2013年を納めます

伴侶のダイニング、森下町の山利喜に 「今年もお世話になりました」の
ご挨拶がてら、飲みに行って来ました。 今年の最終日という事もあって
御常連の顔がカウンターのそこここに。 杯を挙げて目と目で挨拶。

まずは、赤ワインでピクルス。　その後は、お決まりの焼きトン何本かと

　

鶉の焼いたの、青菜のお浸し、湯豆腐、鰯の酢じめ、コロッケ、ツミレ汁。

　これはコロッケ完食後のお皿。
　大き目に切ってバルサミコ酢を
　まぶしたキャベツの上に、丸い
　牛肉コロッケが２つのっていて
　美味しかった。。。 ってね（笑）
　空いた皿を見せてどうする、だ
　よね。　茹で卵と浅葱の微塵と
　赤い粒胡椒の散らばる絵柄が
　綺麗だなと思ったものですから。
　おいしい一皿は食べ終わった
　後も美しいのだ。

　ワインの後、私は神亀の常温を
　猪口で。伴侶は月桂冠の常温を
　ワイングラスで。今や何も言わず
　とも、そのように出て来るのです。
　と言う訳で、さて。。。


　いよいよ 押し詰まって参りました。 何があっても時は過ぎて行くのだもの。
　バカボン・パパのように 「これでいいのだ」 と生きてゆくことにした。。。ぞ。

　　　みなさま、よいお年越しを。 穏やかな新年となりますように。

2014年2月のスケジュールをＵＰしました

●２月２０日（木） 19:30〜 （2セット）
赤坂 リラキシン
東京都港区赤坂2-15-12　 パール赤坂ビルＢ１
（１Ｆはドトールコーヒー赤坂氷川公園前店）
090-9296-3617
畑 路子（vo）、小谷 教夫（p）
MC：　4,500円 （2ドリンク付き）

夜回り・火の用心

　町内会の夜回り当番をしてきました。
　今日は伴侶が仕事納めと忘年会だった
　ので、その代理です。

　町会の当番は春夏秋は交通安全で横断
　歩道の旗振り。冬は何たって夜回りです。

　９時から１１時まで、休憩を挟んで２度
　町内を回ります。始めにお茶で打合せ。
　もらったカイロを腰の辺りに貼り付けて、
　いざ出発。下町ゆえ細い路地が彼方
　此方にあり、懐中電灯や提灯型の明り
　で暗がりを照らしながら、何グループか
　に分かれて回りました。 先頭の男性が
　鳴らす拍子木に合わせて 「火の用心」
　と呼ばわるのはお約束通り。

　少し風があって寒かったです。 冷えて
　戻ると甘酒とみかんが待っていました。


「今夜は夜回りダス」と休憩時間に様子をメールした友達から「カイロより大関の熱燗
だよね」 と返事が来たのですが、終了時に出ましたよ！やかんで温めた茶碗酒 （嬉）
お疲れ様のお印にティッシュ一箱と、何故か広島のもみじ饅頭も配られて無事終了。

小さい頃 冬の夜中におしっこに起きて聞いた「火の用心チャキチャキ」の音。夜回りの
おじさんの冷え冷えした姿は少し怖かった。 お便所の小さな窓から母と一緒にそれを
見ていたのが、私にとっての「母との原風景」です。 吊り手水の横で、窓の高さに母に
抱かれて暗い路地を見ている私。 二人の後ろ姿が一枚の写真のように私の頭の中に
しまわれているのだから記憶って可笑しなものですね。

義母の葬儀は無事に済んで、更にすべき事が色々ある。 届出に関することはかなり
厄介。 「辛抱強く順番に」 と毎日鎮静気味にやっている中での今夜の夜回り、気持ち
良かったです。 町会の方と一緒に寒い中をズンズン歩きながら、「ひのよ〜ぉじん」と
歌うように明るく大きな声を出すのは心身に大変よろしいと思われました。

三連休、いかがお過ごし？

　
　 １２月５日にするはずだったライヴ、
　 月始めのそのライヴが済んでしま
　 ったら、今年は大晦日まで きっと
　 長いな。。。 そう思っていたけれど
　 慌ただしく日は過ぎて 気が付けば
　 今日はもう２２日だ。

