京都・その後の旅
2017年06月18日
先週、京都で。
6月10日にPP&Mフェスタ in 京都に参加しました。一泊した翌日、南禅寺
から銀閣寺までをバンドメンバーとぶらぶら散策。その後で錦市場へ。メンバ
ーとちょっと解散、焼き牡蠣屋で昼飲みするという伴侶を錦市場に残して、私
ひとりで御幸町通り・寺町通りを懐かしく行ったり来たりしました。
日傘を差していても暑かった。ひと休みに小さな骨董屋に入る。 薄暗い奥の
様子がカフェなんかより涼しげに落ち着いて見えたので。 硝子戸の開く音で
ご年配の顔が出て、その後に奥から若い女性が現れて相手をしてくれた。

それは明治、こちらは江戸の物、その硝子は大正から昭和、と涼しげに説明
してくれる。 目を引く品を冷やかしで眺めるうち、上り框に腰かけていました。

皿小鉢はもう買わないと心に
決めている筈が、江戸時代の
物という小さ目の塗椀二つを
買う気に。 一客3,000円。
きっと、100客とか持っていた
お家から出た物かしら、頻繁に
使うことなく仕舞われていたの
でしょう。 傷も無く、ほぼ新品。 白玉あずきとか、葛餅とか食べるのによいなぁ、
なんて思ってしまったのでした。となると、器を買えば当然ながら甘いものを買い
たくなる訳で餡子が大好物の私としては糖分過多が心配だ。 ま、いいか。
あれ!と次に目が止まったのは、私が持っているのと瓜二つに思えたお皿。この
お皿は買う気はなかったので、家にあるのと似ていると話してさらりと危険回避。
「写真を撮ってゆきますか」 と笑ってサイズを測ってくれました。15.5cm。

大きさは同じ。図柄もほぼ同じ。
← こっちが骨董屋さんのです。

骨董屋さんにあった物の方が生地の質も絵付けも染付の色も、さすが上等でしたね。
人気のある物はコピーされる。 数も作るようになり、元の人より技術の劣る人が作る。
そして、段々に図柄が崩れたり、簡略化されたりする。何が描いてあるか分からない
ほどに記号のような模様になっている場合もあって、それがまた面白いですけどね。

割ってしまい、姉が金で継いでくれました。
← 裏から見ると、このとおり。
繕った食器は愛着ひとしおですが、ここまでの
継ぎになるとちょっと恐くて、もう食事には使え
ません。
2016年06月23日
「PP&Mフェスタ in 京都」 してきました
6月11日(土) PP&Mフェスタ in 京都が開催され、カボションズも行って
参りました。初開催ということもあってテンションの高い、熱意に溢れた会
となりました。 関東から3バンドが遠征し、出演は全11バンド。 午後2時
開演で6時までの4時間、休憩なしで44曲が歌われました。 本ステージ
終了後はすぐにセッションに突入、バンドを組んでいない方達も加わって
PP&Mの曲を更に3時間歌いまくったのです。 自分らの事は棚に上げて
言いますが、みんなどうなっちゃってるの?といつも呆れます(笑)
カボションズは当日の朝9時過ぎに京都に到着、11時からリハがありま
した。その後の空き時間に京都風のお蕎麦で腹ごしらえ。まだ30分ほど
時間があったので鴨川の河原でちょっと練習。会場の「モダンタイムス」は
木屋町三条にあり、一筋裏は鴨川だったものですから。

陽射しも強く 暑かったので三条大橋下の日影で歌うつもりが、自転車の
お兄さんに先を越され、隣りで歌わせて貰おうと思いましたら、お兄さんが
やおら取り出したのがサキソフォンで。。。
やむなく炎天下で歌うことになりましたが、それも京都の良き思い出です。
立ち止まって聴いて下さった方にシャッターを押して頂きました。
本番の写真、他のメンバーのは撮りましたが、自分達のがありませ〜ん。
それにしても京都の方達は熱い!祇園祭に見られる情熱に、関西特有の
サービス精神がプラスされて、今思い出してもスゴイ盛り上がりだったな。
* * * * * * * * * * * * * * *
翌日は観光もしました。 地下鉄で東山駅まで出て、白川の辺を行者橋を
渡ったりうらうら歩き、知恩院の門をくぐって青蓮院へ行きました。少し高く
なった所に塀があって美しい道。下の写真は青蓮院のシンボル・ツリー。

これは3年前の写真。今年は雨が少ないせいか苔の色がこんなに鮮やか
ではありませんでした。この木に会うために青蓮院に行くようなものです。
青蓮院をゆっくり見てから粟田口へ抜け、お昼のお店を物色。奇麗なお店
で白味噌の冷たいうどんと鮎寿司・鱧寿司のゆっくりランチをしてから、又
知恩院方向に戻り、丸山公園を抜け八坂神社、四条通りをぬけて新京極、
錦市場と歩きました。知恩院の端から青蓮院、粟田口の辺りは観光客が
少なく良いコースです。京都の近頃の人混みは尋常ではありませんから。

