過去の日記(2015年10-12月)
2015年12月30日
2015年12月29日
つづき: Noh: Beyond Words, Beyond Borders
さて、一日遅れになりましたがつづきです。 ちょっと長いです。
バイリンガル能の本編では能楽喜多流シテ方の大島輝久さんと、シアター
能楽の芸術監督をしているリチャード・エマートさんがますは登場。プレトー
クとして、今回のプログラムの主旨が説明されました。毎月の職分会公演を
観にゆくと必ずお見かけする外人さんがエマートさんでした。
600年以上続く能を安易に変えることなく守り、しかも世界へ発信できる物に
することが今は求められると、大島輝久さんは言います。 そして、能の持つ
美と力は外国人にも充分に伝わると、エマートさんは話します。エマートさん
は40年以上も能の稽古を積んでおられ、能の芸術的な技は日本語でなくて
も表現できる可能性を持つと考え、シアター能楽という活動を15年に亘り続
けて来られました。 今回はそういう双方の想いが重なり、「アーツカウンシル
東京・伝統文化事業」の一環としてこの公演が行われたのでした。
エマートさんは日本語堪能で、外国人のために英語で話し、大島さんの話す
日本語を英語に訳し、自分の話は日英両方で話し、と大忙しでした。
プログラム: (日英2ヶ国語のツイッター解説が用意されていました)
◆仕舞 (日本語/英語の地謡で比較する)
「敦盛」 佐々木多門 (地謡:日本語)、ジュビリス・モア (地謡:英語)
「松風」 リチャード・エマート (地謡:日本語)、大村 定 (地謡:英語)
◆狂言 「しびり」
太郎冠者: 茂山童司 (英語) 主人: 島田洋海 (日本語)
◆能 「黒塚」 (アイ狂言部分は英語で行なわれる)
前シテ・里女、後シテ・鬼女: 長島 定 ワキ・祐慶: 安田 登
ワキツレ・従者: 吉田祐一 アイ・東光坊の能力: 茂山童司
笛: 槻宅 聡 小鼓: 田邊恭資 大鼓: 亀井広忠 太鼓: 小寺真佐人
地謡: 狩野了一、友枝雄人、金子敬一郎、内田成信
粟谷充雄、粟谷浩之、佐々木多門、友枝真也
後見: 中村邦生、高林呻二
仕舞では、詞を英語に翻訳し、地謡の節にそのままのせて謡っていました。
訳の逐一は分りませんでしたが、単に意味を訳すだけで済むものではない
と思われ、訳すだけでも大変でしょう。音節が多く、アクセントの強い英語の
言葉を、謡の節で謡うというのも難しそうです。けれども聴いていてほとんど
違和感はありませんでした。 何より、外国人だけで謡われる地謡の力強い
事、そして仕舞の上手な事にびっくりしました。 内弟子を経験している方も
いて、其々の方が稽古は20年以上続けているというからすごいですね。
大蔵流狂言方の茂山童司さんの英語での狂言「しびり」は、主人役の島田
洋海さんの日本語との掛け合いだった訳ですが、仕草と笑いのツボはどの
国にも共通したものがあるし、狂言のセリフは双方で同じ言葉を繰り返す事
が多いので、英語・日本語片方しか解らなくても No Problem です。
童司さんは狂言役者の家に生まれたというのに、師でもある父あきら氏の
考えでインターナショナル・スクールに入学させられたのだそうです。「多分、
父の策略です」とご本人は言っていました。時代を見越しておられたんでし
ょうね。そんな事で、童司さんはしっかり日・英のバイリンガルです。自分の
カンパニーを持ち、既にバイリンガル狂言や、新しい試みの演劇なども上演
しています。 トークコーナーで、「今回のプログラムのために、能 『黒塚』の
アイ狂言を英訳して覚えて来ましたが、ちょっとつっかえちゃいました(笑)」
と、落語家さんのような口調で気さくに話していました。 訳して、覚えた、と
簡単に言いますけれどね、演じながら、感情込めて、立て板に水のセリフ
です。 小さい頃からの稽古の積み重ねの上に可能になることなのでしょう。
『黒塚』のアイ狂言では、童司さんの英語に、ワキ・祐慶役の安田 登さんも
英語で相対していたのにも驚きました。 才能プラス努力の人が目白押しの
芸能の世界... なんの違和感も無く見ていました。後で思うとその場面は
シェークスピア劇のようでありました。
ツイッター解説を使っている外人さんはあまりいなかったようですが、狂言も
能も(黒塚は能としては珍しく笑える場面があります)、解り易い演目を選ん
でいたとは言え、滑稽な場面では間髪入れず笑いがはじけていました。
アフタートークで、大島輝久さんが 「私、今回初めて見たんですが、どれも
全然違和感がありませんでした。それと外国の方の仕舞が大変お上手で、
と言う言い方は失礼かもしれませんが、ほんとに素晴らしくて驚きました」と
言っていました。そうか、輝久さんにもこういう企画は初めてだったんですね。
それと、ほんとうにきちんとしたお上手な仕舞でした。
最後に、能楽シアターの外国人出演者5人の紹介がエマートさんからあり、
メンバーだけで英語版地謡での仕舞があり、全プログラムが終了しました。
日本の伝統文化は特異だから、外国人には理解できないと考えがちですが
日本のものだけ特別と考えるのはある意味おごりですね。 バレエだろうが、
シェークスピアだろうが、オペラだろうが、日本人もあちこちで大勢活躍して
いるし、昨今では日本人以上に日本を知る外国人は珍しくない。 難しくても
興味と情熱を持つ人は知識も感覚も乗り越えて行く。鑑賞するだけに留まる
としても興味があれば、全く理解できないということはないのだと思う。 私も
英語でジャズなんか歌っちゃってる訳だし。
変わったプログラムでしたが、レベルの高い舞台でした。大変に面白かった
です。
2015年12月28日
Noh: Beyond Words, Beyond Borders
能 − ことばを超えて、世界へむけて
11月末に、いつもとは違うお能を
観たので、遅ればせながら。
バイリンガル能?? よく解らない
けれど、面白いかも、とチケットを
買いました。 「能」を外国人に紹介
するプログラムだろうから、演目の
解説が英語で行われるとか、イヤ
ホンで英語の同時通訳を聞きつつ
舞台を見るとか、そんなようなもの
かと想像しました。
いつもどおり着物を着てゆきました。
外国人向けの体験コーナーがある
と、チラシに但し書きがあったので
開演の2時間前に到着しました。
◆笛・小鼓・大鼓・太鼓にさわって音を出してみましょう ◆装束をつけてみましょう
◆面をかけてみましょう、と3つのコーナーが準備されていて、既にかなりの数の
外人さんが体験中でした。
日本人でも、能の稽古をしている
人でも、触ったり身に付けたりは
なかなかできない品です。羨まし
い光景です。
面は8つも出ていて、好きな物を
かけてもらっていました。
面をかけると視野がとても狭くなる
そうです。どんなふうに見えるのか
私も体験させて欲しい〜とワナワナ
しつつ、年配の品の良いおば様に
見えるよう、にこやかな顔で我慢
しておりました。 ううう...
楽器コーナーからはポンポン、テンテン、ピュー、パツ、と楽しい音が聞こえます。

