過去の日記(2017年4-6月)
2017年06月29日
2017年06月27日
声の領域は。。。
声の出る領域は訓練でどの程度広げることが出来るものなのだろうか。低い
方は多少広がったのを実感していますが、高い方は難しい(私にとってです)。
高校時代に出なかった音は今も出ない。声帯が衰えて来ている今、広げよう
とすること自体が無理かもと、このところかなり絶望しています(笑)
この10年、何人か先生に教わったし、身体の使い方のトレーニングも受けた。
教わり方が下手なのか、方法が間違っているのか。 「これだ!」 と膝を打つ
ような方法って果たしてあるの? そろそろ無理だと言うことにすれば、と思い
つつ 「あと半音でいいんだ」と、いまだ自分で試してみている。 が、自己流で
喉を傷める事もあったりして布団の中で涙をながしたりするこの頃。。。
(冗談です、半分は)
まあ、それはさて置き。。。。

日曜にチョイ飲みに行った森下「ことり」で、後からいらしたご夫婦のお客様に
ヒマワリをいただきました。 旦那様が言うには 「パチンコの景品」だそうです。
花をもらうのはどんな時だって嬉しい。 誕生日でも、記念日でも、何でもない
日でも、誰からでも嬉しい。 パチンコの景品だって何も変わらず嬉しいです。
窓辺のどらえもんと色合いも相性もばっちりです。
右の白い入れ物で金魚とメダカと飼っています。前に金魚の一匹がケースの
外へジャンプして、着地した所が幸い水の入った瓶だったので(すごい九死に
一生率でしょ!)死なずに済んだのだけれど、先日再びジャンプ。今回はその
強運はありませんでした。メダカ2匹、金魚2匹、仲よく寄り添っていたのにね。
残った一匹はこのところ情緒不安定気味です。新しいパートナーを買いに行っ
たペットショップの金魚の水槽は、時期が悪いのか、どれも空でした。
秋を待つことにしようね。
2017年06月19日
6月13日(火) 麹町パコでライヴでした
ベースだけで歌うというのはどういうものになることを期待されるのかな。 期待される
ものになる必要はないと思う。そうできる技量もないけれど、ピアノ或いはギターとの
デュオとは違ったふうになりたいからやっている、というのはある。

例えば、曲の元のメロディが分からないくらいフェイクしまくるとか、そういうヴォーカル・
ベースデュオはあってスゴイなと思うけれど、今の私は普通に歌うだけで充分難しい。
ベースとだと、普通に歌うことがなんでそんなに難しいんだ?

それはね、私が来るだろうと予想している音たちが来ないからなんだそうだ。そうなのよ、
思う音が来ない。 思わぬ音が、その上に低い音で来るからね。 低いというだけで音は
取りにくい訳でして、それが連綿とヒタヒタとやって来るから音程が浸食されそうになる。
ベースだもの、音が低いは当たり前だけど(笑) 集中のあまり腕を組む、目をつぶる。

ベースとだって難しいと感じない場合もある。 それは、思っている音が次々に来ている時
なんだろう。 ならば、「そういう音を弾いて」と頼めばよいじゃないかと言われそうだけれど
う〜ん、それは違う。 それなら、普通のライヴの中で1,2曲をベースと歌えば気が済む。



1stセットは切り抜けた。 が、むむ!2ndセットは景色が変った。 加藤さん、面白がって何か
やってたでしょ? 2人で別々の話をしているのに、時々なぜ噛み合うんだ?みたいな感じ。

はずはなく、2人は同じ話を
しているはず。
別々の次元から話している
みたいな感じなのかな?
ベースって、哲学的?

