日などは、横断歩道を小走りで渡って行く時にちょっとした段差に
ひっかかり、オットット、ト、ト、ト 。。。。と前のめりに転びそうになり
ました (運動不足のお父さんが、子供の運動会の競走でコケそうに
なるあのパターン・笑) ト、ト、ト 。。とたたらを踏みながら、コケたら
カッコ悪う〜、と頭の中は必死。 何とかもちこたえて無事に体勢を
立て直しましたが、かなり滑稽な見ものだったと思う。。。(トホホ)
2010年09月23日
三連休、金沢へ

7時間半。 なんせ三連休です。
川越までで、既に3時間もかかって
しまった。それでも、思ったよりは
近かったな。運転は全て伴侶なので
「近い」と言うのは無責任だけど。
どこまで行っても¥1000の恩恵で
高速料金は片道¥1850でした。
金沢ジャズ・ストリートついでの観光ということで、ジャズを聴くのが
メインでした。街のあちこちでの無料ライヴや、ホールやクラヴでの
有料ライヴで充実プログラムですが、伴侶と私は、嶋津健一トリオの
追っかけなので、到着の夜のクラブ・ライヴ、翌日の蓄音器館でと
ANAホテルのロビーでのライヴと、嶋津トリオばかり聴いてきました(笑)
ベースは池田聡さん、ドラムスは福森康さん。会場の違いによって、
曲目も演奏も雰囲気も変わるし、いつも聴いているとは言え、違う街で
聴くと心華やいで楽しかったです。池田さんの落ち着いたベースに
福森さんの若々しい意気込みを感じるドラムス。 このところ、新しい
トリオでの演奏構築を試みている嶋津さんは、聴く度に微妙に何処かが
違う。3人の年齢も離れているから、その辺りも演奏する時の嶋津さんの
メンタルに影響しているように思う。
そうそう、着いた夜には中国からの夏佳(Xia Jia)トリオも聴いたんでした。
都会的で端正なピアノトリオで、こちらも素晴らしかった。
ドライブ疲れもあって、ライヴ終了後はお風呂に入ってバタン・キューでした。
2010年09月22日
B級グルメと観光

治部煮などもいただきましたが、
B級グルメ大好きですから
一杯飲み屋で気楽に、塩辛や
のどぐろの塩焼き、それに
野菜の天麩羅などで大満足です。
のどぐろは、身はやわらかく味が濃い。
私としては、刺身よりも塩焼きが好み。
ライヴと物見遊山と、うまく道順がつながるようなコース設定をしたら、
観光定番の「ひがしの茶屋街」に廻るのが一番お誂え向きでした。
ぶらぶらと歩いていても、先々に小さな文庫や古い建物、記念館などが
たくさんあるので退屈しません。 茶屋街では、公開されているお茶屋で
和菓子とお薄をいただき、裏の通りで式を終えた花婿・花嫁一行の行列に
出会い、神社では黒猫としばし遊び、手打ち蕎麦を食べ、川沿いの道も
そぞろ歩いて金沢情緒も満喫しました。 タクシーにも乗らず、一日中
よく歩きました。
蓄音器館でお昼のライヴ

ANAホテルのロビーでもありましたが、
その前に、昼のライヴが蓄音器館で
ありました。ここで嶋津さんが弾いた
のは、1927年に米国で作られた
ハムリン&メイソン・アンピコという
自動演奏機能の付いたピアノです。
写真の、後ろの棚に入っているのが
演奏を記録したロール紙の入った箱。
鍵盤の下の引き出しにロール紙をセット
します。ロール紙に孔いた穴で圧縮した
空気をコントロールして、その圧力で
ハンマーが弦を叩くという仕組み。
古いピアノと蓄音器館という場所がら、40人ほどのお客様のこのライヴは
ベースの池田聡さんとのデュオでした。年配のお客様が多く、落ち着いて
優しい雰囲気の演奏会。 アンピコは、高い音域ではハープシコードのような
愛らしい固い音がしました。 「あのピアノは、いつもはあれ程は響かないの
ですけれど」と館長さんが演奏が終わった後で言っていました。 確かに、
嶋津さんの演奏が進むにつれてピアノの音色が変わって、響きが良くなる
のが判りました。 こういう場所でのライヴもいいですね。
伴侶感激。 そしてアフターアワーズ