男役・女役の装束が用意され着付けコーナーは大人気。若いお嬢さん、嬉しそう。
緋の大口袴に長絹を着けたところ。
この後、鬘帯を額にかけて、後ろで
結んでもらっていました。

着付けを担当していたのは私の大好きな佐々木多門さま。 う.う.う.羨ましい。
指を咥えて(はいないけど)見ている私の横にスーツ姿の外国人女性がいらした
ので、しばらく話をしました。東京にお住いですかと訊くと、アメリカから来たのだ
そう。 ご旅行ですか?とうかがうと、このプログラムのために来ましたとの返事。
「着付けをしている彼の大ファンなのでジェラシーを感じます」と私が冗談を言うと
「あなたもやってもらいなさい」と勧めてくれる。いえ、外国人の為の体験コーナー
ですから、と心の中とは裏はら、あくまでも澄ましている私でした。
会話が弾み、「今は何を稽古していますか?」と訊かれたので「八島」と答えると、
彼女は即座に日本語で「今日の修羅の敵(かたき)は誰そ。。。」と謡ってみせた
のでビックリ。話をするうち、彼女は米国で20年以上も稽古をしており、この日の
舞台に仕舞で出演するジュビリスさんという方だと判明しました。
・・・・・・・・・・
話が長くなったので(夜も更けたし)この辺で。明日また続きを書きます。興味が
あったら読んでくださいませ。