弓で弾いてもらったのはWater Is Wide と In My Life。 まるで歌の周りで踊る精霊だ。
必死ながら、この時は「面白い」という気がした。 面白いな、と歌うのがきっと良いのだ。
毎回ベースソロもやってもらってます。今回は私の好きな、加藤さんオリジナルの「ビコ」も
弾いてくれました。来て下さるお客様はベースの好きな方・ベースを弾く方・ちょっと変わった
ものを聴きたい方。 毎回ほぼ同じ顔ぶれになりました。 皆様、面白がって下さって有難う!
ベースに関して、もだえる私の歌について、お客様があんなにあれこれ言って下さるライヴ
は他にないです(笑)

お客様がほぼお帰りになった後、パコのママ・パパも色々言ってくれて、聴いている人が
どこを面白く聴いているか改めて知る私でした。 お疲れ様の乾杯です。
変幻自在な加藤さんとだからできるライヴ、と言えます。
2017年06月18日
先週、京都で。
6月10日にPP&Mフェスタ in 京都に参加しました。一泊した翌日、南禅寺
から銀閣寺までをバンドメンバーとぶらぶら散策。その後で錦市場へ。メンバ
ーとちょっと解散、焼き牡蠣屋で昼飲みするという伴侶を錦市場に残して、私
ひとりで御幸町通り・寺町通りを懐かしく行ったり来たりしました。
日傘を差していても暑かった。ひと休みに小さな骨董屋に入る。 薄暗い奥の
様子がカフェなんかより涼しげに落ち着いて見えたので。 硝子戸の開く音で
ご年配の顔が出て、その後に奥から若い女性が現れて相手をしてくれた。

それは明治、こちらは江戸の物、その硝子は大正から昭和、と涼しげに説明
してくれる。 目を引く品を冷やかしで眺めるうち、上り框に腰かけていました。

皿小鉢はもう買わないと心に
決めている筈が、江戸時代の
物という小さ目の塗椀二つを
買う気に。 一客3,000円。
きっと、100客とか持っていた
お家から出た物かしら、頻繁に
使うことなく仕舞われていたの
でしょう。 傷も無く、ほぼ新品。 白玉あずきとか、葛餅とか食べるのによいなぁ、
なんて思ってしまったのでした。となると、器を買えば当然ながら甘いものを買い
たくなる訳で餡子が大好物の私としては糖分過多が心配だ。 ま、いいか。
あれ!と次に目が止まったのは、私が持っているのと瓜二つに思えたお皿。この
お皿は買う気はなかったので、家にあるのと似ていると話してさらりと危険回避。
「写真を撮ってゆきますか」 と笑ってサイズを測ってくれました。15.5cm。

大きさは同じ。図柄もほぼ同じ。
← こっちが骨董屋さんのです。

骨董屋さんにあった物の方が生地の質も絵付けも染付の色も、さすが上等でしたね。
人気のある物はコピーされる。 数も作るようになり、元の人より技術の劣る人が作る。
そして、段々に図柄が崩れたり、簡略化されたりする。何が描いてあるか分からない
ほどに記号のような模様になっている場合もあって、それがまた面白いですけどね。

割ってしまい、姉が金で継いでくれました。
← 裏から見ると、このとおり。
繕った食器は愛着ひとしおですが、ここまでの
継ぎになるとちょっと恐くて、もう食事には使え
ません。
2017年06月16日
パコ・ライヴのレポートは後日に。 で、今日は陶芸へ。
13日(火)パコでのベースとのデュオ・ライヴ、聴いていただき有難うございました。
あんなふうに色々と言ってもらえるライヴは他にありません。 写真を今回も撮って
頂いたので、レポートは後日に。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
さて今日は陶芸教室でした。日中は夏の陽射しでしたが、夕方急に風が強くなっ
て冷たい風が吹いた時がありました。あの時に北部関東で雹が降ったんでしょう。
今日は成形したお皿の素焼きが出来上がっていたので、下絵を描く作業でした。
鉛筆でとりあえずの図案をしました。今回は魚と波、藍色だけにするつもりです。

一枚だけ形の違うお皿には丸い模様を。こちらは色を点そうかなと思っていますが
どうするか決めてない。 今日は呉須で地の部分だけ塗りました。 丸い所をゴムで

伏せておいて、お皿を廻しながら大き目の筆でいっぺんに塗った後、ゴムを剥がす。
3枚作ったこのお皿、成形の途中で割ってしまい一枚になってしまいました。

庭の緑が綺麗です。姉んちは面倒見が良くて、花がよう咲く。鳥も来る、鳩とスズメ。
明日は気温が高くなりそうですね。 なんだか、うな丼なんか食べたいな。
2017年06月07日
2017年06月06日
5月30日(火) 新宿 J でライヴでした
久しぶりの新宿「J」でのライヴ、聴きに来てくださった皆様ありがとうございました。

