お通いハイク便

2016年08月08日

2016/7

 
  硝子鉢 水替え光る赤いべべ

  スイカかざす夏衣の僧の童顔

  涼風やひとつ仕舞をあげた夕  

  風道に添い細長く昼寝の子
  
  雷神の脛にまかせる明け嵐

  瑠璃茄子の煮浸し冷ます午後3時

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2016年07月02日

2016/6

 
  梅干して猫と昼寝の平和かな (旧)

  梅干せば風間に香りまじりけり (旧)

  梅干して猫とズックも洗濯す (旧)

  ものぐさの尻叩かれて走り梅雨

  紫は桑の実ジャムと友の筆

  梅雨暗の朝 つかの間の夢おぼろ

  しゅわしゅわと思い出 青きソーダ水

  可笑しみは足袋の裏まで夏狂言

  日傘影 白足袋の歩の元気なる

  透かし戸の風間遠くに海の音

  梅雨痩せの胃に有難き味噌の椀

  後悔の半分祓う茅の輪かな


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2016年06月13日

2016/5

 
  ミシン踏み のたり過ぎ行く黄金週

  桜守り 今日は福島辺りかと

  山間の風食む今朝の花山葵

  ドクダミの匂う木下に立ち尽くす

  若葉風 羽織りて行くや観能会 (添削していただいた句)

  地鎮願う五月翁の粛々と

  白靴を選び待たるる海の旅

  晴れた日は菖蒲光りて若々し

  踏み込めばドクダミに強き匂いあり

  下陰に初夏の自転車美しき

  若楓 そよぎ光る日 青年能

  紫陽花も白ばかり売る花屋かな


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2016年05月13日

2016/4

 
  春ひとり憂いを映す白き盃

  花冷えや熱燗二本追いつかず

  待つ母へ湯谷翔ぶごとく花の宵

  優し夜を待つ身の内の春憂い

  明け方の夢 母読みし糸桜

  袖口のほつれも愛し春セーター

  恨み散り いっそ清しき花筏

  名残りまだ半襟洗う暮れの春

  雨に笑む地蔵の今日の花小袖

  灌仏会過ぎし日数の物思い

  仰ぎ見し かの城の今 春嵐

  川の辺の塚に添えたし藤蔓

  伊那谷に花桃満つと便りあり


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2016年04月13日

2016/3

 
  蛤をあぶりて早い夕餉かな

  指先の血に嬉しきは雨後の春

  稽古場に笛春めくや中之舞

  春雨や開場を待つ列にいる

  外は雨 春撒くごとし 龍女舞う

  春寒の空切り取るやブルームーン

  ほっといてほっとかないで恋の猫

  桃割れの市松けなげに雛の段

  すべきこと脇へ春夜の読書かな

  同じ願い母思い出す西行忌

  小さめの蓬餅出る峰の宿

  湯けむりの肩に儚き春の雪

  彼岸にも花にも早し友の寺

  助手席に伴侶居眠る春街道

  桜待つ人に蕾に今日の雨

  おとといの憂い気のせい蕗の薹

  悔ゆることありて今年の桜咲く


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2016年03月13日

2016/2

  鬼打豆 美味にて今日はすでになく

  遠い目の猫 外の恋おもい切る 

  遠い目の恋猫 恋をあきらめず (旧)

  春色を着て乙女らのやせ我慢

  日暮れての観能会や春隣り

  ヴァレンタイン昨夜の歌の出来不出来

  筋トレの太もも うふふ 春スキー


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