ライヴ終了後、このピアノにロール紙をセットして自動演奏も聴かせて
いただきました。ガーシュインによるガーシュインの曲の自作自演を
記録したものでしたが、今そこで弾いているように勢いや息遣いまで
聞き取れるようで、鍵盤の動きともども、大変興味深かったです。
蓄音器館ですから、蓄音器は常時140台程も展示しているそうです。
そのうちの10台によるSPレコード(これは2万枚も保管しているそう)
の再生実演もしてくれました。この聴き比べが素晴らしかった。電気を
使わず、ゼンマイと共鳴器だけであれだけの音量と音質を実現でき
るなんて究極のエコだわね。 子供の頃に蓄音器を聴くことはそれ程
珍しいことではなかったけれど、高級機種の音には改めて驚きました。
童謡「可愛い魚屋さん」や、ビング・クロスビー、それに甘い声のパット・
ブーンなどを聴かせていただきました。
イギリス製の最高級機でかけて下さったのは、フルトベングラー指揮
による第九で、フルトベングラー大好きの我が伴侶は、これには
大感激していました。同じ音源のレコードやCDは持っているものの、
最もオリジナルといえるSPレコードによる音を蓄音器で聴く機会が
あろうとは思ってもいなかったんですね。そのことを館長さんに話して
いる伴侶の声はちょっと震えておりました(笑) こういう音を聴かされ
ると、再生技術の向上って何だろうとも思いました。
::::::
お目当てのライヴを聴き終えた後、演奏を全て終えた嶋津トリオの
メンバーと一緒に、ジャズ・バー「ぼくねん」さんにうかがいました。
奥へ奥へと、途中でちょっと折れた細長い、甘さ控えめな素敵な店
です。嶋津さんが来るのをファンの方達が待っていました。 そして、
その晩居合わせたお客様と、店のご主人・奥様。 寛ぐ人達が居て、
雰囲気は最高。 美味しいお酒とおしゃべりでアフター・アワーズは
格別でした。 リラックスした嶋津さんは、リクエストに応えてご機嫌に
次から次へと演奏して皆を喜ばせてました。
生音のピアノが入口の方から聞こえて、逆側の端の開け放した庭
からは秋風と一緒に虫の音が聞こえるという、なんとも幸せな時間が
過ぎてゆきました。 そして、私も歌わせていただきました。 レコード・
ラックの棚にちょっとだけ腰掛けて、マイクなしで歌うのが何とも自然で
した。聴いて下さっている方達や、ピアノの音や、周りの全部が気持ち
よく一つになっていて、どんなふうに歌ったのかあんまり覚えていない。
歌った後でお客様とお話することができたりもして、嬉しかったなあ。
そのようにして金沢の夜は更けていったのでありました。
いただきました。ガーシュインによるガーシュインの曲の自作自演を
記録したものでしたが、今そこで弾いているように勢いや息遣いまで
聞き取れるようで、鍵盤の動きともども、大変興味深かったです。
蓄音器館ですから、蓄音器は常時140台程も展示しているそうです。
そのうちの10台によるSPレコード(これは2万枚も保管しているそう)
の再生実演もしてくれました。この聴き比べが素晴らしかった。電気を
使わず、ゼンマイと共鳴器だけであれだけの音量と音質を実現でき
るなんて究極のエコだわね。 子供の頃に蓄音器を聴くことはそれ程
珍しいことではなかったけれど、高級機種の音には改めて驚きました。
童謡「可愛い魚屋さん」や、ビング・クロスビー、それに甘い声のパット・
ブーンなどを聴かせていただきました。
イギリス製の最高級機でかけて下さったのは、フルトベングラー指揮
による第九で、フルトベングラー大好きの我が伴侶は、これには
大感激していました。同じ音源のレコードやCDは持っているものの、
最もオリジナルといえるSPレコードによる音を蓄音器で聴く機会が
あろうとは思ってもいなかったんですね。そのことを館長さんに話して
いる伴侶の声はちょっと震えておりました(笑) こういう音を聴かされ
ると、再生技術の向上って何だろうとも思いました。