観たので、遅ればせながら。
バイリンガル能?? よく解らない
けれど、面白いかも、とチケットを
買いました。 「能」を外国人に紹介
するプログラムだろうから、演目の
解説が英語で行われるとか、イヤ
ホンで英語の同時通訳を聞きつつ
舞台を見るとか、そんなようなもの
かと想像しました。
いつもどおり着物を着てゆきました。
外国人向けの体験コーナーがある
と、チラシに但し書きがあったので
開演の2時間前に到着しました。
◆笛・小鼓・大鼓・太鼓にさわって音を出してみましょう ◆装束をつけてみましょう
◆面をかけてみましょう、と3つのコーナーが準備されていて、既にかなりの数の
外人さんが体験中でした。

人でも、触ったり身に付けたりは
なかなかできない品です。羨まし
い光景です。
面は8つも出ていて、好きな物を
かけてもらっていました。
面をかけると視野がとても狭くなる
そうです。どんなふうに見えるのか
私も体験させて欲しい〜とワナワナ
しつつ、年配の品の良いおば様に
見えるよう、にこやかな顔で我慢
しておりました。 ううう...
楽器コーナーからはポンポン、テンテン、ピュー、パツ、と楽しい音が聞こえます。

男役・女役の装束が用意され着付けコーナーは大人気。若いお嬢さん、嬉しそう。

この後、鬘帯を額にかけて、後ろで
結んでもらっていました。

着付けを担当していたのは私の大好きな佐々木多門さま。 う.う.う.羨ましい。
指を咥えて(はいないけど)見ている私の横にスーツ姿の外国人女性がいらした
ので、しばらく話をしました。東京にお住いですかと訊くと、アメリカから来たのだ
そう。 ご旅行ですか?とうかがうと、このプログラムのために来ましたとの返事。
「着付けをしている彼の大ファンなのでジェラシーを感じます」と私が冗談を言うと
「あなたもやってもらいなさい」と勧めてくれる。いえ、外国人の為の体験コーナー
ですから、と心の中とは裏はら、あくまでも澄ましている私でした。
会話が弾み、「今は何を稽古していますか?」と訊かれたので「八島」と答えると、
彼女は即座に日本語で「今日の修羅の敵(かたき)は誰そ。。。」と謡ってみせた
のでビックリ。話をするうち、彼女は米国で20年以上も稽古をしており、この日の
舞台に仕舞で出演するジュビリスさんという方だと判明しました。
・・・・・・・・・・
話が長くなったので(夜も更けたし)この辺で。明日また続きを書きます。興味が
あったら読んでくださいませ。
2015年12月24日
ほぼ40年前のセーターを今また着ています
仕事で初めてニューヨークに行った時、五番街のブルックスブラザーズで
買ったセーター。 トラッド物の有名店でこんな可愛い物も売っていました。
値段は覚えていないけれど20代の私にはかなり清水の舞台だった。

大きかった。ディスプレイされている
物の方がサイズが小さいように思え
たので、あれを試着させてと頼んだ
時の店員さんの返事。。。
「販売担当の私には、ディスプレイの
担当者がした仕事にさわる権限がな
いので、あれは試着できません。」
それぞれの役割の線引きがキッチリ
決まっていて、人の職務を侵害しては
いけないらしかった。売れた方が店の
ためじゃないかと思ったが、品の良い
スーツ姿の店員はにべも無かった。
仕方なく、その少し大きい物を泣く泣く買った。 そうではないのだろうけれど
東洋人だから冷たくされたような気がした。 こういうのもカルチャーショックの
うちかしらね。 ほろ苦い買い物の思い出。
帰国してから、長すぎる袖だけでも短くしようと毛糸をほどいて編み直しまし
た。 それで愛着が湧いて溜飲が下がり、ずい分とよく着ました。

てから何度も処分しようとしてできず、
今年とうとうテープを付け替えて再び
活躍中です。
フリースなんかの方が軽くて、ずっと
暖かいのだけれどね。 今年の冬は
今のところ暖かいので、風さえ無け
れば近所の買物などはこれで充分。
赤いテープはとってある。一応長命の
予定なので、80過ぎたらまた赤い方
に付け替えて着るのもいいかも。
誰に迷惑かけるじゃなし。
2015年12月21日
16日(水) 麹町パコで今年のラストライヴでした
ベース・加藤真一さんと2人っきりライヴ、今年から始めた新プロジェクトの
3回目でした。 歌を習い始めた頃、ヴォーカルとベースのデュオというのを
何度か聴いて唖然。 曲の一部分だけとか、一曲だけをベースでという事は
あっても、ベースとだけで一晩なんて私には到底無理と思いました。 でも、
心のどこかに引っ掛っていたんでしょうね。 あれから幾星霜...
写真をたくさん頂いたので、2015年の締めくくりで一挙掲載いたします!