青蓮院の玄関先で。京都にお住いのK女史に一日お付合い頂き楽しかった。
月餅屋さんの柔らかさMAXの葛餅をお土産に、夕飯用に伊勢丹でお弁当を
調達して6時半の新幹線に乗りました。 一泊二日、充実の演奏旅行でした。
2013年08月28日
2013年夏の京都、最終日
24日(土) 7:30 起床 三日目最終日:
知恩院前までバス。青蓮院・・・祇園までバス・・・昼ご飯(うなぎ)・・・
河井寛次郎記念館・・・京阪三条までバス・・・一保堂・・・錦周辺散策
・・・ホテルに戻り荷物をピックアップ・・・バスで京都駅へ・・・
20:16発 のぞみ号で東京へ
* * * * * * * * * * * * * * * *
朝一番は青蓮院に行く事に決定。白川が流れる知恩院辺りの風情は
散策にもってこいです。加えて知恩院からお隣の青蓮院へと続く道は
大きな樹木と 白い塀が美しい。 これは青蓮院入口の楠。大き過ぎて
全体はとても写らない。

青蓮院は建物もお庭も素晴らしかった。 お寺というよりも小さな御所の
ような造りは皇室と関わり深いお寺だからだそう。小堀遠州、相阿弥の
作と伝えられる庭に入る事が許されているのが珍しい。建物を見た後、
自分の靴に履きかえて、庭を眺めながら歩いて巡ることができます。
木村英輝氏がアクリル絵の具を使って描いた蓮の襖絵60面も違和感
なく建物・庭と調和して素敵でした。 もう一度、ゆっくり来てみたい。

この日 仕事で京都入りしたKさんが夕方まで時間が空いていると分り、
南座前で待ち合わせ。鰻屋でお昼をご一緒しました。満席で入店まで
40分待ち。鰻が出るまで時間のかかる店だけれど美味しいので毎回
来ています。食べ終わって外へ出ると15人程の待ち行列ができていま
した。 今まで食べる前に待つことはほとんどなかったし、こんな行列を
見たのも初めて。知れ過ぎてしまったかしら。
もうしばらく時間があるというKさんを五条の河井寛次郎記念館に案内。
伴侶や姉や、初めての人を連れて私は何度も来ている(笑) 来る度に
寛次郎の作品の自由さに気づくこと多し。建物も家具もどっしり暖かい。
作品は斬新。陶芸作品だけでなく木や石の作品、紙に書かれた仕事も
どれにも大人の精神が力強く宿って、そして柔らかさに満ちています。

右手前の丸石は 家が建ったお祝いの灯篭の代わりに 寛次郎が希望
して贈ってもらった物だそう。時々転がして 場所を変えて楽しんでいた
んだとか。Kさん、ゆっくり見て回ってました。 気に入ってくれて、案内
冥利につきます。
バスで京阪三条へ。三条橋を渡ったところで 「よいお仕事を」と Kさんと
別れ、私達は一保堂へ。伴侶は玉露、私は煎茶で和菓子を頂きました。
一保堂前の末廣で、帰りの新幹線での
夕飯用に鱧の押寿司と稲荷寿司を調達。
まだたっぷり時間があったので、この日も
この後、寺町通り・新京極・錦辺りを散策。
錦天満宮の狛犬を調査したところ、阿も
吽も立派な雄でした。迷いのない造形の
物を久しぶりに発見しました!
ホテルで荷物をピックアップ、しばらく休憩
してから、バスで京都駅に向かいました。
帰りの新幹線の車中で、新曲の歌詞を
ほぼ一曲 とりあえず覚えました。
暑い中の旅でしたが無事戻ってきました。今からもう、来年もまた夏の京都へと
既に思ってます。だんだん体力・気力が心配ですけど。
知恩院前までバス。青蓮院・・・祇園までバス・・・昼ご飯(うなぎ)・・・
河井寛次郎記念館・・・京阪三条までバス・・・一保堂・・・錦周辺散策
・・・ホテルに戻り荷物をピックアップ・・・バスで京都駅へ・・・
20:16発 のぞみ号で東京へ
* * * * * * * * * * * * * * * *
朝一番は青蓮院に行く事に決定。白川が流れる知恩院辺りの風情は
散策にもってこいです。加えて知恩院からお隣の青蓮院へと続く道は
大きな樹木と 白い塀が美しい。 これは青蓮院入口の楠。大き過ぎて
全体はとても写らない。

青蓮院は建物もお庭も素晴らしかった。 お寺というよりも小さな御所の
ような造りは皇室と関わり深いお寺だからだそう。小堀遠州、相阿弥の
作と伝えられる庭に入る事が許されているのが珍しい。建物を見た後、
自分の靴に履きかえて、庭を眺めながら歩いて巡ることができます。
木村英輝氏がアクリル絵の具を使って描いた蓮の襖絵60面も違和感
なく建物・庭と調和して素敵でした。 もう一度、ゆっくり来てみたい。

