過去の日記(2020年10-12月)
2020年12月30日
2020年が終わる
新型コロナの世界的感染のニュースに始まった2020年が暮れて行きます。
日本での感染者数はヨーロッパ、アメリカに比べれば格段に少ないとは
言え、この一ヶ月で急速に増えて「これまでの最高」という言葉を聞か
ない日はありません。私について言えば、家に籠っている限りほとんど
困ることはないし、感染した人も周囲にいない。不思議に捩れた感覚の
中に座って居るような毎日です。
ガスも電気も水道も普段通りで、買い物に行けば商品は充分過ぎるほど
並んでいる。新聞も郵便も荷物も滞りなく届く。ゴミの収集も予定通り
きちんとしてもらえる。何の不自由もない。
これで良いのかな、私は。新年を迎える準備をしながらも所在なくて、
金魚鉢の別世界から外を見ているような奇妙な気分のここ数日です。
いつも通りの生活が出来ている私なんかが落ち込むなよ、と自分自身に
ハッパを掛けています。明日は大晦日。
とりあえず大掃除をした。まずは外の景色が曇りなく見えるよう全部の
窓を拭いた。棚のほこりを払って、置いたままの物を整理して在るべき
場所にもどす。他には、正月を迎える準備の中であまり無理せず出来る
ことを出来る分だけ。少しやり残っても時間は続いているから大丈夫。
皆さま、健康に気を付けて良い年をお迎え下さい。

2020年12月19日
11月7日、伊東でフォークソングの会
当初は伊東の浦島さんバンドと私達 (PP&Mバンド) カボションズとが出演する予定
だったコンサートは、カボションズとしては伊東出身の私だけが参加することに
変更して開催されました。主催の伊東劇場の皆さまが出来うる限りの対策を取って
下さったお陰です。
春先から感染が拡がって行く中、はたして出来るのかと心配しながらの月日でした。
そしてコンサートが終わってからも、無事に終わったと言えるのか気にかかる日々
でした。幸い、聴きに来て下さった方々、開催関係者、演奏した私達の中での感染
は無くほっとしました。現在の状況を思うと、タイミングが前後どちらにずれても
開催は難しかったでしょう。貴重な一日でした。私自身にとっても、何かを確かめ
る事が出来たように思える一日でした。
コンサートからひと月以上が経ち、漸くレポートを書こうという気持になれました。
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お馴染みの和製フォークソングやPP&Mの曲を
4人で演奏。200席の半分、100人定員いっぱい
のお客様が来て下さいました。歌詞を皆さんに
配って、マスクをしたままで小さな声で一緒に
歌って頂きました。
ジャズのコンサートの時に来て下さった方や
同級生や、昔からの知人。50年振り位に会え
た方も。ミッコ!と呼んでくれた方のお顔を
良く見ると18位の時にアルバイトした八百屋
のみっちゃん。当時はお兄さんだったけれど
良いお顔のおじいさんになってらした(って、
私も70才だし、当たり前だね) 笑顔を交わし
合えて、懐かしく嬉しかった。
みんな何げなく距離をとって奥ゆかしく遠慮がち。それでも、久しぶりに小さな声でも
歌う事が出来て楽しかったと喜んでもらえた。開催できてほんとうによかったです。
PP&Mの曲を練習して待っていてくれていた浦島バンドのメンバー。私も予定された日本
のフォークソングのハモるパートを覚えたり、浦島さんのオリジナル曲に絡めるようにと
準備していました。前日夜、初めて一緒にやった短時間のリハ、楽しかったですね。
浦島さんは伊東高校の後輩です。ヤマハの1978年ポプコンでグランプリを受賞。その時の
優秀曲賞・入賞曲をとった中には佐野元春さんや長渕 剛さんがいました。でも、浦島さんは
教職の道に進む事を選び定年まで勤められ、その後は地元伊東のFM局でパーソナリティも
務めていらしゃいました。今も子供達のことに気を配る活動を続けておられます。
伊波 (いは)さんの出身は石垣島だそうです。次にお会いする時にはもっと色々お話をしたい
です。いつもはクラッシックのオケでベースを弾いているという山口さんは、牧師でいらっ
しゃいます。

この写真は伊波さんが三線を弾いて「島人ぬ宝」を歌っています。合いの手を入れて欲しい
とのことだったので、エイサー太鼓の練習もしました。合いの手は「いーやー、さーさー」
「すいッ、すいッ」。エイサーの太鼓はアウトビートなんですねぇ。初めてやりましたが
凄く面白かった。家にあったタンバリンに細工して太鼓代わりに、バチは摺りこ木です(笑)

とカボションズのポール井口が
呟いていたので、来るならギター
を持っておいでね、と言ったら
奥様と一緒に来てくれました。
それで、二人でPP&Mも演奏し
ました。2月以降、カボション
ズの活動は全て中止でしたし、
練習すら出来ませんでしたから
邦さんも歌いたかったのよね。