色々を楽しんでやっています。が、全然慣れません。未だに音を捕まえるのが
難しい。ピアノやギターに比べて何ともベースは奥ゆかしい。なのに、しっかり
捕まえて歌えた時は、なんて野太くて頼りがいがあるの!と思うから不思議。

これはエンディングの最後をベースが決めた瞬間ですね、きっと。
無事に歌い終えた時はこんなふうな顔ですましていられるんですけれど。。。

疑心暗鬼になった時はこんな風な顔になってるんですね。イントロからの歌い
出しで、最初の音をどこで捕えられるのか自分で予想がつかない。 目の端に
トンボが見えた瞬間に網を掛けるような感じ。歌い出さない事には始まらない。

曲途中の転調部で音が浮いたり、フェイクで思わぬ音を歌う自分に驚いたり...

お客様と真一さんは面白がる、私は萎れてため息をつく、の図です。 ピアノと
ならコードの動きから引き出せる音も、自分でコードチェンジを歌っていないと
サビの部分で迷子になることを発見。楽器任せにして気を抜いてはいけない。

セカンドセットで気を取り直すべく赤い巻物を。 闘牛の牛でもあるまいけれど。

セット途中でベースのソロを。ベーシストの友達2人、乗り出して聴いてました。
前々回・前回は5弦ベースでしたが、今回は大きなベースでとお願いしました。
ボディを詰めた5弦ベースは音が明るい。年代物の大きなベースは超深い音。

高い声で気張ると顔が壊れます。顔で声が出る訳ではない。課題の一つです。

パコでは天使が通り過ぎる瞬間があるらしい。天井付近の同じ位置に視線が。
志賀さんとの7月ライヴでも似た場面があったんですよ。

セカンドセット、無事に歌い終えたと安心した後のアンコールで、大事故が。
そういえば、前回もアンコールで同じような事故を起こしておりましたっけ。

自分なりに、改善されていると思える部分あり。 弱い部分に気付く事あり。
ベースとのデュオでなければ気付かない事というのが、まだ沢山ありそう。

JOYさん、大ちゃん先生、ご隠居とお友達、佇露、PP&M・FCのベーシスト
荒牧さんとサミー、写真をいつも撮ってくれるKOMさん、伴侶も、2015年の
最後のマニアックなライヴを聴いて下さって誠にありがとうございました。
ベースとのデュオ 来年も懲りずに続行致します。 次回は3月2日(水)です。
さて、2016年のライブもパコからです。ギターの志賀由美子さんとのデュオで
1月6日(水)に歌い初めます。 皆さま、来年もどうぞよろしく。
2015年12月19日
2015年12月18日
今年のライヴを納めました
16日(水)麹町パコでのベースとのデュオで2015年のライヴ納めをしました。
いつも私のライヴを聴いて下さる方達とベースファンの(というよりは加藤さんの
ベースが好きな)友人達が来てくれて、緊張しつつ楽しく歌いました。 KOMさん
に写真を撮っていただいたので、写真が届いたら改めてリポートいたしますね。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
陶芸教室は今日が納めの日でした。 とりあえずキリよく下絵付けまで全部終了。
湯呑み、蕎麦猪口、どちらにも使えそうでしょ。 三つ共、徳呉須という同じ青色で
違う模様を描きました。 少々オーソドックス過ぎか? でも使いがっては良さそう。

天気が良かったので張り切って自転車で行ったのですが、陽の落ちた帰り道は
自転車ではさすがに寒かったです。頑張ってそのまま森下町へ廻って、年末の
福引をしてきました。2回のうち1つは残念賞のポテトチップ、もう1つはお弁当の
引換券が当たったので鮪の漬け丼にして貰い、先ほど目出度く夕飯でお腹に収
まりました。
2015年が暮れて行く実感がだんだん湧いて来ました。今週末は納めのお能を
観に行って、月曜は歌のレッスン納め、24日はお能の稽古納めです。
2015年12月14日
2015年12月13日
昨日12日、横浜アドリブでライヴでした
思ったよりも暖かい夜でした。関内駅の周辺は飲む場所がたくさんある
のでたいがい賑わっています。忘年会らしき若い人達もいましたが常の
土曜より少し賑やかという程度だったような。最近は家飲みや、飲まない
人も増えてるらしいから、師走の街へ繰り出す人が減っているのかも。