この日 仕事で京都入りしたKさんが夕方まで時間が空いていると分り、
南座前で待ち合わせ。鰻屋でお昼をご一緒しました。満席で入店まで
40分待ち。鰻が出るまで時間のかかる店だけれど美味しいので毎回
来ています。食べ終わって外へ出ると15人程の待ち行列ができていま
した。 今まで食べる前に待つことはほとんどなかったし、こんな行列を
見たのも初めて。知れ過ぎてしまったかしら。
もうしばらく時間があるというKさんを五条の河井寛次郎記念館に案内。
伴侶や姉や、初めての人を連れて私は何度も来ている(笑) 来る度に
寛次郎の作品の自由さに気づくこと多し。建物も家具もどっしり暖かい。
作品は斬新。陶芸作品だけでなく木や石の作品、紙に書かれた仕事も
どれにも大人の精神が力強く宿って、そして柔らかさに満ちています。

右手前の丸石は 家が建ったお祝いの灯篭の代わりに 寛次郎が希望
して贈ってもらった物だそう。時々転がして 場所を変えて楽しんでいた
んだとか。Kさん、ゆっくり見て回ってました。 気に入ってくれて、案内
冥利につきます。
バスで京阪三条へ。三条橋を渡ったところで 「よいお仕事を」と Kさんと
別れ、私達は一保堂へ。伴侶は玉露、私は煎茶で和菓子を頂きました。

夕飯用に鱧の押寿司と稲荷寿司を調達。
まだたっぷり時間があったので、この日も
この後、寺町通り・新京極・錦辺りを散策。
錦天満宮の狛犬を調査したところ、阿も
吽も立派な雄でした。迷いのない造形の
物を久しぶりに発見しました!
ホテルで荷物をピックアップ、しばらく休憩
してから、バスで京都駅に向かいました。
帰りの新幹線の車中で、新曲の歌詞を
ほぼ一曲 とりあえず覚えました。
暑い中の旅でしたが無事戻ってきました。今からもう、来年もまた夏の京都へと
既に思ってます。だんだん体力・気力が心配ですけど。
2013年08月26日
2013年夏の京都、二日目
23日(金) 8:00 起床 さて、二日目は:
四条大宮からJRバスで栂ノ尾・高山寺・・・高雄・神護寺・・・バス待ち
の間に昼ご飯(とろろそば)・・・ホテルに戻る、休憩。
夕方、木屋町の焼き肉「アジェ」で軽めに夕食・・・四条河原町で頼ま
れたお土産を買う・・・烏丸丸太町「楽食」へ梯子して夕食を締める・・・
ホテル(爆睡でした)
* * * * * * * * * * * * * * * *
高山寺と神護寺は程近い。京都駅から出ているバスは四条大宮を
経由して50分くらいで栂ノ尾に着く。 そう遠くはないけれど、本数が
少ないのを頭に入れて移動・拝観します。

高山寺は鳥獣戯画で有名。紅葉の秋は大混雑でしょうが、夏に行くと
何を見に来たんだっけ?と思うくらいくらい 簡素で小さなお寺です。
お堂から北山杉を眺めて ただぼんやり。 ムクゲが咲いていました。
神護寺への道は少し大変。バス停
から川まで下り橋を渡り、かなりな
段数の石段を登らねばなりません。
汗びっしょりになり、途中の茶屋で
ひと休み。 氷イチゴ @400円。
2年前の、一月半住んでいた時に
地元のGONさんに連れてきていた
だきました。 そのずっと前、大学を
卒業したすぐ後の夏にも一度来て
います。なので、私は今回が3度目。
神護寺は簡素ですが、立派なお寺。
美しい石段は、登るのは大変ですが
楽しくもあります。ここも紅葉の名所、
秋には大混雑必至。
当初の予定では、この日はここから嵐山に回り、嵯峨野から愛宕にかけて
行われる「愛宕古道街道灯し」というお祭りを見て、夜までを過ごすつもり
でした。あまりに汗をかいたのと、夜は雨になるかもしれない予報だった事
もあり、取り敢えず一度ホテルに戻ることにしました。 結局、夜7時過ぎに
雨が降り始めましたから、予定変更して結果的には正解でした。
さてならばと、シャワーですっきりした後、塩ホルモンの「アジェ」木屋町店へ
夕飯に出掛けることに。 予約なしで開店15分前に到着すると既に人だかり。
予約の人達はぎりぎりに来るので、開店が近づくに連れて人が増えてゆく。