嶋津健一さん(p) 私、畑 路子(vo) 横山 裕さん(b)
嶋津さんとも久しぶり。 なんと8ヵ月ぶりでした!
横山さんとは初めてお目に掛りました。 リハの時
「畑さん、この譜面左右逆だよ」と笑って下さって
緊張が一気に解けました。素敵な演奏でしっかり
サポートしていただきました。

今回は事前のリハをしっかりして、You Are There も歌いました。この曲は全編ルバート。
更に歌詞の付き方が一筋縄ではなく、演奏する人も歌詞を解っていないと息が合いません。

嶋津さんはこの手の曲を寄り添うように巧みに弾いてくれます。よい緊張で幸せに歌いました。
久しぶりに Travessia も歌いました。 気になっていたキーを半音下げてすっきりしました。
そして新曲、Easy Living も歌いました。 いつも聴きに来て下さる方が歌いたいと言ってらし
たので 私も歌ってみることにしたのですが、音をとるのが難しい所が一箇所あり大変でした。
お歴々の録音をY-tubeで聴いてみると譜面通りに
歌っている人はほとんど無くて、唯一 B.ホリディが
しっかりと譜面通りに歌っていました。譜面を書いて
歌詞を覚え、何とか当日には音を取れるように。
無理かと思いつつ、ここまで6日間でした。私はまず
譜面通りに歌いたいのです。 とは言え、どの曲にも
難しい箇所が必ず一箇所はありますね、超シンプル
と思える曲でも必ず一箇所はあるように思います。
* * * * * * * * * * * *
そんな訳で少し緊張したライヴでしたが、お馴染みの
お客様が温かく聴いて下さって、アンコールも頂いて。
皆さま、いつもありがとうございます。
さて、おまけの一枚です。 先ごろ結婚された嶋津さんですが、この日は奥様が来て下さった
ので一緒に撮って頂きました。お二人共とてもよいお顔ですが、上の写真の嶋津さんの笑顔、
飛び切りですね。 お幸せに〜! よいお写真を今回も、KOMさん、ありがとうございます。


嶋津健一さん(p) 私、畑 路子(vo) 横山 裕さん(b)

横山さんとは初めてお目に掛りました。 リハの時
「畑さん、この譜面左右逆だよ」と笑って下さって
緊張が一気に解けました。素敵な演奏でしっかり
サポートしていただきました。

今回は事前のリハをしっかりして、You Are There も歌いました。この曲は全編ルバート。
更に歌詞の付き方が一筋縄ではなく、演奏する人も歌詞を解っていないと息が合いません。

嶋津さんはこの手の曲を寄り添うように巧みに弾いてくれます。よい緊張で幸せに歌いました。
久しぶりに Travessia も歌いました。 気になっていたキーを半音下げてすっきりしました。
そして新曲、Easy Living も歌いました。 いつも聴きに来て下さる方が歌いたいと言ってらし
たので 私も歌ってみることにしたのですが、音をとるのが難しい所が一箇所あり大変でした。

歌っている人はほとんど無くて、唯一 B.ホリディが
しっかりと譜面通りに歌っていました。譜面を書いて
歌詞を覚え、何とか当日には音を取れるように。
無理かと思いつつ、ここまで6日間でした。私はまず
譜面通りに歌いたいのです。 とは言え、どの曲にも
難しい箇所が必ず一箇所はありますね、超シンプル
と思える曲でも必ず一箇所はあるように思います。
* * * * * * * * * * * *
そんな訳で少し緊張したライヴでしたが、お馴染みの
お客様が温かく聴いて下さって、アンコールも頂いて。
皆さま、いつもありがとうございます。
さて、おまけの一枚です。 先ごろ結婚された嶋津さんですが、この日は奥様が来て下さった
ので一緒に撮って頂きました。お二人共とてもよいお顔ですが、上の写真の嶋津さんの笑顔、
飛び切りですね。 お幸せに〜! よいお写真を今回も、KOMさん、ありがとうございます。