::::::
お目当てのライヴを聴き終えた後、演奏を全て終えた嶋津トリオの
メンバーと一緒に、ジャズ・バー「ぼくねん」さんにうかがいました。
奥へ奥へと、途中でちょっと折れた細長い、甘さ控えめな素敵な店
です。嶋津さんが来るのをファンの方達が待っていました。 そして、
その晩居合わせたお客様と、店のご主人・奥様。 寛ぐ人達が居て、
雰囲気は最高。 美味しいお酒とおしゃべりでアフター・アワーズは
格別でした。 リラックスした嶋津さんは、リクエストに応えてご機嫌に
次から次へと演奏して皆を喜ばせてました。
生音のピアノが入口の方から聞こえて、逆側の端の開け放した庭
からは秋風と一緒に虫の音が聞こえるという、なんとも幸せな時間が
過ぎてゆきました。 そして、私も歌わせていただきました。 レコード・
ラックの棚にちょっとだけ腰掛けて、マイクなしで歌うのが何とも自然で
した。聴いて下さっている方達や、ピアノの音や、周りの全部が気持ち
よく一つになっていて、どんなふうに歌ったのかあんまり覚えていない。
歌った後でお客様とお話することができたりもして、嬉しかったなあ。
そのようにして金沢の夜は更けていったのでありました。
2010年09月17日
14日、 あ・うん でライヴでした
先月に続き、花音子さんとのダブル・ヴォーカル。 別の場所で
バッタリとお会いしたりもしたせいか、始まる前のひととき
すっかりガールトークしてしまいました。そこへQさんのいつもの
愛嬌のある話が混ざって、ちょっときわどかったりして、桂一さんも
順子ママも、私達も大いに笑わせてもらいました。楽しく笑うのは
心身によろしい。その後に演奏したり歌ったりすれば、言う事なし
です。
この日はみんなリラックスした雰囲気。 桂一さんのピアノは
とても軽やかだし。 このところ歌っている So Many Starsは
ボサノバのつもりでテンポ出しをしたら、愛らしいバラードふうに
イントロが出て来て、いいなぁ!と思いながら歌いました。そこへ
Qさんが柔らかく絡んでくれますからねえ。 最近、ライヴの音を
録るのをやめてしまってますが、この日はテレコをもって来なかった
のが悔やまれました。You Go To My Head も久しぶりに歌った
のだし勉強のために録ればよかった。 花音子さんとは好きな歌が
似ているね、と話しました。最後はSkylarkを聴かせてくれました。
急に涼しくなった晩、ライヴの途中で雨も降ったらしかったですね。
最初からのお客様も、途中からのお客様も、聴いてくださって有難う
ございました。
バッタリとお会いしたりもしたせいか、始まる前のひととき
すっかりガールトークしてしまいました。そこへQさんのいつもの
愛嬌のある話が混ざって、ちょっときわどかったりして、桂一さんも
順子ママも、私達も大いに笑わせてもらいました。楽しく笑うのは
心身によろしい。その後に演奏したり歌ったりすれば、言う事なし
です。
この日はみんなリラックスした雰囲気。 桂一さんのピアノは
とても軽やかだし。 このところ歌っている So Many Starsは
ボサノバのつもりでテンポ出しをしたら、愛らしいバラードふうに
イントロが出て来て、いいなぁ!と思いながら歌いました。そこへ
Qさんが柔らかく絡んでくれますからねえ。 最近、ライヴの音を
録るのをやめてしまってますが、この日はテレコをもって来なかった
のが悔やまれました。You Go To My Head も久しぶりに歌った
のだし勉強のために録ればよかった。 花音子さんとは好きな歌が
似ているね、と話しました。最後はSkylarkを聴かせてくれました。
急に涼しくなった晩、ライヴの途中で雨も降ったらしかったですね。
最初からのお客様も、途中からのお客様も、聴いてくださって有難う
ございました。
2010年09月16日
2010年09月13日
明日14日、「あ・うん」でライヴ
また月曜日がやってきました。