入れるかと心配しましたが 何とかギリギリ滑り込めました。 ここへ来たら
白くブリブリの「ほそ」は”必食”。 あとは塩タンとさえずり。もやしナムルは
高さ10センチのテンコ盛りで出てきます。 飲むのはもちろん、ビールね。
ボーボーと脂が燃える「塩ほそ」。 左隣りの二人連れは「ほそ専」だ(笑)

かなりな雨が降り出した中、バスで烏丸丸太町の「楽食」さんへ。 突然に
顔を出したので吃驚されました。この日お客様は伴侶の他は女性ばかり。
鱧おとし、烏賊と葱のぬた、パスタサラダなどのちょい盛りを出してもらい、
おかみさん・旦那さんと2年前の話が弾んでお酒がすすみました。最後は
梅茶漬けでシメて、ほぼ最終のバスに乗り、ホテル帰着10時半。歩いて
帰れる距離ではあるので何時まで飲んでも心配無用なんではありますが。
四条大宮からJRバスで栂ノ尾・高山寺・・・高雄・神護寺・・・バス待ち
の間に昼ご飯(とろろそば)・・・ホテルに戻る、休憩。
夕方、木屋町の焼き肉「アジェ」で軽めに夕食・・・四条河原町で頼ま
れたお土産を買う・・・烏丸丸太町「楽食」へ梯子して夕食を締める・・・
ホテル(爆睡でした)
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高山寺と神護寺は程近い。京都駅から出ているバスは四条大宮を
経由して50分くらいで栂ノ尾に着く。 そう遠くはないけれど、本数が
少ないのを頭に入れて移動・拝観します。

高山寺は鳥獣戯画で有名。紅葉の秋は大混雑でしょうが、夏に行くと
何を見に来たんだっけ?と思うくらいくらい 簡素で小さなお寺です。
お堂から北山杉を眺めて ただぼんやり。 ムクゲが咲いていました。

から川まで下り橋を渡り、かなりな
段数の石段を登らねばなりません。
汗びっしょりになり、途中の茶屋で
ひと休み。 氷イチゴ @400円。
2年前の、一月半住んでいた時に
地元のGONさんに連れてきていた
だきました。 そのずっと前、大学を
卒業したすぐ後の夏にも一度来て
います。なので、私は今回が3度目。
神護寺は簡素ですが、立派なお寺。
美しい石段は、登るのは大変ですが
楽しくもあります。ここも紅葉の名所、
秋には大混雑必至。
当初の予定では、この日はここから嵐山に回り、嵯峨野から愛宕にかけて
行われる「愛宕古道街道灯し」というお祭りを見て、夜までを過ごすつもり
でした。あまりに汗をかいたのと、夜は雨になるかもしれない予報だった事
もあり、取り敢えず一度ホテルに戻ることにしました。 結局、夜7時過ぎに
雨が降り始めましたから、予定変更して結果的には正解でした。
さてならばと、シャワーですっきりした後、塩ホルモンの「アジェ」木屋町店へ
夕飯に出掛けることに。 予約なしで開店15分前に到着すると既に人だかり。
予約の人達はぎりぎりに来るので、開店が近づくに連れて人が増えてゆく。

入れるかと心配しましたが 何とかギリギリ滑り込めました。 ここへ来たら
白くブリブリの「ほそ」は”必食”。 あとは塩タンとさえずり。もやしナムルは
高さ10センチのテンコ盛りで出てきます。 飲むのはもちろん、ビールね。
ボーボーと脂が燃える「塩ほそ」。 左隣りの二人連れは「ほそ専」だ(笑)

かなりな雨が降り出した中、バスで烏丸丸太町の「楽食」さんへ。 突然に
顔を出したので吃驚されました。この日お客様は伴侶の他は女性ばかり。
鱧おとし、烏賊と葱のぬた、パスタサラダなどのちょい盛りを出してもらい、
おかみさん・旦那さんと2年前の話が弾んでお酒がすすみました。最後は
梅茶漬けでシメて、ほぼ最終のバスに乗り、ホテル帰着10時半。歩いて
帰れる距離ではあるので何時まで飲んでも心配無用なんではありますが。
2013年08月25日
2013年夏の京都、一日目
22日(木) 6:20 東京発、8:38 京都着。
河原町三条のホテルに荷物を置いた後の この日のコースは:
京阪三条・・・無鄰菴・・・南禅寺・・・銀閣寺近くの「なかひがし」で
昼食・・・上七軒「ひだまり」で珈琲・・・ホテルにチェックイン、休憩。
夕方、錦市場・・・H.オークラ近くの印度料理「ムガール」で夕食
(イカ墨カレー)・・・先斗町、祇園を散歩(目当ての御茶屋BARと
餃子屋は見つからず)・・・ホテル
* * * * * * * * * * * * * * * *
南禅寺門前 瓢亭が、無鄰菴と路地を挟んで隣り合わせにあるのを
知らなかったわ。納入に来る人、仕込みの職人さん、店先を整える
人、みなさん忙しく動き回ってました。有名な店先、庇の上に瓢箪。