2017年06月01日
2017年05月31日
2017年05月19日
2017年05月17日
36年が経ってようやく。。
このところ食べ物のネタばかりですね。 今回もワインの話でお付き合い下さい。
新婚旅行の時、シャルル・ド・ゴール空港で買った1976年物の CHATEAU HAUT BRIONです。
伴侶の話では300フラン(当時¥50/F)程だったそう
で約15,000円。オー・ブリオンは1976年のベスト・
ヴィンテージに選ばれて品薄。日本で買うと現在は
10万の値がつく事もあるらしい。 適当に転がして
置いたので、保管の良い物とは比べられませんが。
よほど目出度いことがあった時に、例えば子供が
生まれた時とかに飲もうと漠然と考えていたように
思うのだけれど、そのような事もなく、有ることすら
忘れがちになり、ここまで来てしまいました。
伴侶の馴染みの居酒屋さん 『ことり』の若いご主人、
たけちゃんがワインのソムリエでもあるので 相談を
かけて、10日ほど預かってもらいました。ヒドイ味に
なっていないか心配でしたが、「強いワインは大丈夫
ですよ」と心強い言葉をもらっていました。
何の記念日でもない普通の先週の日曜日、いつも開店すぐの早めの時間に来ている仲良しご常連
数名にご相伴願って、開けましたよぉ! 皆さん、かなりのワイン通で盛り上がりました。
家に死蔵したままだったシャンパン Ruinart(ルイナール)と
Gigolo(ジゴロ、イタリア産スパークリングワイン)の2本も
この日に開けました。
ルイナールはシャンパンの
メゾンとしては最も古くて、
創業は1729年だそうです。
優しい泡が立ち、白い肌に
バラ色の頬の少女の産毛の
ような淡いゴールド。味も柔ら
かくエレガントです。ほどなく
する内に泡はすっかり消え
ました。それもエレガントさ
の所以と言えそうです。
で、おつまみはベトナム風な
冷奴。パクチーをのせて岩塩
でいただきます。
皆さんのワイン談義、含蓄やらを聴きながら楽しく酒も肴も進んで、
さて、二番手のジゴロです。かなりドライで、元気の良いお嬢さんと
いう感じ。黄金色が強い。「綺麗な色!」と女性陣。元気な泡立ちを
なだめながら飲みました。お腹も落ち着いて、其々のご常連の肴が
廻ってきたり相撲も見たり、煙草組
は外で一服したり、ゆったりと進行。
そして、真打登場と相成りました。
慎重に開封するたけちゃんです。
コルクが古くなっていて一度には
抜くことができません。苦労の末、
落ちたコルクを濾してデキャンタに
移しました。
開けたての香り・味をみたソムリエ
の「大丈夫」の声に皆 安堵の溜息。


「オー・ブリオンを開けて、これから飲みま〜す」とお一人
がフェイスブックで発信。 「羨ましい〜!」・「おいくら万円
ですか?」等、早速返信があったのを見せてくれました。
この夜の特別メニュー「ローストビーフ」を注文して、でも
「ポテトフライ大蒜風」や「揚げ茄子の辛子和え」等も食し
ながら、貴婦人の心が開くのを待ちました。
貴婦人は、さすがの貫禄。 新しいワインには感じられない
土のような香り、木の香り、樽の渋味、滑らかでどこまでも
丸く、心地よい落ち着いた重さがあり、そしてかなりのクセ
もあります。 時間と共に味はどんどん変って行きます。
開け立ては、エレガントに身づくろいして微笑んでお出まし
になった妙齢を大分過ぎたレイディ。 少し時間が経つと、
早々に人目の無い部屋に引き揚げて、イヤリングを外して
本来の姿で寛いだ風情とでも言おうか (口から出任せ!)
よいお酒、それがワインなら特に、2人で飲んでもツマラナイ。 『ことり』のたけちゃんとこで開けるという伴侶
のアイデアはとても素適でした。 土曜の雨の後で、ちょっと肌寒いくらいだったのもワインにちょうど良かった
のではと思います。 お祝とかでもなし、みなさんに純粋に喜んで味わっていただけて楽しい夜でした。
今のオー・ブリオンとは瓶の首の刻印が違うという話を聞いたので、瓶を貰って帰ってきました。 瓶の口に
鼻をつけてふっと嗅ぐと、妙齢を大分過ぎたレイディでは全くなく、不思議に若々しい香りばかりがしました。
新婚旅行の時、シャルル・ド・ゴール空港で買った1976年物の CHATEAU HAUT BRIONです。