　 このところ、気持と体が神経から
　 離脱しているような感じがする。
　 元に戻すには発声練習かしらね。

　　　　　★★★★★★★★

　 寒波もやって来てお山はすっかり雪。
　　皆様、心あたたかなクリスマスを！

　　（この写真はネットから拝借しました）

少し落ち着きました

　気負わず自分のままで居て、

　機嫌よく、屈託なく、
　縁を得た隣人と時を重ねて、
　度を過ぎず、則を越えず。


　樹木の感性。 きれいねえ。
　ネットで見つけた写真です。



　明治神宮の森で、青葉の頃、
　これと同じように隣り合う
　木々の様子を見たことがある。

あまりに突然に。。。

　伴侶の母が逝ってしまいました。
　料理が上手で しっかりした人でした。

　特に南高梅を仕込むところから全部
　手作りするゼリーは甘さと酸っぱさと
　柔らかな大きな梅の実が美味しくて、
　出来た端から惜しまずお裾分けして
　「畑ママの梅ゼリー」と評判でした。

　以前は一度に100個も作っていました。
　この１年程は大きな鍋の扱いが大変に
　なり、それでも先月に50個、数日前も
　また50個作り、まだまだ元気でした。
　冷蔵庫にきちんと入れてあり、まるで
　最後の準備まで自分自身で済ませて、
　「お別れに来てくれた方達に食べて
　もらってね」と言い置いていったよう。

私が歌い始めた最初から応援してくれてよく聴きに来てくれました。 ライヴの
その日に逝ってしまったことを思うと、否も応も返事の暇無く あまりに突然に
行かざるを得なかったんでしょう。 伴侶の方だって息子として、別れの一言
くらいはどんなにしても言いたかったに違いないのだし。 しっかり者の義母も
このことばかりは、時も何も選べなかったのだと 切なく思います。

　　　　* * * * * * * * * * * * * *

そんなことがこの５日のライヴ当日の夕方にあり、リラキシンの麻生さんと
演奏の小谷さんにお願いして 勝手ながらライヴを急遽中止にさせてもらい
ました。 ご連絡できた方も出来なかった方もあり、お店に来て下さった方々
には大変ご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。そして、ありが
とうございました。

楽しみにしていた小谷さんとのライヴ。聴いていただけなかったのはそれは
それで残念なことでした。是非また近々に実現したいと思っています。

今年はもうライヴがありませんが、来年には又どうぞ聴きにいらして下さい。
ありがとうございます。

冬晴れ！なんと良い天気。

　３年振りにクリスマスの飾りを
　箱から出しました。 と言っても
　２ｍほどの電飾と１０個足らずの
　オーナメントと、ローソクで回る
　この飾り物だけですけれど。

　結婚後１年してから行った新婚
　旅行の時、ローテンブルグの
　クリスマス物ばかりを通年扱って
　いる店で買いました。左の屋根の
　下に誕生したキリスト、跪くマリア、
　そして杖を持ったヨゼフがいます。
　右にいる賢人達と羊はくるくる回る。
　３０年以上経って落ち着いた色に
　なりました。

窓のささやかなイルミネーションはスカイツリーが点灯したら我が家も灯し、
１２時に消灯です。 最初の夜は用もないのに外へ出て、通りの向かい側
まで渡って見上げました。 ホント！ささやか（笑） それで いいのいいの。

　　　　　* * * * * * * * * * * * * * * *

明日は今年の最後のライヴ。　小谷さんのピアノで歌います。

　●１２月５日（木） 19:30〜 （2セット）
　赤坂 リラキシン
　東京都港区赤坂2-15-12　 パール赤坂ビルＢ１
　（１Ｆはドトールコーヒー赤坂氷川公園前店）
　090-9296-3617
　畑 路子（vo）、小谷 教夫（p）
　MC：　4,500円 （2ドリンク付き）

今週の木曜はリラキシンでライヴです。

１２月のライヴの日が５日で、今年はこれでお終いと思うと少し寂しいです。
大晦日までの日にちが長いな。。。　　どうぞ聴きにいらして。

　●１２月５日（木） 19:30〜 （2セット）
　赤坂 リラキシン
　東京都港区赤坂2-15-12　 パール赤坂ビルＢ１
　（１Ｆはドトールコーヒー赤坂氷川公園前店）
　090-9296-3617
　畑 路子（vo）、小谷 教夫（p）
　MC：　4,500円 （2ドリンク付き）