朝の無鄰菴、誰もいない。抹茶を頂いていると冷たい風がほんの
僅かに通る。 思わず 「おお!いい風」と言ってしまうくらい有難い。

予約を取った後で知ったのだが、「なかひがし」は京都で最も予約が
難しい店の一つだそう。 一階カウンター席に座れてラッキーでした。
ご主人の後ろにあるのは弁柄の漆喰で化粧された竈です。お料理も
ですが、この竈で土鍋で炊くご飯も楽しみのひとつ。

最初の一皿と、ご飯のセット(ご主人言うところの本日のメイン)だけ
写真でご紹介します。ビールグラスは当然のように松徳の「うすはり」。


材料はほとんどが野菜で 色々なアレンジの和食スタイルで一品づつ
出てきます。動物蛋白は鯉の洗い、鮎の風干し、それにご飯の時の
目刺一匹だけでしたが、店名の前に「草喰」と付いているのが納得の
充実したコースでしたよ。竈炊きご飯はとても美味しかった。 オコゲと、
オコゲのお茶漬けも勧められるままに一口づつ頂きました。デザート
まで全部で9品が出ました。つまり、写真のような朱塗りのお盆のセッ
ティングが品代わりで9回出てきたというわけです。
たっぷり2時間の大人のお中食。安い方の6000円コースで充分満足
です。 2人でビール3本と発泡酒をグラス一杯づつ飲んで@9000円。
こんな贅沢していいのかなと思いつつ、今回のメインご飯なので奮発
しました。
隣りに座ったご夫婦は地元の方で、毎回来る度に次回を決めて帰る
リピーターらしかった。今年はもう満席と言われて、来年2月の予約を
していました。数日前の電話で予約が取れたなんて、私達はラッキー
だったんですね。ちょうどキャンセルがあったらしいのです。
町屋カフェの元祖のような上七軒の「ひだまり」に、Mさんとの旧交?
を2年振りに温めに行きました。しばし近況報告。落ち着く空間です。

「ムガール」での夕食はイカ墨カレー。ナンよりは、良い香りの長尺米が
合います。他には、タンドリーチキンを一切れづつと、サラダと、ビール。
今回も「ハタさんって、やっぱり畑さん!」と、覚えていてくれたご主人は
イケメン振りが更に上がってました。本格的印度料理。来る度に旨いな
と思うから、毎回来てしまう。

この後、夜の散歩の最後に餃子を食す予定だったのですが、目当ての
餃子屋は見つからずじまいでした。旅先ではつい食べ過ぎるから、見つ
からなくて良かったのかも。 しかし、やっぱり残念!
河原町三条のホテルに荷物を置いた後の この日のコースは:
京阪三条・・・無鄰菴・・・南禅寺・・・銀閣寺近くの「なかひがし」で
昼食・・・上七軒「ひだまり」で珈琲・・・ホテルにチェックイン、休憩。
夕方、錦市場・・・H.オークラ近くの印度料理「ムガール」で夕食
(イカ墨カレー)・・・先斗町、祇園を散歩(目当ての御茶屋BARと
餃子屋は見つからず)・・・ホテル
* * * * * * * * * * * * * * * *
南禅寺門前 瓢亭が、無鄰菴と路地を挟んで隣り合わせにあるのを
知らなかったわ。納入に来る人、仕込みの職人さん、店先を整える
人、みなさん忙しく動き回ってました。有名な店先、庇の上に瓢箪。

朝の無鄰菴、誰もいない。抹茶を頂いていると冷たい風がほんの
僅かに通る。 思わず 「おお!いい風」と言ってしまうくらい有難い。

予約を取った後で知ったのだが、「なかひがし」は京都で最も予約が
難しい店の一つだそう。 一階カウンター席に座れてラッキーでした。
ご主人の後ろにあるのは弁柄の漆喰で化粧された竈です。お料理も
ですが、この竈で土鍋で炊くご飯も楽しみのひとつ。

最初の一皿と、ご飯のセット(ご主人言うところの本日のメイン)だけ
写真でご紹介します。ビールグラスは当然のように松徳の「うすはり」。


材料はほとんどが野菜で 色々なアレンジの和食スタイルで一品づつ
出てきます。動物蛋白は鯉の洗い、鮎の風干し、それにご飯の時の
目刺一匹だけでしたが、店名の前に「草喰」と付いているのが納得の
充実したコースでしたよ。竈炊きご飯はとても美味しかった。 オコゲと、
オコゲのお茶漬けも勧められるままに一口づつ頂きました。デザート
まで全部で9品が出ました。つまり、写真のような朱塗りのお盆のセッ
ティングが品代わりで9回出てきたというわけです。
たっぷり2時間の大人のお中食。安い方の6000円コースで充分満足
です。 2人でビール3本と発泡酒をグラス一杯づつ飲んで@9000円。
こんな贅沢していいのかなと思いつつ、今回のメインご飯なので奮発
しました。
隣りに座ったご夫婦は地元の方で、毎回来る度に次回を決めて帰る
リピーターらしかった。今年はもう満席と言われて、来年2月の予約を
していました。数日前の電話で予約が取れたなんて、私達はラッキー
だったんですね。ちょうどキャンセルがあったらしいのです。
町屋カフェの元祖のような上七軒の「ひだまり」に、Mさんとの旧交?
を2年振りに温めに行きました。しばし近況報告。落ち着く空間です。