さて アドリブの階段を昇ってまず顔を見せてくれたのは若様、嶋津さんの
生徒さん達も来てくれました。そして前回もふらりといらした年配の男性が
今回も聴きに来てくれました。その後、伴侶もおっつけ到着。 フィギアスケ
ートのグランプリファイナル女子のテレビがある夜だったのにね、皆様来て
下さってありがとう。
12月ですから数あるクリスマスソングのうち、たいがいはThe Christmas
Song と Have Yourself A Merry Little Christmas を歌うのですが、
今年は両方共キーを下げて歌いました。他にもキーを下げて準備した曲が
あったのですが、それは下げずに歌った方が声が立つようだったので変え
ないことにしました。年と共に声も変って行くので、キーは大事。嶋津さんの
ピアノで楽しく17曲を歌いました。
スタートが早めの6時30分でしたので 11時少し過ぎには家に帰り着いて、
ちょっとビックリでした。
2015年12月11日
明日(土曜)は横浜でライヴです
今朝、ブラインドを開けたら窓の外の世界全部が深い靄に包まれている
ように見えた。 空気全部が曇りガラスになったみたいな不思議な感じ。
どういうこと?と思って二重窓の外側もガラリと開けて見たら、外は良い
天気の青空!今朝までの雨の湿り気で窓ガラス一面に針の先のような
細かい水滴がぴっしりと付いていたのでした。その水滴に光が反射屈折
して、景色は全く見えないというのに部屋の中が明るくて幻想的でした。
ベランダに出たら南からの風に乗って雲がどんどん飛んでゆく。 今日は
暖かそうですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、明日(土曜)は横浜関内駅からほど近い「アドリブ」でライヴです。
嶋津健一さんのピアノとのデュオです。クリスマスソングも歌うつもりです。
新聞で見ると明日は東京も横浜も「くもり時々晴れ」らしい。でも、気温は
今日よりも低そうです。 夜6時30分からのライヴ。寒い中をどうぞお越し
下さいと言うのも気が引けますが、お時間あったら聴きにいらして下さい。
このところ、夜な夜な譜面を書き直したりしています。曲によってはキーを
少し下げた方がよいかもしれないので。


2015年12月05日
2015年12月01日
12月だ!!
今年もここまで来てしまった!と、去年と同じことを言っています。 去年よりも
今年の方が更にまた早く月日が過ぎたように思う。これから先は毎年どんどん
月日の過ぎるのが加速して行くのだろう。 どうにも敵いませんが、詮無いね。
それはそれとして。。。 Beatles のシングルヒットのベスト盤「Beatles 1」が
出るという広告が新聞に出た時に、DVD付きだと言うし、音源が最新の技術で
ミックスされていると言うし、買うべきかどうか考えて、そのうちに忘れた。
忘れた事も忘れた先日、伴侶が買って来た。 ふーむ、Beatles に興味のある
人だったのか。 私はこのところ曲を覚えようと思って昼間にPP&Mを聴く事が
あり、余談ですが、下の写真をスマホで撮ったのを思い出しました。

ライヴハウスの壁に掛かった額を撮ったので硝子の反射で少々ぼやけてしまい
ました。 後ろ左はエド・サリバンね。 右の2つのサインは多分 PeterとPaul の。
話を戻しまして、そんな訳でここ数夜、Beatles 1 とクリスマス・ソングが流れて
います。 クリスマスの方はシナトラ、ナット・コール、はたまたロッド・スチュアート
など。その合間に脈絡なくBirgit Nilssonのトリスタンとイゾルデが挟まったりも
致します。只今は Love Notes のDVDで井上真紀ちゃんがThe Christmas
Songを歌ってます。 全てはマメな伴侶による気の向くままのセレクション。
これからはクリスマスに向かって 「素晴らしき哉、人生!」、「34丁目の奇跡」が
繰り返し放映となり、「私をスキーに連れてって」で年末カウントダウンに突入する
のが伴侶の年末ルーティン。 おっと!今、「白い恋人たち」 が突然上映開始。
よい気持ちで最後の一ヶ月を過ごしませう。
2015年11月27日
11月17日(火) 代々木ナルでライヴでした
先回に続きピアノは八木隆幸さん。 そしてベースは岸徹至(てつゆき)さんでした。