今日もまだ陽射しがきついですね。
でも、確実に秋は近づいているよう。
「今年の夏ほど。。。」というフレーズを皆さんが言ってますね。
今年の夏ほど、水をたくさん飲んだことはない、と
ランチに行った店のママさんも言ってました。
厨房の中は暑い・熱いとダブルですもんね。
明日からは、少し涼しくなる予報らしく、大いに期待してしまいます。
明日は西新宿の「あ・うん」でライブです。
先月に続いて、水沢花音子さんとのダブル・ボーカル。
演奏はゆったり優しい音色のテナーサックス、Qいしかわさん、
それにヴィヴィッドなピアノの、吉田桂一さん。
大好きなお二人の演奏で歌うのはいつもとても幸せな時間です。
残れる体力を寄せ集めて、どうぞ聴きに来て下さい。
今日もまだ陽射しがきついですね。
でも、確実に秋は近づいているよう。
「今年の夏ほど。。。」というフレーズを皆さんが言ってますね。
今年の夏ほど、水をたくさん飲んだことはない、と
ランチに行った店のママさんも言ってました。
厨房の中は暑い・熱いとダブルですもんね。
明日からは、少し涼しくなる予報らしく、大いに期待してしまいます。
明日は西新宿の「あ・うん」でライブです。
先月に続いて、水沢花音子さんとのダブル・ボーカル。
演奏はゆったり優しい音色のテナーサックス、Qいしかわさん、
それにヴィヴィッドなピアノの、吉田桂一さん。
大好きなお二人の演奏で歌うのはいつもとても幸せな時間です。
残れる体力を寄せ集めて、どうぞ聴きに来て下さい。
2010年09月09日
ジブリでジャズ!

昨日、ご一緒したベースの佐藤忍さん。
お客様に、CD発売のフライヤーを
配っていました。発売ライヴもあるとの
ことで、見せていただいたら、
スタジオ・ジブリの作品に使われた
曲目をピアノトリオのジャズアレンジで、
というCD。今年公開の「アリエッティ」も
既にちゃんと収録されています。
ディズニーの曲 「Some Day, My Prince Will Come」とか
「When You Wish Upon A Star」・「Alice In Wonderland」
なども、ジャズアレンジされてすっかりスタンダードになってますものね。
でも、ジブリで、と考えるなんて新鮮ですね。目の付け所がいいなあ。
誰のアレンジ? トリオのメンバーは?と見てみたら、ピアノ立石一海、
ドラムス鈴木麻緒! アレンジは全曲、立石さんがしています。 なんと、
佐藤忍さんは立石さん・麻緒ちゃんとトリオを組んでいたんだと知って
ビックリでした。 知ってるの?と、忍さんも思いがけなかったみたい。
まだ、私があまりライヴをしていない頃、演奏を聴きに遊びに行っては
歌わせていただきました。そうこうするうち、一緒にライヴをする機会も
できたりしましたが、この所しばらくお会いしていません。 懐かしい!
10月4日に、同じ新宿「J」で発売ライヴするそうなので、早速手帳に
書込みました。 聴きに行きまっせ。
:::::::
グーグルで検索したらこんな記事が出ていました。
7月発売の立石一海のピアノ・トリオによるジブリ映画曲のカヴァー・
アルバム『GHIBLI meets JAZZ 〜Beautiful Songs〜』
(ベース佐藤 忍、ドラムス鈴木麻緒) がアマゾンのジャズチャートで
1位を記録(8月18日付)!
実は去年まで15年間、某レコード会社でジャズ・ディレクターとして、
名だたるアーティストを手掛けてきたという立石一海。今回の1位は、
元会社員ミュージシャンのデビュー作が1位獲得という快挙でもあります。
立石一海は今回の件について「本当に夢のようです。もともと音楽の
感動を伝えたくてレコード会社に入社したのですが。。。。 これからは
アーティストとして音楽の素晴らしさを伝えていければうれしいです」と
コメントしています。 凄いぞ!立石さん。
8日、 新宿J でライヴでした
台風は夜までには東京を抜けたようでしたが。。。 少々残念〜ん!