「ムガール」での夕食はイカ墨カレー。ナンよりは、良い香りの長尺米が
合います。他には、タンドリーチキンを一切れづつと、サラダと、ビール。
今回も「ハタさんって、やっぱり畑さん!」と、覚えていてくれたご主人は
イケメン振りが更に上がってました。本格的印度料理。来る度に旨いな
と思うから、毎回来てしまう。

この後、夜の散歩の最後に餃子を食す予定だったのですが、目当ての
餃子屋は見つからずじまいでした。旅先ではつい食べ過ぎるから、見つ
からなくて良かったのかも。 しかし、やっぱり残念!
夏の京都へ二泊三日旅
行って、、、 戻りました。
去年と同様に姉と 伴侶と私の三人旅の予定でしたが、姉が体調を
崩してしまい、2人旅になりました。
去年も暑かったけれど楽しかった印象ばかりが強く、暑さはあまり
心配していませんでした。 が、しかし。。今年の京都は暑かった。
今年は格別、と地元の方も言っていましたね。鴨川の水量も随分と
少なかったです。 昼の部の後にホテルに戻りひと休み、シャワーを
浴びてから夜の部に出掛けるという具合でしたので、河原町三条の
ホテルはとても便利でした。 夜遊びしても歩いて戻れるし。。。
こだま号で往復するJR東海のパッケージなら、ロイヤルパークホテル
ザ京都の2泊が付いて(3人1室の場合)約26000円。五山の送り火が
終わった京都は夏の観光もひと段落で、少しだけ料金が安いくなる。
2人1室や、のぞみ号を使ったりすると少しづつ高くなりますけれど。
20日を過ぎると、夏の特別公開や、ライトアップや、夜間拝観などは
ほとんど終了しています。 でも、その分どこも人が少ない。 暑いのを
気にしない私は夏の京都が好きです。あるいは冬の寒い最中もいい。
だって、いつだって観光シーズンの京都では 混雑しないのは真夏か
真冬しかないんですもん。 移動はバスと歩き。 市バスの一日乗車券
500円を使い倒します。 達人と呼んでくれ。
去年と同様に姉と 伴侶と私の三人旅の予定でしたが、姉が体調を
崩してしまい、2人旅になりました。
去年も暑かったけれど楽しかった印象ばかりが強く、暑さはあまり
心配していませんでした。 が、しかし。。今年の京都は暑かった。
今年は格別、と地元の方も言っていましたね。鴨川の水量も随分と
少なかったです。 昼の部の後にホテルに戻りひと休み、シャワーを
浴びてから夜の部に出掛けるという具合でしたので、河原町三条の
ホテルはとても便利でした。 夜遊びしても歩いて戻れるし。。。
こだま号で往復するJR東海のパッケージなら、ロイヤルパークホテル
ザ京都の2泊が付いて(3人1室の場合)約26000円。五山の送り火が
終わった京都は夏の観光もひと段落で、少しだけ料金が安いくなる。
2人1室や、のぞみ号を使ったりすると少しづつ高くなりますけれど。
20日を過ぎると、夏の特別公開や、ライトアップや、夜間拝観などは
ほとんど終了しています。 でも、その分どこも人が少ない。 暑いのを
気にしない私は夏の京都が好きです。あるいは冬の寒い最中もいい。
だって、いつだって観光シーズンの京都では 混雑しないのは真夏か
真冬しかないんですもん。 移動はバスと歩き。 市バスの一日乗車券
500円を使い倒します。 達人と呼んでくれ。
2012年08月17日
少々ネタ切れにて。。。
書くことがなくなりましたぁぁ。 こないだ京都へ行った時の写真でお茶を
濁すことと致します。 まずは食べ物でございますが。。。

伴侶としては京都ではどうしても鰻を食べるのだと決めているようで今回も
南座近くのかね正へ行ってきました。というよりは、そのように何となく誘導
された感じですね。去年より300円くらいづつ値が上がっていましたが味は
大丈夫だったわ。鰻が品薄高騰の折、ぶくぶくの輸入物だったらどうしようと
心配して行ったのですが、変わらず美味しかったです。お昼ご飯だったので
蒲焼少な目に金糸玉子が山盛りのお丼ぶりを注文しました。ご飯にタレが
混ぜ込んであってしっかりしたお味。1500円也。この店はいかにも鰻屋で、
物が出てくるまでに時間がかかる。観光で忙しくても それを見越して余裕を
もって行かねばなりません。 出来上がりを待つ間にビールを一本飲んで、
満足のランチでした。