最後に「今日の日はさようなら」を歌いました。動画を撮っていた方が後日送って下さいま
したが、客席の皆さんが歌ってくれている声がしっかり入っていて、チョット泣きそうにな
りました。話しかけるのも気を使う日々が続いていて、皆さん、歌いたかったのですよね。

お客様は静かに速やかにお帰りになら
れました。難しい日々の中をいらして
下さって有難うございました。晴々と
大きな声で歌える時が戻ったら、また
ゆっくりお話ししたいです。
伊東劇場の皆様、実現してくださって
有難うございました。
浦島さん・伊波さん・山口さん・邦さん、
ありがとう。
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12月に入り感染が急拡大しています。「これまでの最多」と聞く度に気持ちが縮みます。
今後どうなってしまうのだろうと、悪い方へとばかり想像が行ってしまうこともあります。
気を確かに、止まるも動くも自分の頭で考えて辛抱強く居ることが大事です。人任せには
できない。踊らされることのないようにしなくては。政府のちくはぐな対応には歯がゆい
思いしかありません。
2020年11月29日
さらに 手仕事の日々
はずみがついて、気になっている物のお直し続行中。この既製品のケーブル編み
アランセーターも袖が私には長過ぎるのでチョンと切ってほどき、袖口だけ編み
直す事にしました。一目ゴム編みの止め方を忘れていましたが、今は検索すれば
何でも載っている。始めの2,3針さえ分れば、その後は手が覚えていました。

コロナの感染者が再び増え始め、この第三波はひたひたと不気味です。それでも
慌てることや不安な気持ちは春先3月の時に比べれば小さい。しばらくは、また
自主的にステイホームです。重症化しやすい高齢者ですもんね。
台所でなにかしら簡単に作るのもすっかり板についた感じ。この大学いもは揚げ
る面倒を電子レンジのチンで済ませ、バターでこんがり焼いた後、蜂蜜を垂らし
ただけのインチキです。充分においしかった。まあ、ぼちぼちと過ごしませう。
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人が引っ切り無しに話しているテレビ番組がうっとうしくて、ドキュメンタリー
や静かなドラマ、音楽番組や美術や旅の番組など(NHKと、NHKのBSがほとんど)
を録画して見ることにハマっています。声の馬鹿デカいコマーシャルがないしね、
映画も中断されずに見られるし。この編み物はクイーンのドキュメンタリーを見な
がらやっていました。 受信料は喜んで払っております。
2020年11月10日
おおよそ手仕事の日々

初めてニューヨークに仕事で行った時
に買ったカーディガン。
緊張して入った五番街のブルックス・
ブラザーズで一番小さいサイズを試着
したもののそれでも大きくて、ショー
ウィンドウに飾られた物の方が小さく
思え、あれを試させてと言ったら断ら
れた。
「販売担当の私にはディスプレイに変更
を加える権限がない」というのが理由
でした。カルチャーショックを受けた。
仕方なく、その大き目なのを買った。
いかんせん袖が長過ぎるので袖口だけ
短く編み直しましたが、今にして思え
ば大き目で正解だったかも (笑) 赤い
北欧系テープが付いていたのを何年か
前に少し落ち着いた色のチロリアンテ
ープに替えて、今回はさらにシックな
(年相応な?)ものに変更しました。
今どき流行らないよね、重いし。野暮ったいと言われそうだし。フリースの方がはるかに
軽くてずっと暖かいんだから。でも、好きだから今年も着る。留め金具も貫禄でしょ?
※写真を撮ったら「QRコードを読み込みました」とスマホに言われた。なる程、理解で
きないでもない。
2020年11月03日
これで、完成です。

青緑系のチェックを追加しました。
夏に作っていたら、白とピンクだけ
で納得したかもしれません。でも、
このところ急に寒くなったせいかな、
色を足したくなりました。
数日前に出来上がったと思ったのだ
けれど、実際に着てみるとドレープ
の具合が変だったり、思わぬシワが
出たりで手直しが必要でした。トル
ソよりも私は太目だし、体のカーブ
も違うので、当たり前ですわな。
裁縫を習っていない私は、トルソに
着せて作るより他に、上手い方法を
知りません。自分で着た様子を見て
微調整するのは難しい。ピンを打っ
てくれる人がいたら良いのだけど。
一ヵ所を直すと別の場所に響いたり
して、何度も調整し直しました。
左右のチェックの丈とドレープの量を対称にしなかったところが、私的にはミソです。
普段に着る服ではないので遠目が大事(笑)
2020年10月25日
明日の朝のお天気予想はどうでしたっけ?
寒くても暖かくても、ともかくも明日の朝食はロールキャベツです。