　こないだの散歩で見つけた
　レモンの木。 青山の裏通りの
　レストランの横、かなり大きな
　木でした。　実のなる木って
　いいですね。

　家の近くにも、大きな夏蜜柑が
　たくさん実っている木が二本ある。
　一本は小学校の塀ぎわで、もう
　一本はマンションの横の歩道に
　街路樹のように植わっている。

　しかるべき人が、毎年ちゃんと
　実を摘んで食べているといいがな
　と思う。 生った実は食べてこそ。

家ではミルクティー、だな

写真は今回も”外でお茶”の珈琲カップですが、外でお茶することって
一人ではめったにありません。　ケチんぼなのかも（笑）

　

家では、伴侶のいる朝ご飯にはコーヒー、私一人の時は紅茶が多い。

只今、家にある食品を消費するキャンペーン実施中で頂き物の日本茶、
紅茶などをドンドンお腹に収めるよう努めております。（悲しいことながら、
最近お葬式が頻繁なんですよ。。。） 寒くなったせいもあり、昼となく夜と
なく、家で暖かいものを飲む回数が増えているしね。 （伴侶はと言えば、
朝ご飯以外は暑かろうが寒かろうがビールですけど。。。）

紅茶は必ずミルクティーです。私の場合レモンティーは有り得ない。で、
牛乳を沸かす訳ですが、わーっと吹きこぼれそうになる事ありますよね。
そういう時は、盛り上がって来た牛乳のアワに向かって 思いっきり息を
吹きかけると一旦沸騰が収まりますよ。一度で駄目なら更に吹きかける
のも有効。そしたらそこで、火を止めるか、ナベを火から下す。

ガスを止めるよりもナベ掴みに手を伸ばすよりも、ずっと素早くできるし、
最も効果的です （そんなの誰でも知ってるよ〜、かもね）。慌てて火から
下そうとするのが一番危ない。

今日は、これを教えたかっただけなの。
度々吹きこぼしそうになって、これで救われることが多いものだから。

2014年1月のスケジュールをＵＰしました

●１月１４日（火） 19:15/20:45/22:15 （3セット）
新宿　J・ジェイ
新宿区新宿 5-1-1 ロイヤルマンション B1
（厚生年金会館（跡地）の並び　市谷寄り4つ目のビル）
03-3354-0335
畑 路子（vo）、嶋津 健一（p）、佐藤 有介（b）
MC： 2,500円

すぐ１２月ね、 来週はライヴ！

１１月も今日と明日の２日となりました。 昨日から一段と寒くなりましたね。
さて、１２月のライヴ、もう来週だ！

　Ｂ型は物事を始めるまで時間が掛る。
　それでもって、一旦始めると徹底的に
　やりがち。　Ｂ型のご本人がブログに
　そう書いているのを読みました。

　あ、そうなの？ 血液型のせいなんだ。

　エンジンがかかり難いことで、毎度毎度
　反省を繰り返す人生を歩いて来た（大袈裟）
　私としては、少しばかり納得。都合の良い時
　だけ使う血液型性格診断。 便利だわ。

　先日も引き籠り状態からようやく自分を
　引き剥がして散歩に出たら歩き過ぎた。
　珈琲休憩したら、今度は休憩が長過ぎ。
　家に戻ったら日が暮れていた。


　今年最後のライヴです。 どうぞ、聴いてやってくださいませ。
　小谷さんとご一緒するのは久しぶりで楽しみです。

　●１２月５日（木） 19:30〜 （2セット）
　赤坂 リラキシン
　東京都港区赤坂2-15-12　 パール赤坂ビルＢ１
　（１Ｆはドトールコーヒー赤坂氷川公園前店）
　090-9296-3617
　畑 路子（vo）、小谷 教夫（p）
　MC：　4,500円 （2ドリンク付き）

２２日 熱海 Jazz Club A で初ライヴでした

Jazz Club A は熱海の国道１３５号線（お宮の松がある海岸通り）から、
銀座通りをほんのちょっと入った所にあります。毎週金曜日と土曜日に
東京からゲスト・ミュージシャンを呼んでライヴの営業をしています。