で、姉としては焼肉を食べるという希望があったのです。旦那殿が肉々しい
ものを食べない人でホルモンなぞは論外のため、旦那殿が一緒でなかった
今回は是非にということでした。ところが選択肢として挙がっていたカレーも
外したくなく迷っておりましたところ、「何と言うことはない、ホルモンで一杯
やってからカレー屋へ移動すれば宜しい」と伴侶から提案が出て、無事に
両方を制覇できました。
いやいや、アジェ木屋町店のホソは滋味豊か、市役所近くのムガールの
イカ墨カレーとほうれん草カレーも美味かった。夕飯のハシゴという考えは
私にはなかったなあ。 大人ならではの旅の食事の贅沢と云うものでしょう。
ムガールのお兄さんが去年2回行っただけの私をしっかり覚えていてくれた
のにはビックリ。「3人で7時、ハタです」とフロア係さんに電話予約を入れた
だけだったのに、入口で迎えてくれたお兄さんは「覚えてますよ、ヴォーカル
の畑さん」と笑顔。 京大の近くでトランクルームという名のライヴハウスも
経営していらっしゃるから、歌を歌っているという部分で覚えていてくださっ
たんだな、きっと。
京都に行ったら懐石料理或いはおばんざい、というのでは飽き足らない方、
お試し下さい。 ムガールのイカ墨カレーにはナンよりも香り豊かな長尺米
を合わすのがお勧めです。それから、アジェは必ず予約を取って出掛けて
くださいね。6時の開店時にほとんどの席がうまってしまいますから。
ところで祇園祭っていうと山鉾巡行
ばかりが話題に上りますが、本筋は
こちら。八坂神社の三基の御神輿が
神幸祭と還幸祭に男衆に担がれて
練り歩きます。 知らなかったでしょ。
この写真だと東京のお祭りを撮った
みたいですよね。三基の御神輿は
其々形が四角、六角、八角です。
全体が金色の細工に覆われていて
超重いんだそうです。
神輿よりは山鉾のほうが珍しいし、
華やかで京都らしい。観光客が
そっちへ集まるのは理解できる。
私も祇園祭の全容については
知らなかったですものね。
因みに祇園祭は7月1日に始まり31日に終わります。その一ヶ月間、
色々な儀式・行事が粛々と執り行われてゆきます。ハイライトと言える
祇園宵山は7月14日〜16日、山鉾巡行は17日の昼。本筋である
八坂神社の御神輿は、神幸祭が17日の夜、還幸祭が24日です。
山鉾巡行は、神様のお渡りを迎える前に町々の厄を払う為の行事なん
ですな。 なので巡行が終わってそれぞれの町内に戻った山鉾は間髪
入れずに解体されるそうです。厄を吸い取った物をそのままにして置く
のは物騒ですからね。 片付けという事において京都は本当にきっちり
素早いんですよ。
去年、京都で知り合った人達皆んなから「せっかく一ヶ月半も居たのに
山鉾巡行の後すぐ帰るのは片手落ち。神幸祭を見られないのならば、
せめて還幸祭には戻ってらっしゃい」と言われた。その見逃した部分を
今回ようやく補足できた訳で、私としては一つ宿題が済んだ気分でした。
濁すことと致します。 まずは食べ物でございますが。。。

伴侶としては京都ではどうしても鰻を食べるのだと決めているようで今回も
南座近くのかね正へ行ってきました。というよりは、そのように何となく誘導
された感じですね。去年より300円くらいづつ値が上がっていましたが味は
大丈夫だったわ。鰻が品薄高騰の折、ぶくぶくの輸入物だったらどうしようと
心配して行ったのですが、変わらず美味しかったです。お昼ご飯だったので
蒲焼少な目に金糸玉子が山盛りのお丼ぶりを注文しました。ご飯にタレが
混ぜ込んであってしっかりしたお味。1500円也。この店はいかにも鰻屋で、
物が出てくるまでに時間がかかる。観光で忙しくても それを見越して余裕を
もって行かねばなりません。 出来上がりを待つ間にビールを一本飲んで、
満足のランチでした。