で約15,000円。オー・ブリオンは1976年のベスト・
ヴィンテージに選ばれて品薄。日本で買うと現在は
10万の値がつく事もあるらしい。 適当に転がして
置いたので、保管の良い物とは比べられませんが。
よほど目出度いことがあった時に、例えば子供が
生まれた時とかに飲もうと漠然と考えていたように
思うのだけれど、そのような事もなく、有ることすら
忘れがちになり、ここまで来てしまいました。
伴侶の馴染みの居酒屋さん 『ことり』の若いご主人、
たけちゃんがワインのソムリエでもあるので 相談を
かけて、10日ほど預かってもらいました。ヒドイ味に
なっていないか心配でしたが、「強いワインは大丈夫
ですよ」と心強い言葉をもらっていました。
何の記念日でもない普通の先週の日曜日、いつも開店すぐの早めの時間に来ている仲良しご常連
数名にご相伴願って、開けましたよぉ! 皆さん、かなりのワイン通で盛り上がりました。

Gigolo(ジゴロ、イタリア産スパークリングワイン)の2本も

ルイナールはシャンパンの
メゾンとしては最も古くて、
創業は1729年だそうです。
優しい泡が立ち、白い肌に
バラ色の頬の少女の産毛の
ような淡いゴールド。味も柔ら
かくエレガントです。ほどなく
する内に泡はすっかり消え
ました。それもエレガントさ
の所以と言えそうです。
で、おつまみはベトナム風な
冷奴。パクチーをのせて岩塩
でいただきます。

さて、二番手のジゴロです。かなりドライで、元気の良いお嬢さんと
いう感じ。黄金色が強い。「綺麗な色!」と女性陣。元気な泡立ちを
なだめながら飲みました。お腹も落ち着いて、其々のご常連の肴が

は外で一服したり、ゆったりと進行。
そして、真打登場と相成りました。
慎重に開封するたけちゃんです。
コルクが古くなっていて一度には
抜くことができません。苦労の末、
落ちたコルクを濾してデキャンタに
移しました。
開けたての香り・味をみたソムリエ
の「大丈夫」の声に皆 安堵の溜息。



がフェイスブックで発信。 「羨ましい〜!」・「おいくら万円
ですか?」等、早速返信があったのを見せてくれました。
この夜の特別メニュー「ローストビーフ」を注文して、でも
「ポテトフライ大蒜風」や「揚げ茄子の辛子和え」等も食し
ながら、貴婦人の心が開くのを待ちました。
貴婦人は、さすがの貫禄。 新しいワインには感じられない
土のような香り、木の香り、樽の渋味、滑らかでどこまでも
丸く、心地よい落ち着いた重さがあり、そしてかなりのクセ
もあります。 時間と共に味はどんどん変って行きます。
開け立ては、エレガントに身づくろいして微笑んでお出まし
になった妙齢を大分過ぎたレイディ。 少し時間が経つと、
早々に人目の無い部屋に引き揚げて、イヤリングを外して
本来の姿で寛いだ風情とでも言おうか (口から出任せ!)
よいお酒、それがワインなら特に、2人で飲んでもツマラナイ。 『ことり』のたけちゃんとこで開けるという伴侶
のアイデアはとても素適でした。 土曜の雨の後で、ちょっと肌寒いくらいだったのもワインにちょうど良かった
のではと思います。 お祝とかでもなし、みなさんに純粋に喜んで味わっていただけて楽しい夜でした。
今のオー・ブリオンとは瓶の首の刻印が違うという話を聞いたので、瓶を貰って帰ってきました。 瓶の口に
鼻をつけてふっと嗅ぐと、妙齢を大分過ぎたレイディでは全くなく、不思議に若々しい香りばかりがしました。
2017年05月11日
ライヴハウスの皿洗い2日目
台所の洗いものは無かったから、ライヴハウスの皿洗いにはなれなかったの
ですけれど、昨日のづづきで昨晩買ったCDを聴きました。能の稽古から帰っ
てきた真っ昼間、かなりボリュームを上げて聴きました。