　黒と赤のモダンなサインのある入口から
　階段を昇った２階がお店です。

　渋滞も無く、順調に４時半に到着すると、
　オーナーでピアニストの西村明子さんが
　迎えてくれました。ベースの新岡 誠さんも
　丁度いらしたところ。 グッドタイミング！

　５時からリハーサルをしていただきました。
　テンポやリズムやフィールを確認。初めて
　一緒に演奏するので、リハは大事。 話を
　することでリラックスもできます。


この夜は熱海の友達や伊東から高校の同級生が聴きに来てくれました。
網代に住んでいる３０年来の友達や、元々店の常連で高校の後輩君も、
以前番組に出して頂いたＦＭ熱海湯河原のパーソナリティー麻理さんも、
それから随分以前にメールを一度だけやりとりした方が横浜から来て下
さったり、お店の常連さんも入れ代わり立ち代わり、大勢お越し下さって
賑やかでした。初めて歌うお店でお客様がたくさん来て下さるのはこの上
なく嬉しい。 皆さま、ありがとうございました。

初めて聴いて頂く方が多かったので、よく知れている曲を選んで歌いま
した。明子さんが曲によってエレピも弾いて軽快に変化をつけてくれたり、
新岡さんはウクレレも弾くので、ウクレレと２人だけで歌ってみたりもして、
私にとっても新鮮な展開で楽しかったです。

土地柄もあるし、お客様が皆さんとても大人だし、オーナーの明子さんの
お人柄も相まって、落ち着いた隠れ家のような雰囲気でしたよ。

それにしても写真を撮るのをすっかり忘れてました。 初めてのお店での
ライヴということで、どこか気持ちがそわそわしていたみたいです。

昨晩はOut There Tour、今日はライヴ

昨日、腱脱臼の抜糸をした。 病院で会計を待っているところへ
知り合いから電話が入り、ポール・マッカートニーのチケットを
知人が一枚余分に持っていて行く人を探しているけど。。。

ビートルズ解散の年に生まれたという男性３人と一緒に最終日の
Out There Tour を東京ドームで聴いて来ました。

新聞評にあったとおりビートルズ時代の懐かしい歌が多く演奏され
ポールは当時のキーのままで熱唱。ペンライトを振りつつ （初めて
振ったぞ・笑） 知っている曲は一緒に歌いました。 ドームは満杯で
大歓声、盛り上がりました。

ポールってピアノもギターも超上手い（今更言う事かい）。 一人で
弾き語りした曲、沁みました。Come Together と In My Life も
聴きたかったな。

おばさんとしてはもっとシャウト（古っ！）したかったけれど、今日の
ことがあるので喉が涸れてはならじ。 叫けぶのも少々遠慮気味に
ならざるを得ず、残念だったです。そうでなければ、喉が涸れるまで
一緒に歌ったり叫んだりしたと思う。


さて、今晩は熱海の Jazz Club A でライヴです。
これから車で出ます。 お天気最高だし、きっと海がキレイだろうな。
よいドライヴになりそうです。

今週金曜は熱海でライヴ

　さて、月曜日だ！

　今週、２２日（金）は
　熱海のJazz Club A でライヴです。

　熱海近辺にお住いでしたら
　お誘い合わせて聴きにいらしてください。
　終わるのは遅くなるので、お時間の許すまで。

　お店は６時半にオープン、７時から歌います。
　場所は銀座町5-4、柿右衛門ビルの２階です。
　電話： [phone]
　熱海駅から歩いて１５分くらい。

　伊東高校の同窓生にも会えるといいな。

メリンス？それともモスリン？

昨晩の記事、「メリンス！」と書いていてその布の名前がとても懐か
しかった。でも、脳みその別の部分が「モスリンじゃない？」と主張
するので調べてみると、どうやら同じ物のようです。

単糸で平織した綿や羊毛の薄い布のことを英語でモスリンと呼び、
日本では羊毛の物をモスリン、綿物は綿モスリンと呼んでいるとか。
メリンスも同じ物を指し、こちらはスペイン語由来だそうです。因みに
シフォンは絹のモスリンのことだそうです。（by ウィキペディア）