キャベツを丸ごと買うのは久しぶりで、それは先日 これも久しぶりに新宿の
「アカシヤ」でロールキャベツを食べたせいだろうと思います。
大学生で初めて食べた時はロールキャベツ2個ライス付で400円位だったかな。
下宿の学生には嬉しい値段でした。今の私は ロールキャベツ1個とライスで
昼は充分満足、それだと今は750円。 昔のように2個食べると1,000円超える
のでランチには少し贅沢な値段になりますね。白くトロリとしたスープは昔と
変わりません。このスープ、作り方が分からない。よくあるクリームスープと
違う。トロミが田舎っぽいと言うか、けれどほっとする味で美味しいの。
私はキャベツを巻いて煮る前に焼き目を付けます。そうするとキャベツが甘く
柔らかくなる。ベーコンとニンニクひとかけを入れて煮ていますが、アカシヤ
の白いトロトロのスープも再現してみたいな。
2020年10月21日
2020年10月15日
外堀のまわりをウロウロする
目的の真ん中にどんと行けない性格。一番遠いところをウロウロすることから始める
ので時間がかかる。結果、目的地周辺まで行くことはおろか、やらずに終わることも
ある。うだうだ言わず、億劫と思わず、すぐ始めたらいいのに最初の一歩がなかなか
出ない。始めさえすれば5秒後にはそこへハマっちゃうのにね。分かっちゃいるけど
その一歩がとても遠い。まあ、こんなふうでずっとやってきたんだよね。
手持ちの白ワンピースにチェック柄を足してみたらどうかと、これも随分長く塩漬け
のままでした。ようやく形になりましたが、ある意味これ自体が外堀なんだな(笑)


もうちょっと手を加えたい気もしますが、これで取り敢えず着られる。手縫いの作業で
親指が痛くなってきたし、ここで一段落。 続きはまた。
2020年10月12日
鳩たちに見習う。
9日 (金) は久々に良いお天気で嬉しかった。大福餅を買って自転車で陶芸教室へ。

まずは小鳥とあざみの下絵付け
をしました。素焼きの前に既に
線彫りしてあるので迷いなし。
これ、乾燥途中で触り過ぎて
真二つに割ってしまいました。
接着剤で簡単に繋げるかもね、
ワイヤで継げば更に面白そう。
そう思って捨てずに、採用。
キズのある物は却って愛しか
ったりします。ワイヤを通す
穴も開けてあります。
庭に住みついて懐いてしまった鳩の一家は陶芸室にも入って来る。呼べば小首を傾げる。

しばらく振りの陽射しで温まった石の上にじっと座って、岩盤浴ってとこでしょうか。

コロナなんて忘れて穏やかな一日でした。コロナ前より生活は落ち着いたように思え
たりする。余分なものが抜けていったような。。。 ちょっとパラドックス。奇妙だけど。
2020年10月03日
11月7日に伊東でフォークソング。内容変更で開催!
11月7日 (土) に私のふるさと伊東で PP&Mと和製フォークのコンサートを
することになっていました。主催の伊東劇場さんから呼ばれて PP&Mバンド
”カボションズ” として初めてふるさとで歌えるのを楽しみにしていました。
春から心配しながらコロナの状況をずっと睨んでいましたが、8月の時点で
カボションズとしてはやむを得ず参加辞退をするに至りました。
Go Toトラベルが始まって移動が緩和され、10月からは東京の除外措置も
解除になったことを受けて、内容を変更して開催されることが決まりました。
伊東市出身の私ひとりだけ参加して、地元の浦島浩司さんのバンドとコラボ
で歌います。
浦島浩司さんは高校の後輩。1978年のヤマハ・ポプコンでグランプリを受賞
しました。子供と向き合う道に進みたいという気持から、音楽ではなく教職
の道に入り、地元の学校で生徒に慕われる先生として定年を迎え、その後は
地元FM局でパーソナリティを勤めていました。現在も通学路での生徒への声
掛けや、小さな子供達へのお話の読み聞かせ等の活動をしている、気さくで
暖かい方です。

客席数の半分(100名)に
お客様を限っての開催。事前に
必ず予約をして頂き、マスクを
着けてご来場頂くことになって
います。
席は離れていても心で繋がって
マスクをしたまま、小さな声で
少しだけでも一緒に歌えたら
いいなと思います。
楽しい時間を過ごしましょう。
* * * * *
伊東ではピアノトリオで歌うジャズコンサートを何度か聴いていただいてい
ます。今回は私1人だけで行くのだし、浦島さん達と歌うのも初めてです。
PP&M の曲のギター演奏もいつもとは違うふうになるのは必定。幕が開いて
からのお楽しみ要素満載です。当日朝に少しだけ練習できる時間があるよう
ですが、さて、PP&Mも日本のフォークソングもどんなことになりますかな。