昨晩手に入れた、加藤真一さんと佐藤充彦さんのデュオ演奏CDです。ライヴでの
録音と聞いていたけれど、お客様の拍手とかは入っていませんでした。 それでも、
お客様が大勢聴いているという臨場感、演奏者の高揚感があります。 とても良い
音に入っています。スタジオでなくても良い音で録れるのですねぇ。
ピアノとベースだけだと、ベースがくっきりしていい。どちらも主役です。 久しぶりに
明るい時間にジャズのCDを聴きました、よしよし。
2017年05月10日
そんなときは。。。
ご飯を作って、食べて、、、 さて後片付け・洗い物となったところで心が折れる。
そんな時はジャズのライヴ演奏のCDを流しながらすると良いと、どなたかがネットに
書き込んでいました。 ライブハウスの厨房で皿洗いの仕事をしている気持になって
仕事がはかどるという事らしい。 ライヴハウスの皿洗い、いいね、楽しそうだ(笑)
まずは最も相応しいものとして思いついた 安田芙充央 『Shumann's Bar・Music』で
試してみました。安田さんは一概にジャズピアニストと規定できない方ですが、そう言う
と解り易いのでここではそういう事にさせていただきます。このCDは、ドイツのどこかに
あるシューマンというバーでハウスピアニストが演奏しているというコンセプトで録音され
ています。 お客の話し声でざわつく店内、ホール係の声、バーテンダーがシェイカーを
振る音、グラスがぶつかる音。 そんな中でピアノ演奏はなかなかに気張っています。
もちろん、実際にそういう場面で録音した訳ではなくて、そのように作られたものですが、
音楽以外の音声の雑音具合が綺麗事になっていないところが洒落ています。(好き!)
店はかなり混んでいる様子ですが、一曲終わる度にくる拍手はパラパラとおざなりです。
時々はブラボーと叫ぶ人もいますが、お酒で良い気分になった人の気の無いブラボー
です。演奏が進んで行ってもお喋りに夢中なお客達。曲は「風と共に去りぬのテーマ」に
始まり、「シャレード」 「ムーンリバー」など、ほとんどが映画音楽です。

る「エミリー」や「いつか
王子様が」も含まれて
いますが、これらも映画
音楽ですものね。
洒落た試みの録音です。
ピアノ演奏も 勿論とても
よろしいよ。
で、結果はというと… 「目は臆病、手は鬼(*)」と言うらしいですが、そこへ「耳は盲目」(私が
勝手に作りました)が加わり、ちゃっちゃと片付きました。 仕事なら仕方がないわねぇ、だって
私、ライヴハウスの皿洗いだから(笑) ちょっと気分が変って効率が上がったようです。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
さて、今夜は佐藤充彦(ピアノ)+加藤真一(ベース)のライヴを聴きに行き、デュオ演奏のCD
「An Evening at Lezard」を買って来ました。お二人の演奏が面白かったし、ライヴ盤だと
聞いて(新譜です。発売記念ライヴでした)、これも皿洗いのお伴に良いかなと思って。

ありません。良い演奏でな
いことには、ライヴハウスの
皿洗いになり切れません。
こちらはほぼ全曲ジャズの
スタンダードです。
今夜はもう遅いので明日に
でも試してみます。
それにしても、皿洗いが楽しいのはジャズのライヴハウスに限る気がします。 面白い事を思い
付く人がいるもんですね。
-----------------------------------------------------------------
(*) 目で見てうんざりするような大量な仕事も、手をつけさえすれば片付いて行くものだ、という
意味で使われるそうです。 そこへ「耳は盲目」(耳に神経が行っている時、余計な物は見えない)
が加わったら無敵かと思った次第です。
2017年05月05日
2017年05月04日
今度は蕗、到来! よい季節ですねぇ。
ヨットの仲間が 「庭で蕗を採って来たけど食べる?」と。 「食べるとも!」と頂いて、今度は
蕗の到来です。茹でて皮を剥いて、京都のお揚げと炊いています。 イポリン、ご馳走様。