私のイメージでは撚りの甘い糸を比較的ゆるく織った少しケバのある
暖かい布。 冬に普段の着物を着る時の襦袢はメリンスで、もちろん、
メリンスの着物もあってプリントされた色柄が鮮やかで可愛かった。

　この写真は多分お正月で、
　メリンスではなく絹の着物。
　赤い地に鶴がたくさん飛んで
　いて大好きだった。

　小学生の時、同じ物を着ている
　姉の写真を見て、私の着物を
　着ないでよ、と文句を言ったら
　あんたが私のお下がり着てるん
　でしょうがと逆襲され凹んだ。

　何度も縫い直してもらったん
　だろう、この着物は７歳くらい
　まで着たと思うが、高校生の頃
　ある日気付くと掛布団に姿を
　変えていましたっけ。　


メリンスや銘仙、富士絹というのもあったな、普段着だった着物の布の
名前はどれも懐かしい。話を元へ戻すと、モスリンという言葉はジャズ
スタンダード曲の歌詞にも出てきますよ。

I never feel a thing is real when I’m away from you...
「あなたと離れていると世界は虚ろ」というverseで始まる It's Only A
Paper Moon の中にあります。

　　　Yes, it’s only a canvas sky、
　　　Hanging over a muslin tree
　　　But it wouldn’t be make-believe
　　　If you believed in me

　　　そうよ、空は単にキャンバスに描かれた絵だし、
　　　モスリンで作った木の上に吊るされているのよ。
　　　でも、まやかしから本物に変わるかもよ、
　　　あなたが私を信じてくれるなら。

舞台の背景の紙で作ったお月様だって、私のことを信じてくれたら
本物になるかも、ってことですね。

夜なべの針仕事

パジャマでうろうろしていると少し背中が寒い季節になりました。
冬の寒い時、パジャマの上に羽織る物は毛糸のカーディガンでも
ユニクロのフリースや羽毛のベストでも良いのだけれど、和物の
袢纏や羽織り、はたまたチャンチャンコなんかの方が和みます。

綿入半纏ではまだちょっとモサモサと大げさなので、母が着ていた
メリンスの羽織を出してみました。軽くて良いのですが、ここ数日の
肌寒さにはちょっと物足りない。背中に薄く真綿を仕込むといいのだ
けれど、わざわざ買うのも勿体ないので 古いマフラーを切って縫い
込むことにしました。

羽織の裏布を解いてみると、小さい布を繋いで使ってありました。



よく見てみると、カギ裂きを繕ってあったり。。。



薄くなった部分に当て布をして補強してあったり。。。



裏布には大きな継ぎ当て。 よほど古い布を使ったのか、その横は
擦り切れて裂けてしまっている。



以前、中古の帯を買った時に、何度もつくろい直してあるのを見て
その始末の良さに驚きましたが、我が母もなかなかのものだ。

ここまで傷んでるならもういいよね、と袂を切って筒袖にして長さも
七分袖にしてしまいました。歯を磨く時とか、洗い物をする時、袂が
あると邪魔なんです。　背中にマフラーを縫い込んだのは大当り。
薄い割にかなり暖かくて具合がよろしい。

夜に静かに縫い物をしていると気持ちが落ち着きます。 菊江さんも
こんなふうにしていたのか。母が死んだ年齢まで私、あと７年だ。

手の甲の縫い目は来週に抜糸です。

長い付き合い、これからも

もう３５年くらいも付き合っている仲間がいます。 会社も年齢も
学校も性格もバラバラで、何の利害関係もないのが良かったの
だろうか、遊ぶのが好きなのと気が良いという共通点があった
せいかしら、今でもよい友達です。

キッカケは私が北海道へのスキー旅行を企画したこと。数名が
集まればと思っていたところへ３０人近くで行くことになり、空港
からニセコへのバスを旅行社が貸切にしてくれた。 このバスで
マイクを廻したら、カラオケなんてない時だから 皆なアカペラで
歌ったのだけれど、歌の上手い人ばっかりでビックリでした。

スキーは勿論楽しかった。今思い出しても笑い話になるような事が
旅行中絶えませんでした。 顔見知りでない小さなグループの寄せ
集めだったので帰ってすぐ写真交換会をしたところ参加者が友達を
連れてやって来たため仲間が増える。その後もスキーだ、テニスだ、
飲み会だ、海だ、ピアノバーに歌いにゆくぞとか、集まる度に人が
増えて、１０周年をした時には９９人も集まりました。