で、姉としては焼肉を食べるという希望があったのです。旦那殿が肉々しい
ものを食べない人でホルモンなぞは論外のため、旦那殿が一緒でなかった
今回は是非にということでした。ところが選択肢として挙がっていたカレーも
外したくなく迷っておりましたところ、「何と言うことはない、ホルモンで一杯
やってからカレー屋へ移動すれば宜しい」と伴侶から提案が出て、無事に
両方を制覇できました。
いやいや、アジェ木屋町店のホソは滋味豊か、市役所近くのムガールの
イカ墨カレーとほうれん草カレーも美味かった。夕飯のハシゴという考えは
私にはなかったなあ。 大人ならではの旅の食事の贅沢と云うものでしょう。
ムガールのお兄さんが去年2回行っただけの私をしっかり覚えていてくれた
のにはビックリ。「3人で7時、ハタです」とフロア係さんに電話予約を入れた
だけだったのに、入口で迎えてくれたお兄さんは「覚えてますよ、ヴォーカル
の畑さん」と笑顔。 京大の近くでトランクルームという名のライヴハウスも
経営していらっしゃるから、歌を歌っているという部分で覚えていてくださっ
たんだな、きっと。
京都に行ったら懐石料理或いはおばんざい、というのでは飽き足らない方、
お試し下さい。 ムガールのイカ墨カレーにはナンよりも香り豊かな長尺米
を合わすのがお勧めです。それから、アジェは必ず予約を取って出掛けて
くださいね。6時の開店時にほとんどの席がうまってしまいますから。

ばかりが話題に上りますが、本筋は
こちら。八坂神社の三基の御神輿が
神幸祭と還幸祭に男衆に担がれて
練り歩きます。 知らなかったでしょ。
この写真だと東京のお祭りを撮った
みたいですよね。三基の御神輿は
其々形が四角、六角、八角です。
全体が金色の細工に覆われていて
超重いんだそうです。
神輿よりは山鉾のほうが珍しいし、
華やかで京都らしい。観光客が
そっちへ集まるのは理解できる。
私も祇園祭の全容については
知らなかったですものね。
因みに祇園祭は7月1日に始まり31日に終わります。その一ヶ月間、
色々な儀式・行事が粛々と執り行われてゆきます。ハイライトと言える
祇園宵山は7月14日〜16日、山鉾巡行は17日の昼。本筋である
八坂神社の御神輿は、神幸祭が17日の夜、還幸祭が24日です。
山鉾巡行は、神様のお渡りを迎える前に町々の厄を払う為の行事なん
ですな。 なので巡行が終わってそれぞれの町内に戻った山鉾は間髪
入れずに解体されるそうです。厄を吸い取った物をそのままにして置く
のは物騒ですからね。 片付けという事において京都は本当にきっちり
素早いんですよ。
去年、京都で知り合った人達皆んなから「せっかく一ヶ月半も居たのに
山鉾巡行の後すぐ帰るのは片手落ち。神幸祭を見られないのならば、
せめて還幸祭には戻ってらっしゃい」と言われた。その見逃した部分を
今回ようやく補足できた訳で、私としては一つ宿題が済んだ気分でした。
2012年07月24日
京都、やらずの雨

思う間もなく土砂降り。バス停の屋根の下で
足元から膝までも濡れてしまう。
寛次郎記念館最寄りのバス停に着いても
このまま乗っていたい程の強い雨。仕方なく
降りたけれど交差点はプール状態で渡れ
ない。家の軒先を借りてしばらく様子見の後、
遂には諦めてタクシーを止めることに決定。
「目と鼻の先ですがこの雨じゃねえ」と運転手
さんが気の毒がってくれました。
しかし、記念館に入ってしまえばこっちのもの。
庇の深い日本家屋では雨は却って情緒が
あってよろしい。 庭の芙蓉が太い雨を受けて
踊っています。
冷房はないからガラス窓も障子も開けたまま。それでも雨は少しも吹込まない。
小一時間程で空が明るくなってきて、屋根瓦に当たる雨音も優しくなりました。
作品や登窯や家具や興味深い家の造りを見た後、雨のやむのを待つともなく
私は板の間の窓際でまったり。 伴侶は二階の座敷に胡坐かいてぼんやり。
初めて訪れた姉は熱心に見て回ってから、今度は図録を物色。私達の他に
見学者は二人きりで、その人達も出て行ってしまった後は 懐かしい親戚の
家にいるような気持ちがしました。
前回来た時に居た近所猫・しまちゃんの事を、館員の方に訊ねてみました。
しまちゃんはある時から姿を全く見せなくなり、その後は別の猫が遊びに来る
ようになったそうですが、「慣れるという点ではしまちゃんを凌ぐ事はできません
でした」とは、館員のお兄さんの言葉。固い表現にして静かな語り口、ステキ。
この猫さんもある時から来なくなって、今は猫無しとのこと。
こんな急な雨の時に雨を楽しみながら時間を過ごすのに、ここ程の場所はない
と思われます。もし、しまちゃんが板の間に寝そべって居たら、「思われます」で
はなく、「ここ以上の場所はない」と、私、断言しますね。
雨はさて、すっかりやみました。
八坂の神様を神社へ返したくない「やらずの雨」だったのか、それとも帰りたく
ない神様が少々駄々をこねたのか。 雨が上がって、これなら御神輿も出るで
しょう。 ならば当初の予定通り、寺町四条の御旅所へ寄って少しだけ見物を
してから帰途に就くことにしましょう。