帰りの電車や雨を心配してか、お客様がちょっと寂しいライヴでした。
しかしながら、それはそれ。 初めてご一緒するドラムスのバイソン
片山さんと、ピアノの尾崎琢也さんのしっかりサポートで楽しく歌わせ
ていただきました。
先月も一緒だったベース佐藤忍さんはお若く見えるけれど、その実
ベテランでした。どうりで素晴らしい演奏だもの、そのはずです。
リハーサルをした時も歌のヴァース部分のピアノ伴奏について的確な
アドバイスをしてくれ、当のヴォーカルの私が「成る程、そのように説明
するのね」と納得。ほんの10分ほどのリハが、とても有意義でした。
さて、本番。
このところ毎月のように来てくださる私のお客様に、まだ聴いたことの
ない曲をと思い、何年も歌っていないものも歌いました。この方は毎回
曲目をメモしています。 なので、私は曲を選ぶ時から「よ〜し!」と
いう気持ちになります。刺激をもらえるのはいいな。
岡安香さん(ts)が遊びに来てくれ、参加してくれました。力強い演奏
です。歌の時にもからんで下さって楽しかった。それから、若い男性の
お客様が休憩時間でお帰りになりそうだったので、佐藤忍さんが声を
かけたところ、京都からいらした学生さんでドラムの勉強をしていると
のこと。それならばと引き止めて、次のセットでは叩いてもらいました。
バイソンさんがいろいろお話・アドバンスをするのを熱心に聞いていら
っしゃいましたね。翌日は京都に帰るとの事でしたが、奥村さん!良い
一日になったでしょう。 プロからアドバイスをもらえるのって、貴重で
とても嬉しいですよね。バイソンさんの、先生のような親身な話しぶり、
人柄ですね。
3rd セットの前に赤ワインを一杯だけ飲みましたら、ピアノの尾崎さん
から 「ちょっと飲んだんですか?」とのお尋ねが。。。 ワインのせいか
どうかは解りませんが、飲んだ後はどうやらリラックス度が増して歌が
よかったみたい(笑) 次からは、もう少し早目に、少しだけ飲もうかな。
思わぬ展開となった夜でしたが、最後は賑やかに演奏してもらえる
曲を選んだので、最後まで面白かったです。 帰る頃には、雨雲も
すっかり何処かへ去っていました。 皆さん、お疲れ様〜。
帰りの電車や雨を心配してか、お客様がちょっと寂しいライヴでした。
しかしながら、それはそれ。 初めてご一緒するドラムスのバイソン
片山さんと、ピアノの尾崎琢也さんのしっかりサポートで楽しく歌わせ
ていただきました。
先月も一緒だったベース佐藤忍さんはお若く見えるけれど、その実
ベテランでした。どうりで素晴らしい演奏だもの、そのはずです。
リハーサルをした時も歌のヴァース部分のピアノ伴奏について的確な
アドバイスをしてくれ、当のヴォーカルの私が「成る程、そのように説明
するのね」と納得。ほんの10分ほどのリハが、とても有意義でした。
さて、本番。
このところ毎月のように来てくださる私のお客様に、まだ聴いたことの
ない曲をと思い、何年も歌っていないものも歌いました。この方は毎回
曲目をメモしています。 なので、私は曲を選ぶ時から「よ〜し!」と
いう気持ちになります。刺激をもらえるのはいいな。
岡安香さん(ts)が遊びに来てくれ、参加してくれました。力強い演奏
です。歌の時にもからんで下さって楽しかった。それから、若い男性の
お客様が休憩時間でお帰りになりそうだったので、佐藤忍さんが声を
かけたところ、京都からいらした学生さんでドラムの勉強をしていると
のこと。それならばと引き止めて、次のセットでは叩いてもらいました。
バイソンさんがいろいろお話・アドバンスをするのを熱心に聞いていら
っしゃいましたね。翌日は京都に帰るとの事でしたが、奥村さん!良い
一日になったでしょう。 プロからアドバイスをもらえるのって、貴重で
とても嬉しいですよね。バイソンさんの、先生のような親身な話しぶり、
人柄ですね。
3rd セットの前に赤ワインを一杯だけ飲みましたら、ピアノの尾崎さん
から 「ちょっと飲んだんですか?」とのお尋ねが。。。 ワインのせいか
どうかは解りませんが、飲んだ後はどうやらリラックス度が増して歌が
よかったみたい(笑) 次からは、もう少し早目に、少しだけ飲もうかな。
思わぬ展開となった夜でしたが、最後は賑やかに演奏してもらえる
曲を選んだので、最後まで面白かったです。 帰る頃には、雨雲も
すっかり何処かへ去っていました。 皆さん、お疲れ様〜。