その後、年齢を重ね結婚したり仕事を変えたり環境が変わったり、
亡くなった人も既に何人かいます。２０代の頃は週に２回も３回も
会っていたけれど、近頃は少人数で会ったり連絡を取り合う事は
あっても、年に何回も大勢で会うことはなくなりました。

話が長くなりました。

お互いそろそろ病気をしたりする年齢になり、今年は寒くならない
うちに早めに忘年会をしようという事になり、松本と白馬の友達も
上京して来て、コアなメンバー１６人が集まりました。 ご飯の後で、
カラオケに行き、懐かしい歌々を歌いまくりましたよ（笑）　なにせ、
「君こそスターだ」というTV番組で１０週勝ち抜いた人もいるくらい
で、それぞれに十八番もたくさんあるし。。。　いやいや（笑） 私も
カラオケで歌ったのは久しぶりでした。

カラオケ、最近は行かないですもん。たくさん歌うのはいいけれど、
大音量の中で大きな声で話すと声が涸れてしまうのです。

カラオケ店のカウンター前で記念撮影。若い時には深夜まで遊んだ
けれど今回は１０時半お開き。皆な、おじさん・おばさんになりました。



伴侶と私はこのグループの仲間。 結婚が遅かったので付き合いは
長く、結婚する時にはお互いの性格もほぼ解っていました。それでも、
知れていない部分が更にあるのが人の面白さ、一緒に暮らすことの
面白さですねえ。

２２日まではライヴがないのを良い事に、気にせず楽しくはしゃいだら
やはり声がかなり涸れてしまいました。３日もすれば多分治る。

９日、横浜アドリブでライヴでした

土曜日の横浜。 この日から夜はかなり冷えるという予報だったので、
厚めのコートを着てお越しになったお客もありました。

横浜ライヴにいつも来て下さる若様や姉の友人の篤子さん、遠出して
下さったJOYさん、前回も来て下さった店の常連さん。同窓会の会合を
終えてから伴侶も来てくれて。。。



歌う曲について、 テンポある曲や知れている曲をもっと歌うと良いの
じゃないかなと言って下さる方があり、今回試してみました。スローな
バラードが好きなので、どうしてもそっち方向へ行きたくなる私ですが、
明るい曲を歌っている時の方が、聴いている方共々に 確かに明るい
気持になれますし、知っている曲が聴けるのは嬉しいことですしね。

と言う訳で、初めて聴いて下さる方がいらっしゃる予定だった事もあり
こんな曲を含めて１６曲を歌いました。

　・The Autumn Leaves
　・My Favorite Things
　・Tea For Two （チャチャチャのリズムで）
　・The Gift
　・Stardust
　・Over The Rainbow （ワルツで）
　・I Can't Give You Any Thing But Love
　・The Way We Were

全体が明るい感じになったかな、と思います。テンポの良い曲が多いと
The Way Were Were のようなバラードも際立つようだし、馴染みの
曲が多ければ、目新しい曲の方にも耳が行くのじゃないかな。 テンポの
早い曲がもっと多くてもよいのかも。

ちょうど Over The Rainbow を歌っている時に、ご家族連れが入って
来られてグッドタイミングでした。 ご夫婦と、子供さんは高校生くらいから
小学校低学年くらいまで４人も。 一番小さいお嬢さんは My Favorite
Things を知ってると言ってくれました。こんなご家族連れが来て下さる
なんてとても珍しい。嬉しかったです。全員で来たらミュージックチャージ
だけでも大変なのに、お父さん頑張ってます。 またいらして下さいね。

札幌から出張でいらした方とそのお友達というグループも最後まで聴いて
下さって、ジョーク連発で、有難うございました。

いつも笑顔で、的確な演奏で支えてくれるベースの池田さん。スローな
曲のしっとりと深い音も、早い曲の粒立ったビビットな音も、歌をくっきり
縁どってくれる嶋津さんのピアノ。久しぶりのアドリブ、楽しかったです。