里芋も煮ております。
こごみもあるし、こちらは桜エビと
かき揚げ天ぷらにしようかなぁ。
あまり飲まない私も、今夜は一人、
飲んでみますかねぇ。
昨日は、連休で天気も良かったので海に行ったのでした。 日焼けが恐くてずっとご無沙汰
していて、なんと5,6年振りくらいだったかもしれません。晴れて、風も頃合いと思ったので

すが、港を出たら殊のほかの強風。ハーバーを振り向けばイエローフラッグになってました。
ジブセールだけで小一時間走って、戻りました。 港内に入ればこんなに長閑なのにね。

戻った後はワインでまったり。 伴侶はいつも通り泊まるということなので、私は一人で帰って
きました。 友達も一緒だから、多分今夜もう一泊してくるのでしょう。 思い切って行って良か
った。 他の船の仲間からも「路子さん、久しぶり!」と声を掛けてもらいましたし、楽しかった。
良い季節ですね、海も山も。 あれ、そう言えば今年はまだ筍のお声が掛からないな。。。
2017年05月02日
こごみ到来! そのあとで。。

姉からのお裾分けで、
元々は秋田からの到来物。
山に入るのも近頃は熊やら
イノシシやらに用心が必要で
しょうねぇ。 有難くいただか
なくては。
東京で買うととても高いのよ。
ジュラシックパークの生き残り
のような姿にアクの強い物だ
と思っていたけれど、去年も
頂いて食べて 素直なお味に
ビックリしたのでした。
さて、お湯が湧きました。
茹でま〜す。
とそこへ、馴染みの森下の居酒屋 「山利喜」から伴侶がご帰還。 珍しいからと
ちょろっと持ち帰ってくれたのが舞鶴からのホタル烏賊。漁の網に引っ掛かって

くるのだそうですが、それを干したもの。 オモチャのようだけれど立派にスルメの
味がします。 腸も入ったままでお酒の友にピッタリ。でも今日はお酒飲みません。
今、半分をお湯に漬けました。柔らかくなったら、こごみと酢味噌和えがいいかな。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
と言う訳でこのように。 ちょうど白味噌があったので胡麻も入れてボタ酢和えです。
生のホタル烏賊より干した分だけ味が凝縮しています。癖のないこごみにピッタリ!

姉が金継ぎしてくれた器で。 これは写真用、実際はもっとたくさん食べました(笑)
2017年04月30日
ちょいとマズイかもな。
年々、体調が変って行くのは仕方がないことです。 〇〇歳という年齢ですし。。。
去年あたりから足の冷えが著しく、あれま〜困ったもんだ!と思って色々と対策を
こうじて凌いでいましたが、この冬は酷かった。と言うか、今もちょっと辛い。
子供の頃から非常な温ったか症で、祖母から 「あんたと寝ると湯たんぽ要らない」
と言われていたし、大人になってからもスキーに行くと冷え症の友達から「路子さん、
布団取り換えて」と 私の暖まった布団と冷たい布団の交換を懇願されたりした。
なのに、なのに。。。
寒さが去って春が来たというのに、もう5月も近いという時期になっても、足の付け根
から下が冷えに冷える。 厚い靴下を履いてもダメだ。指が動かない分、却って悪い。
膝から下が特にひどく血の気がないように白い。時に紫色だったりする。そんな時は
マッサージをしたり、お風呂に入って暖まって寝るのだけれど、油断して間をおいて
いると、氷水に入れていたようにチリチリと指先が痛い。上半身の暖かさと下半身の
冷たさの落差で気分が落ち込む。
朝には温かくなっている事が多いけれど、それでも足先が冷たかったというダメージの
感覚が残っている時がある。昼間でも長時間 椅子に腰かけていると冷たくなってくる。
ちょっと医学本を読んでみて、試しに膝の裏・踝の横・足の甲の脈を取って見ると、朝に
温まった時に感じられる脈が、昼に冷えた時には弱々しい。運動するのが良いらしいが、
し過ぎもダメなようで、し終わった後に急に冷えがやって来て全身ダルくなる時がある。
血管が詰まる症状かも!とネットで調べたら、恐い写真がたくさん出ていてビビった。
そんな訳で軽く(1時間くらい)散歩をしているこの頃です。足に血が行かないのならば
頭の血の巡りも(おおむね)悪くなるよねぇ。 こりゃ、益々まずいものね。
連休が終わったら、用心のため病院で見て貰おうかと思っております。
2017年04月28日
4月20日(木) 代々木ナル、ご来場感謝!
Qいしかわ(ts, vo)、小泉清人(gt)、清水絵理子(p) と私、愉快な仲間での一晩でした。
大勢のお客様のお越しに 嬉しく演奏。 皆さまに「面白かった〜」と言っていただきました。