弾く人でピアノって違うものだと吃驚したのは随分前のこと。他のどの楽器も演奏
する人で変わるとだんだんに判ってきました。 岸さんのベース、存在感たっぷり。

この日はいつも聴いて下さる方の他にも、思わぬ方や知らない方が随分来てくださ
いました。ご友人を誘って来て下さった方も。中学・高校一緒だった同級生も来てく
れましたが、髭のせいでしげしげと顔を見るまで誰だか判らなかった。前回もすぐに
は判らなかった、吉郎君ごめん。 男子は髭があると立派になって変わりますね。

いらしていて、逐一ウケました。
歌詞をよく知ってらっしゃる。
同じ曲でも色んな面で少しづつ
変えて歌うように試みている
この頃です。
少しづつでも変わって聴こえて
いるかなあ。

セット始めの演奏をピアノの後ろから見ていて八木さんの左手の使い方が面白い
なと思いました。綺麗な単音が良いタイミングでメロディを引き立てて鳴ります。

弓弾きで、と曲の途中で囁いたら、素晴らしいソロを聴かせてくれた岸さん。最後の
セットではエレキベースも演奏してお客様を楽しませてくれました。 面白かった!

終演後はいつも集合写真を撮ってもらいます。一度消した明りをすかさず点けてくれる
んです。スタッフの女性が優しい。 この日、忘れ物をした私を追いかけて、小雨の中を
走って来て「あぁ、良かった間に合った!」 なんと譜面を全部置いて来ていた。有難う。

皆様、たくさんのご来場ありがとうございました。 次回の代ナルは1月25日(月)です。
2015年11月26日
国立 「はっぽん」で、カボションズ!
祝日の23日、国立「はっぽん」でカボションズの演奏をしてきました。

Brothers Fourのカバーバンド、「アラハッツ」さんとのジョイント・ライヴ。
それそれのバンドのお客様大勢にお越しいただき早々に満席となりました。

カボションズは、前回北九州と同じ阿左美氏(ベース)を迎えて、アンコールも
いただき、シングアウトまで15曲を歌いました。 当日の演奏をYou-tubeに
UPしていただきました。 こちらをクリックして お聴きください。
皆さま、賑々しくのご来場、誠にありがとうございました。
2015年11月23日
12月スケジュールに少々間違いが!

麹町パコでのベースとのデュオ・ライブの日付を、12月17日と記載していた時期が
一時ありました。 その後、12月16日と訂正致しましたが、今度は曜日を間違えて
おりました。 以下が正しい日程です。 お詫びして訂正いたします。
◆12月16日(水) 19:30〜 (2セット)
麹町 PACO Tel: 03-3221-1780
千代田区平河町1−6−11エクシール平河町102
畑 路子(vo)、 加藤 真一(b)
尚、12月12日(土)横浜・関内アドリブでのライヴの記載には間違いはありませんが、
こちらのライヴは開始時間が午後6時半と、普段より早めにスタートいたします。
どちらのライヴもどうぞよろしくお願い致します。
2015年11月22日
ようこそ、我が家へ!
スーパーで買物した帰り道、ゴミ収集場所のビニール袋の中から何かが
こっちを見てる。 近寄って見たらドラえもん! 壊れて捨てられたの?
合った目を思いつつ行き過ぎて、でも顔も汚れてなくてキレイだったなぁと
もう一度戻って、周りを気にしながらゴミ袋の結び目をほどくと、新品だわ。
頭の隅に甦った記憶映像.. コンビニのレジ・カウンター前の棚に並んだ
キャラクターグッズの中に、一回り大きな箱に入って並んだご機嫌顔の君。

売れ残って、扱い期間もとうに過ぎ、
商品のまま廃棄する訳にもゆかず
とりあえず箱から出して捨てた...
多分、そんなところだ。
捨てた店員さん(or 店長さん?)も
収集に出すのに躊躇いがあったんだろう、
色んなゴミ屑の上に、上を向けてそっと
寝かせてあって袋の結び目も緩かった。
手を繋いで、ブラ下げて帰って来ました。
伴侶にも手を繋がせたら、伴侶の顔をしばし見詰めて 「ボク、ドラえもん。連れて
来てくれてありがと」とあの声で言ったような。
濡れタオルでさっぱりして、今日からもう ウチのドラえもんです(嬉)
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
明日は国立の「はっぽん」でカボションズをしてきます。 どうやら満席らしい!
2015年11月21日
門司港でのPP&Mライヴ、ご報告
PP&Mバンド、カボションズの初遠征で北九州の門司港へ行ってきました。