１１月２日、軽井沢のＱさんライヴ

この数年、伴侶の同級生がこのライヴを楽しみに、ゴルフとセットで
軽井沢に一泊するのが恒例になりました。私はゴルフはしないけれど
都合上、伴侶と車で朝早く軽井沢に到着することになる。そのお陰で、
今年は紅葉の時期にピッタリだったこともあって、秋を堪能しました。

さて、夕方メンバーが揃ったところでリハーサルが始まりました。



清水絵理子さん、Ｑいしかわさん、久末隆二さん、チッコ・ソウマさん。
くだけた雰囲気ですが、リハだって真剣。 臨月のエリッチョは、すごく
大きいお腹なので笑わないでね と言っていましたが、現れたら確かに
大きなお腹でした（嬉） 触らせてもらいました。 顔もふっくら。

混ぜて頂く私はリハでも緊張気味。 Ｑさんの笑顔はなによりです。



ライヴ本番、Ｑさんはスーツ姿。 ダンディが板に着いた素敵な８２歳。



ファンキードラマー・チッコさん、笑顔にちょんまげがよく似合う。
お会いする度、「こんにちわ〜」の一言で楽しい気持にしてくれます。

数年前に初めてお会いした時、不思議な雰囲気満載だった隆二さん、
今回遅くまで飲んで話して、思いやり深い人柄を再発見（笑）

ＣＤ「Afterglow」が出て、常に進化中のエリッチョ。音のうねりの幅に
ダイナミックさが増したみたい。これからは特に変わってゆくんだろう。



毎年歌わせていただいて、聴いていただけて、私はただただ感謝。

　　　　　　　* * * * * * * * * * * * * * * *

[ おまけ〜！]

臨月エリッチョのサービスショット。　この時とばかりにお腹に触る
Ｑさん。 超・元気な子みたいだねと喜ぶ近所のおばさん。

写真はどれも、いつものKOMさん撮影です。 楽しい写真をたくさん
撮ってくれてありがとう。　

左手、ぐる巻き状態

昨日、左手の甲を切開して、裂けた筋を縫う手術をしました。

手術着に着替えて手術室に入り、手術台に横になり、心電図や
血圧測定の装置を身体に付けたところで先生が入って来られ、
手の状態を確認。「腫れが引きましたね。拳を握ってみて下さい。
あ、握れるね。大分回復してきてる。手術はどうしてもしなくては
ならないというものではないですよ」、なんておっしゃる。　既に
"まな板の上の鯉" 状態なのに、「今更そんなぁ」ですよね。

「筋が切れてるのは確かだし、もう手術する気になってるんだし、
遣りましょうね」という事になりましたが、本人の意思の最後の
確認ということなんでしょう。迷いを吹っ切ってもらい気持ちが
落ち着きました。できることなら遣りたくないですもん。

左腕に血流を止めるバンド、右手に抗生物質の点滴。手術する
腕に消毒液がたっぷり塗られ、私の顔と腕の間はブルーの布で
仕切られて、手際の良い事この上なし。。。で、患者の気持ちも
忘れずに気遣って声を掛けてくれる。とっても安心。

担当の先生が、少し後輩と思われる先生に説明しながら３０分
くらいで終わりました。部分麻酔なので話の逐一が聞えます。
2.5センチくらい切ったらしい。外側の皮膚を縫う時に「きれいに
縫って下さい」と言いましたら、「そういう努力の元に縫いますよ」
という答えでした。 一応、お願いしないとね。

途中、看護婦さんに写真を撮るよう指示していて、手術後にすぐ
その場で見せてくれました。デジカメならではですね、こういうの。
切った皮膚を鉗子で開いて、腱などが露出している画像は見て
楽しいものではないけれど、自分の手だと思うと案外平気でした。
ネット上で同じような写真を見た時は注視できなかったんですが。

思ったより簡単に済みました。 一番痛かったのは麻酔の注射
でした。今は、傷がつれる感じが少しばかり痛いだけです。

３週間程は固定しておく必要があるらしいのですが、明々後日は
ライヴ。このぐるまき状態の手で歌うのはどんなものかな（笑）

１１月９日（土） 横浜・関内 「アドリブ」　 嶋津健一さん（ｐ）、
池田聡さん（ｂ）の演奏で歌います。　聴きにいらして下さい。