ビシッと決まってます!

小泉さんもステキな笑顔でゴキゲン。
エリッチョも楽しそうです。演奏の途中で各々が色々するので、対応しつつ笑っちゃうのでした。


歌っている私の後ろで、
ソロ演奏が廻っている間も
小声でスキャットするQさん。
思わず和んでしまいます。
Qさんのスキャットを聴くと
誰でも思わず楽しくなるん
ですよ、これが(笑)
聴いたこと無い方、ぜひ
一度聴くべし。
これ、何が起きているかというと、私の背中にフーフー息を吹きかけるQさんです。 「こら〜!」



今年の始め頃にはちょっと
体調を崩していたQさん。
まずは歌でライヴに復帰して
いましたが、この日はしっかり
サックスでも復活! 力強く
暖かい音で 楽しませてくれ
ました。
時に茶目っ気たっぷりで、
バラードはソフトなロングトーンで
Qさんの歌は私にとって
only one。
沢山の方のご来場、暖かいご声援、ありがとうございました。久しぶりに来て下さった方も多くて嬉しかった!

皆さん 喜んでお帰りになられました。 私達4人も、終演後も超ご機嫌でした!
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


よい写真をたくさん撮って頂いて、
ボツにするにはとてももったいなくて、
おまけで2枚アップいたします。
KOMさん、毎回撮影して下さって
ありがとうございます。
2017年04月23日
4月20日の代々木ナル、、、 上野で「雪村」展
Qいしかわ・小泉清人・清水絵理子、そして私。 たくさんのお客様にお越し
頂いて楽しい3セットでした。 Qさんは演奏も歌も、そして時々思わず笑わ
せてくれるオマケ付き。 暖かく寄添う清人さんのギター、エリッチョの才気
溢れるピアノ、私も嬉しく歌いました。
面白かった!と皆さん笑顔でお帰りになりましたよ。今回も写真を撮ってい
ただいたので、改めてレポートいたします。 しばらくお待ちください。
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開催中の特別展 『雪村 - 奇想の
誕生』 に行って来ました。
会期が5月21日までなので悠長に
構えていたのですが、一番見たいと
思っている『呂洞賓図』が4月23日で
下げられてしまうのが分って、急いで
22日の夕方ギリギリに出掛けたので
した。翌日には予定がありましたから
辛うじてのセーフでした。 展示替えと
いうものがあるので注意すべし、です
土曜日で上野公園はかなりの人出
でしたが、閉館2時間前の美術館は
混んでおらずラッキーでした。
以前、曽我蕭白を見た時に凄いな・好きだなと思いましたが、雪村はそれよりも
前の人です。人物も動物も風景も、そして襖のような大きな作品も小さな軸物も
大胆に細かに、空気感に溢れて、風が吹いている。 よろしいよ! お薦めします。
私が上野で行くのは主に国立博物館ですが、今回初めて行った藝大美術館も
とても良かったです。 国立科学博物館では 『大英自然史博物館展』 が開催中
だし、藝大美術館近くには黒田記念館【入場料無料です!)もあるし、それぞれ
の建物も楽しめるしね、上野はまだまだ奥が深いです。