KFM(北九州のフォークシーンを盛上げる会)主催の月に一度の定例ライヴ、
その第101回に呼んで頂き、歌ってきました。写真が届いたのでご報告です。
11月9日の記事も併せてお読み下さい。
今回は地元北九州のベテラン・バンド「仮名文」さんとのコラボ・ライヴでした。

演奏活動を長く続けていて、楽器の種類が多い、曲のレパートリーも広い。
お客様を楽しませるパフォーマンスが素晴らしい。曲により楽器を持ち換え、
英語の曲を日本語で、日本の曲も、オリジナル曲も、更に演歌も歌います。

Dick:阿左美廣幸と、Paul:井口邦夫、Mary:畑路子、Peter:東 明
初遠征のせいで緊張しましたが、約一時間 13曲を楽しく演奏致しました。
ライヴ会場の「海峡ドラマシップ」の中には「門司海峡ミュージアム」があり、
散策の観光客が訪れます。 器材をセットした入口横のアトリウムはガラス
張りで建物の外から中の様子が見え、外から直接入る事も可能ですから、
ライヴ目的で来て下さった方の他に観光のお客様方も聴いて下さいました。
最近増えているらしき外国人観光客もしばし聴いていってくれました。

開始前から座って待っていた外人観光客がPP&Mのカバーバンドと聞いて
「PUFFも歌うか?」と質問してきました。 勿論と答えましたが、集合時間が
迫っていたらしくPUFFの前に「very good」と声を掛けつつ退出。 残念!

最後は全員で、お客様も一緒に歌いました。このライヴは10年続いていて
地元では知られたイベントのようです。カボションズのリーダー井口がFBで
繋がっている北九州の方が聴きに来てくれました。 PP&Mのファンクラブ
のメンバーの昔の音楽友達という方も声を掛けてくれました。 ネットワーク
の時代ですね。

演奏後の撤収作業が終わりメンバーの方が用意して来てくれたコーヒーを
飲みながら連絡会議。そして集合写真を撮っていただきました。ステージの
設営、PAの設置・調整、録音、撮影、メンバーの皆さんのこの活動に対する
熱い想いを感じました。 出演の機会をいただき、KFMのメンバーの暖かい
心使いに触れた2日間でした。 皆さん、有難うございました。
2015年11月20日
2015年11月11日
2015年11月09日
門司港でのライヴにPP&Mバンドで出演しました
北九州門司港にある「海峡ドラマシップ」でPP&Mを歌い、昨日戻りました。
KFM(北九州のフォークシーンを盛り上げる会)が主催している10年も続いている
月一回のコンサートの、記念すべき新たな出発・101回目に呼んで頂きました。
ベテランバンド・仮名文との2バンドコラボレーションでした。KFMの皆さん、音楽の
演奏にも、音楽の企画活動にも熱心なステキな方ばかりでした。 楽しかった!

演奏は11月8日(日)の1:00から行われました。これが会場の「海峡ドラマシップ」。
門司港の歴史的建物が点在するレトロ地区にあり、帆船のイメージの建物の中には
門司港の昔の街並みを再現した興味深い一画や、歴史の展示室があります。

前泊で到着した7日(土)夜、KFMの皆さんと懇親会をした後、レトロな門司港駅の
改札前で。カボションズ3人とベースのDick 阿左美です。前日から既にご機嫌顔!

8日の演奏が終わった後で、飛行機の出発まで時間があったので門司港の対岸の
下関側に渡りました。門司港側からすぐ近くに見えるので、それが本州とは始めは
とても思えませんでした。 関門橋を渡っている時に見えた、点灯して輝く観覧車が
キレイであれに乗ろうということになり、メンバー全員すっかり童心に(笑)
遊園地入口のランタンはさすが下関、フグですよ!小雨にけぶる人気の少ない夜の
遊園地。 なかなかのシチュエーションでした。 観覧車は一周12分。今度は本州の
側から対岸の九州を見て、今回やるべきは全部やった!という気になりました。
肝心の演奏の様子やKFMの皆さんとの写真が無くてすみません。 届いたら早速
UPいたしますので少々お待ちください。